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2013.02.22 19.32.03
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普段、何気なく支払っている医療費(病院代)ですが、病院とのかかわり方についてポイントを
知っていると損をしません。
知っているようで知らない、そんな情報を今回「10の医療費節約術」としてご紹介します。
知っておくと安心、そして便利なことがいっぱいあります。上手に受診して医療費(病院代)も
節約していきましょう!
1
「かかりつけ医」を持ちましょう
∼ 医療費節約の大前提!∼
病気やけがをした時、自宅の近くの医療機関(ベッド数が20床未
満)に相談できるお医者さん
(かかりつけ医)
をもつことが医療費節約
の第一歩となります。
待ち時間も短く、まずは最初に診てもらえるという安心感のほか、
すぐに相談に乗ってくれたり、他の医療機関での診察が必要なら何科
に行ったら良いか適切なアドバイスをしてくれ、紹介状も書いてもら
えます。
持病や体質などを把握してくれるので治療の効果も上がります。
◆
2
はしご受診を控えましょう(重複受診)
∼ 費用も体も負担は2倍!3倍!∼
病気やけがの治療中に、自分の判断だけで受診先を変えると「はし
ご受診」になる可能性があります。
医療機関を変えるとその都度初診料がかかり、検査ももう一度最初
から繰り返すなど、大きな無駄に繋がります。金銭的にも身体的にも
負担がかかり、安易な「はしご受診」は決してプラスにはなりません。
かかりつけ医を選ぶポイント
・家の近くにあること
・どんな病気も最初に診てくれること
・疑問や質問に丁寧に応えてくれること
・必要に応じて、他の医療機関を紹介してくれる
こと(紹介状を書いてくれること)
◆
◆ まずは「かかりつけ医」に!
薬局も一つにまとめましょう!
薬局についても「かかりつけ薬局」を持てば、複数の医療機
関を受診した時などに薬の重複なども防げて無駄を減らすこと
ができます。また、お薬手帳を活用するのも良いでしょう。
3
受診する時間に注意しましょう
∼ 開いてて良かった!? でも、医療費は割増です!∼
診療時間終了後や休診日に診療してもらう時は、時間外加算がつい
て医療費が割り増しになっています。例えば、休日に診察してもらう
場合(初診時)は、7
5
0円(2,
5
0
0円の3割)余計にかかります。
急病などのやむを得ない場合以外は、できるだけ加算のつかない
時間帯に受診しましょう。
初診料に加算される金額
初
診
再
他の医師の意見を聞いてみたいときは、今かかっている医師
に相談してセカンド・オピニオン先の医師あてに紹介状を書い
てもらうことをお勧めします。
そのためにも、信頼できる「かかりつけ医」を持つことが大
切になってきます。
4
大病院は特別料金がかかります
∼ いきなり大病院は高くつく?∼
かぜをひいたり、けがをした時などに、最初から大きな医療機関を
受診するのは考えものです。
というのも、大きな医療機関(ベッド数20
0床以上)では、紹介状
がないと初診料に「特別料金」が加算される場合があるからです。
この特別料金は、医療機関が自由に設定でき、しかも全額が自己負担
となります。(保険適用外です)
診
時間外加算
+
2
6
0円
+
2
0
0円
休日加算
+
7
5
0円
+
5
70円
深夜加算
+ 1,
4
4
0円
+ 1,
26
0円
※3割負担の場合
◆
時間内でも加算される場合が!
さらに診療所の場合では、
早朝や夜間の時間帯では診療時間内
であっても加算(夜間・早朝等加算)される場合がありますの
で注意が必要です。
◎なかにはこんなケースも…
診療受付時間が1
9時までとなっていたので、余裕をもって
1
8時過ぎに行ったら「夜間・早朝等加算」が請求された。
(知っていたら、1
8時までに行けたのに…)
◆
待ち時間が長い場合も…
大きな医療機関では診察を受けるまでに何時間も待たなければ
ならないなど、時間もたくさんかかってしまいます。
「まずはかかりつけ医に受診」を心がけ、医療費も時間も
上手に節約しましょう!
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ジェネリック医薬品を使用しましょう
∼ 医療費節約の切り札です!∼
ジェネリック医薬品をご存知でしょうか?ジェネリック医薬品とは
「特許が切れた薬と同じ有効成分」で製造された薬です。
開発費が少なくすむ分値段を安くできるため、ジェネリック医薬品
を使用すれば、ほぼ同じ効き目で薬代を節約できる場合があります。
(なかには3∼5割も安くなるものもあります。
)
◆
部分変更も可能です!
心配であれば、処方されている数種類のうち、一部を変更し
てみることも可能です。
また、「後発医薬品分割調剤料」が掛かりますが、短期間
(例えば1週間分)だけジェネリック医薬品を試すこともでき
ます。
お医者さんまたは薬剤師に相談してみましょう。
「スイッチOTC薬」も活用しましょう
∼症状が軽い時の選択肢の一つ∼
お医者さんの処方せんがないと使用できない医療用医薬品の
成分のうち、市販薬でも使えるようになったものがあります。
「スイッチOTC薬」といい、かぜ薬や鼻炎薬、胃薬等をはじ
め、最近では再発した場合に限った口唇ヘルペス治療薬なども
販売されています。
薬局で処方せんがなくても購入できるため、医療費を節約できる
場合があります。
ただし、この場合の薬代は全額自己負担となりますので、症状
や総合的な費用を考慮して、お医者さんに受診して処方せんを出
してもらうか、市販薬を購入するか判断することが必要です。
薬局で、薬剤師にご相談ください。
7
いつでも健康保険証を携帯しましょう!
∼ 外出するときには忘れずに!∼
旅先で病気にかかった場合などに保険証なしで受診すると自由診療
扱いとなり、医療費全額を支払わなければなりません。
後で医療費の払い戻し(自己負担分を除く)を受けられますが、
健康保険で治療を受けた場合を想定して医療費を計算し直すため、ご自
身の負担が大きくなる場合がありますので、いつでも健康保険証を
携帯するように心がけましょう。
6
カード型で携帯に便利!
保険証があれば、
日本全国、
そこが医療機関であれば健康保険
で治療を受けられます。
協会けんぽの保険証は、カード型になっているので、携帯に
も便利です。
9
医療費控除の申告を忘れずに
∼ 税金が戻ってくることも!∼
医療費控除は、1世帯で1年間に支払った医療費が10万円(または
年間所得の5%のどちらか少ない方)を超える時、上限200万円まで
が課税所得額から控除され、確定申告すると税金の還付が受けられる
制度です。
◆
領収書は大切に保管!
申告には領収書が必要です。
医療機関に限らず諸費用の領収書
はなくさないよう大切に保管しておいてください。
※協会けんぽが発行する「医療費のお知らせ」は確定申告時の
領収書の代わりにはなりませんので、ご注意ください。
なお、医療費控除について、詳しくは最寄りの税務署にお問
い合わせください。
∼ 費用も体も負担がいっぱい ∼
余分な薬は医療費の無駄になるだけでなく、体に負担をかけること
になります。適切に処方してもらいましょう。
◎なかにはこんなケースも…
腰痛を訴えて、整形外科から湿布薬をもらっているのに、別な病気
で受診している内科でも腰痛を訴えたら湿布薬を処方され、使わない
湿布薬が大量に手元に残っている。
◆
お薬手帳を有効活用!
薬の飲み合わせによっては、効果がなくなるばかりでなく、
副作用などによって体に大きな負担をかけることになります。
薬を飲んでいる時に他の医療機関にかかる場合は、必ず申し
出て適切に薬を出してもらいましょう。
その際には、お薬手帳を有効に活用しましょう。
また、薬の飲み忘れなどによって手元に薬が余っている場合
には、必ずお医者さんにその旨を申し出て、薬を無駄にするこ
とのないようにしましょう。
8
限度額適用認定証を利用しましょう
∼ 自己負担を軽減できます!∼
1ヵ月(同じ月)に同じ医療機関の窓口で支払う医療費が高額に
なると見込まれる場合は、協会けんぽに申請してください。
事前に「限度額適用認定証」の交付を受けている場合は、その認定証
と保険証を併せて医療機関に提示することで、窓口での支払いを自己
負担限度額(※)にとどめることができます。
※自己負担限度額は年齢、所得によって異なります。
◆
◆
薬をたくさんもらうのはやめましょう
更に払い戻しを受けられる場合も(高額療養費)
認定証を利用していても、同一月に入院または通院があった
り、他の医療機関分や家族も高額な医療費を負担していたり
(世帯合算)、高額な医療費負担が1年間に4回目以上(多数該
当)で異なる医療機関の場合は、協会けんぽに高額療養費の
申請をすることにより払い戻しが受けられます。
なお、外来受診の場合は、処方せんによる調剤薬局分を合算
して計算しますので、医療機関または調剤薬局で認定証を利用
して限度額までのお支払いをされた場合は、高額療養費の申請
により払い戻しが受けられます。
詳しくは、協会けんぽにお問い合わせください。
10
病気の予防を心がけましょう
∼ やっぱり健康が一番!∼
1番の医療費節約術は、「病気やけがをしないこと」です。
日頃から健康管理に気をつけましょう。健康であれば医療費はかか
りません。
病気の早期発見・治療のためにも年に一度は健康診断を受けましょう。
◆
健診・保健指導の活用を!
協会けんぽの提供する健診・保健指導は費用の一部が補助さ
れています。
年に一度の健診と生活習慣の改善ためにも保健指導
を受けましょう。
また、協会けんぽでは、「禁煙サポート」や「出前健康講
座」「ウォーキング・ラジオ体操の推進」などの各種健康づく
り事業も実施しています。自分の健康は自分で守りましょう!