E医師 東芝病院での研修 私は初期研修の8ヶ月間、後期研修の3年間を東芝病院で過ごしました。現在は東芝病院での研 修を終え消化器内科医としての道を歩んでおります。東芝病院での3年8ヶ月を振り返ると、様々な 出来事・記憶が思い出されます。充実した研修生活を始め、楽しかった記憶、辛かった記憶など感 慨深くなってしまいます。 内視鏡研修についてですが、指導医の先生と一対一となって教育・指導をしていただき、検査や 治療などに積極的に参加させていただきました。上部消化管内視鏡検査については田代先生、 松原先生から手取り足取りご指導をいただき、また下部消化管内視鏡検査については田代先生か らご指導をいただき、多くの技術を身につけることが出来ました。時に厳しく欠点を指摘・アドバイス していただき、時に優しく長所を伸ばしていただきました。またERCPやEIS、EVL、胃瘻造設などの 処置の内視鏡につきましても、積極的に参加する機会が設けられ、三輪先生から直接指導をいた だき、一つ一つが内視鏡技術を向上させる場となりました。さらには週1回の内視鏡カンファレンス では、内視鏡所見の捉え方を学びました。悪性病変のみならず非悪性病変についても、内視鏡時 の撮影、着眼点、表現法を養い、また自身の内視鏡検査の復習や、他の先生の意見が聞ける有 意義な時間でした。 退職後の現在、他医療機関での内視鏡検査を経験すると、東芝病院での内視鏡検査の質の高 さを改めて実感しております。医師以外の医療従事者との密な連携や、管理された内視鏡検査の 一連の流れを考えると、私自身にとって東芝病院での内視鏡研修は最適であったと考えられま す。 諸先生方には内視鏡のみならず、病棟の症例についても絶えず相談することができ、他科との 連携もスムーズに行える事が、ストレスを感じずに研修ができた点であると考えております。 3年8ヶ月という研修期間の教育・指導をしていただいた事や、素敵な先生方と同じ職場で仕事が できた事が私自身の財産となっております。今後も多くの医師に東芝病院での研修を考えていた だきたいと思っております。 出来の悪い医師でしたが、3年8ヶ月の間ご指導いただき、大変ありがとうございました。
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