Taro-02 24年度基本方針 p3.jtd - 静岡市公立小中学校事務職員会

平成24年度
静岡市公立小中学校事務職員会
基
本
方
針
1
基本方針
近年我が国では、少子高齢化・高度情報化・グローバル化等社会構造の急激な変化に対
応し、地方分権・行財政改革等様々な改革が進められている。あわせて、社会の価値観の
多様化や規範意識の希薄化等により、学校教育が抱える課題も一層多様化・複雑化の傾向
にある。それにより、学校の管理運営や外部対応に関わる業務が増大し、教員が子どもと
向き合う時間が十分確保できない状況にある。
こうした中にあって、静岡市教育委員会では、「静岡市教育振興基本計画」(平成22~2
6年度)を策定し本市教育のビジョンを示し教育施策の展開を図っている。「たくましく
そしてしなやかに生きていくことのできる力をもった子どもたちを育てる」ことを基本理
念とし、学校・家庭・地域社会そして行政が一体となり教育を推進している。
一方、平成21年3月26日に「学校教育法施行規則の一部を改正する省令(文部科学
省令第5号)」が公布され、小学校及び中学校に事務長を置くことができるようになった。
これは、中央教育審議会答申(H19.3)の中で提唱された「事務職員が学校運営に一層積
極的に関わるとともにそのサポートにより、教員の事務負担を軽減することができるよう、
事務の共同実施の促進、事務職員の質の向上のための研修の充実などを行うとともに、教
育委員会の判断により大規模な学校や事務の共同実施組織に事務長(仮称)を置くことが
できるように制度の整備を行う」を受けたものである。
以上を踏まえ、学校事務職員として、学校管理運営全般を掌握し、事務処理体制の充実
を図り、経営資源である学校予算や情報を有効にマネジメントしていくことが重要となる。
静岡市公立小中学校事務職員会は、一人一人の事務職員がその役割を自覚し教育活動と
連動した事務経営を行い信頼される事務職員となるよう組織として育成と支援を行うもの
である。事務職員としての役割意識と職務能力を高め学校事務の向上を図り、ひいては静
岡市の学校教育の充実を目指すための活動を行うものとする。
2
テーマ及び設定理由
子どもの豊かな育ちを実現する学校事務
これからの学校事務職員の果たすべき役割を考えると共に、経営的視点を持ちなが
ら積極的に学校経営に参画し、子どもの豊かな育ちを実現する学校事務を目指す。
3 活動の重点
(1)「資質向上と育成」を考えた取組を行う。
ア あらゆる活動の機会を「研修の場」と捉える。
イ 会員相互の同僚性を深める。
ウ 情報の共有化を促進する。
(2)「協働」を意識した取組を行う。
ア 支部長と共同実施主任の連携を強化する。
イ 合同研修会を通し、校長会及び教頭会との連携をさらに進める。
ウ 教職員との連携を深める。