「礼に始まり礼に終わる。」

平成27年1月25日
監督会議資料
「野球道」 という言葉があります。
ちょっと古臭い言葉ですが、未来を背負う子供たちにこそ伝えていかなければならない
大切な道標ではないかと考えます。
その「野球道」 とは? を今夜は考えていきたいと思います。
「○○道」 と言われる、日本で行われている競技の基本にあるものは、
「礼に始まり礼に終わる。」
ではないでしょうか。
野球に置き換えて考えたとき、いくつかの「礼」があります。
1 グランドに対する礼
2 道具に対する礼
3 対戦相手に対する礼
4 審判に対する礼
5 運営団体に対する礼
6 指導者に対する礼
7 選手に対する礼
8 親・家族に対する礼
これらの「礼」を考えていきたいと思います。
これらの礼を子供たちに伝える一番の方法は、指導者が自らの言動で見本を見せることです。
そして子供たちがその道を外れかけた時に、的確なアドバイスを指導者がしてあげることです。
その為には、指導者自らが襟を正し、基本的な考え方を理解していることが重要ではないでしょうか。
具体的に考えていきたいと思います。
NO.1
1 グランドに対する礼
試合、練習という鍛錬を行うグランドです。礼(感謝)をもって臨みたいものです。
入場時、退場時の一礼。
終了時の整備。
つばを吐かない、ゴミを捨てない等は言うまでもありません。
喫煙も喫煙可能場所の厳守。
2 道具に対する礼
自らのパフォーマンスを発揮する為の道具です。大切に扱う習慣をつけたいものです。
チームの道具の取り扱い。
個人の道具の手入れ。
道具を投げない、踏まない、またがない。
3 対戦相手に対する礼
公式戦、練習試合に関わらず、対戦相手に敬意をもって接したいものです。
試合前後の礼は正装(ユニフォーム)で行う。
グランドコート、手袋、サングラスは正装ではない。
相手選手に対して絶対に野次らない。
相手選手の素晴らしいプレーには拍手を送る余裕を持つ。
試合後、相手監督等との交流を出来るだけ持ち、今後の糧とする。
応援の父兄の言動の責任はチーム監督であることを認識し、指導する。
4 審判に対する礼
ストライク/ボール、アウト/セーフへの抗議は絶対にしない。
ルールの適用に対する質疑は礼をもって行う。
礼とは、タイムを取りグランドコートを脱ぎ、紳士的に行う。
明らかなミスジャッジの場合でもその審判に対して野次ることなく紳士的な対応を図る。
試合前後の挨拶は対戦相手と共に審判に対しても礼をもって行う。
NO.2
5 運営団体に対する礼
試合会場では行動する全員の言動の総責任者は監督である。
他行政の会場では、駐車場からの言動に責任を持つ。
会場にいるすべての人に挨拶を行うように指導する。
本部挨拶は特段の指示がない限り、試合前後に速やかに行う。
ゴミは出さない、出たゴミは持ち帰る。
喫煙は喫煙可能場所で行う。
右京の代表で大会に参加していることを認識し、礼を持って行動する。
6 割愛
7 選手に対する礼
将来のある子供たちです。野球が嫌いに、大人が嫌いになることがないよう、のびのびと明るく活動
できるよう指導をお願いします。
その子の短所ばかりに目を向けず、長所を伸ばしてやるような指導を期待します。
時には厳しい指導も必要ですが、体罰という暴力は絶対にないようお願いします。
子供とはいえ人格を持つ一個人です、個人の尊厳を踏みにじるような言動は慎まなければなりません。
8 親、家族に対する礼
子供達が野球ができるのも親、家族の理解、協力があってこそです。
そのことを子供たちに十分認識させるのも指導者の務めです。
子供たちの家庭もそれぞれ色々な環境や事情があることでしょう。それらも十分理解して対応することも
チームを預かる監督の責務だと思います。
最後に
細かいことを色々述べましたが、完璧な人間なんて存在しません。
迷いながら、間違いながら、その都度反省し進んでいくしかないと思います。
全ては子供たちの為に。という基本的なところを外さなければ大丈夫だと思います。
監督という責任ある立場で子供たちに接する方々の一助になればと思っています。
共に頑張りましょう。
NO.3
りません。
することも