Page 1 Page 2 (県社会福祉協議会) 社会 ンティア 企業等 従事する者の

パブリックコメント
保健福祉局福祉部地域福祉課
ご意見をお寄せください!
「神奈川県地域福祉支援計画」
(平成27年度∼平成31年度)
改定計画素案
誰も排除しない、誰も差別されない、
共に生き、支え合う社会づくり
∼誰もが安心して暮らせる地域社会づくり∼
ご意見の募集期間
平成 26 年 12 月 22 日(月)∼平成 27 年1月 21 日(水)
県では、平成 22 年3月に「神奈川県地域福祉
支援計画」を策定し、市町村における地域福祉の
推進を支援してまいりました。
このたび、現行計画が計画期間の満了を迎え
ますが、地域福祉をめぐる新たな課題への対応
など、引き続き市町村の取組みを支援する必要が
あることから、「神奈川県地域福祉支援計画」
改定計画素案を作成しました。
つきましては、改定計画素案に関する県民の
皆様からのご意見を募集します。
改定計画素案は、県ホームページでご覧いただけるほか、県政情報センター、各地域県政情報
コーナー及び県保健福祉事務所等でご覧いただけます。
県ホームページ
神奈川県地域福祉支援計画
検索
計画の位置付け
1
法的位置付け
社会福祉法第 108 条に規定された「都道府県地域福祉支援計画」として、広域的観点か
ら、地域福祉推進のために市町村が策定する「地域福祉計画」の達成を支援するために策
定する法定任意の行政計画です。
(下図)
【「神奈川県地域福祉支援計画」と市町村地域福祉計画等との関係に係るイメージ図】
2
他の個別計画との関係
福祉分野の他の個別計画と
【「神奈川県地域福祉支援計画」と他の福祉分野の個別
計画との関係に係るイメージ図】
あいまって、誰もが安心して
計画とします。
(右図)
神奈川県地域福祉支援計画
- 1 -
その他の個別計画
や横断的事項を盛り込んだ
児童福祉関係計画
他の計画では対応し難い事項
障害福祉関係計画
目指す計画であるとともに、
高齢福祉関係計画
暮らせる地域社会づくりを
地域
本県における地域福祉を取り巻く状況の変化
1
少子化・高齢化と人口減少
本県の総人口は、転入者数の減少などの理由により、2018(平成 30)年に 913.4 万人
でピークを迎え、その後、減少していくことが見込まれています。
また、年齢3区分別にみると、年少人口(0∼14 歳)及び生産年齢人口(15 歳∼64 歳)
が減少傾向にある中で、老年人口(65 歳以上)は増加が予測されています。
本県の総人口及び年齢3区分別人口の推移
注
2
2010 年までは国勢調査により、2025 年以降は県政策局による推計。
世帯の変化
本県の世帯数を家
族類型別にみると、
本県の世帯数及び1世帯当たり人員数の推移
単身世帯が著しく増
加することが予測さ
れています。
また、高齢者の急
速な増加に伴い、単
身世帯の中でも、高
齢単身世帯(65 歳以
上の単身世帯)の大
幅な増加が見込まれ
ています。
- 2 -
3
民生委員・児童委員の状況
2013(平成 25)年4月1日現在の民生委員・児童委員の状況をみると、定数 11,577 人
に対して現員数 11,301 人と、
時
ます。世帯数の増加に伴い、
定数は年々増加傾向にあり
ますが、欠員数は年々減少
しています。
現員数(b)
欠員数
2013(H25)年度
11,577
11,301
276
97.6%
2012(H24)年度
11,550
11,260
290
97.5%
2011(H23)年度
11,521
11,151
370
96.8%
4
注
点
充足率
定数(a)
充足率は 97.6%となってい
(b/a)
県地域福祉課調べ。
(各年度4月1日現在。
)
成年後見制度利用状況の推移
2000(平成 12)年4月の成年後見制度導入以降、成年後見制度の利用状況は増加傾向
にあり、そのほとんどが法定後見によるものとなっています。
また、身寄りがない、身内から虐待を受けている、親族が協力しない等の理由により
申立てをする人がいない方の保護を図る制度である「市町村長申立」についても増加し
ており、法定後見件数に占める割合も、2013(平成 25)年は1割強となっています。
成年後見関係既済事件数の推移
注1
2
横浜家庭裁判所調べ。
(暦年集計。
)
法定後見(後見開始等、保佐開始等及び補助開始等)には取消事件等を含む。
法定後見件数に占める市町村申立件数の割合
注
最高裁判所「成年後見関係事件の概況」による。
(2007(平成 19)年までは年度集計、以降は
暦年集計。
)
- 3 -
5
バリアフリーの街づくり
に係る状況
県民の生活意識について
平成 25 年度県民ニーズ調査
において、県民の様々な生活意
識について調査したところ、
「鉄道や道路、建物がバリアフ
リー化され、誰もが安心して移
動・利用できるよう、みんなが
助け合う、人にやさしいまちに
なっている」との問いに対し、
71.7%が「そう思わない」との
結果となっています。
注
6
平成 25 年度県民ニーズ調査による。
地域福祉に関わる制度の主な動向
(1) 介護保険制度
団塊の世代が 75 歳以上となる 2025(平成 37)年を目途に、重度な要介護状態とな
っても住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう、医療・介護・予防・住まい・
生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を実現するため、国にお
いて、2014(平成 26)年、
「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するため
の関係法律の整備等に関する法律(医療介護総合確保推進法)」が成立し、生活支援
サービスの充実と高齢者の社会参加や、予防給付の見直しと地域支援事業の充実など
が盛り込まれました。
(2) 障害福祉制度
2006(平成18)年に国際連合が採択した障害者権利条約の批准に向けた国内法の
整備が進められ、2011(平成23)年に改正された障害者基本法において、障害者の
定義が見直されるとともに、障害者権利条約の障害者に対する合理的配慮の概念が
盛り込まれました。その後、2014(平成26)年1月に、障害者権利条約が批准され、
2016(平成28)年4月には、障害者基本法の基本原則を具体化した障害者差別解消法
が施行されることとなっています。
(3) 子ども・子育て支援制度
2012(平成 24)年に成立した子ども子育て関連3法に基づく「子ども・子育て支援
新制度」では、認定子ども園の普及をはじめとする様々な取組みを行うこととされて
います。
(4) 生活困窮者自立支援制度
社会経済の構造的な変化等による生活保護受給者や生活困窮に至るリスクの高い方
の増加を踏まえ、生活保護に至る前の生活困窮者への支援(いわゆる「第2のセーフ
ティネット」)を抜本的に強化するため、平成 25 年、生活困窮者自立支援法が制定さ
れ、平成 27 年4月から施行することとされています。
- 4 -
今後取り組むべき重点事項等への対応
1
今後取り組むべき重点事項
今後、少子化・高齢化の進展、人口減少、単身世帯数の増加等が見込まれる中、次の
事項を重点的に取り組む必要があります。
○
福祉専門人材の確保・定着対策の強化(外国人介護職の活用支援や福祉・介護人材
のキャリア形成の促進など)
○
孤立死・孤独死を防止する地域住民や事業者等による見守り活動の推進
○
誰もが住み慣れた地域で安心して暮らすことができるバリアフリーの街づくりの推
進
○
法人後見や市民後見の充実による成年後見制度の利用促進
○
生活困窮者の自立支援
2
計画における施策展開
この計画では、「本県における地域福祉を取り巻く状況の変化」や、「今後取り組む
べき重点事項」を踏まえ、現計画の支援策の柱である「ひとづくり」、「地域(まち)
づくり」及び「しくみづくり」を踏襲し、次の施策を展開します。
支援策の柱
1
ひとづくり
◆
行政・社会福祉協議会をはじめとする地域福祉の担い手の育成に取り組みます。
◆
福祉・介護人材が働きながら学べるキャリアアップのしくみづくりなど福祉・
介護専門人材の確保・定着対策の推進に取り組みます。
2
地域(まち)づくり
◆
地域住民等の活動など地域における支え合いの推進に取り組みます。
◆
バリアフリーの街づくりの推進に取り組みます。
◆
外国籍県民相談の実施など外国籍県民への支援を推進します。
◆
災害時における地域支援体制の促進に取り組みます。
3
しくみづくり
◆
生活上の課題や福祉ニーズに対応するしくみづくりを推進します。
◆
高齢者・障害者・児童等の権利を守るしくみづくりを推進します。
◆
生活困窮者の自立を支援するしくみづくりを推進します。
◆
福祉サービス評価制度のしくみづくりを推進します。
また、県・市町村地域福祉主管課長会議や市町村地域福祉担当者連絡会、圏域別地域
福祉担当者連絡会等を活用し、計画に位置付けた施策の推進を図るとともに、地域福祉
計画未策定の自治体に対する策定支援を行います。
- 5 -
改定計画の施策体系
- 6 -
「神奈川県地域福祉支援計画」(改定計画素案)に関するご意見
ご意見の募集期間
平成27年1月21日(水)まで
ご意見は、このページをそのままご利用いただくか、
「神奈川県地域福祉支援計画(改定
計画素案)について」と明記して、神奈川県地域福祉課あて、次のいずれかの方法でお寄
せください。
〒231-8588 神奈川県地域福祉課地域福祉グループ
手紙で
(所在地の記載は不要です。また、意見募集期間最終日の
消印のあるものを有効とします。)
県ホームページから
ファクシミリで
※
地域福祉課お問い合わせフォーム
http://www.pref.kanagawa.jp/div/1321/
045−210−8857
いただいたご意見への個別の回答はいたしませんが、県の考え方を内容ごとに整理
した上で、計画への反映状況を県のホームページにて公表します。
(ご意見をお書きください。)
神奈川県
保健福祉局福祉部地域福祉課
横浜市中区日本大通 〒231-8588 電話(045)210−4750(直通
横浜市中区日本大通1
直通)