H26 04 - (磯子区)山本たかし

発行日:平成 26 年 4 月 1 日
山 本
横浜市会議員
(磯子区)
た かし
平成26年4月号
発行編集責任者
山本たかし事務所
〒235-0045
磯子まちづくり
全力投球
政務調査NEWS
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市民が主役、安全・安心を最優先に施策の実行を!
― 平成 26 年市会第一回定例会報告 ―
平成 26 年 1 月 31 日から 3 月 25 日までの 52 日間で行われた市会第一回
定例会は、26 年度一般会計予算はじめ条例改正など全議案を可決し終わりまし
た。この定例会では、林文子横浜市長から横浜の発展をめざし、「戦略的投資に
よる都市インフラの整備」、「経済の活力再生」、「消費税増税に伴う景気減速懸念
に配慮した中小企業支援」、「医療費抑制と医療介護の充実をめざした地域包括ケ
アシステム」など、2 月補正財源を含め切れ目のない 15 か月予算(総額 3 兆
5000 億円)が成立しました。
私は、現在 82 万人の高齢者を抱える横浜市にとって、団塊の世代が 75 歳以
上となる平成 37 年、いわゆる 2025 年問題の解決はもっとも大切なテーマで
あり、その対応が重要と考えます。ちなみに 2025 年には横浜市の高齢化率は
予算特別委員会で質問に熱が入る!
26%、高齢者 100 万人を突破します。磯子区は 31%の超高齢社会となります。
国際観光MICE都市としての横浜から世界への発信や都心臨海部の再生などは、国内外の都市間競争を行う横浜に
とって重要なテーマの 1 つではありますが、最も大切なことは、『横浜の主役は横浜市民であり、市民の安全・安心を守
ること』であると思います。市民の声、まちの声、暮らしの声に誠実に耳を傾け、安心の医療・介護や安全な道路、河川
の維持、そして活力ある自助・共助のまちづくりを優先に取組むべきと考え、市会定例会の局別審査では、都市整備、道路、
建築、健康福祉の 4 事業に対し質問を行いました。これからも住みよい安心の磯子のまちづくりに区民の皆様のご意見を
お待ちしています。
市南部地域の新たな交通システムの導入検討を要望
― 高齢化がすすむ地域の再生に「新交通」導入を求める! ―
新年度に都市整備、道路両局で予算計上された「新たな交通システムの導入検
討(750 万円)
」の狙いを確認したところ、「横浜の成長の牽引役としての期待
が高い都心臨海部の一体性と回遊性を高める必要から、LRT(低床型路面電車)
などの新交通を導入検討する」とのことでした。
私は、都心臨海部も大切だが、高齢化がすすむ市南部エリア(磯子区、金沢区、
栄区)の地域力を高める、交通利便性の高い交通システム導入が喫緊の課題であ
り、「シーサイドラインの延伸(新杉田―磯子―根岸―本牧―元町中華街)」につ
いて都市整備局、道路局ならびに鈴木伸哉副市長に質問しました。この背景には、
磯子、
根岸、
本牧地区の社会経済活動の停滞があります。それを解消するために「新
杉田と元町中華街を結ぶ新たな交通システムの導入についての考え」を質問しま
高齢社会の市民の足として期待される新交通
した。鈴木副市長から次の答弁がありました。
① 平成 12 年に運輸政策審議会 18 号答申で示された「横浜環状鉄道(仮称)」がその機能を果たすものと期待するが、
まずは地下鉄 3 号線(あざみ野~新百合ヶ丘)を優先し、横浜環状鉄道(仮称)は長期的視点で検討する。
② さらに現在東部方面線(西谷~羽沢~新横浜~日吉)の工事をしているが、多額の事業費がかかることから、横浜
環状鉄道(仮称)の事業着手の目途はたっていない。
③ 高齢化がすすむ市南部エリアの交通ネットワーク整備は必要と考える。今後は、バス交通はじめのあらゆる交通手
段の検討を行っていく。
具体的な交通システムとしてシーサイドラインに言及されませんでしたが、最も経済効果があり実現性の高い交通システ
ムとしてシーサイドラインを軸に検討する必要性があります。高齢化がすすむ地域の中の最良の交通手段であると確信して
おり、これからも区民の総意を集め、シーサイドラインの延伸の実現と、活力ある磯子区をつくることに努めてまいります。
区民に親しまれる堀割川の遊歩道整備
を要望!―天神橋架替えに伴う老朽化した張出歩道が撤去ー
堀割川は、明治初期に開削され、関東大震災復興改築されました。根岸地区と
滝頭地区をつなぐ重要橋梁です。現在、天神橋橋梁架替え工事がすすめられ、橋
梁幅も拡大され、安全に通行できる橋の完成が待たれますが、この工事に伴い、
長年国道 16 号線に沿ってバス停として設置されていた張出歩道が撤去されるこ
とになりました。堀割川の石積護岸は平成 22 年に土木学会選奨の土木遺産に認
定され、水辺に親しむ歩行者空間の創造に向け、地元の「堀割川魅力づくり実行
委員会」が中心に川沿いのプロムナード整備を求める声が多くあがっています。
道路局の審査において、京浜臨海部の工業化に伴う昭和 34 年以降の根岸湾埋
立により海と海岸を失った磯子区民の貴重な水辺空間の確保のため、河川管理を
所管する神奈川県と調整し、市民に愛される水辺空間、遊歩道の整備の実現を強
く要望しました。
張出歩道
物揚場の補修工事
坂下 106 段の補修工事が完了し、崖対策に前進!
-お住まいの皆様の声を形にできました-
坂下公園の裏にある坂下 106 段は、がけ崩落の
危険個所として神奈川県は「急傾斜地崩壊危険区域」
に指定しています。このたび、地元の皆様の声をい
ただき階段の補修工事および崩落防止の保護柵が設
置され、通行の安全が確保されました。
今年も 2 月に入り 46 年ぶりの大雪に見舞われ
各地で大きな被害が発生しました。竜巻やゲリラ豪
雨などの異常気象はどこでも起こりうる状況です。
平成 25 年 10 月の台風 26 号による大雨でも多
数のがけ崩れが発生しており、根岸地区はじめ崖地
崩落の危険に対し安全面で見直す必要があります。
※過去 3 年間、横浜市内で発生したがけ崩れ件数 102 件
横浜市内の土砂災害警戒指定区域 2431 箇所 うち崖地(高さ 5 m以上) 9815 箇所
神奈川県指定の急傾斜地崩壊危険区域 687 箇所
崩落が心配された106段
防護柵が完成。完成が待たれます。
よこはま地震防災市民憲章
小規模多機能型居宅介護事業所の
整備の充実を要望
東日本大震災から3年がたちました。しかしなかなか被災地の
復興がすすみません。3年前の震災での被害をうけた方々、未だ
に困難な生活を送っています。この未曽有の災害を日本人は忘れ
てしまったのでしょうか。東京電力福島原発の事故の教訓は生か
されているのでしょうか。しっかりと反省し、被災地への支援を
引き続き取組んでいくことが必要です。そして原発事故の教訓を
生かし、安全な社会をつくらなければなりません。
さて、横浜市では震災、減災をすすめ安心のまち横浜を未来に
残していくために平成 25 年3月 11 日に『よこはま地震防災市民
憲章』を制定しました。
「自助、共助、公助」の行動が重要です。
市民一人ひとりが自分でできることを考え、備えていくこと、そ
して互いに助け合っていく支えあいの心が必要です。
『よこはま
地震防災市民憲章』を心に刻み、安全・安心の横浜の実現に取
組んでまいります。
我が国は、諸外国に例をみないスピードで高齢化が
すすんでいます。現在 65 歳以上の高齢者は 3000 万
人を超え、団塊の世代が 75 歳以上となる平成 37 年
~私たちの命は私たちで守る~
(2025 年)は、75 歳以上の後期高齢者が 2000 万
人を突破します。要介護高齢者や一人暮らしの高齢者
が増加する中、地域にねざして介護サービスを提供す
る小規模多機能型居宅介護の役割が重要であり、訪問
介護+通い+宿泊を基本にサービスを行っていますが、
今後は訪問看護を加えた複合型サービスを推進する方
向を確認しました。また現在 113 箇所ある施設をさら
に増設させ 160 箇所に充実させる計画であるものの、
今後増え続ける利用者ニーズに応え、地域ケアプラザ
単位に 1 施設確保という基準の見直しを要望しました。
●編集後記
「子どもたちの読書離れが進んでいます。小学校の児童の 30%が1日の読書時間が1時間
未満だそうです。教育委員会では読書の習慣をつけるよう指導していきますが、家庭や地域の
中でも本に親しむ機会を増やす工夫が必要です。読書推進条例が制定されたのを機に、読書
を通して正しい日本語を身につけたいものです。新年度を迎え、日本の文化を守り育てること
の大切さを実感しました。さて、
「よこはま地震防災市民憲章」が制定され1年が経過しました。
安全安心のまちづくりに欠かせないのが地域で助け合う『共助』です。地域消防団はそうした
共助の一つであり、その充実が求められています。いそご消防団の充足率は 70%であり、ま
だ百名程度不足しています。ぜひ多くの皆様のご協力をお願いします。
磯子消防団 入団申込みは045-753-0119
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:045-830-5180 FAX
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