里山と七 種川の自然を見よう! なぐさの森

なぐさがわ
里山と七種川の自然を見よう! なぐさの森
観察に適した季節 春 夏 秋
たぐちおくいけ
美しい冬の田口奥池
ふもとの里山林
さんぷく
じょうりょく
なぐさの森のふもとには、クリやコナラを中心とした里山林があり、山腹には常緑のモミやカシ
さんさくどう
じゅうおう
せいび
類の多い森が残っています。森や林の中には、散策道が縦横に整備され、木の根でできた階段もあ
ります。春にはコバノミツバツツジやヒカゲツツジなどのツツジが満開となります。初夏になると、
なくさがわ
七種川では、サワガニなどのほかゲンジホタルの飛びかう様子がみられます。青少年野外活動セン
ター近くの林では、都会ではめずらしいチッチゼミの声を聞くことができ、カブトムシやクワガタ
じゅえき
ムシなど樹液に集まる昆虫を見つけることもできます。秋になると、クヌギやコナラの葉が色づき、
おくいけ
しゅうい
田口奥池の周囲に多くのアキアカネが飛びまわります。
春
コバノミツバツツジ
ヒカゲツツジ
アキアカネ
夏
カブトムシ
秋
ゲンジボタル
コナラの紅葉
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かんさつ
なぐさがわ
かわべ
ゲンジボタルを観察しよう!
げじゅん
げじゅん
七 種川の川辺では、5月下旬から6月下旬にか
げんそうてき
けてゲンジホタルの光る幻想的な風景を見ること
ができます。
ゲンジボタルがよく活動するのは、日が沈み、
あたりがすっかり暗くなった8時半ごろから9時
半ごろです。風がない気温の高い日をねらって、
大人の人と観察に出かけてみましょう。
飛び交うゲンジボタル
※川の上を飛び交っているのはオスが多く、草むらで光っているのはメスが多い。
光るホタルの見分け方
なぐさの森で見ることができるゲンジボタルの他にも、
中播磨地域には光る種類のホタルが生息しています。
家の近くのホタルはどの種類かな?
5mm
ゲンジボタル
ヘイケボタル
ヒメボタル
幼虫時代はきれいな水
にすむカワニナなどを食
べて育ちます。成虫は強
い光を出します。
幼虫時代はサカマキガイ
などを食べて育ちます。
水田や水路など身近な
環境で見られます。
幼虫時代はキセルガイ
(カタツムリのな
かま)などを食べて育ちます。陸上で一
生を過ごすホタルで、姫路市内でも北部
の林の中などでよく見られます。
ふくさきちょうせいしょうねん や がいかつどう
【福崎町青 少 年野外活動センター】 なぐさの森のふもとにある福崎町青少年野外活動センターでは、山小屋、テントのほか、食器な
どの貸し出しも行っています。キャンプなどにも利用できるほか、団体での利用では、ひょうご森
さんさく
のインストラクターの案内で、森林散 策をすることもできます。
しょ
ざい
ち
所 在 地
と
あ
かんさきぐんふくさきちょうたぐち
〒679-2218 神崎郡福崎町田口700番地1
お問い合せ
TEL・FAX: 079-22-0609
えい ぎょう じ かん
施設にお問い合わせください。休園日:火曜日および年末年始
営 業 時間
※施設の使用申込・お問い合わせは福崎町教育委員会・社会教育課(電話:0790-22-0560)まで。
HP:http://www.town.fukusaki.hyogo.jp/sight-seeing/06/
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