212kb - エース証券

アイガー・ファンドシリーズ
ベトナム成長ファンド
Vietnam Growth Fund
ケイマン籍オープンエンド型外国投資信託
月次レポート 平成22年7月30日現在
管理会社:アイガー・マネジメント・リミテッド
【ファンドの特長】
※ 設定時点
※
当ファンドは、運用規模でベトナム最大 の運用会社である「VinaCapital」が運用する「VinaCapital Vietnam
Opportunity Fund Limited」(ロンドンAIM上場、以下「投資先ファンド」)の運用実績にパフォーマンスが連動する社債にファンドのほぼ
すべての資産を投資し、ほぼ同様の経済効果を得ることを目的としています。投資先ファンドは、ケイマン諸島で設立され、ロンドン
AIMで取引される投資会社で、上場および未上場会社、債務、資産、その他のベトナムおよび周辺アジア諸国の投資機会に投資し、
ファンド運用資産の成長を目指します。
【月次パフォーマンス】
1月
2007
2008
2009
2010
2月
-3.51%
10.26%
4.15%
3月
-2.10%
-9.71%
-9.22%
4月
-4.57%
17.17%
8.14%
5月
3.98%
18.26%
5.69%
6月
-24.91%
31.14%
-11.44%
7月
-7.32%
-8.36%
-4.19%
8月
1.39%
16.37%
3.16%
9月
10月
11月
12月
Year
-8.02% -0.55% -8.53%
-36.43% -25.20% -10.0% -14.20% -73.46%
5.00%
-4.93% -12.94% 4.94%
70.63%
-5.41%
9.29%
-3.01%
【ファンドの運用状況】
ファンドの基礎データ
設定日
償還日
決算日
* 基準価額
* 受益権口数
* 純資産総額
* 設定来騰落率
運用コメント
平成19年11月21日
平成29年12月21日
年1回(原則11月30日)
39.19 米ドル
490,600 口
19.23 百万米ドル
-60.81 %
ファンドの基準価額(1口当たり)は、2010年7月30日現在
39.19米ドルとなりました。
2010年7月30日現在、ファンドの前月比パフォーマンスは
3.16%、設定来騰落率は-60.81%となりました。
* 基準日現在
基準価額の推移
米ドル
120
(設定日)
100
80
60
40
20
・本書面は管理会社であるアイガー・マネジメント・リミテッドが作成したものです。
・金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。
・信頼できると判断する情報に基いて作成しておりますが、その内容の正確性や完全性を保証するものではありません。
・将来の市場環境の変化や基準価額の変動を予測するものではなく、ご参考情報をご提供するものです。
・本書面の内容は事前の通知なく変更されることがあります。
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10
年
6月
20
20
10
年
4月
年
2月
20
10
年
月
10
20
20
09
09
年
10
年
12
月
8月
20
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6月
年
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月
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08
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月
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年
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0
アイガー・ファンドシリーズ
ベトナム成長ファンド
Vietnam Growth Fund
ケイマン籍オープンエンド型外国投資信託
月次レポート 平成22年7月30日現在
管理会社:アイガー・マネジメント・リミテッド
【投資先ファンドの価格推移等】
120
価格
出来高(百万米ドル)
投資先ファンドの出来高(右軸)
投資先ファンドの価格(左軸)
投資先ファンドのNAV(左軸)
ベトナム株価指数(左軸)
110
100
90
80
18
15
12
70
60
9
50
40
6
30
20
3
10
0
2007年11月
0
2008年2月
2008年5月
2008年8月
2008年11月
2009年2月
2009年5月
2009年8月
2009年11月
2010年2月
2010年5月
※ データ出所はブルームバーグです。価格は初期値を100として算出しております。
※ 投資先ファンドの価格および出来高は、ロンドン証券取引所の新興市場(AIM)における売買取引のものです。
投資先ファンドのNAVは、投資先ファンドの基準価額(月次ベース)になります。
※ ベトナム株指数としてベトナムVN指数(ベトナム証券取引所上場の全銘柄で構成される時価総額加重平均の株価指数、ベトナムドン建て)
を用いています。ベンチマークではなく、あくまでご参考情報です。
【投資先ファンド概要】
投資先ファンドの主な投資目的は、ベトナムおよび周辺アジア諸国における上場および非上場の会社、債券、資産その他の
投資機会への投資を通じて、中長期(3年ないし5年)の元本値上がりを達成し、(利息および配当から)魅力的な水準の利益
を提供することです。投資先ファンドは、ケイマン諸島で登録されたクローズド・エンド型の免税会社(いわゆる会社型投資信
託/投資法人)であり、その証券(普通株式)は、ロンドン証券取引所の新興市場(AIM)に上場されています。
【投資運用会社概要】
投資先ファンドのビナキャピタル・インベストメント・マネジメント・リミテッド(VinaCapital Investment Management Ltd.)(以下
「ビナキャピタル」といいます。)は、平成15年に設立され、ホーチミン市にある本社ならびにハノイおよび香港の事務所におい
て、資産運用業務および投資顧問業務を行っており、180人を超える専門家を擁しています。
同社は現在、ベトナムにおけるインフラおよびインフラ関連資産に重点を置く投資会社であるベトナム・インフラストラク
チャー・リミテッド(Vietnam Infrastructure Limited)の投資運用会社、ならびにベトナムおよび周辺アジア諸国における不動産
投資および不動産開発に従事する目的で設立された投資会社であるビナランド・リミテッド(VinaLand Limited)の投資運用会
社でもあります。ビナキャピタルはまた、ベトナムのテクノロジー企業に特化した非上場のリミテッド・パートナーシップ形態の
投資ビークルであるDFJビナキャピタル(DFJ VinaCapital)も運用しています。
・本書面は管理会社であるアイガー・マネジメント・リミテッドが作成したものです。
・金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。
・信頼できると判断する情報に基いて作成しておりますが、その内容の正確性や完全性を保証するものではありません。
・将来の市場環境の変化や基準価額の変動を予測するものではなく、ご参考情報をご提供するものです。
・本書面の内容は事前の通知なく変更されることがあります。
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ベトナム成長ファンド
Vietnam Growth Fund
ケイマン籍オープンエンド型外国投資信託
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管理会社:アイガー・マネジメント・リミテッド
【マーケットコメント】
景気動向
国際格付け会社のフィッチは7月、ベトナムの外貨建てソブリン格付けをBB-からB+(投資適格格付けを4段階下回る)に格下げした
一方で、ムーディーズとS&Pは現行の格付けを維持した。フィッチは格下げの理由として、脆弱な銀行システム、貿易赤字の拡大、マ
クロ経済政策に一貫性がないことを指摘した。ベトナムの全体的な経済動向やマクロ問題への対応力、潜在成長性などを十分考慮し
ていないとして、多くの国際アナリストがフィッチの格下げの判断に対して批判的な見方をとっている。
7月の鉱工業生産は、対内直接投資部門の前年比15.8%の伸びをけん引役に前年比+12.3%となった。小売売上高は同+26.4%
となり、観光業界も前年比+32.5%を記録し、回復傾向にあることが証明された。ベトナム計画投資省は、2010年下半期のGDP成長
率を年率6.9~7.2%と予想している。7月のCPI上昇率は+0.06%と低水準にとどまり、政府は通年のインフレ率を7.0~8.0%と予想し
ている。
ベトナム中銀は、金融システムにおける信用のひっ迫の緩和を重視する姿勢に転じている。今年1-7月の貸し出しの伸びは前月の
+10.5%から13.0%に加速した。しかし、多くのアナリストは通年の25%の目標の達成は難しいと予想している。中銀の規制により、銀
行間市場からの資金調達量の上限がプライマリー市場(企業と個人による預金)からの調達量の20%とされていることが目標達成の
1つの障害となっている。また、短期資金のうち中長期貸出に充当できる資金は全体の30%に制限されている。こうした規制を含め、
貸し出しの阻害要因が解消されれば信用供与が拡大することになろう。
7月の貿易赤字は6月の7億4,000万ドルから55.4%増加して11.5億ドルとなった。月間の貿易赤字が10億ドルを突破したことは懸念
材料だが、対内直接投資と海外からの本国送金により十分賄うことができる。年初来の赤字額は74億ドルとなり、計画投資省は通年
の貿易赤字を140億ドルと予想している。
7月にはドン安圧力が再燃し、5ヵ月にわたり均衡していた自由市場と公定レートとの格差が拡大した。しかし格差は1.0%未満と小幅
にとどまる。一部の銀行は、外貨業務を長期顧客に限定している。資本収支黒字により経常赤字を補うことが可能なため、外貨準備
高は安定している。7月には金価格の内外格差も拡大し、一部のトレーダーは金輸入のためドルを買い、裁定利益をあげている。7月
最終取引日には、ドンレートは1ドル=19,150ドンで安定化した。
ポートフォリオのパフォーマンス
2010年7月末の投資先ファンド(以下、VOF)の1株当たり純資産額(NAV)は6月末の2.45ドルドルから1.6%低下して2.41ドルとなっ
た。一方、株価は、6月末の1.40ドルから7月末は1.46ドルに上昇した。
VOFのポートフォリオに占める割合が5番目に大きいQuoc Cuong Gia Lai(QCG)のIPOが行われ、発行済み株式6,020万株すべてが
8月9日にホーチミン証券取引所に上場された。初値は1株当たり42,500ドンだった。QCGは1994年に私企業として設立された。不動産
開発のほか、ゴム生産、水力発電開発にも大規模な投資を行っている。QCGの住宅用不動産事業は低・中級物件をターゲットとして
おり、強い需要を反映して向こう数年間、高収益を維持できる見通しである。2010年上半期の純利益は860億ドン(450万ドル)、純収
入は2,360億ドン(1,240万ドル)であった。今年の純利益目標は前年比187.8%増の3,600億ドン(1,890万ドル)、純収入目標は同
283.5%増の1.1兆ドン(5,670万ドル)である。VOFの2010年7月31日時点のQCGの持ち株比率は13.5%で、評価額は1,720万ドルで
あった。
※ マーケット・コメントは、ビナキャピタル(http://www.vinacapital.com)のレポートに基づいています。
・本書面は管理会社であるアイガー・マネジメント・リミテッドが作成したものです。
・金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。
・信頼できると判断する情報に基いて作成しておりますが、その内容の正確性や完全性を保証するものではありません。
・将来の市場環境の変化や基準価額の変動を予測するものではなく、ご参考情報をご提供するものです。
・本書面の内容は事前の通知なく変更されることがあります。
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【投資先ファンドの資産配分状況】
◆ 業種別組入比率
◆ 市場別組入比率
業種
比率
市場
比率
現預金等
その他
化学
金融
建設
消費財
病院
不動産株
不動産プロジェクト
合計
10.7%
13.5%
2.3%
6.9%
9.8%
13.8%
8.0%
12.7%
22.2%
100%
現預金等
債券
海外株式
未公開株
店頭取引
上場株式
不動産
合計
10.7%
1.0%
4.9%
6.1%
11.3%
35.7%
30.2%
100%
※なお、上記比率は純資産総額に対する比率です
【投資先ファンド 保有組入れ銘柄上位】
銘柄名
投資形態
業種
比率
1
EIB (エクシムバンク)
上場株式
金融
5.6%
2
VNM (ビナミルク)
上場株式
食料品
5.5%
3
HPG (ホアファットグループ)
上場株式
製造業
3.4%
4
DIG (DIC総公社)
上場株式
不動産
2.7%
5
QCG (クオッククオン・ザーライ)
上場株式
不動産
2.7%
概要(事業内容など)
金融サービス
(資本調達、貸付、その他の金融)
食品・乳製品メーカー
(乳製品・食品製造)
大手鉄鋼メーカー
(鉄鋼・鋼管の製造・販売)
建設会社
(新都市・工業団地・住宅地区の投
資・開発)
大手不動産開発
(不動産経営投資、一般・産業向け
工事)
※なお、上記比率は純資産総額に対する比率です
※ 上記の統計資料は、ビナキャピタル(http://www.vinacapital.com)のレポートに基づいています。
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・金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。
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・信頼できると判断する情報に基いて作成しておりますが、その内容の正確性や完全性を保証するものではありません。
・将来の市場環境の変化や基準価額の変動を予測するものではなく、ご参考情報をご提供するものです。
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【投資リスク】
当ファンドは、実質的に、ベトナムおよび周辺アジア諸国の上場および未上場会社、債務、資産、その他の投資機会に投資を
行う投資先ファンドの価格に連動します。投資先ファンドの価格とは、ロンドン証券取引所の新興市場(AIM)の市場価格であ
り、価格変動リスクにより損失が生じることがあります。また、AIMでの取引市場で十分に流動性があるとは限らず、取引価格
が投資先ファンドの純資産価格を十分に反映していない価格での処分を強いられる可能性があります。
当ファンドは米ドル建てであり、仮に米ドル建てで元本を上回っていても、日本円に換算した場合には、米ドル/円の為替リス
クにより、損失が生じることがあります。当ファンドの直接の投資先は、UBS銀行(ロンドン支店、以下「本社債発行会社」)が
発行するパフォーマンス・リンク債であるため、本社債発行会社の資金繰り等が悪化すると、償還金の支払い等の債務が履
行されず、損失が生じることがあります。
したがって、ご投資家の皆様の投資元金は保証されているものではなく、受益証券一口当たりの純資産価格の下落により、
損失を被り、投資元金を割り込むことがあります。
【手数料等】
申込手数料:
買戻手数料:
管理報酬:
受託報酬:
販売報酬:
事務代行報酬:
代行協会員報酬:
保管報酬:
設立費用等:
本社債手数料:
投資先ファンド手数料:
その他:
購入価格に対して上限3.15%(税抜き3.00%)
買戻価格に対して上限3.15%(税抜き3.00%)
額面に対して年率0.25%
毎月1,000米ドルの固定報酬、その他取引処理費用等実費
額面に対して年率0.7%(当初申込期間終了の1年後以降)
額面に対して年率0.1%
額面に対して年率0.1%
額面に対して年率0.05%
約26万米ドル(償却済み)
当初元本総額の2%(償却済み)、および元本総額に対して年間1.0%(当初2年間)又は年間0.5%
(2年後以降)
投資先ファンドの年率2%の運用報酬および純資産総額の増加額の20%を上限とする成功報酬
ならびに監査報酬等の実費
弁護士報酬、税理士報酬、監査報酬等の実費
【販売会社に関する情報】
当ファンドの販売会社は、エース証券株式会社 (大阪府大阪市中央区本町二丁目6番11号) であり、証券業を営む証券会社
(第一種金融商品取引業を営む金融商品取引業者) です。日本の金融庁の監督下にある証券会社であり、登録番号は、近
畿財務局長 (金商) 第6号 です。また、日本証券業協会、(社)日本証券投資顧問業協会の会員です。
【その他の関係法人】
管理会社:
管理事務代行会社:
代行協会員:
保管会社:
アイガー・マネジメント・リミテッド / 運用管理業務を行います。
メープルズ・ファイナンス・リミテッド / 純資産価格の評価や管理業務を行います。
UBS証券会社 / 代行協会員業務を行います。
UBS証券会社 / ファンド資産の保管業務を行います。
・本書面は管理会社であるアイガー・マネジメント・リミテッドが作成したものです。
・金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。
・信頼できると判断する情報に基いて作成しておりますが、その内容の正確性や完全性を保証するものではありません。
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