【ワークショップ資料3-ま-①】 第1回「まちづくり・環境」ワークショップ 「住環境」 【 将 来 像 】 <キャッチフレーズ> だれもが住み続けたい・住たくなる快適で魅力的なまち <具体的内容> ①② 地域の特性を活かしたまち並みの保全・創出とともに、 ⑤ 身近な場所で自然に親 しむことのできるまちづくりを通じ、文京区に暮らすすべての人々が、いつまでも ③④ 心地よく快適に暮らし続けられる住環境が整えられています。さらに、多くの人々か ら文京区に暮らしたいと感じてもらえる、うるおいと魅力にあふれたまちになってい ます。 【 現 状 に つ い て 】 (将来像の実現に向けた基本的取組) 地域特性を活かした地域主体 のまちづくりを推進します。 ・地区まちづくりの推進 ・再開発事業助成 ・コミュニティ道路整備 地域にふさわしい景観の保 全・創出を図ります。 ・景観まちづくり事業 ① ② (事例<現在の主な実施計画事業より>) ③ 誰もが安全で快適に利用でき るユニバーサルデザインの建物 や空間を創出します。 ④ 高齢者や障害者を含む誰もが 安全で安心して暮らせる住宅の 整備・確保を支援します。 ⑤ 身近に緑や水に親しむことの できる公園などのオープンスペ ースや散歩したくなる緑あふれ る歩行空間を創出・整備します。 ・バリアフリーの道づくり ・だれでもトイレづくり ・福祉環境の整備 ・高齢者等(高齢者・障害者・ひ とり親世帯)入居支援事業 ・マンション管理適正化支援事業 ・高齢者住宅設備等改造事業 ・緊急通報システムの整備 ・みどりのふれあい事業 ・都市計画公園事業((仮称)目白台 運動公園) ・公園再整備基本計画の策定 -1- ① 地域特性を活かした地域主体のまちづくりを推進します。 ○区を取り巻く現状について 区では、区内を下図の地域(都心地域、下町隣接地域、山の手地域(東部・中央・西部)) に分けるとともに、それぞれの地域に拠点を設け、まちづくり基本計画に基づく地域主体 のまちづくりを推進しています。 【策定済み又は策定中のまちづくり基本計画】 ① 茗荷谷駅周辺まちづくり基本計画(平成 10 年 3 月) ② シビックセンター周辺地区まちづくり基本計画(平成 13 年 3 月) ③ 根津駅周辺地区まちづくり基本計画(平成 20 年 3 月) ④ 千駄木駅周辺地区まちづくり基本計画(平成 23 年 3 月策定予定) 白山駅 千駄木駅 根津駅 茗荷谷駅 江戸川橋駅 春日・後楽園駅 -2- ○現在の主な実施計画事業 事業名 事業概要 地区まちづくりの推進 まちづくりの機運がある区域において、住 民勉強会への職員の参加やコンサルタント 派遣を行うとともに、まちづくり組織への活 動支援を行います。 現在、根津駅周辺地区では、平成 20 年 3 月に策定したまちづくり基本計画の実現に 向けて、地区住民を対象としたまちづくり推 進検討会を開催しています。 また、千駄木駅周辺地区では、まちづくり 基本計画の策定に向けて、地区住民を対象と したまちづくりワークショップを開催して います。 再開発事業助成 権利者である地域住民等により組織され た市街地再開発組合等に対して、法令等に基 づき助言・指導を行うとともに、公共施設や 空地の整備、共同化による共同施設整備等に 要する費用の補助を行うことにより、市街地 再開発を推進します。 現在、区では、後楽二丁目西地区と茗荷谷 駅前地区について、助成を行っています。 コミュニティ道路整備 通過交通の排除や車両速度の抑制を図る 道路整備など、地域特性を反映させた生活道 路の整備を地域住民とともに行っています。 -3- ② 地域にふさわしい景観の保全・創出を図ります。 ○区を取り巻く現状について 文京区は、優れた景観づくりを奨励し、区民の皆さんの景観への理解を深めていただく ため、平成 13 年度に都市景観賞を創設し、優れた景観を表彰しています。 第3回 景観創造賞 第5回 ふるさと景観賞 緑と水のオープンスペース「扉のない校門」 歴史を感じる楠とレンガ塀 (東洋大学) (東京大学本郷キャンパス) ○現在の主な実施計画事業 事業名 事業概要 ① 景観まちづくり事業 一定規模以上の建築物を新築する場合 などに、事業者と事前協議を行い、景観ま ちづくりへの貢献を求めます。 ② 普及啓発として、文の京都市景観賞やま ち並みウォッチングを実施しています。 ③ 文京区屋外広告物景観ガイドラインを 平成21年3月に策定し、同年10月から 本ガイドラインを活用した事前協議を実 施して、文京区のまち並みにふさわしい屋 外広告物となるよう、指導・誘導を行って います。 -4- ③ 誰もが安全で快適に利用できるユニバーサルデザインの建物や空間を創出し ます。 ○区を取り巻く現状について 区では、平成 12 年度に、区道における歩道や階段等の現況調査を行い、障害者等の利用 に支障となる 3,969 か所を抽出しました。 この調査結果をもとに、必要性の高い所から順次、整備を進め、平成 20 年度末現在、 1,679 か所の整備を完了しました。 道路のバリアフリー化整備率の推移 50% 42.3% 45% 40% 35.2% 35% 30% 37.0% 26.7% 25% 21.5% 20% 15.6% 15% 7.9% 10% 5% 3.0% 0% 13 14 15 16 17 18 19 20 年度 -5- ○現在の区の実施計画事業 事業名 事業概要 バリアフリーの道づくり 歩道と車道の段差解消や視覚障害者誘導 用ブロック等の設置を行い、バリアフリー化 を促進します。 区では、平成 12 年度に、既存の歩道や階 段等の現況調査を行い、障害者等の利用に支 障となる 3,969 か所を抽出しました。 この調査結果を基に、必要性の高い所から 順次整備を進め、平成 20 年度末までに 1,679 か所の改善を行いました。 だれでもトイレづくり 老朽化した公衆トイレや公園トイレの建 替え・改修時に、バリアフリー化を図り、オ ストメイト設備、フィッティングボード、ベ ビーベッド等を設置しています。 区では、平成 16 年度から 20 年度末まで に 5 か所の整備を行いました。 区内の地下鉄駅すべてにエレベーター等 を設置するよう鉄道事業者に働きかけるな 福祉環境の整備(地下鉄駅へのエレベーター ど、公共性の高い建築物を建築する際に、高 等の設置) 齢者、障害者等に配慮した設計をするよう指 導しています。 -6- ④ 高齢者や障害者を含む誰もが安全で安心して暮らせる住宅の整備・確保を支 援します。 ○区を取り巻く現状について 高齢者世帯数の推移 世帯 10,000 16% 14.5% 8,792 14.4% 9,000 14% 12.9% 7,529 8,000 12% 7,000 10.2% 6,007 10% 6,000 5,000 5,249 4,705 4,581 8% 4,024 4,000 3,287 6% 3,000 4% 2,000 2% 1,000 0 0% 平成2年 平成7年 高齢単身世帯数 平成12年 高齢夫婦のみ世帯数 平成17年 全世帯に占める割合 資料:総務省「平成 2・7・12・17 年国勢調査」より作成 定住・転出意向 84.8% 7.5% 『定住意向』 『転出意向』 問2 定住・転出意向 ず っ と 住 み 続 け た い 当た 分い の 間 は 住 ん で い い ず れ は 転 出 し た い 近つ いも うり ち に 転 出 す る わ か ら な い 件数 1.9 5 0 .7 3 4 .1 5 .6 7 .6 996 資料:文京区広報課「第 20 回文京区政に関する世論調査」 -7- ○現在の区の実施計画事業 事業名 事業概要 ① 民間賃貸住宅への入居が敬遠されがち な高齢者等や、自ら住宅に関する情報の検 索・取得等が困難な区民を対象に、宅建協 高齢者等(高齢者・障害者・ひとり親世帯) 会文京支部の協力による物件情報の提供 入居支援事業 や住み替え相談会を開催しています。 ② 民間保証事業者の協力を得て、家賃等債 務保証サービスの提供及び費用の一部助 成を行っています。 マンション管理適正化支援事業 マンションの管理組合の運営や大規模修 繕などをテーマにマンション管理セミナー を開催するとともに、相談や情報提供を行う ためのコンサルタント等を派遣するなどに より管理組合を支援し、マンションの管理の 適正化・建替えの円滑化を推進しています。 高齢者住宅設備等改造事業 日常生活を営むのに支障がある介護認定 の要支援・要介護者向けに、 「浴室」 「トイレ」 「流し等」の 3 種類の住宅設備改修を行い、 高齢者の日常生活の安全性、利便性の向上を 図り、在宅での生活が維持できるように支援 しています。 緊急通報システムの整備 65 歳以上のひとり暮らし高齢者等が家庭 内で緊急事態に陥った時に、緊急通報器によ り消防庁に通報し、消防署及び協力員の援助 による速やかな救助を受けられるようシス テムを整備し、その設置を進めています。 -8- ⑤ 身近に緑や水に親しむことのできる公園などのオープンスペースや、散歩し たくなる緑あふれる歩行空間を創出・整備します。 ○区を取り巻く現状について 「緑被率」とは、地域における樹木や草地などの緑地面積が占める割合をいいます。文 京区は、23区中8番目となっています。 他区との緑被率の比較 % 30 26.1 24.0 25 21.8 緑 20 被 率 15 20.6 20.5 20.4 20.3 17.6 17.5 17.1 16.7 16.4 16.3 16.3 15.2 14.5 13.5 12.7 12.4 9.4 10 9.1 8.4 7.3 5 資料:(財)特別区協議会「第 28 回特別区の統計」より作成 ○現在の区の実施計画事業 事業名 みどりのふれあい事業 事業概要 区内に残る貴重な緑を守り、育てていくた めに、民有樹林を保護するとともに、新たな 緑を創出するため屋上等緑化の補助事業や 市民緑地の開設を進めています。 既存の緑を保全するとともに、運動機能と 都市計画公園事業((仮称)目白台運動公園) 防災機能を備えた都市計画公園を整備し、平 成 21 年 4 月に開園しました。 公園再整備基本計画の策定 区立の公園(43 園)、児童遊園(68 園) をより安心・安全で快適なものとしていくた め、平成 22 年度に計画を策定します。 平成 23 年度以降は、この計画をもとに公 園整備を実施します。 -9- 荒川 台東 中央 墨田 豊島 品川 板橋 葛飾 北 足立 江戸川 中野 江東 目黒 新宿 文京 大田 千代田 港 渋谷 杉並 世田谷 練馬 0
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