会津若松市立謹教小学校 ・開校 明治6年 ・児童数 511名(平成21年4月現在) ・教育目標 他との関わりの中で個を磨き、自ら学ぶ態度と協力・責任の心をもつ、 知・徳・体の調和の取れた人間性豊かな子どもを育成する。 ○よく考えて学習します。 (磐梯山のように大きく、どっしりと) ○思いやりと責任のある行動をします。 (猪苗代湖のようにすみきった広い心で) ○楽しく運動し体を鍛えます。 (松の若木のように強くたくましく) 校長 佐藤 玄 学校紹介 ○ 謹教小の「謹教」という言葉は、孟子の教えから取ったもので、 「学校の教えを謹む」という意味を持つ。東に鶴ヶ城を臨み、教室の窓から見 える城内の緑やテレビ塔が立つ背あぶり山の木々は、四季折々に私たちの心を和ませてくれる。また、学校の東隣には日新館跡があり今も天文 台が残り、学校周辺に歴史的文化財が多い。また、毎年6月には、全学級を公開する授業研究会が開かれ、県内外から多くの先生方が子ども達 の学習の様子を参観される。10月には地区合同運動会が、11月にはしらはぎ祭という学校祭があり、学校・家庭・地域の繋がりが強い。 水環境保全活動の取り組み <湯川の環境調査> 第1回: 5月27日(金) :各班に分かれての調査活動(大橋~天神橋区域) 第2回: 9月17日(月) :各班に分かれての調査活動(大橋~天神橋区域) 第3回:10月14日(水) : 「阿賀川・川の達人の会」の方を講師に迎えての調査 ① 湯川の水生生物の調査(調査区域:天神橋付近) 平成21年10月14日(水)に「阿賀川・川の達人の会」の方々の協力のもと、湯川の水生生物の調査を行った。 <調査で見つけられた水生生物> ・ ヤゴ ・トビケラ ・カゲロウ ・ヘビトンボ ・ カワゲラ ・ゲンジボタル (以上の5種類の虫は、すべて幼虫) ・ エビの仲間(スジエビなど) ・ナベブタムシ ・ヒル ・ヒラタドロムシ ・ドジョウ ・アブラハヤ ・オイカワ ・シジミ ・カワニナ ・プラナリア ② 調査をして分かったこと ○ 敵などに見つからないように工夫しているおもしろい虫がたくさんいた。 (石の裏に隠れたりすみかを作ったりする虫、葉の模様や形に似た 体の虫、ヨシなどの陰にかくれている魚など) ○ きれいな所に住む生き物ときたない所に住む生き物、両方の生き物がたくさんいた。 (流れの速い所には、きれいな所に住む生き物が、流れ の遅い所には、汚い所に住む生き物が比較的多く住んでいた。 )また、講師の先生方に、水質が悪くなるとこのようにたくさんの種類の生き物 が生息することができなくなるということを教えていただいた。 <その他の班の調査で分かったこと> ●湯川の施設・・・・遊具やゲートボール場、花壇が整備されていたり、散歩がしやすいようにコース整備をしたり生き物を紹介する看板を設置 したりしている。 ●湯川のごみ・・・・空き缶、プラスチックなどのごみが多くあった。また、鍋や電話帳、自転車などのごみもあり驚いた。また、ごみの環境へ の影響についても調べた。 ●湯川のしくみ・・・湯川の周りに住む人が安全に生活できるよう川に段差をつけたり、セメントで堤防を作るなどの整備をしている。また、川 で楽しく過ごすことができるように、浅いところにはとび石を設置してあった。 ●湯川の植物・・・・大きな木々やパンジーやコスモスなど四季折々の花々が植えられていた。また、散歩をしている人が木の下で涼むなど、憩 いの場になっていた。 ● 湯川の歴史・・・・周辺に住む方々にインタビューし、ホタルもとぶようになり、昔の湯川よりもきれいになってきたという意見を聞くことが できた。 ③ 今後の活動 調査を行い、日頃何気なく見ていた湯川には、たくさんの生き物が生息しており、その生き物 たちにとって、水質や周りに植えられている草木がとても大切なものだと気付くことができた。 また、虫や鳥などの生き物だけでなく、そこを利用している人々にとっても湯川は大切な場所と なっていることが分かった。子ども達は、湯川がたくさんの生き物が住むことのできる、自然豊 かな、そして、人々にとっての憩いの場所であることにも気付くことができた。しかし、その湯 川にたくさんのごみが落ちていることも事実であり、 「湯川を大切にしたい」 「自分達の住む地域 を大切にしたい」という思いを持つようになった。そのことから、地域のために自分達ができる ことの一つとして学校の周りや、お城などでの自主的な落ち葉拾いやごみ拾いなどの活動をする ようになった。今後も、湯川のより良い環境づくりについてさらに自分達でできることはないか 考えていきたい。
© Copyright 2024 ExpyDoc