(2)食品成分を用いた脂質代謝調節に関する研究

研究分野
研 究 の概 要
氏
名 西 園 祥 子
所
属 産学連携センター
職
名 准教授
(にしぞの しょうこ)
栄養化学、食品化学
茶葉やビワ、ゴマ、牡蛎などの農水産品やそれらに含まれる成分を用いた生活習慣病予防に関
する研究を行っています。
とくに、糖尿病や高脂血症の予防に関する研究について、実験動物を用いて行っています。
(1)植物ならびに海産物由来成分の糖尿病予防作用に関する研究
糖尿病モデル動物を用いて、食品成分が血糖値、脂質代謝異常、体脂肪量に及ぼす影
響を解析しています。
また、食品成分による糖尿病予防の作用メカニズムを解析しています。
(2)食品成分を用いた脂質代謝調節に関する研究
実験モデル動物を用いて、お茶などの食品成分が脂質代謝に及ぼす影響を解析してい
ます。
研 究 テーマ
(3)消化管機能の加齢変化の解析
老化促進モデルマウス(SAM)を用いて、消化管における脂肪吸収などの加齢変化を解析
しています。
その他・共同研究・特許・応用分野など
これまで有効利用されていないビワの種子に血糖値
上昇抑制効果があることを見出して、特許出願を行い
ました。
また、ソバの葉、ライチ、ユズなどのエキスやシークワ
ーシャーの搾汁残渣などに脂質代謝改善効果がある
ことを見出して、特許出願を行っています。
一言アピール
県の公設試や企業と連携して、機能性食品の開発に
つながる研究を行っています。
なかには、商品化間際のものがあります。
糖尿病、肥満、血糖値、茶葉、枇杷、中性脂肪、コレステロール、動脈硬化症、高脂血症、
キ ー ワ ー ド 脂質代謝、老化、脂質、栄養素の消化・吸収