高齢化社会における精神科医の役割

この人に聞きたい
高齢化社会における精神科医の役割
熊本大学神経精神科 池田 学 教授
注
意
が
必
要
で
す
。
著
書
「
認
知
症
」
(
中
公
新
書
)
な
ど
多
数
。
ど
の
身
体
症
状
を
執
拗
に
訴
え
続
け
る
よ
う
な
場
合
に
は
い
な
ど
が
挙
げ
ら
れ
ま
す
。
不
安
が
強
く
、
不
眠
や
便
秘
な
遂
率
が
高
い
、
妄
想
な
ど
の
精
神
病
性
の
症
状
を
伴
い
や
す
2007
年
よ
り
熊
本
大
学
神
経
精
神
科
教
授
不
安
・
焦
燥
が
強
く
し
ば
し
ば
激
越
を
呈
す
る
、
自
殺
の
完
講
座
助
教
授
な
ど
を
経
て
、
う
つ
気
分
が
目
立
た
ず
、
心
気
的
・
身
体
的
訴
え
が
多
い
、
大
阪
大
学
精
神
医
学
教
室
、
愛
媛
大
学
精
神
医
学
て
い
ま
す
。
老
年
期
う
つ
病
の
特
徴
と
し
て
、
悲
哀
感
や
抑
の
う
つ
病
と
比
較
し
て
病
像
が
非
典
型
で
あ
る
と
い
わ
れ
1988 1984
年 年
大
阪
大
学
医
学
部
卒
業
東
京
大
学
理
学
部
卒
業
(
例
)
高
齢
者
の
う
つ
く
だ
さ
い
。
「
老
年
期
う
つ
病
は
、
青
壮
年
池
田
学
(
い
け
だ
ま
な
ぶ
)
先
生
の
プ
ロ
フ
ィ
ー
ル
に
つ
い
て
、
観
察
と
依
頼
す
る
ポ
イ
ン
ト
に
つ
い
て
教
え
て
3
.
認
知
症
以
外
で
精
神
科
に
依
頼
す
べ
き
高
齢
者
の
疾
患
防
ぐ
こ
と
が
で
き
ま
す
。
」
専
門
医
に
紹
介
す
べ
き
タ
イ
ミ
ン
グ
か
と
思
わ
れ
ま
す
。
」
言
も
行
っ
て
い
た
だ
け
れ
ば
、
事
故
や
ト
ラ
ブ
ル
を
未
然
に
場
合
、
発
症
年
齢
が
若
い
場
合
(
若
年
性
認
知
症
)
な
ど
が
制
限
や
禁
止
、
成
年
後
見
制
度
の
利
用
な
ど
法
的
問
題
の
助
十
分
家
族
に
提
供
す
る
必
要
が
あ
り
ま
す
。
自
動
車
運
転
の
経
学
的
症
候
が
目
立
つ
場
合
、
う
つ
病
と
の
鑑
別
が
困
難
な
て
軽
い
場
合
、
精
神
症
状
や
行
動
障
害
が
目
立
つ
場
合
、
神
護
保
険
制
度
や
行
政
の
相
談
窓
口
、
家
族
会
の
情
報
な
ど
も
妄
を
予
防
す
る
こ
と
に
つ
な
が
り
ま
す
。
初
診
時
に
は
、
介
知
症
の
進
行
が
急
速
な
場
合
、
認
知
機
能
の
障
害
が
き
わ
め
「
認
知
症
が
急
性
な
い
し
亜
急
性
に
発
症
し
た
場
合
、
認
換
し
て
お
く
こ
と
が
、
類
似
薬
の
重
複
投
与
を
防
ぎ
、
せ
ん
医
へ
紹
介
す
べ
き
ポ
イ
ン
ト
を
教
え
て
く
だ
さ
い
。
度
に
相
互
に
診
療
情
報
提
供
書
な
ど
に
よ
っ
て
情
報
を
交
他
科
も
受
診
し
て
い
る
場
合
に
は
、
処
方
を
変
更
す
る
「
か
か
り
つ
け
医
」
で
診
療
さ
れ
る
と
思
い
ま
す
が
、
専
門
り
つ
け
医
と
し
て
の
重
要
な
役
割
で
す
。
2
.
認
知
症
患
者
の
診
療
に
つ
い
て
多
く
の
認
知
症
者
は
ビ
ス
利
用
計
画
の
変
更
を
助
言
し
た
り
す
る
こ
と
も
、
か
か
認
知
症
予
防
と
し
て
は
、
も
っ
と
も
有
効
と
思
わ
れ
ま
す
。
」
に
紹
介
し
た
り
、
ケ
ア
マ
ネ
ジ
ャ
ー
に
情
報
を
提
供
し
サ
ー
防
ぐ
た
め
の
家
族
指
導
や
地
域
活
動
な
ど
が
、
現
時
点
で
の
め
、
必
要
に
応
じ
て
上
記
の
よ
う
な
タ
イ
ミ
ン
グ
で
専
門
医
管
理
す
る
こ
と
、
身
体
的
な
不
活
発
や
精
神
的
な
不
活
発
を
に
心
が
け
て
く
だ
さ
い
。
症
状
の
進
行
や
介
護
負
担
を
見
極
症
や
糖
尿
病
な
ど
の
血
管
障
害
の
危
険
因
子
を
徹
底
的
に
族
に
介
護
上
で
気
に
な
る
こ
と
は
な
い
か
を
尋
ね
る
よ
う
し
て
一
番
重
要
で
す
。
す
な
わ
ち
、
こ
の
段
階
で
、
高
血
圧
ま
す
。
定
期
的
に
、
本
人
に
生
活
上
の
不
安
は
な
い
か
、
家
と
い
う
点
で
は
、
こ
の
M
C
I
の
人
た
ち
が
介
入
の
対
象
と
を
と
る
た
め
、
縦
断
的
な
経
過
観
察
と
支
援
が
必
要
と
な
り
と
は
な
い
と
思
わ
れ
ま
す
。
し
か
し
、
認
知
症
の
発
症
予
防
「
多
く
の
認
知
症
が
慢
性
疾
患
に
よ
る
進
行
性
の
経
過
合
で
認
知
症
へ
移
行
す
る
た
め
、
人
数
が
大
き
く
増
え
る
こ
き
か
に
つ
い
て
、
先
生
の
お
考
え
を
お
聞
か
せ
く
だ
さ
い
。
っ
て
き
ま
す
。
予
備
軍
で
あ
る
M
C
I
は
、
毎
年
一
定
の
割
会
資
源
と
し
て
精
神
病
院
、
病
床
を
ど
う
活
用
し
て
い
く
べ
が
予
想
さ
れ
、
こ
れ
ま
で
以
上
に
地
域
の
支
援
が
必
要
に
な
4
.
一
般
科
と
精
神
科
の
協
力
体
制
に
つ
い
て
地
域
の
社
齢
夫
婦
だ
け
で
暮
ら
す
認
知
症
者
の
割
合
が
増
え
る
こ
と
わ
れ
て
い
ま
す
。
今
後
は
、
一
人
暮
ら
し
の
認
知
症
者
や
高
い
ま
す
。
」
「
認
知
症
者
の
数
は
、
2040
年
頃
ま
で
増
え
続
け
る
と
言
遅
れ
て
、
も
の
忘
れ
も
改
善
す
る
こ
と
が
多
い
と
い
わ
れ
て
が
多
く
、
抑
う
つ
状
態
が
改
善
す
る
と
と
も
に
通
常
は
や
や
つ
い
て
の
御
意
見
が
あ
れ
ば
、
お
聞
か
せ
く
だ
さ
い
)
か高撃1
せ齢的.
下者な認
さに数知
いな字症
。るがが
(
で 460
と 2025
ま
く年
し万
にに
た人
予む
が、
備け
、予
軍てこ備
とのれ軍
さ見かが
れ通ら
て し 団 400
いに塊万
るつ世人
Mい代と
Cてがい
Iお後う
に聞期衝
よ
る
物
忘
れ
の
場
合
は
比
較
的
最
近
始
ま
っ
て
い
る
こ
と
知
症
と
の
鑑
別
が
し
ば
し
ば
問
題
と
な
り
ま
す
。
う
つ
病
に
※当院は『予約制となっております』
診察をご希望される方はまずはお電話でご相談下さい
月
精
神
科
再
診
柴 森 外
原
園
怜
浩 満 児
(
初
診
初
診
・
再
診
一 大
甲 澤
眞
則 一
男 郎
一 外
甲 園
外
園
則 怜
男 児
怜
児
)
神
経
内
科
火
本
村
暁
水
(
副
田
秀
二
)
木
柴 森 竹
原
内
中 小
野 林
正
浩 満 信
勝 義
文 春
大
澤
眞
一
郎
(
一
甲
則
男
)
森
満
金
(AM)
中
野
勝
文
大
澤
眞
一
郎
外 武
園 田
怜 直
児 也
(AM) (PM)
柴 中
原 野
勝
浩 文
(AM)
本
村
暁
土
一 外 (
甲 園 武
田
則 怜 直
男 児 也
)
武
田
直
也
(
大
澤
眞
一
郎
)
集
中
力
の
低
下
か
ら
も
の
忘
れ
を
訴
え
る
場
合
も
多
く
、
認
下
も
ほ
ぼ
必
発
で
あ
り
、
ま
た
睡
眠
障
害
な
ど
に
よ
り
注
意
う
つ
病
状
態
が
悪
化
し
て
い
る
場
合
は
認
知
機
能
の
低
り
ま
せ
ん
。
て
い
く
態
勢
を
、
こ
れ
か
ら
築
い
て
い
か
ね
ば
な
介
護
施
設
等
の
方
々
と
提
携
し
た
事
業
を
実
施
し
地
域
の
、
か
か
り
つ
け
医
の
先
生
方
、
提
携
病
院
、
の
開
催
、
⑥
情
報
の
発
信
、
と
要
約
さ
れ
ま
す
。
修
会
な
ど
の
開
催
、
⑤
認
知
症
医
療
連
携
協
議
会
④
地
域
の
医
療
・
介
護
関
係
者
を
対
象
と
し
た
研
応
、
③
合
併
症
、
周
辺
症
状
へ
の
急
性
期
対
応
、
療
相
談
、
②
鑑
別
診
断
と
そ
れ
に
基
づ
く
初
期
対
認
知
症
セ
ン
タ
ー
の
主
な
役
割
は
、
①
専
門
医
ン
タ
ー
と
略
)
に
指
定
さ
れ
ま
し
た
。
岡
県
認
知
症
医
療
セ
ン
タ
ー
(
以
下
、
認
知
症
セ
り
、
行
橋
記
念
病
院
は
2014
年
12
月
1
日
付
け
で
福
1
ヵ
所
が
新
た
に
追
加
指
定
さ
れ
る
こ
と
と
な
こ
の
ほ
ど
県
内
6
地
区
に
各
1
ヵ
所
、
福
岡
市
に
認
知
症
医
療
セ
ン
タ
ー
セ
ン
タ
ー
長
ン
タ
ー
が
設
置
さ
れ
て
い
ま
し
た
(
平
成
23
年
)
。
れ
ぞ
れ
1
か
所
、
他
の
地
域
に
5
ヶ
所
の
認
知
症
セ
は
、
政
令
指
定
都
市
(
福
岡
市
、
北
九
州
市
)
に
そ
十
分
に
機
能
し
ま
せ
ん
。
そ
の
な
か
で
福
岡
県
で
メ
デ
ィ
ア
な
ど
社
会
全
般
か
ら
の
施
策
が
な
い
と
の
現
場
、
研
究
機
関
や
企
業
、
行
政
・
立
法
・
司
法
、
認
知
症
へ
の
取
り
組
み
は
、
医
療
・
介
護
・
福
祉
よ
ろ
し
く
お
願
い
い
た
し
ま
す
。
た
せ
る
よ
う
職
員
一
同
努
め
て
ま
い
り
ま
す
。
な
り
ま
す
。
し
っ
か
り
と
セ
ン
タ
ー
の
役
割
を
果
地
域
で
の
公
的
な
事
業
を
委
託
さ
れ
た
こ
と
に
症
セ
ン
タ
ー
の
指
定
に
よ
り
、
行
橋
記
念
病
院
は
ど
を
通
じ
て
、
順
次
発
信
し
て
参
り
ま
す
。
認
知
広
報
紙
(
「
ゆ
く
は
し
記
念
病
院
の
ひ
ろ
ば
」
)
な
本
村
暁
●精神科
●心療内科
●神経内科
ら
か
で
す
。
症
問
題
が
喫
緊
の
国
家
的
課
題
で
あ
る
こ
と
は
明
る
と
推
測
さ
れ
て
い
ま
す
。
こ
の
よ
う
に
、
認
知
で
は
、
10
年
後
の
2025
年
に
675
~
730
万
人
に
達
す
か
と
な
り
、
さ
ら
に
本
年
(
2015
年
1
月
)
の
報
道
知
症
患
者
の
数
は
約
462
万
人
で
あ
る
こ
と
が
明
ら
一
昨
年
(
2013
年
6
月
)
の
報
道
で
、
全
国
の
認
め
て
い
ま
す
。
も
同
じ
性
格
を
有
し
、
高
齢
者
医
療
の
一
角
を
占
の
臨
床
各
科
を
繋
ぐ
必
要
が
あ
り
、
認
知
症
医
療
者
医
療
は
地
域
密
着
で
、
内
科
系
と
外
科
系
双
方
け
高
い
専
門
性
を
示
す
も
の
で
す
。
一
方
、
高
齢
広
い
範
囲
か
ら
の
利
用
者
が
受
診
さ
れ
、
と
り
わ
当
院
で
の
事
業
の
各
論
と
詳
細
は
、
こ
れ
か
ら
指
定
の
ご
報
告
療
を
二
つ
の
柱
と
し
て
き
ま
し
た
。
精
神
医
療
は
、
福
岡
県
認
知
症
医
療
セ
ン
タ
ー
当
院
は
、
精
神
医
療
と
認
知
症
な
ど
高
齢
者
医
機械室を
●専門外来
・もの忘れ外来
・アルコール外来
解体している
ところです!!
●福岡県認知症医療センター
(0930-25-2184)
●訪問看護ステーション
(0930-23-8111)
●介護相談センター(0930-26-3111)
●介護老人保健施設行橋園
(0930-25-3434)
●心のクリニック行橋 心療内科・神経科
行橋駅前 (0930-25-3111)
屋上より撮影
↑行橋
■アクセス
ゆくはし記念病院のひろば
発行日 平成 27 年 4 月 2 日
発行所 行橋記念病院
(発行人 一甲 則男)
次回発行 6 月 16 日
月 16 日(年 6回)
「ゆくはし記念病院のひろば」は
行橋記念病院のホームページで
閲覧できます。
■編集後記
松
本
鍼
院
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店 ●
平
原
正
憲
豆
腐
コ
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ユユ
●ドコモ
ニー
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フ
Honda Cars 博多
ォ
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よしたけ歯科医院
ム
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●日吉神社
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羽根木
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●トライアル
3月より認知症医療センターに配属とな
りました。看護師の深津です。
今後、
「ゆくはし記念病院のひろば」を通
じて皆様へ情報を発信していきたいと考え
ています。まだまだ不慣れなことも多く、
手探りな状況ですが、皆様と一緒に勉強さ
せて頂ければと思っています。
ご指導・ご鞭撻よろしくお願いします。
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吉
村
動
物 ●パワーセンター
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生鮮一番館
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さわやか行橋弐番館
さわやか行橋館
行橋記念病院
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認知症医療センター
深津