Q1、現在、働いている・住んでいる場所でアスベストが使われてい ないかどうか不安。建物へのアスベスト使用の有無はどうやったら 調べられますか?(図1) アスベストの、建物での使われ方は大きく分けて2種類あります。 ①「吹き付けアスベスト」は、主に耐火目的で天井・壁・鉄骨など に使用されており、露出して使われていると劣化してアスベスト が飛散する危険性があります。②「アスベスト成型板」は、セメ ントなどで固めて屋根材・壁材・天井材として使用されており、 通常の使用状態では飛散の可能性は低いといわれています。 ただし改修・解体時には注意が必要です。アスベストが使用さ れているかどうかですが、設計図面や自治体に届け出た建設 工事関する書類を調べればアスベストの使用部分がわかる場 合もあります。ただ古い建物の場合などは特定が難しく、正確 に特定するには分析機関に依頼するなど専門的な調査が必要 です。 石綿について 図1 • 1970年代は30万トン以上、04年9月まで数 万トン輸入されていたが10月以降は輸入禁 止となった。 • その90%以上が建設材料として使用されて いる。 • 現在は石綿製品製造者の健康障害が話題に なっている。 • しかし、建設労働者の方が健康障害が発生 する危険性が高いと思われる。 Q2、アスベストはどんなところに使われて いますか?(図2) 日本で使われたアスベストの9割以上が ビルや住宅、工場などの建材です。しかし 建材以外の用途も多くあります。輸入・使 用を禁止しても、過去に製品化されたアス ベストは現に様々なところに使用されてお り、どの製品にアスベストが含まれている かの情報公開をすすめる必要があると思 われます。 図2
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