平成26年度工事予定内容と環境保全対策について [PDF - 大阪府

<一般傍聴者用>
平成 26 年 3 月 13 日(木)
平成 25 年度
第2回
大阪府河川周辺地域の環境保全等審議会
第4回 大阪府河川周辺地域の環境保全等審議会
平成 26 年度工事予定内容と環境保全対策について
平成26年3月13日(木)
大
阪
府
資料
4
第1章 安威川ダム建設工事
目
次
第1章 安威川ダム建設工事
1-1 概略工程 ································································ 1
1-2 全体計画図 ······························································ 2
1-3 安威川ダム建設工事周辺の注目種 ·········································· 3
1-4 平成26年度施工の安威川ダム建設工事の環境保全対策 ················ 4~10
1-5
安威川ダム建設工事におけるさらなる自然環境保全対策 ·············· 11~12
第2章 安威川ダム建設関連の主要工事
2-1 安威川ダム建設関連の主要工事周辺の注目種 ······························ 13
2-2
平成26年度施工の工事箇所毎の環境保全対策 ······················ 14~16
第1章 安威川ダム建設工事
第1章 安威川ダム建設工事
1-1.概略工程
●安威川ダム本体(中央コア型ロックフィルダム:h=76.5m)を建設するため、
「安威川ダム建設工事」を発注し、平成25年
度末に契約予定。
●工期末は平成 32 年 7 月で工事期間は約 6 年 3 か月※
●平成 26 年度は
「工事用道路」
「仮締切工」
「基礎掘削工」に着手。仮締切工の施工に先立ち、河川を転流工に切り替える。
※平成 33 年 2 月の発注者標準案を請負業者の技術提案により短縮
安威川ダム完成予想図
工 種
H26
H27
H28
H29
H30
H31
H32
第1 第2 第3 第4 第1 第2 第3 第4 第1 第2 第3 第4 第1 第2 第3 第4 第1 第2 第3 第4 第1 第2 第3 第4 第1 第2 第3 第4
転流工
(別 途 工 事 )
転流開始
準備工
工事用道路
仮締切工
転流工〈
転流工〈別工事〉
別工事〉
基礎掘削工
左岸頂部掘削
工期短縮
(技術提案)
堤体部掘削
右 岸 部 掘削
取水放流設備工
材料採取工
洪水吐き
洪水吐き工
堤体工
仮締切工
監 査 廊 ・盛 立 工
材料仮置
基礎処理工
ブ ランケ ット・ カーテ ン・コ ンソリ デーシ ョング ラウチ ング
常用洪水吐き工
堤体工
非常用洪水吐き工
基礎処理工
閉塞工
試験湛水開始
平 面 図
1
概略工程表
第1章 安威川ダム建設工事
1-2.全体計画図
●ダム本体の建設に伴い、貯水池(水没)予定地内に材料製造や材料仮置きのための仮設備を設置。
ダムの基礎掘削で発生する残土は、貯水池予定地近傍の「あさご谷建設発生土受入地」及び「大岩建設発生土受入地」に処分。
コア材は貯水池予定地近傍のコア山から採取。
堤体材料のうちコアを除くロック材等の材料は、上流約 10kmに位置する採石場から購入予定。
コア山
大岩建設発生土処分地
コア材仮置きヤード
フィルタ製造ヤード
ロック材仮置きヤード
CSG・コア製造ヤード
あさご谷建設発生土処分地
フィルタ材仮置きヤード
ダム本体工事影響
ダム本体工事影響エリア
本体工事影響エリア
2
第1章 安威川ダム建設工事
1-3.安威川ダム建設工事周辺の注目種
●平成26年度施工の安威川ダム建設工事のその周辺において、既往調査および現地調査で確認された主な注目種を以下に示す。
2. 安威川ダム建設工事 工事用道路(新規工事)
[哺乳類] イタチ属、キツネ、カヤネズミ
[鳥類] オオタカ、ハチクマ、ノスリ、チョウゲンボウ、
ハヤブサ、オシドリ、カワガラス、クサシギ、
イソシギ、イカルチドリ、カワセミ、アカゲラ
貴重種保護の観点から非公表とします。
[爬虫類] シロマダラ、ヒバカリ、アオダイショウ
[両生類] カジカガエル、アカハライモリ、トノサマガエル
[魚類] アジメドジョウ、アカザ、カマツカ、ドンコ
[底生動物] ホンシュウセスジダルマガムシ、ゲンジボタル
[植物] クサソテツ、オグルマ
[昆虫類] オオムラサキ、コオイムシ、ゲンジボタル
6. 安威川ダム建設工事 あさご谷盛土(新規工事)
[哺乳類] イタチ属、キツネ、ニホンリス
[鳥類] オオタカ、フクロウ、カワセミ、アカゲラ、キビタキ、
ミソサザイ、イカルチドリ、コチドリ
[爬虫類] アオダイショウ、イシガメ
貴重種保護の観点から非公表とします。
[両生類]
トノサマガエル、シュレーゲルアオガエル
[底生動物] ゲンジボタル、カワニナ、ヒメモノアライガイ
[植物] オグルマ、オカオグルマ、ミズマツバ、ムヨウラン、
ギンラン、タコノアシ
[昆虫類] オオムラサキ、ミドリシジミ、ヤスマツアメンボ、
ネキトンボ
3~5. 安威川ダム建設工事(新規工事)
[哺乳類] キクガシラコウモリ、イタチ属
[鳥類] オオタカ、サシバ、ノスリ、ハヤブサ、カワセミ、カワガラス
オシドリ、ホトトギス、アオゲラ、イカルチドリ
[爬虫類] シロマダラ、ヒバカリ
貴重種保護の観点から非公表とします。
[両生類] カジカガエル、シュレーゲルアオガエル
[魚類] アジメドジョウ、アカザ、カマツカ、ムギツク、ギギ
イトモロコ、ドンコ、シマドジョウ、タモロコ
[底生動物] ホンシュウセスジダルマガムシ、ゲンジボタル
[植物] クサソテツ、ユキヤナギ、カワヂシャ、タコノアシ
[昆虫類] オオムラサキ、ケブカツヤオオアリ、コシロシタバ
1. 転流工工事(継続)
[哺乳類] キクガシラコウモリ、ニホンリス、イタチ属
[鳥類] オオタカ、サシバ、ノスリ、カワセミ、
カワウ、オシドリ、ホトトギス、アオゲラ、イカルチドリ
[爬虫類] ヒバカリ
貴重種保護の観点から非公表とします。
[両生類]カジカガエル、シュレーゲルアオガエル
[魚類] アジメドジョウ、アカザ、カマツカ、ムギツク、
イトモロコ、ドンコ、シマドジョウ、タモロコ
[底生動物] ゲンジボタル、カワニナ
[植物] ユキヤナギ、カワヂシャ、タコノアシ、オオバクサフジ
[昆虫類] マルタンヤンマ、オオムラサキ、コオイムシ、スジヒラタガムシ
3
平成 26 年度工事箇所(新規工事)
平成 26 年度工事箇所(継続)
第1章 安威川ダム建設工事
1-4.平成26年度施工の安威川ダム建設工事の環境保全対策
1.転流工工事【継続】
<工程表>
工事名
主な工種
4
トンネル工
坑門工
仮設工
転流工工事
5
6
7
H26
8
9
10
11
12
1
H27
2
<環境保全対策の手法>
<工事概要>
1)工事中の濁水処理
2)防音対策
濁水処理設備を設置し、
発破時の防音対策
工事中の濁水を抑制します
として、防音壁を設
(薬剤による凝集・沈殿)
。 置します。
ダム本体の基礎掘削、堤体盛立を行うにあ
たり、工事区域に河川水が浸入しないよう
に、河川を転流するための、仮排水路を整備
します。
<標準断面図>
3
発破時期
1次覆工
1次覆工
<工事箇所>
7100
2 r=
710
0
2次覆工
呑口部
<環境保全対策施工箇所>
【呑口部】
【吐口部】
吐口部
A=41.8㎡
A=41.8㎡
防音壁
7100
安威川
濁水処理施設
<全体図>
安威川
安威川
濁水処理施設
<工事平面図>
<注目種確認位置>
安威川
安威川
呑口部
工事延長 L= 580m
オオムラサキ
タコノアシ ヒバカリ
オグルマ
吐口部
貴重種保護の観点から非公表とします。
カジカガエル
タコノアシ
オオムラサキ タコノアシ
コオイムシ
スジヒラタガムシ
4
カワニナ
カジカガエル
カジカガエル クサソテツ
カジカガエル
イタチ属
コオイムシ
ゲンジボタル
ヤスマツアメンボ
オオムラサキ
第1章 安威川ダム建設工事
2.安威川ダム建設工事 工事用道路
<工事概要>
<工程表>
を往来できるように工事用の道路を整備するものである。
工事名
安威川ダム建設工事
工事用道路
主な工種
ダム建設工事にあたり、大型工事用車両が工事ヤード内
H26
4
5
6
7
8
<全体図>
H27
9
10
11
12
1
2
3
<環境保全対策の手法>
1)工事中の濁水抑制
盛土工
仮設沈砂池を設置し、工事中の濁水を抑制します。
<工事箇所>
工事用道路
安威川
2)補強土壁工法により河道への影響を緩和
補強土壁工法の採用により法面の発生を抑制し、工事
期間中の河道内への影響を緩和します。
ダムサイト
補強土壁工法
<工事平面図>
安威川
<標準断面図>
盛土
5
第1章 安威川ダム建設工事
貴重種保護の観点から非公表とします。
6
第1章 安威川ダム建設工事
3.安威川ダム建設工事 仮締切工
<工事概要>
ダム堤体部の基礎掘削を行うにあたり、安威川を転流工へ転流させるため、CSGにより仮締切
を行うもの。
<工程表>
工事名
主な工種
4
5
6
7
H26
8
9
10
11
12
1
H27
2
3
掘削工
盛立工
仮締切工
<環境保全対策の手法>
<環境保全対策施工箇所>
1)工事中の濁水処理
濁水処理設備を設置し、
工事中の濁水を抑制します
(薬剤による凝集・沈殿)
。
<工事箇所>
安威川
仮締切工
<全体図>
<工事平面図>
<注目種確認位置>
安威川
貴重種保護の観点から非公表とします。
仮締切工
仮締切工
7
第1章 安威川ダム建設工事
4.安威川ダム建設工事 左岸頂部掘削
<工事概要>
ダム堤体部の基礎掘削を行うにあたり、ダム堤体左岸頂部の掘削を先行して実施するものである。
<工程表>
工事名
主な工種
左岸頂部掘削
4
5
6
7
H26
8
9
10
11
12
1
H27
2
3
<環境保全対策の手法>
<環境保全対策施工箇所>
1)工事中の濁水処理
掘削工
濁水処理設備を設置し、
工事中の濁水を抑制します
(薬剤による凝集・沈殿)
。
<工事箇所>
左岸頂部掘削
安威川
押し落とし等作業範囲
2)法面緑化
<全体図>
現地森林表土を使用した
植生基材吹付工を実施し
ます。
<工事平面図>
<注目種確認位置>
安威川
左岸頂部掘削
左岸頂部掘削
安威川
タコノアシカジカガエル
オグルマ
押し落とし等作業範囲
タコノアシ
オオムラサキ タコノアシ
コオイムシ
スジヒラタガムシ
オオムラサキ
カジカガエル
カジカガエル
カジカガエル
貴重種保護の観点から非公表とします。 押し落とし等作業範囲
カジカガエル クサソテツ
カジカガエル
イタチ属
オオムラサキ
コオイムシ
ヤスマツアメンボ
オオムラサキ
8
第1章 安威川ダム建設工事
5.河川水転流時の生物保護対策
<工事概要>
<工程表>
工事名
仮々締切工
主な工種
4
5
6
7
H26
8
9
10
11
12
1
H27
2
3
仮々締切工
ダム堤体部の基礎掘削を行うにあたり、仮締切工の施工に先立ち、仮々締切(大型土嚢)により
河川水を転流工へ切替える。
施工手順は、
①仮々締切による河道の締切。この時点で、河川の水は転流工へ。⇒ ②仮締切工着手・完成
⇒ ③基礎掘削(ダム部分)着手、となる。
<環境保全対策の手法>
・河川水切替区間に取り残された底生生物・魚類等を捕獲し、種類によってダムサイト予定地の
下流または貯水池予定地上流へ移動させる。
移動時期は冬で転流開始直後を想定している。
<工事箇所>
仮々締切工
安威川
移動先候補地写真(下流)
<工事平面図>
仮々締切設置周辺写真
<全体図>
<注目種確認位置>
安威川
転流工〈
転流工〈別工事〉
別工事〉
仮々締切工
貴重種保護の観点から非公表とします。
仮締切工
基礎掘削範囲
河川水転流区間
9
移動先候補地写真(上流)
第1章 安威川ダム建設工事
6.安威川ダム建設工事 あさご谷盛土
<工事概要>
<工程表>
ダム建設工事で発生する建設発生土を用いてあさご谷を埋立てます。
工事名
主な工種
あさご谷盛土工事(新規)
あさご谷擁壁工事(継続)
H26
4
5
6
7
8
H27
9
10
11
12
1
2
<全体図>
3
<環境保全対策の手法>
1)工事中の濁水抑制
盛土工
擁壁工
仮設沈砂池を設置し、工事中の濁水を抑制します。
<工事箇所>
2)盛土法面緑化
盛土法面は、現場表土を採取・充填した植生土のうにて
安威川
法面保護を行います。
付替府道
茨木亀岡線
生保代替地
<工事平面図>
<工事断面図>
<注目種確認位置>
擁壁工事
(継続)
貴重種保護の観点から非公表とします。
盛土工事
(新規)
生保代替地
付替府道
茨木亀岡線
盛土高さ 最大40m
付替府道
茨木亀岡線
生保代替地
10
第1章 安威川ダム建設工事
1-5.安威川ダム建設工事における、さらなる自然環境保全対策
●安威川ダム建設工事の入札方式は「総合評価落札方式技術提案型」を採用している。
これは、入札における落札者の決定において、
「価格」のほかに「価格以外の要素(技術力)
」を評価の対象に加えて、品質や施工方法等を総合的に評価し、技術と価格の両面から見て最も優れた案を提示したものを落札者として決定する方
式であり、最低価格の入札者が必ずしも落札者となるとは限らない。
●この方式の中で、以下の 5 項目について技術提案を求めた。
(1)工期短縮に関する提案
(2)基礎処理工の施工計画に関する提案
(3)堤体材料の品質確保に関する提案
(4)自然環境保全
自然環境保全に
自然環境保全に関する提案
する提案
(5)ダム周辺を中心とした地域社会への貢献に関する提案
●「
(4)自然環境保全に関する提案」では、以下の内容を求めた。
① 自然環境保全対策の取り組み
「安威川ダム自然環境保全マスタープラン」
、
「安威川ダム自然環境保全対策実行計画 (案) 」 も踏まえ、工事による自然環境への影響を可能な限り低減するだけでなく、ダム湖及びその周辺斜面地に新たに出現する環境の
保全・創出につながる取り組みも重要であることから、その取り組みについて提案を求める。
② 安威川への濁水の流入抑制
標準案では、砕石を堤体上流約 10km の採石場より購入するものとしているが、採石場及び運搬路がオオサンショウウオをはじめとする水生生物の生息域である安威川の渓流区間と隣接していることから、安威川への濁水
流入抑制のための工夫について提案を求める。
●安威川ダム建設工事を正式契約した後、請負業者と連携し、自然環境の保全に適切に取り組む。
11
第1章 安威川ダム建設工事
12
第2章 安威川ダム建設関連の主要工事
第2章 安威川ダム建設関連の主要工事
2-1.安威川ダム建設関連の主要工事周辺の注目種
●平成26年度施工の安威川ダム建設関連の主要工事周辺において、既往調査および現地調査で確認された主な注目種を以下に示す。
9. 材料運搬路拡幅工事(継続)
[哺乳類] イタチ属
[鳥類] カワガラス、カワセミ、キビタキ
貴重種保護の観点から非公表とします。
[爬虫類]
タカチホヘビ、アオダイショウ
[両生類] トノサマガエル、カジカガエル、アカハライモリ
[魚類] アジメドジョウ、アカザ、ドンコ、カマツカ
[植物] クサソテツ、ユキヤナギ、キンラン、カワヂシャ
[昆虫類] ケブカツヤオオアリ、オオムラサキ、ヒナカマキリ
8. 大岩残土処分地盛土工事・付替大岩川工事(継続)
[哺乳類] キツネ、ニホンリス、アナグマ、イタチ属
[鳥類] オオタカ、フクロウ、ハチクマ、ノスリ、ハヤブサ、カワセミ、
アオゲラ、キビタキ、コサメビタキ、ホトトギス、ヤマセミ
[爬虫類] イシガメ、アオダイショウ、ヒバカリ
貴重種保護の観点から非公表とします。
[両生類] アカハライモリ、ヤマアカガエル、モリアオガエル
[魚類] ドジョウ、ドンコ
[底生動物] カワニナ、ヒメモノアラガイ、ゲンジボタル
[植物] サンショウモ、ミズオオバコ、オグルマ、キキョウ
[昆虫類] ゲンジボタル、オオムラサキ、ヘイケボタル、ハルゼミ
平成 26 年度工事箇所(新規工事)
平成 26 年度工事箇所(継続)
7. 左岸道路築造工事(生保工区)
(新規工事)
[哺乳類] イタチ属、キツネ
[鳥類] フクロウ、チョウゲンボウ、ホトトギス、サンコウ
チョウ
貴重種保護の観点から非公表とします。
[爬虫類]
イシガメ
[両生類] ヤマアカガエル、カジカガエル、アカハライモリ
[底生動物] カワニナ、ヒメモノアラガイ、ゲンジボタル
[植物] クサソテツ、ユキヤナギ、エビネ
[昆虫類] オオムラサキ、トゲアリ、コオイムシ
7. 左岸道路築造工事(安威工区)
(継続)
[哺乳類] ニホンリス
[鳥類] ノスリ
[爬虫類]
確認なし
貴重種保護の観点から非公表とします。
[両生類] カジカガエル
[植物] タコノアシ、カワヂシャ、ユキヤナギ、エビネ
[昆虫類] ゲンジボタル、オオムラサキ、コシロシタバ 1
13
第2章 安威川ダム建設関連の主要工事
2-2.平成26年度施工の工事箇所毎の環境保全対策
<全体図>
<工事概要>
7.左岸道路築造工事【継続と新規】
ダム建設により水没する道路の機能補償として建設してい
ます。主に土工、法面工、排水工、橋梁工を行います。
<工程表>
工事名
左岸道路築造工事(安威工区)継続
左岸道路築造工事(生保工区)新規
主な工種
4
5
6
7
H26
8
9
10
11
12
1
H27
2
3
土 工
法面工
橋梁工
<環境保全対策の手法>
1)法面緑化
森林表土利用植生マット工(埋土マット)
現地森林表土を使用した植生基材吹付工
生保工区
<工事箇所>
2)小動物が這い出せる側溝
安威工区【継続】 <工事平面図・注目種確認位置>
3)工事中の濁水抑制(沈砂池)
生保工区【新規】 <工事平面図・注目種確認位置>
L= 約 400
400m
シュレーゲルアオガエル
カジカガエル
L= 約 700
700m
オオムラサキ
ヒバカリ
法面緑化
タカチホヘビ
小動物が這い出せる側溝
クサソテツ クサソテツ
イタチ属
カジカガエルクサソテツ ケブカツヤオオアリ
貴重種保護の観点から非公表とします。
貴重種保護の観点から非公表とします。
沈砂池
沈砂池
安威川
法面緑化
小動物が這い出せる側溝
凡例
土工
橋梁工
14
安威川
安威工区
第2章 安威川ダム建設関連の主要工事
8.大岩残土処分地整備工事(盛土・付替大岩川工事)
【継続】
<全体図>
<工事概要>
大岩処分地はダム関連工事で発生する建設発生土を用いて谷部を埋
立て、上面を圃場として整備します。現状では盛土工事を進めながら、
谷底に流れている大岩川を高い位置に付替えています。
<工程表>
工事名
主な工種
大岩残土処分地整備工事
(盛土・付替大岩川工事)
4
5
6
7
H26
8
9
10
11
12
1
H27
2
土 工
3
<環境保全対策の手法>
1)河床構造を多様にする工夫
河床構造を複雑にすることで流れに変化を作り多様性を高める。
流路護岸工
橋梁工
<工事箇所>
凡例
完成
H26 工事
大岩川
付替大岩川流路
L=500m
付替大岩川工事
L=1100m
河床整備写真(H25 年度)
委員現場視察での主な意見
・配置は、川の線形に合わせた配置とすること。
・横帯工の直下流に窪地を設置すると深みが維持される。
・現大岩川の瀬と淵を再現すると良い。深い淵も必要。
・材料は大きさをばらばらにする方が多様な環境となる。
現大岩川
2)工事中の濁水抑制(沈砂池)
盛土(
盛土(上面整備除く
上面整備除く)
V=約
V=約 100 万㎥/全体
㎥/全体 300 万㎥
盛土工事
V=約
約 100 万㎥
V=
<注目種確認位置>
<工事平面図>
河床整備工 L=720m
大岩川
H25 年度 180m
H26 年度 540m
流路工事区間に
沈砂池を設置
断面A
貴重種保護の観点から非公表とします。
盛土工事下流部に
沈砂池を設置
大岩川切替後に水生生物救出実施(H25 年度)
工事業者、府立環境農林水産総合研究所水生生物センター、職員で
カワムツ、ヨシノボリ、ドンコ等 約 600 匹を救出し完成区間へ放流
15
第2章 安威川ダム建設関連の主要工事
<工事概要>
9.材料運搬路拡幅工事【継続】
ダム建設により材料運搬に伴う車両の離合が困難なため、
道路の拡幅及びそれに伴う道路の排水対策を行います。
<位置図>
<工程表>
工事名
材料運搬路拡幅工事
主な工種
4
5
6
7
H26
8
9
10
11
12
1
H27
2
3
土 工
張出車道工
排水工
<標準断面図>
沈殿処理マス
砂防堰堤
沈殿処理マス
安威川
府道茨木亀岡線
至 大阪
至 亀岡
沈殿処理マス
<注目種確認位置>
<道路排水対策>
アスカーブ等にて川への流出防止
集水した道路排水を沈殿処理し川へ
貴重種保護の観点から非公表とします。
1200mm
全貯留量 1600L
処理量:油 330L,SS 240L
1657mm
16