しんぶん477号 表面 - 全教滋賀教職員組合

第477号
2013年10月23日
( 1 )
全教滋賀教職員組合
2013年10月23日
大 津
TEL(077)526-2912
FAX(077)526-2874
E-mail [email protected].ne.jp
URL
http://www.zkshiga.jp/
教え子を再び戦場に送るな
第477号
回ゆ きと ど いた 教育 を すす める つ どい 開催
に乗れず、毎日長時間かけ
て 親 が 送 り 迎 え を し て い る。
本当に教育の在り方を考
今こそ、一人ひとりが大切
第
つかり、逃げられない。マ
にされる取り組みが必要と
えさせられる内容でした。
「僕たちは、不登校でし
ンモス校になり、遠距離か
月
日「第
た・・・」
されています。
の障害のある生徒は、バス
ら通学してくる。呼吸器系
回ゆきとどいた教育の
つどい」がアクティー近江
八幡で行われました。ジェ
リービーンズでのライブで
は、歌や不登校の体験談、
ものまねなど、会場全体を
巻 き 込 み な が ら 、 笑 い あ り、
涙ありの内容でした。睡眠
薬を飲んで自殺を図ろうと
した時に、母から「あんた
学校いかへんことがそんな
に悪いことなん!」と泣い
て抱きしめられた・・・。
そ の 後 の パ ネ ル デ ィ ス カッ
ションでは、小学校から福
で学校教育課主席参事が
を開きました。会議の冒頭
全小学校長を招集した会議
のの結果を受け、県教委は
全国学力・学習状況調査
ことは、はじめから分かっ
ただ、こういう流れになる
ならないようにやるべき。
「学テをやるなら、競争に
力を伸ばす必要がある」
ではなく、一人ひとりの学
「平均点で一喜一憂するの
ていた」 というように 、
「あと半年でなんとかした
て、 「今 年 の問 題 を 、
すべての市町で、自治
い」と発言し、具体策とし
年生に解かし
今の
体や学校ごとの公表は
県教委に対しても、
てみ る」 「 全教 員 が 学
同じ趣旨の申し入れを
避けるべきという意見
よう 指示 し まし た 。 ま
テの 問題 を 解く 」 「 分
た、 第二 次 滋賀 県 教 育
行いました。その中で
で した 。
振興 基本 計 画( 案 ) で
県教委は「結果の分析
析をして、対策を練る」
は、 「学 力 向上 の た め
は重要であり、対策で
はなく学力を上げる目
の校内研修を年間
回行 うこ と 」「 週 に 一
回行うなどの数値
の教育委員会をまわり、
の状 況を 受 けて 、 市 町
全 教滋 賀 教組 は 、 こ
思っている」と説明し
はついてくるものだと
中で、結果として数値
が「学テは国が求める学力
その結果、多くの自治体
きません。引き続き現場か
意下達の内容には、看過で
る中で、現場を無視した上
も、超過勤務解消が叫ばれ
として、1つの目標と考え
らの声をお聞きし、交渉に
陥らず、各学校の教育課程
ど一斉学テのための対策に
学校ごとの正答率の公開を
4,政府・文科省が市町や
組 みを 行う こと
働対策など腰の据えた取り
を尊重し、これまで通り
報道され
であると
自治体の判断に委ねる方向
と
2,小学校に
3,学力保障対策は、教育
など を押 しつ けな いこ と
い全国学テには、次年度以
また、序列化が避けられな
公開は絶対行わないこと。
ているが、
条件整備や必要な教職員の
降 参加 しな いこ と。
週一回の補習
増員、教育の長時間過密労
地教委申し入れ内容
「特別な対策」をしないこ
1 ,過去問 やドリル学 習な
に よ る 競 争 に つ い て は 反 対 。 活か して いき ます 。
る」としながらも、序列化
ると とも に懇 談し まし た。
ました。いずれにして
ではなく、呼びかける
目標は、強制するもの
を
的で行う」「校内研修
%まで増や
すこ と」 な どが あ り ま
学校を
回以 上の 補 習を 行 う 小
11
左記 のこ と を申 し 入 れ
す。
11
井先生、ジェリービーンズ
からは山崎史朗さん、保護
者代表で寺嶋さん、スマイ
ルの会から東さん、中学校
から高岡先生での交流とな
5
29
りました。野洲養護学校で
はじめてライブを聴かせてもらい、す
ごく心揺さぶられました。まさに、我が
ことの範疇にできていなかった不登校や
30
「小中の 35人以下学級の実現」「特支学級の上限 4
名までに」「特支学校の増設を」「給付制奨学金
制度を受けられるように」こういった要求は、誰
もが満足に教育を受けることを保障するものです。
職場で配られる署名にご協力下さい!
ました。末の娘も今つらい状況にあり・
・・。元気をもらえたと思います。あり
がとうございました。
9
は、立地条件が悪く、増水
長男 は中 2 よ り不登校、現 在にいたっ
ています。25歳になってようやく少しず
つ歩き 始めました。 4 人の子 ども、どの
子もそれぞれいろいろあり重ねてしまい
私自身のノンフィクション、思春期の
娘の子育てにも通ずる言葉もたくさんあ
りました。親にできることは少ないし、
彼女と母の間には壁がありますが、何が
あっても私は娘の味方でありつづけると
いう思いは常に持っています。娘といっ
しょにジェリービーンズのライブを聴け
ることがあったらいいなあと感じました。
思春期でうまく感情を表現できていな
い(ように見える)娘に「自分だけじゃ
ない」って思えるのでは・・・思ってほ
しいなあと感じました。同僚にも、ノン
フィクションのジェリービーンズの心に
ふれてほしいと思いました。
ひきこもり、いじめ・・・。ドラマ、フィ
クションでない現実として向き合ってこ
られたジェリービーンズさんたちの話、
歌に揺さぶられた思いを、今後の自分の
生き方に反映できたらなあ、できるかな
あーと考えています。
「ありがとう」もう少しがんばっていけ
ると思った。あなたたちに生きる希望を
もらった。同じきょうぐうの人がいて安
しんした。「だいじょうぶ」ほんとうに
うれしかった。
「親の想い 」は本当に力に なります 。
子どもたちが今おかれている教育の条件
の貧しさ、生活の苦しさを思うと、日本
の教育にかける予算のかけられ方が本当
におかしいと思っています。そんな教育
行政のおかしさを感じるつどいでした。
そして、そこにまっこうから立ち向かう
ゆきとどいた・・・の署名。がんばりた
いと思います。
ました 。末の娘(中 2 )とい っしょにき
11
すればたちまち校舎が水に
【参加者感想より】
11
森重友隆
編集人
瀧上正昭
発行人
大津市朝日が丘1丁目11-3
本部事務所