No.529 - 一般社団法人 茨城県建設業協会

No. 529
主
< な内容
▼ 北関東 3 県協会合同会議を開催
▼ 茨城県建設業者表彰式
▼ 全建から社会貢献活動で表彰
>
(一般社団法人)
茨 建 協 ニ ュ ー ス
第 529 号
平成 25 年 8 月 15 日
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3県建設業協会が合同会議
……………………………………………………………
公共事業費の大幅増など決議
本会が主催する平成 25 年度(第 32 回)茨城・群馬・栃木 3 県建設業協会合同会議が 7 月 23 日に大洗シー
サイドホテルで開催されました。3 県協会の正副会長や常任理事などが出席し、各県協会が提案した「公
共工事設計労務単価の引き上げ等」
「社会保険未加入対策」
「多様な入札契約方式の導入と活用」について、
現状や対応、見通しなどについて活発に意見を交換しました。さらに、公共事業費の大幅確保や多様な
国土強靱化計画の具現化、公共施設の防災・減災対策の推進などを盛り込んだ決議を採択し、実現を期
しました。
の渡邉勇雄会長は「建設業が将来にわたり活動
していくためには、若年労働者の確保・育成に
取り組むことが必要。この会議を通して北関東 3
県のさらなる連携を」とあいさつしました。
岡部茨城県会長
青柳群馬県会長
来賓からは、国土交通省関東地方整備局常陸河
渡邉栃木県会長
川国道事務所の久保田一所長が「東日本大震災か
会の冒頭、本会の岡部英男会長は「今後の大規
らの復旧など地域の建設業が地域の安全に大き
模災害に備えるため、昨年、3 県において災害協
な役割を果たしているが、あまり世の中に知ら
定を締結した。今後は 3 県が相互に連携を取りな
れていない。官民が連携し、建設業の魅力を伝
がら対応していかなければならない。私どもは、
えていきたい」、茨城県土木部の立藏義明部長は
社会資本の整備を通じて、地域社会の発展に貢
「県としては、業界が抱える共通の課題を真摯に
献するだけではなく、雇用の創出に寄与すべき。
受け止め、一緒になって、より良い方向となる
今後も北関東 3 県で多方面において交流してい
よう入札契約制度の改善など努力していきたい」
ければ」とあいさつ。
と期待を寄せました。
群馬県協会の青柳剛会長は「さまざまな団体活
議事では、各県が持ち寄ったテーマを柱に意
動を 3 県で連携して行っていくことが大事。栃木、
見を交換。各県の実情や対応について意見を聞
茨城の意見を参考にしていきたい」、栃木県協会
きました。
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茨 建 協 ニ ュ ー ス
平成 25 年 8 月 15 日
第 529 号
多様な入札制度の活用を!
本会が提案しました
3県合同会議の提案テーマ
【公共工事設計労務単価の引き上げなど】群馬県協会
今年 5 月に「公共工事設計労務単価の引き上げ
等に関するアンケート」を実施したところ、今後
10 年間でリタイヤするベテラン技術者の経験と
技術力を若年者にどう引き継ぐべきかが大きな課
題となっていることが分かった。
本会からは多様な入札制度の活用などについて意見を
述べました
そこで①改訂単価が完全波及するまで改訂単価
入について不透明な部分があると危惧。今後の入
を維持②公共工事設計労務単価のさらなる引き上げ
札条件などの推移によっては早急な対策が必要
③若年者の採用・育成のための、建設企業の経営
である。
安定と建設需要の確かな見通し④公共事業労務費
【多様な入札契約方式の導入と活用】茨城県協会
調査のより一層の改善⑤人材不足の時代を見越した
国が「地域の建設産業および入札契約制度のあ
諸制度の構築、という要望・提言を取りまとめた。
り方検討会議」を今年 5 月に設置し、現場を支え
る技術者、技能労働者の確保・育成、今後のイン
【社会保険未加入対策】栃木県協会
今年 4 月に法定福利費相当額を労務単価に反映
フラメンテナンスや災害対応が行える安定的な
させる環境整備が図られ雇用環境改善につなが
システムづくり、時代のニーズや事業の特性に応
ると評価しているが、会員企業への調査では問題
じた多様な入札契約方式の導入と活用について
はないものの、一次下請け、二次下請けの保険加
検討するとしているが、各県の意見を伺いたい。
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第 529 号
平成 25 年 8 月 15 日
茨城県 第 55 回建設業者表彰
43社5人に栄誉
栄えある受賞者
茨城県の「第 55 回建設業者表彰式」が 7 月
29 日、県庁で挙行されました。受賞者は、知事
賞 16 社、農林水産部長賞 6 社、土木部長賞 20 社、
企業局長賞 1 社の合計 43 社と、知事賞優秀主任
(監理)技術者 5 人、知事賞 5 回受賞 2 社、知事
賞連続 3 回受賞の 1 社です。まことにおめでと
うございました。
岡部会長
◇
受賞者を代表して大貫茂
男さん(㈱大貫工務店)
が謝辞を述べました
式典で橋本昌知事は、「災害に強い県土づくり
のためには建設業の皆様の力が必要不可欠であ
代表が「今後とも技術面に一層の研さん努力を重
ります。受賞を機に、ますますご尽力いただきた
ね、公共事業の担い手として全ての建設工事が優
い」と期待を寄せました。
秀な成績を挙げ、もって地域住民の福祉増進さら
その後、本会から受賞者へ記念品を贈呈。代表
に県勢発展に寄与してまいる所存」と述べました。
して岡部英男会長から山崎剛氏(西野工業㈱代
県の建設業者表彰は、県発注の建設工事を適正
表)が受け取りました。岡部会長は祝辞で「今後
に施工し、優秀な成績で完成した建設業者と主任
とも、より一層、技術の研鑽、資質の向上、経営
(監理)技術者を称えるもので、今回は、24 年度
の合理化に努められ、社会資本整備の担い手とし
に完成した知事部局 2479 件、企業局 186 件の工
て、真に豊かな郷土茨城の創造・発展にご貢献を」
事のうち、出来形や品質、工程管理、創意工夫、
と期待を寄せました。
社会性などが優れ、成績が特に優秀だった施工者
受賞者代表謝辞では、㈱大貫工務店の大貫茂男
が表彰されました。
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茨 建 協 ニ ュ ー ス
平成 25 年 8 月 15 日
第 529 号
優秀施工、高い技術力で完成
一層の研さん努力で県勢に貢献
表
彰
式
は
盛
大
に
行
わ
れ
ま
し
た
贈本
呈会
しか
まら
し受
た賞
者
に
記
念
品
を
平成 25 年県建設業者表彰 受賞者 (敬称略)
知事表彰建設業者(16 社)
商 号
代 表 者
株木建設㈱
株木 雅浩
所 在 地
水戸市
コスモ綜合建設㈱
池田 勇夫
水戸市
鈴縫工業㈱
鈴木 一良
日立市
市村土建㈱
市村 順
石岡市
ひたち建設㈱
潮田 秀喜
龍ヶ崎市
塚田建材㈱
塚田 隆
下妻市
菊地植木建設㈱
菊地 克行
取手市
西野工業㈱
山崎 剛
ひたちなか市
増子建設㈱
増子 妙子
常陸大宮市
㈱柴建設
柴 勝
筑西市
㈱川田建材工業
川田 友正
筑西市
常総開発工業㈱
石津 健光
神栖市
誠殖産工業㈱
細田 正治
神栖市
㈱横河住金ブリッジ
小山 清一
神栖市
㈱涸沼建設工業
田中 弘美
茨城町
㈱大貫工務店
大貫 茂男
大洗町
知事表彰主任(監理)技術者(5 人)
氏 名
所属建設業者
伊藤 正敏
株木建設㈱
櫛田 茂
西野工業㈱
太田 雅人
増子建設㈱
江橋 俊
㈱涸沼建設工業
庭田 健一
㈱大貫工務店
知事表彰 5 回建設業者(2 社)
商 号
代 表 者
所 在 地
塚田建材㈱
塚田 隆
下妻市
㈱川田建材工業
川田 友正
筑西市
知事表彰連続 3 回建設業者(1 社)
商 号
代 表 者
増子建設㈱
増子 妙子
所 在 地
常陸大宮市
土木部長表彰建設業者(18 社 2 JV)
商 号
代 表 者
泰明電設㈱
海老澤 輝男
小林建設㈱
小林 優
㈱白土工務店
白土 仙一郎
茨城県県南造園土木協業組合 外塚 真由美
佐々木・斉藤JV
小池 文男
山本・郡司JV
山本 和男
㈱篠崎工務店
篠崎 尚史
大昭建設㈱
細谷 武史
㈱梅原工務店
梅原 基弘
㈱鈴木組
鈴木 一司
山川建設㈱
山川 武美
㈱中島工務店
中島 金作
㈱横信建材工業
稲富 昌則
㈱大地
菅谷 明良
㈱浅川建設
浅川 清司
㈱楠原管工業
藤木 章吉
塚本建設㈱
塚本 正延
大森建設㈱
大森 利一郎
㈱大藤組
大藤 博文
㈲益子工務店
益子 俊文
所 在 地
水戸市
日立市
日立市
土浦市
土浦市
土浦市
龍ヶ崎市
龍ヶ崎市
常陸太田市
常陸太田市
高萩市
ひたちなか市
ひたちなか市
鹿嶋市
那珂市
筑西市
行方市
大子町
大子町
大子町
農林水産部長表彰建設業者(6 社)
商 号
代 表 者
㈱セイビ
寺田 誠
㈲クシタ建設
串田 よしの
日興建設㈱
菊池 智
㈱仲川建設
仲川 孝
㈱伊東建設
伊東 功雄
宇野建設工業㈱
宇野 健司
所 在 地
龍ヶ崎市
下妻市
高萩市
筑西市
鉾田市
茨城町
企業局長表彰建設業者(1 社)
商 号
代 表 者
キムラ工業㈱
木村 和夫
所 在 地
牛久市
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第 529 号
平成 25 年 8 月 15 日
2支部1分会1社が表彰されました
全建の社会貢献活動推進月間
全国建設業協会(淺沼健一会長)の平成 25 年
事例発表では、土浦支部つくば分会の小林伸行
度建設業社会貢献活動推進月間中央行事が 7 月
分会長が「巨大竜巻災害の復旧支援活動」につい
25 日に経団連会館(東京都千代田区)で催され、
て、パワーポイントを交えながら説明した後「『地
本会では、災害復旧関係で土浦支部つくば分会
域を守る』をスローガンとして、力を合わせ地域
が、環境美化活動で太田支部、大子支部、㈱龍崎
の安心安全のための活動をしていきたい」と力強
工務店が表彰されました。
く抱負を述べました。
土浦支部つくば分会
大子支部
太田支部
龍崎工務店
つくば分会が竜巻災害復旧支援活動の事例を発表
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平成 25 年 8 月 15 日
茨 建 協 ニ ュ ー ス
第 529 号
新システム使い、迅速に被災状況を送信
県土木部と
「情報伝達訓練」
を実施
県内各地で協定会社が現地を確認しました
被災現地(想定)では、協定締結会社が現場の被災状況
を撮影し、電子メールで送信
茨城県土木部では、災害時の迅速な応急対応を
る状態で行いました。
図るため、災害協定を締結している団体との合同
本会の各会員は、県からの支援要請に基づき、
防災訓練を 7 月 30 日に実施し、本会も参加しま
土木(工事)事務所の職員と共に被災現場の緊急
した。訓練では、本格的な運用となった「災害時
パトロールを実施。GPS機能付き携帯端末カメ
情報共有化システム」や携帯メールによる安否確
ラで被災箇所の写真を撮影し、電子メールで災害
認などを行い、スピーディーな情報伝達体制を確
時情報共有化システムへ送信しました。その情報
認しました。
を基に土木部では、災害対策本部が設置された土
訓練は、午前 9 時に震度 6 強の地震が発生し津
木部長室で被災状況を確認しました。
波警報が発令され、道路や河川、港湾などで損壊
本会では今後、会員の皆様が新システムに対応
被害が発生したと想定して実施。固定電話は使用
できますよう研修などを重ね、災害時に対応でき
できず、防災電話や携帯メール、パソコンが使え
る体制を構築していきます。
県土木部長室に設置された災害対策室で被害状況などを把握
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災害協定締結団体が送った画像で被害状況を確認
茨 建 協 ニ ュ ー ス
第 529 号
高校生対象に初の
経理士4級特別研修
平成 25 年 8 月 15 日
常陸大宮支部活動報告
成績評定の留意点など研修
本会では、高校生を対象とする初めての建設業
経理士 4 級特別研修会を 8 月 1 日と 2 日、県立土
常陸大宮支部(増子良雄支部長)では 7 月 31 日、
浦工業高校で開催。参加した生徒 30 人は建設業
「現場代理人・主任技術者研修会」を支部会館で
の簿記の仕組みや主要取引の記帳処理などを学
開催。茨城県常陸大宮土木事務所と茨城県建設技
び、4 級試験を受けました。
術管理センターから講師を招き、工事成績評定の
参加した生徒からは「最後までしっかり教えて
いただき助かりました」
「難しかったが、ために
留意点やコンクリートの品質管理について説明
を受け、技術力向上を図りました。
なりました」などと感想が寄せられました。
講師を務めた県常陸大宮土木の海老根隆検査
監は、「工事成績評定と電子納品の留意点」と題
して、工事成績評定を行う場合の創意工夫の捉え
方や土木工事提出書類の簡素化などについて解
説。参加者はメモを取りながら熱心に説明に聞き
入りました。
4 級検定試験を行いました
社内IT化スキル診断会を開催
茨城県建設産業団体連合会と本会は、「社内I
T化スキル診断会」を 8 月 1 日から 9 日まで茨城
県建設技術研修センターなどで開催し、技術者
や経理担当者などが参加。Windows7 の基本操作、
ちょっと一言
業務用の設定方法、業務をスムーズに行うための
ハードデスクの管理、ネットワークの利用方法な
どを学びました。
いよいよ 8 月 22 日の公示日を皮切りに
県知事選挙がスタートしました。今回の
選挙で重要なのは「投票率」ではないで
しょうか? 9 月 8 日の投票日はもちろん
ですが、近年、徐々に浸透してきている
「期日前投票」を有効に活用し、みなさん
の大切な一票が投じられる事を切に願い
ます。
−8−
(K)