科 目 名 工学基礎研究 Pre-Graduation Research 学 年 期別・授業時間・単位数 4 後期 2 時間/週 1 単位 教 員 名 研 究 室 内線電話 e-mail: 電気情報工学科 教員全員 A棟 履修単位科目 【授業目的】 卒業研究の前段階として、電気系、情報系テーマに関する基礎研究を個々の教員による指導のもとに実施する。 基礎研究を通じて、文献調査、実験、シミュレーション及び得られる結果の検証などの基本的な手法を体得する とともに創造性を育成することを目的とする。 【Course Objectives】 As a step leading up to graduation research, basic research on the themes of information and electrical systems will be see graduation research carried out under the guidance by individual instructor. Through the basic research, the fundamental technology is acquired, and the creativity is raised. The fundamental technology is the technology for reference, experiment, simulation and verification of the experimental result. 【達成目標】 【Outcomes/Aims】 Students will be able to achieve the following: 1. 与えられた研究テーマに関する参考文献を調査し収集 1. Reference literature on given research theme is できる。 investigated and can be understood. 2. 計画に基づき、実験あるいはシミュレーションを実現 2. Based on the plan, experiment or simulation can be できる。 carried out. 3. 得られた結果を考察し、結論を導くことができる。 3. Results can be used to draw a conclusion. 4. 研究成果を的確に記述し報告書としてまとめることが 4. Research results can be described accurately for できる。 writing reports. 5. 研究成果を効果的に発表することができる。 5. Research results can be used effectively for presentations. 【学習・教育目標】 (C), (G) 【キーワード】 通信線路、画像解析、形状推定、ジャイロモーメントモータ、文字認識、 電気二重層(EDL)キャパシタ、超音波探傷、遺伝的アルゴリズム、時系列解析 communication line, image analysis, shape estimation, gyroscopic meter, character recognition, ultrasonic testing, genetic algorithm, time series analysis 【学習保証時間】 100 分 15 週=25 時間 【授業方法】 指導教員の指定する研究のテーマについて、学習してき た専門科目の復習をするとともにさらに発展させ、新規 性・創造性ある研究へと導く。指導教員と十分議論しなが ら研究テーマを遂行する。 【学習方法】 研究は学生自らが、興味と問題意識を持ち、積極 的・主体的に取り組むことが必要である。テーマに 関して指導教員と積極的にディスカッションを行 い、学生と指導教員との双方向のコミュニケーショ ンが十分とれるようにする。困ったときは指導教員 に相談し指示を受ける。 【履修上の注意】 必要に応じて、工具・電卓などを用意すること。 【科目の位置付け】 1.先行して履修すべき科目、項目 授業科目全般 2.後で履修する関連科目 卒業研究 3.同時に履修する関連科目 授業科目全般 【定期試験の実施方法】 定期試験は行わず、基礎研究発表の概要(A4、1 頁)の 提出および報告会における口頭発表を義務づける。 【評価方法】 提出された工学基礎研究発表概要の内容および研究発 表の内容について、電気情報工学科教員が合議の上、採点 する。(概要 60 点、発表 40 点の 100 点満点) 【教科書・教材等】 教科書: なし 教材 : 必要に応じて資料を配付する。 【授業計画】(例;平成 20 年度テーマ一覧) ○新池教員 1.文献の分野識別のためのコーパス作成に関する一考察 2. ニューラルネットワークの基礎と問題への適用 3. 福祉用電動車椅子の設計・製作に関する研究 ○金山教員 4. 無安定マルチバイブレータを用いた雑音発生回路 5. 圧電素子を用いた発電装置の研究概要 6. 水晶発振子を用いた雑音発生回路の研究 ○中川教員 7. 太陽電池の等価回路における内部抵抗の計測 8. 熱中症警報システムにおける温度測定精度の改善 9. 脳機能検査試作プログラムの評価 10. 太陽熱給湯システムの運転概要 11. 太陽電池による冷却器の製作 ○片山教員 12. QR コードを用いたスタンプラリーシステム 13. Web 投稿システムのメール送信機能の構築 14. 二次元画像における特徴点の抽出 15. Wii Remote を用いた制御システムの開発 16. ナンバープレートの一連番号認識 ○竹澤教員 17. 計算機シミュレーションによる白金触媒の CO 被毒評価 18. 計算機シミュレーションによる白金触媒の CO 被毒の評価Ⅱ 19. 計算機シミュレーションによる水素吸蔵金属の評価 ○舩木教員 20. レポート受理・管理システムの開発 21. Web3D による学校案内板の作成 22. OpenCV を用いたソフトウェア開発 23. デジタル画像の鮮明化に関する研究 ○内海教員 24. プログラマブルスピンコータの開発 25. 微少電流測定システムの開発 26. 光ファイバ形センシングシステムの開発 27. 光学現象シミュレーションソフトの開発 ○丹下教員 28. SCore を用いた並列コンピュータの製作 29. 普通教室における無線 LAN 電波強度 30. CIP 法を用いた 1 次元の電磁界解析 31. 癌温熱治療用空洞共振器の基礎研究‐磁性流体を用いた加温効果の検証‐ 32. 温度変化の影響によるバイタルサインの変化 ○井上教員 33. アドレナリン受容体におけるアミノ酸組成の解析 34. 肥満を引き起こすメラノコルチン 4 受容体遺伝子のアミノ酸置換の解析 35. Moodle を利用した学習支援管理システムの作成 ○芦澤教員(平成 21 年度のテーマ) 36. ウェブカメラと OpenCV を用いたアナグリフ作成装置の作成 【学生へのメッセージ】主として、工学基礎研究で選択したテーマを5年の卒業研究でも引き続き遂行します。卒業研究で は、4 年における研究成果をもとに、さらにその内容を掘り下げると共に、拡充発展を目指します。したがって、丁寧な研究 への取り組みを、4 年生の段階で身につけることが重要です。研究は地道な努力を継続的に必要とします。研究の進み具合な どに問題が生じたら、指導教員あるいは、身近な教員に早い時期から、どんどん相談することが重要です。
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