茨建協ニュース No.553

▼茨城県の建設業者表彰
▼関東整備局と意見交換
▼新井氏と齋藤氏が国交大臣表彰を受賞
(一般社団法人)
茨 建 協 ニ ュ ー ス
第 553 号
平成 27 年 8 月 15 日
優秀施工46社5人たたえる
茨城県 第57回建設業者表彰
栄えある受賞者
茨城県の「第 57 回建設業者表彰式」
が 7 月 22 日、県庁で挙行されました。
受賞したのは、知事表彰 15 社、農林
水産部長表彰 6 社、土木部長表彰 20
社、企業局長表彰 5 社の合計 46 社と、
知事表彰優秀主任(監理)技術者 5 人。
さらに今回で知事表彰 5 回受賞の 1 社
です。まことにおめでとうございました。
表彰式が盛大に行われました
表彰式で橋本昌知事は、東日本大震災からの復
田哲男代表が「今後とも技術面に一層の研さん努
旧復興や災害に強い県土づくりに建設業者の力
力を重ね、公共事業の担い手として全ての建設工
が欠かせないことを強調しながら「資材や工事費
事が優秀な成績を挙げ、地域住民の福祉増進、県
の高騰が続く中、たいへん厳しい時期だと思う
勢発展に寄与してまいる所存」と力強く謝辞を述
が、今の時期を乗り切って茨城の発展にご協力い
べました。
ただきたい」とあいさつ。
県の建設業者表彰は、県発注の建設工事を適正
本会からは岡部英男会長が、受賞者代表の小薬
に施工し、優秀な成績で完成した建設業者と主任
拓巳氏(㈱小薬建設代表)へ記念品を贈りました。
(監理)技術者をたたえるもので、今回は平成 26
岡部会長は祝辞で「より一層、技術の研さん、
年度に完成した知事部局 2009 件、企業局 237 件
資質の向上、経営の合理化に努められ、社会資本
の工事のうち、出来形や品質、工程管理、創意工
整備の担い手として、真に豊かな郷土茨城の創造
夫、社会性などが優れ、成績が特に優秀な施工者
と発展にご貢献を」と期待を寄せました。
が表彰されました。
受賞者代表謝辞では、㈱鶴田組(那珂市)の鶴
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茨 建 協 ニ ュ ー ス
第 553 号
平成 27 年 8 月 15 日
出来形、品質、工程管理、創意工夫
一層の研さん努力重ね県勢に貢献
本会から受賞者に記念品を贈呈しま
した
岡部会長が祝辞
受賞者を代表して鶴田
哲 男 さ ん( ㈱ 鶴 田 組 )
が謝辞を述べました
平成 27 年県建設業者表彰 受賞者 (敬称略)
知事表彰建設業者(15 社)
建設業者名
代 表 者
昭和建設㈱
平塚 博
田口建設工業㈱
田口恵一郎
コスモ綜合建設㈱
池田 勇夫
多賀土木㈱
松山 昭彦
岡部・松浦JV
岡部 英明
㈱斉藤建設
斉藤 実
新井土木㈱
新井 淳一
増子建設㈱
増子 妙子
㈱鶴田組
鶴田 哲男
㈱小薬建設
小薬 拓巳
㈱川田建材工業
川田 友正
大勝・鹿島庭園JV
宮内 隆
長谷川建設㈱
長谷川 保
㈱大藤組
大藤 博文
松尾建設㈱
松尾 拓也
所 在 地
水戸市
水戸市
水戸市
日立市
日立市
土浦市
常総市
常陸大宮市
那珂市
筑西市
筑西市
神栖市
茨城町
大子町
阿見町
知事表彰主任(監理)技術者(5 名)
氏 名
所属建設業者名
渡部 善昭
多賀土木㈱
小坂部由雄
岡部・松浦JV
細川 健一
㈱鶴田組
飯田 人士
㈱川田建材工業
瀬川 昌士
松尾建設㈱
知事表彰 5 回建設業者(1 社)
建設業者名
代 表 者
㈱鶴田組
鶴田 哲男
所 在 地
那珂市
土木部長表彰建設業者(20 社)
建設業者名
代 表 者
株木建設㈱
株木 雅浩
㈱秋山工務店
秋山 光伯
茨城日鉱建設㈱
金子 和男
森田建設工業㈱
大橋 一博
所 在 地
水戸市
日立市
日立市
古河市
㈱富嶋電工
塚田建材㈱
㈱梅原工務店
㈱高田工務店
㈱三共建設
㈱大曽根建設
㈱中島工務店
㈱井上工務店
㈱大成設備工業
松崎・石津JV
成島建設㈱
㈱高野工務店
㈱野口組
㈱伊東建設
㈱桐原工務店
細谷建設工業㈱
和田本 聡
塚田 隆
梅原 基弘
高田 稔
宮本 真二
大曽根理一郎
中島 金作
井上 哲郎
鈴木 幹翁
松崎 里志
成島 高雄
高野 潔
野口 惠夫
伊東 久夫
桐原 耕一
細谷よしの
石岡市
下妻市
常陸太田市
つくば市
つくば市
ひたちなか市
ひたちなか市
ひたちなか市
ひたちなか市
潮来市
つくばみらい市
那珂市
坂東市
鉾田市
城里町
河内町
農林水産部長表彰建設業者(6 社)
建設業者名
代 表 者
㈱横田建設
横田 修一
㈱サンコー緑地建設
石川 高夫
㈱千葉工務店
千葉 順
㈱大地
菅谷 明良
㈱サンヨウ建設
坪井 則子
㈱新みらい
小林 伸行
所 在 地
水戸市
古河市
北茨城市
鹿嶋市
稲敷市
つくばみらい市
企業局長表彰建設業者(5 社)
建設業者名
代 表 者
大竹建設㈱
大竹 光
㈱冨晃
冨山まさ子
㈱郡司建設
郡司 誠
松丸工業㈱
佐々木謙一
飯田建設興業㈲
飯田 良三
所 在 地
取手市
つくば市
鹿嶋市
守谷市
筑西市
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茨 建 協 ニ ュ ー ス
第 553 号
平成 27 年 8 月 15 日
適正な工期設定を求める
関東地方整備局と意見交換会
本会は、国土交通省関東地方整備局(越智繁雄局長)や茨城県土木部(渡辺
学部長)と施工上の諸課題について話し合う意見交換会を、7 月 23 日に茨城県
建設技術研修センターで開催しました。国側に適正な工期の設定を求めました
ほか、積算単価と実勢単価の差(乖離)をテーマに討議。女性技術者の活用に
ついては環境の整わない現状を踏まえ、適用工事をモデル事業程度にとどめる
よう求めました。
越智局長
渡辺県土木部長
尾曽副会長
冒頭のあいさつで、越智局長は公共事業予算
が微増している状況に触れたほか、災害時にお
ける県内企業との協定が 27 社と増加傾向にある
施工上の諸課題について話し合いました
ことを説明。担い手 3 法の改正については「先
の見通せる建設産業を示し、担い手を確保育成
指導をお願いしたい」とあいさつ。
していく観点を大切にしたい。有意義な意見交
換ができれば」と会議に期待。
続いて国側が本年度の入札契約、総合評価の
実施方針などを説明するとともに、本会が要望・
渡辺県土木部長は地域の活性化の事業につい
提案を行いました。
て「さらなるネットワーク整備が必要。圏央道
意見交換では本会が用意した「適正な工期の
や東関道など、一日も早い全線開通をお願いし
設定」「積算単価と実勢単価の差」の 2 テーマを
たい。県も最大限の努力をしたい」と整備推進
国側が回答する形式で討議。そのほか女性技術
に意欲を示しました。
者や技能者の活用について、国がこのまま女性
本会の尾曽正人副会長は「若年層の入職確保
活用を推し進めると入札に参加できなくなるこ
をはじめとする中長期的な担い手確保、育成は
とから、「当面の間はモデル事業程度にとどめて
最大の課題。全力で取り組む。きょうはいくつ
ほしい」と要望しました。
かの提案要望を行うが、どうか忌憚のない意見、
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第 553 号
茨 建 協 ニ ュ ー ス
平成 27 年 8 月 15 日
積算単価と実勢単価の乖離解消を
意見交換会で要望しました
【関東整備局】
当初の現場条件、設計条件等に変更や相違があり、
工期に影響を及ぼす可能性がある場合は「設計変更
審査会」を活用して頂きたい。また受発注者間にお
ける工事工程の共有の試行を行っている。
積算単価と実勢単価の差について
【茨建協】
特殊資材について。発注者の採用する見積価格と、
業者の実際の調達価格に差があることが多いので、
見積価格で調達できるよう資材業者に指導していた
だきたい。
本会から、いくつかの提案要望を行いました
適正な工期の設定について
【茨建協】
用地取得の遅延など、工事に支障が生じた際の工
事の中止や工期の延長に柔軟な対応を配慮いただき
たい。
【関東整備局】
適切な設計変更、受注者との情報共有や協議の迅
速化を目的に「工事請負契約における設計変更ガイ
ドライン」を 6 月に改定した。また「工事一時中止
に係るガイドライン案」も改定し、工事の一時中止
や工期の延期、増加費用の取り扱いを各事務所へ周
知徹底した。
【茨建協】
年度末など工事が集中する時期に工程が順守出来
るよう、年間を通じて計画的な発注と平準化に努め
られたい。
【関東整備局】
必要作業日数、雨天休日等の積み上げを適切に行
うとともに、特記仕様書等の条件明示に努める。ま
た設計変更ガイドラインの中で、「土木工事条件明
示の手引き案」を作成し、受発注者が条件明示の
チェックを行える様にした。さらに前年度から工事
工程の共有化の試行工事(3 件)を開始したほか、
本年度からは国債、翌債や「余裕期間の設定」の活
用に取り組んでいる。
【茨建協】
発注者の設定工期と受注者の実行可能な工期につ
いて協議する場を設けてもらいたい。
【関東整備局】
積算に利用する単価は、予決令で実例価格を採用
するよう記されており、特殊資材の単価も、特別調
査と見積り(複数社)により実勢価格を調査し採用
している。また今後も実勢価格の調査に努めていく。
【茨建協】
建築工事について。地方公共団体発注の工事では、
図面に記載されているが、積算内訳書に記載されて
いない項目が多々ある。積算内訳書に記載されてい
ない項目でも設計変更の対象にしていただきたい。
【関東整備局】
官庁営繕部では、積算数量の拾い忘れや違算を防
止し精度向上を図ることを目的に「営繕工事積算
チェックマニュアル」を改定し、HP で 4 月に公表
した。今後は、会議等の機会を通じ地方公共団体等
へも広く普及促進したい。
【茨建協】
入札価格の積算に当たって、積算基準に掲載して
いない工種について、積算のヒントとなる考え方や、
歩掛の開示をお願いしたい。
【関東整備局】
平成 23 年度より、土木工事標準積算基準書に積
算方法が定められていない工法と標準歩掛の適用条
件範囲以外の場合における工事歩掛は、入札参加者
の適正かつ迅速な見積に資するため、決定した工事
歩掛を、契約手続きにおいて競争参加資格を有する
者へ歩掛の見積参考資料として公表している。
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第 553 号
平成 27 年 8 月 15 日
本会から2人が国土交通大臣表彰
おめでとうございます
本会の新井淳一副会長と齋藤実
常任理事が、平成 27 年度の国土
交通大臣表彰を受賞されました。
多年にわたり建設事業の振興に尽
力され、公共の福祉の増進に多大
の貢献をされたことが認められた
ものです。まことにおめでとうご
ざいます。ますますのご活躍を祈
念いたします。
新井副会長(右)と齋藤常任理事
新井淳一副会長
齋藤実常任理事
新井氏は、昭和 20 年 10 月 5 日生まれの 69
齋藤氏は、昭和 27 年 1 月 7 日生まれの 63 歳
歳(常総市在住)。39 年に下妻第一高等学校を
(土浦市在住)
。昭和 49 年に東海大学工学部土
卒業し、青山学院大学で学んだ後、新井土木㈱
木工学科を卒業後、株木建設㈱に就職。2 年
に入社。47 年に取締役、平成 3 年に代表取締
間の経験を経て 51 年に㈱斉藤建設に入社。53
役を歴任し現在に至る。また平成 7 年から石
年には 1 級土木施工管理技士を取得。その後、
下町議会議員を 1 期 4 年経験しました。
59 年に専務取締役、平成 5 年に代表取締役に
本会では、平成 6 年から常総支部理事、16
就任し現在も第一線で活躍中。
年から本部常任理事を歴任。同年、常総支部
本会では平成 16 年から理事や土木委員会委
長に就任し現在も活躍中。また県建設技術管
員、土浦支部理事、土浦分会副分会長を務め
理センター理事を 18 年から務めています。県
ました。20 年から土木委員会副委員長を歴任
建設業協同組合では、理事を 8 年から、副理
しましたほか、常任理事、土浦支部副支部長
事長を 18 年から歴任。
をそれぞれ務めています。
また平成 13 年から土浦市長表彰を 6 回受賞。
そのほか県建設業厚生年金互選代議員、建
設業労働災害防止協会県支部常総分会分会長、
24 年には県企業局長表彰、25 年には県土木部
常総市商工会理事などを務めています。
長表彰をそれぞれ受賞しました。
「岡部会長をはじめ、役員の皆さま、関係
新
井
氏
の
話
「岡部会長や佐々木副会長、役員の方々の
齋
藤
氏
の
話
者など多くの人にお世話になりました。また
今回の受賞は社員のおかげでもあり、感謝し
ております。今後も、誠意を持って地域のた
めに貢献してまいりたいと思います」
−6−
ご指導、ご支援の賜物と心より感謝していま
す。皆さまを代表し頂いたものと思っていま
す。今後も精進してまいりますので、何卒よ
ろしくお願い致します」
茨 建 協 ニ ュ ー ス
第 553 号
平成 27 年 8 月 15 日
広報活動やフェスタへ参加
建産連 27年度定時総会開く
本会など県内の建設関
連 21 団体で組織している
茨城県建設産業団体連合
会( 岡 部 英 男 会 長 ) は 7
月 10 日 に 平 成 27 年 度 定
時総会を開催し、27 年度
事業計画などを承認しま
岡部会長
した。27 年度も社会資本
整備の計画的な推進の必要性の働きかけ、積
極的な広報活動・イメージアップ活動、建設
フェスタへの参加などを実施します。役員改
選では、新役員 3 人を承認しました。
岡部会長はあいさつの中で「地元建設産業と
事業計画では建設フェスタへの参加などを確認しました
して地域に密着した社会資本整備と防災減災
に取り組み、県民の安全安心を目指す」とあ
いさつされました。
太田支部活動報告
大子支部活動報告
南中学校で建設体験
献血活動のボランティア
大子支部(大藤博文支部長)は 7 月 6 日、大
子町立南中学校で建設体験学習を実施。支部
員は中学 1、2 年生へ重機の操作や、測量の仕
方を教えました。作業体験前に大藤支部長は
「きょうの体験学習が皆さんの将来に役に立っ
てもらえれば大変うれしい」と述べるととも
に、怪我に注意しつつ作業を進めるよう呼び
掛けました。重機の操作はあいにく降雨の中
での作業となりましたが、生徒たちは初めて
の体験に笑顔を見せながら真剣な眼差しで取
り組んでおりました。
太田支部(瀬谷實支部長)は 7 月 15 日、常
陸太田市建設防災協議会(平山巖会長)と常
陸太田工事事務所の駐車場で献血活動を行い
ました。地域貢献活動の一環として行われた
もので、ことしで 2 回目を数えるイベントに
支部員など約 90 人が集まりました。活動につ
いて瀬谷支部長は「医療の現場で血液が足り
ない話を良く耳にする。ことしは 2 台のバス
を使ったので、待ち時間も少なく順調に進め
られた」と述べておりました。
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第 553 号
平成 27 年 8 月 15 日
新 規 入 会
細谷竜ヶ崎支部長が意見述べる
県議会土木企業委員会
▽ 潮来支部
㈱田崎技術
田崎 雅広 代表取締役
住所:〒 311 − 2405 潮来市築地 544 − 2
電話:0299-62-3400
東城建設㈱
宮内 静子 代表取締役
住所:〒 311 − 2434 潮来市島須 2307
電話:0299-64-6269
会員の動向
〈代表者変更〉
▽ 竜ヶ崎支部
㈱塚原建設 塚原 次男 → 塚原 健一
6 月 29 日に開かれた県議会土木企業委員会の
勉強会(閉会中委員会)で、参考人として招かれ
た細谷武史竜ヶ崎支部長が「地元建設業における
課題と対応」と題して意見を述べました。細谷
支部長は若手入職者の減少や技術者の高齢化と
いった課題に触れた後、今後の維持管理や長寿命
化に、地元建設業が果たす役割の重要性を述べま
した。
IT スキルチェックセミナー
建産連が開催
施工マネジメント計画
現場代理人学ぶ
茨城県建設産業団体連合会による IT スキル
チェックセミナーが 7 月 16 日と 17 日、水戸市青
柳町の茨城県建設技術研修センター内で開かれ、
電子納品を行う際に必要不可欠となるウインド
ウズの基本操作を学びました。
ちょっと一言
本会は、現場代理人スキルアップセミナー(施
工マネジメントコース)を 6 月 9・10 日と 7 月 8・
9 日に開催。参加した技術者らは、㈱創生マネジ
メントの宇野正明特別顧問から、現場代理人の今
日的課題、事業継続計画(BCP)
、現場代理人の
コストマネジメント、簡単な施工計画の書き方
やワンポイントレッスン、現場代理人のリーダー
シップ発揮の基本などを学びました。
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先だって、テレビで“神様に選ばれた試合、高
校 野 球 100 年記 念 SP! !”を放 送していた。昭
和 59 年、取手二高 vsPL 学園。あの桑田、清原
コンビがいた時代に、全国優勝を決め、初めて優
勝旗が利根川を渡ったと興奮したのを憶えている。
今年も高校野球が始まり、この“ちょっと一言”が
目に触れる頃には、結果も出ていることでしょうが、
球児たちには、
“神様に選ばれた試合”になるよう
期待したい。 (A)