玉山区地域協議会だより (No.16) (No.16) 玉山区地域協議会だより 平成22年12 平成 22 年 12 月月1日発行 1 日発行 編集/発行 編集/発行 玉山区地域協議会・玉山総合事務所 玉山区地域協議会・玉山総合事務所 〒028-4195 玉山区渋民字泉田 77-177-1 電話 電話 683-2116 〒028-4195 玉山区渋民字泉田 683-2116 (姫神ホールと渋民公民館において) 玉山区公民館まつり 玉 山区公民館まつり ( 姫神ホールと渋民公民館において) 10月29日から31日までの3日間、恒例となった玉山区公民館まつりが、姫神ホールと渋民公民館を会場に開 催されました。 日ごろの成果を発表する場として、園児から高齢者までの作品が展示されたほか、ステージ発表も行われまし た。展示に出品した皆さんが会場で自信をもって説明している姿が印象的でした。 公民館での講座や教室は、盆栽や菊づくり、手芸、木工など多種多様になっています。これからも生きがいづく りや地域づくりにつなげるため、ますます盛んになることが期待されます。 ―1― 事業名 事業概要 たい肥舎を整備する農業 有機物資源活用促進事業 者に対して、事業費の一 部を補助した。 舟田橋付近~こぶしが丘 道路整備事業 団地~下田踏切に至る道 (市道舟田下田線) 路の歩道設置や線形改良 を行った。 ○ 日時 平成 22 年 10 月6日(水) 13 時 30 分~16 時 35 分 ○ 場所 玉山総合事務所 ○ 委員 出席 13 名(欠席2名) 道路整備事業 好摩駅南側の夏間木地区 (市道好摩南4・5号線) 内の道路拡幅を行った。 (好摩南枝線) 報 告 事報告事項 項 水道等整備事業 川又地区の消防屯所等に (川又地区) 給水工事を行った。 また、22 年度に新たに着手した事業は好摩地区 ①新市建設計画に係る執行状況の報告について ①新市建設計画に係る執行状況の報告について 体育施設整備、市道下田生出線の2事業。この他 新市建設計画の平成 21 年度および平成 22 年度 にも、松内地区コミュニティセンターの整備など の執行状況について報告があったものです。 を予定しています。 玉山区で平成 21 年度に完了したのは 11 事業で、 ■平成 22 年度の進捗状況(新たに着手) ■ 平成 22 年度の進捗状況(新たに着手) 移動通信用鉄塔整備事業、玉山地区公民館、渋民 事業名 事業概要 地区公園などです。 (全体の計画では 41.2%の達 社会教育施設整備事業 好摩地区体育館の改築、 成状況となっています。 ) (好摩地区体育施設) 相撲場の改修等 ■平成 21 21 年度の実績(完了事業 11 事業) ■ 平成 年度の実績(完了事業 11 事業) 事業名 移動通信用鉄塔整備事業 事業概要 道路整備事業 下田(下田踏切付近)~ (市道下田生出線) 生出の道路改良等 携帯電話用の鉄塔等を整 地区集会施設整備事業 コミュニティセンターを 備し、通話エリアの拡大 (松内地区) 整備 を図った。 巻堀地区の消防車両購入 消防施設整備事業 及び舟田地区に消防屯所 を整備した。 渋民地区土地区画整理事 準用河川大橋川改修事業 業地内を流れる大橋川を 未着手のハード事業は関係団体との協議、事業 手法の見直しなどを行い計画期間内の事業実施・ 完了に努めることとしています。 ■玉山区に係る未着手のハード事業 ■ 玉山区に係る未着手のハード事業 ◇実施時期を調整している事業(16 事業) ◇実施時期を調整している事業(16 事業) 改修した。 事業名 事業概要 調整理由 岩手町との一 岩手町との調整を要 岩手・玉山斎 部事務組合が するため。 場整備事業 運営する火葬 玉山地区学校給食センタ 学校給食センター施設設 ーの自動食器食缶洗浄機 備更新事業 やボイラー設備などを更 新した。 公民館建設事業 (玉山地区公民館) に地区公民館を整備した。 (22 年4月 19 日開所) 地区集会施設整備事業 コミュニティセンターを (馬場状小屋地区) 整備した。 公園整備事業 (渋民地区) 場の改修 新岩手農協日戸支所跡地 巻堀中学校の 第二次耐震診断の結 中学校整備事 校舎及び屋内 果を踏まえ、整備ス 業 運動場の改築 ケジュールを見直し たため。 渋民地区土地区画整理事 運動公園整備 業地内の公園( 「おひさま 事業 公園」及び「ほたる公 園」 )を、地域住民との協 歴史民俗資料 働により整備した。 館建設事業 ―2― 渋民運動公園 好摩地区社会教育施 内の競技施設 設の整備を優先する の改修 ため。 玉山区にある 施設規模・管理運営 歴史民俗資料 等を含めた事業計画 館の移転整備 の検討が必要。 事業名 事業概要 調整理由 国道4号渋民 渋民バイパス整備の 道の駅設置事 バイパスに道 進捗に合わせて整備 業 の駅を設置 する予定であるた め。 事業名 道路整備事業 (舟田西枝 線・渋民駅周 辺地区計画道 事業概要 調整理由 下田字陣場地 玉山区内の他の路線 内の道路築造 の進捗状況を見なが (整備延長 ら実施するもの。 356.4m、平均 幅 員 6.0 m 、 農業生産者と 事業手法・施設の管 農村交流セン 消費者の交流 理運営など関係団体 ター整備事業 拠点の整備 と協議中であるた 水道未普及地 水道未普及地 水道事業に係る国庫 (3か所) め。 域解消事業 域における簡 補助制度の見直しに 団体営基盤整 用排水路の整 玉山区内の他の事業 (飲料水供給 易水道等の整 より、整備手法を検 備促進事業 備(計画延長 の進捗状況を見なが 施設) 備 討中であるため。 (好摩地区) 1,350m) ら実施するもの。 農道の整備 県営事業導入等の整 団体営基盤整 (計画延長 備手法を検討中であ 備促進事業 1,700m) り,玉山区内の他の 路) 歩道なし) ◇計画時期が到達していない事業(10 事業) ◇計画時期が到来していない事業(10 事業) 事業名 事業概要 計画時 期 (尻志田地 事業の進捗状況を見 小学校施設整 玉山小学校の校舎及び屋内 H25 区) ながら実施するも 備事業 運動場の改築 ~27 団体営基盤整 備促進事業 (寺林地区) の。 桜の里整備事 「サクラパーク姫神」にお H22 ほ場等の整備 事業実施に係る合意 業 ける散策路の整備 ~23 (計画面積 形成調査を行ってい 団体営基盤整 ほ場等の整備(計画面積 10ha 外) るため(H22~23、 備促進事業 17ha 外) 県委託事業) 。 (武道地区) 排水対策特別 用排水路の整 玉山区内の他の事業 農免農道整備 農道の整備(計画延長 農 事業(船田堰 備(計画延長 の進捗状況を見なが 事業(巻堀2 道 400m、橋りょう 48m) 地区) 4,600m) ら実施するもの。 期地区) 用水路の整備 玉山区内の他の事業 渋民駅北地区 渋民駅北地区の 10.4ha の (計画延長 の進捗状況を見なが 土地区画整理 土地区画整理事業(組合施 2,000m、上流 ら実施するもの。 事業 行)への補助 県営かんがい 排水事業(一 般)松川大堰 地区 で八幡平市の 野中土地区画 施設に接続) 整理事業 土地区画整理事業(組合施 玉山区内の他の路線 道路整備事業 生出袋の道路 の進捗状況を見なが IGR下田駅 IGR渋民駅と好摩駅の間 (一級市道柴 改良(歩道設 ら実施するもの。 設置事業 での新駅整備 沢下田線) 置、整備延長 道路整備事業 玉山字大二子地内~広域農 1,700m) (その他市道 道間の道路改良(整備延長 先行する予定だった 二子沢線) 2,000m、平均幅員 6.0m) 道路整備事業 周回道路の改 県事業(拡幅工事) 道路整備事業 渋民字愛宕地内の道路改良 (一級市道一 良(整備延長 の実施が見込めない (その他市道 (整備延長 243.7m、平均幅 の渡岩洞湖 11,600m、平均 ため、実施時期を調 渋民東地線) 員 6.0m) 線) 幅員 6.0m、歩 整するもの。 道路整備事業 好摩字野中及び夏間木地内 (好摩西地区 の道路改良(整備延長 4,200m、平均幅員 9.0m) (桝沢橋改良 事業) 橋りょうの架 玉山区内の他の路線 計画道路) 替、接続道路 の進捗状況を見なが の改良(整備 ら実施するもの。 ■委員からの質疑・要望 ■委員からの質疑・要望 延長 561.2m、 うち橋りょう 部 61.2m) H24 ~27 H25 ~27 H27 行)への補助 岩洞湖北側の 道路整備事業 ~27 好摩の野中地区 12.6ha の 下田字陣場~ 道なし) H23 H27 H25 ~27 H27 H23 ~27 ●未着手となっている事業がかなりの数があるの で、早期に実施できるようお願いする。 -課題解決をしながら、早期の着手に努めたい。 ●整備中の好摩永井線で、歩道の幅を 2.5mに整 ―3― 備するということだったが、同じ幅を確保でき るのか。地域住民としてはすべてを 2.5mで建 設してほしい。 -一部で 1.5mしか確保できないところがある。 ●地域懇談会で、合併後の事業の進捗状況が分か らないという意見が出たことがある。住民にも 分かりやすいような方法で知らせてほしい。 ②玉山区地域づくり大会の開催について ②玉山区地域づくり大会の開催について 地域づくり大会を 10 月 24 日(日)に開催する ことについて事務局から報告があったものです。 諮 問 事諮問事項 項 ①玉山区の水道料金等の統合について ①玉山区の水道料金等の統合について 玉山区の水道料金等の統合について玉山区地域 協議会に諮問があったものです。 現在の水道料金は、合併協定により従来の玉山 区の料金表に基づき計算しているが、合併後5年 を迎え、盛岡市全域の受益者負担の公平性及び今 後の玉山区への新たな建設投資の必要性の観点か ら、全市域同一の料金表を適用するものです。 また、加入金についても現行盛岡区域に適用し ている加入金表を適用するものです。 なお、玉山区の大幅な負担増となる利用者に対 しては、段階的な激変緩和措置を設けるものです。 <統合の概要> ア 用途別料金体系を口径別料金体系に改める。 イ メーター使用料を廃止する。 ウ 激変緩和措置として、従量料金単価の段階的 な引き上げを行う。 エ 加入金については、現行盛岡市域の例に合わ せる。 オ 工事負担金(開発負担金)を廃止する。 カ 前田簡易水道事業(玉山区)を、盛岡上水道 事業に統合する。 <施行期日> 水道料金統合の施行期日は平成 23 年4月1日 から。ただし、激変緩和措置を設ける。 ■委員からの質疑・要望 ■委員からの質疑・要望 ●激変緩和措置というが、たくさん使用するとこ ろで上昇率が高い。都市計画税や法人市民税も 上がる。恒久的な措置をしないと安いところに 企業が出ていき、地域の雇用がなくなる。 -商工会議所を通じて何回か意見交換はした。水 道料金は、同じ市内は同じ料金でお願いしたい。 ●激変の緩和として、料金が上がった分を誘致工 場に対して何か政策で特典を設けていただけな いか。17 年1月 20 日の合併協議会の中にも、 大口需要に対しては配慮する話があった。 -何らかは検討しなければならない。 ●商工会議所から要望書を出すこととしているの で対応をお願いしたい。工業団地に誘致したと きに工業用水整備の話もあった。他の政策と併 せて、工業用水の整備を早急にするとか、その 他の企業活動が容易になるような他の政策がで きないか。緩和措置についてもできる限りの期 間で検討できないか。 -8月に大口利用者を戸別訪問し、料金改定の案 について説明した。大口利用者からは困ると言 われた。一般家庭では、玉山区 3,000 世帯ほど のうち、試算では 1,000 世帯が若干下がり、 2,000 世帯が上がる状況になっている。 写 真 「玉山区の水道料金等の統合」を議題とする協議会 地域協議会ではたくさんの質疑がありました ●産業や工業を担当している部署と協議してから 地域協議会に諮るべきではなかったか。玉山区 と盛岡市の料金の根拠が違うし、これまでの整 備費や水源も異なっていると思うがどうか。上 下水道局の経費削減は努力をして水道料金の値 上げを示しているか。 -市内部での横の連携は図っている。市全体で1 立方メートルの水を作るのに、大体 210 円程度 かかっている。玉山区だけを抜き出してみると、 大体 200 円ぐらい経費がかかっている。値上げ すると玉山のほうが負担する率が高くなるのは 確かだが、来年度から漏水対策に力を入れたい。 玉山区にも費用をどんどんつぎ込んで,施設の 改善を図りたいと考えている。市の水道料金は 平成9年から 13 年ほど据え置いている。不必 要な投資は避けることと経費はできるだけ削減 する方策を講じてきた。今年4月には上水道と 下水道の組織を統合し、経営効率の改善を図っ ている。 ―4― ■協議の結果 ■協議結果 大事な問題であり、次回の地域協議会で継続し て協議をすることとする。 ②松内地区コミュニティセンターの建設につい ②松内地区コミュニティセンターの建設について て 今年度に松内地区コミュニティセンターを建設 するので、その施設管理について諮問があったも のです。なお、松内消防屯所も合築し、平成 23 年4月1日から供用開始する見通しです。 ■委員からの質疑・要望 ■委員からの質疑・要望 ・新市建設計画の7つのコミュニティセンターを 教えてほしい。 -平成18年大台、19年白沢、20年度舟田2、21年 度馬場状小屋、22年松内、23年度小袋、24年度 前田の7地区である。 ■協議の結果 ■協議の結果 可と答申する。 を適切に行うこと。また、旧斉藤家内の整理整頓 を行うこと。 3.集落営農団体等について 集落営農について、国・県の各種助成事業の周 知徹底と立ち上げ指導を強化すること。あわせて、 農地・水・環境保全向上対策事業の時期対策が発 足したら取り組み地区拡大を指導すること。 4.渋民バイパスについて 国に対し早期完成の要望を継続すること。 ■協議の結果 ■協議の結果 4項目の要望書を玉山区長に提出し,対応をお 願いすることとする。 そ の 他 その他 ・前回の地域協議会で要望事項とした「案内看板 の設置」について、玉山総合事務所事務長から関 係部に依頼したことが報告されました。 ・盛岡市緑の基本計画改訂版(素案)に係る答申 書は、「積極的に地域のボランティアを登用し, 自主的審議事項 自 主 的 審 議 事 項 公園等の維持管理を進めていただきたい」 、 「アク ③玉山区地域づくり協働事業の創設について ションプログラムの進行状況をホームページで公 ①玉山区地域づくり恊働事業の創設ついて 地域活性化部会から「玉山区地域づくり協働事 開をしていただきたい」の2つの意見を付し、7 業の創設」について、報告があったものです。 月 27 日に市長に答申したことが報告されました。 「玉山区限定にしないで、条件を緩和して事業 ※ ※ ※ ※ ※ ※ 費を増額した公募型協働事業としてほしい。」、 (お知らせ)地域協議会の会議録は、市のホーム (お知らせ)地域協議会の会議録は、市のホーム ページで閲覧できます。 「提案者の提案のとおり玉山区限定の協働事業を ページで閲覧できます。 (第 月16 16日に開催) 日に開催) 創設してほしい」の両論で報告がありました。 (第29 29回地域協議会は 回地域協議会は 11 11 月 ■委員からの質疑・要望 ■委員からの質疑・要望 ・要望はするにしても、玉山区限定としないほう 地域づくり協議事業の意見書提出 地域づくり協働事業の意見書提出 がよい。 ■協議の結果 玉山区地域協議会では、「地域づくり協働事業 ■協議の結果 の拡充について」の意見書を、10 月 29 日に市長 「地域づくり協働事業」の意見書として、市長 に提出しました。市長が出張のため,福田稔会長 に提出する。 が川村副市長に意見書を手渡し,対応を求めまし ②産業・建設部会からの要望について ③産業・建設部会からの要望について た。地域協議会の意見書提出はこれが初めて。 産業・建設部会から玉山区長に要望書を提出す るよう提案があったものです。 要望項目は今年2月の玉山区住民懇談会での項 意見書の写真 目で、産業・建設部会が現地調査と協議をしてま とめました。 1.道路整備について 市道下田生出線について測量設計に着手され、 また、尻志田地内の農道整備について整備手法を 検討されているが、両事業とも新市建設計画事業 であり、早期完成を図ること。 2.観光対策について 意見書を手渡す福田会長(左) 啄木記念館前トイレ清掃委託について完了確認 意見書を手渡す福田会長(左) ―5― 区内の話題やお知らせ 区内の話題やお知らせ 明治大学政治経済学部の牛山久仁彦教授が「地 域内分権と地域自治区の意義」について、講演を 行いました。 玉山区地域づくり大会 玉山区地域づくり大会 10 月 24 日(日)に玉山区地域づくり大会が渋 民公民館で約 100 名が参加して開催されました。 開会行事では、工藤玉山区長が「合併して5年 目を迎えるが、住民自治の拡充や市民協働を進め る牽引役の地域協議会、自治会や市民と共に考え、 協力しあいながら課題を解決していきたい」とあ いさつしました。 引続き、平成 22 年度花いっぱいコンクールの 表彰式が行われ、好摩2自治会が最優秀賞を受賞 したほか、16 自治会が各賞を受賞しました。 ※ 好摩2の受賞風景写真 最優秀賞の好摩 2 自治会(高橋環境部長) 最優秀賞の好摩2自治会(高橋環境部長) 各賞は次のとおり 各賞 受 賞 団 体 最優秀賞 好摩2 優秀賞 日戸 馬場状小屋 下田川崎 優良賞 奨励賞 生出1 芋田向1 芋田向2 好摩東 生出2 巻堀 川又 寺林 芋田 柴沢 武道 また、天候不順のなかで、花いっぱい運動に取 り組んだ事例を好摩2自治会が発表しました。 事例発表の風景写真 事例発表は好摩 2 自治会の伊五沢会長 事例発表は好摩2自治会の伊五沢会長 講演の写真 講師の明治大学牛山先生 講師の明治大学牛山先生 なお、講演の要旨は次のとおりです。 <講演の要旨> 2000 年に地方分権一括法が施行され、地方分 権が進められてきた。今まで国でやってきたこと を、地方でやっていかなければならなくなり、地 域の役所に今まで以上に高い政策形成能力や力量 が求められる。また、地域主権改革が進められて、 自治体をもっと自由にしようという話が進んでい る。自由になるとともにさまざまな問題もあり、 「極めて厳しい財政状況のなか地域をどうしてい くのか」など住民にも判断力が求められる。 地域のコミュニティとか近所付き合いなどで解 決していける問題がたくさんある。例えば玉山区 でも花いっぱいの事例があるわけだが、これを役 所が全部やろうとしたら、大変なお金がかかって くる。役所でそういうことを全部やれる状況では ない。だから、今まで役所がやっていたことを、 みんなで少しずつ担っていこう、自分でできるこ とは自分でやろうということもこの地方分権の中 で生まれてきたのだと思う。 今、新しい公共ということが言われ、新しい公 共の担い手はNPOなどだけではなく、自治会で あったり地域の住民だったりする。これからは、 行政と協力しながら、新しい公共を実現していく ことが大事だ。 地方分権の受け皿づくりということで、市町村 合併が進められてきた。でも規模が大きくなれば、 いろいろな問題も出てくる。 「本庁が遠くなる」 、 「地域自治区のあり方」 、よりよい地域づくりの ためにどうしたらいいか考えることが大事である。 ―6― 合併して、玉山に地域自治区が設置されて 5 年。 この 10 年の折り返しの中で、次の 5 年間で地域 をどうしていくのか、地域自治区の今後について もいろいろ議論していかなくてはならない。旧市 とあわせて制度をつくっていくのか、玉山だけ違 う制度にしていくのか。いろいろな制度のあり方、 取り組みがある。 ある都市の例で、住民・自治会から荒れ果てた 里山を整備、保全したいという提案があった。わ ずか 30 万円の補助金で実行した。里山がひとつ しかなければ市で整備できるのかもしれないが、 実際、里山はいくつもある。では、そのたくさん ある里山すべてを市が行政独自で工事をして整備 をしたら、幾らかかるかわからない。場所を選ん でやるとほかの地域から、批判がでる。そういっ た理由で行政としてはやらないという決断を下す のは仕方が無い。そこで住民のほうが 30 万円で 実行した。地域の方が重機を出したりと力を出し 合ったり、市役所の公園緑地課の人もきたりと、 協力し合って整備された。もしこれを行政が公費 でやったら、いくらかかるか試算したところ、 2700 万円かかる。 地域住民から自分たちでやろうという提案があ って、地域のたくさんの人がでてきたり、さらに 市からも人材や知恵を借りてなしえたこと。行政 がやろうと思っても予算などの理由からできない ということも、地域の発案や努力で可能になる。 合併したことによって不便になったことや、不 満もあるかもしれないが、さまざまな工夫や地域 自治の強化という観点の中でまちづくりや地域づ くりを前進させていくことができれば、合併とい う行政の効率化とか財源のいろんな節約とか、あ るいは行政能力の向上などと、いろんなことを生 かしながら、さまざまな問題を解決しながら地域 で頑張っていくという仕組みを構築できるのでは ないか。 住民の声がちゃんと行政・議会に届くように。 住民自治の改革をどう進めるかといったときに、 合併をして良かったこと悪かったこと、さまざま あると思うが、この現状の中で地域をどうするか 考えていくことが重要。 分権化というのは、団体自治から住民自治へと いうだけでなく、行政も分権化しなくてはならな い。地域ごとの職員の方がきちんと地域をわかっ ているということが、自治体が大規模化すればす るほど必要になってくる。例えばその分権化され た総合支所と地域住民の方がいかに協働していけ るかという図式が描かれていかなければならない。 地域の自治会などの地域自治の運動も、もっと 力をつけて頑張ってほしい。合併して地域の現状 が厳しくなったり、新しい仕組みの導入でいろい ろな課題があったりするところほど、行政と協力 しあって、知恵を絞り、いろいろなチャレンジを していくことがこれからの日本社会を支えていく ことになるのではないか。 合併しても、予算の配分や地域間の意識の違い などでさまざまな課題を抱えている地域がたくさ んあると思うが、合併とはそういうものを超えて、 一つの役所、地域、自治体をつくっていくことだ と思う。 玉山区公民館まつり 玉山区公民館まつり 10 月 29 日から 31 日までの 3 日間、姫神ホー ルと渋民公民館を会場に玉山区公民館まつりが開 催されました。今年もサークルや一般の作品がた くさん展示されたほか、かわいい保育園児から小 学生、中学生をはじめとした玉山区内の学校や団 体のステージ発表がありました。生け花・栞作り などの体験コーナーやお茶席・食堂も好評で、会 場内は多くの方で賑わいました。 コールすずらんとビックサウンズ姫神のコラボ 渋民図書館からのお願い 渋民図書館からのお願い 図書館の本は限られた予算の中で、購入してい ます。返却期限は本が2週間、視聴覚資料は1週 間となっていますが、未返却の資料があることに より、図書館資料の貸出に影響が出てしまいます。 ご家庭に図書館の本・CD・ビデオなどを返却 し忘れていないか、今一度ご確認お願いします。 もしあった場合は図書館カウンターまでお持ち ください。図書館閉館後は、本は返却ポスト、視 聴覚資料については事務室までお持ちください。 【問い合わせ】渋民図書館 683-2167 ―7― 福田廣平さん地域伝統芸能奨励賞受賞 福田廣平さん地域伝統芸能奨励賞受賞 駅接続バスの試験運行 駅接続バスの試験運行 財団法人地域伝統芸能活用センターの平成 22 年度地域伝統芸能奨励賞を、福田廣平さん(門前 寺)が9月 25 日に新潟県で開催された「日本の まつりふるさと新潟 2010」で受賞、工藤玉山区 長に報告のため訪れました。この賞は地域に伝わ る伝統芸能を受け継ぐために、日々研鑽と地道な 努力を重ねている将来有望な新人を発掘し、激励 するための表彰制度として平成 14 年度から設け られたものです。岩手県内では初めての受賞です。 福田、区長の写真 受賞を喜ぶ福田廣平さん(左) 受賞を喜ぶ福田廣平さん(左) いわて銀河鉄道沿線地域等活性化協議会は、玉 山総合事務所と渋民駅または好摩駅の間を結ぶバ スの試験運行を行います。 バスは、対象自治会にお住まいで利用者証をお 持ちの人が無料で乗車できます。お住まいの自治 会で利用申し込みをし、利用者証を受け取ってご 利用ください。 【対象自治会】松内、小袋、好摩1、好摩2、 芋田向2、渋民1、生出1、生出2、生出3、 山田、下田川崎、船田東、舟田2、柴沢 【バスの運行】上り9時盛岡駅着、下り 14 時 12 分盛岡駅発の列車に合わせてバスが運行します。 ・渋民駅コース 毎週月曜日 ・好摩駅コース 毎週火曜日 ※年末年始(12 月 29 日から翌1月3日)と運行 曜日が祝・祭日に当たる場合は運休します。 【試験運行期間】 11 月 29 日(月)から2月 28 日(月)まで 【問い合わせ】交通政策課 電話 651-4111 (内線 2762) 宮沢賢治と外山の公演 宮沢賢治と外山 の講演会 平成 22 年 11 月5日(金)、薮川地区公民館にお いて地域の方を始め 15 名の方が参加して薮川学 講座「外山と宮沢賢治」が開催されました。講師 は薮川出身で、現在茨城県在住の中村辰司さん。 写 真 説明をする中村さん(中央) 説明をする中村さん(中央) 中村さんは、池上雄三さんが 10 年間外山に通 い続け外山を歩き回り、大正 13 年4月 19 日の夜 から 20 日の朝にかけて、賢治が盛岡から外山種 畜場へ出向いたときに創作された心象スケッチ5 編の外山詩群を実証したこと、明治 24 年に国内 3番目の宮内庁の外山御料牧場ができたころに、 作業用に唄ったのが、外山節の始まりと言われ、 その節の中にも御料牧場が特別の地であったこと が盛り込まれているなど、宮沢賢治と外山の御料 牧場の歴史などの話に参加者は熱心に聴き入って いました。 除雪にご協力をお願いします 除雪にご協力をお願いします 今年も、寒い冬の季節が到来します。雪国で暮 らす私たちは雪と上手に関わって生活しなければ なりません。市では、玉山区内をいくつかの区域 ブロックに分けて市と業者により除雪を行い、冬 期間の通行確保に取り組んでいます。除雪車両の 台数に限りがあるため、全ての市道等を一斉に除 雪することができません。また、道路に車を停め ると、その先の除雪ができなくなりますので、停 めないようにご協力をお願いします。 除雪後、道路に雪を出すと路面が凸凹になるほ か、凍結する恐れがあり危険です。道路には雪を 捨てないようにしてください。 ご自宅の出入口の除雪作業について ご自宅の出入口の除雪作業について 除雪車両による除雪の際には、皆様のご自宅の 出入口を確保しながら除雪することは困難です。 毎年皆様にご迷惑をおかけしますが、除雪作業に ついてご理解ご協力をよろしくお願いします。 凍結防止剤の散布について 凍結防止剤の散布について 道路の凍結による歩行時の転倒や車のスリップ 等の対策として、個人や団体からの協力の申し出 により凍結防止剤を配布しています。玉山総合事 務所建設課までお問い合わせください。 【問い合わせ】玉山総合事務所建設課 683-3839 ―8―
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