分散システム開発 CANdbLib CAN データベースアクセス用プログラミングライブラリー CANdbLib の概要 CANdbLib は、CAN データベースをユーザー固 有のツールで使用可能にするプログラミングラ イブラリーです。このライブラリーには便利な C++ インターフェイス (API) が用意されている ため、DBC データベースのデータおよび CAN メッ セージのシグナルにアクセスする機能を手軽に 利用できます。 CANdbLib は、開発者向けライセンスパッケー ジ で、CANdbLib クラスライブ ラリー (DLL)、 CANdb++ エディター、5 ユーザー用ランタイム ライセンスで構成されています。オプションで、 ライセンスパッケージと追加のランタイムライ センスを使用できます。 情報の定義 分散ネットワークの開発は、ネットワークと通信 の関係の構造化された記述に基づいて行われま す。プロジェクト従事者は、CAN ネットワークデー タを DBC フォーマットでやりとりします。CAN ネッ トワークデータは、世界中のほぼすべての車種 について各自動車メーカーから入手可能です。 CAN データベースには、ネットワーク内の通信 ノードおよび CAN メッセージ、さらにメッセージ で送信されるシグナルとその位置、ビット数、物 理単位、線形変換公式などの、ネットワークプロ ジェクトに関連するすべてのデータが含まれてい ます。 優位性の概要 > すべてのプロジェクト従事者のグローバルな データ交換を単純化 > ユーザー固有の測定システムなどのユーザー 固有のツールに CAN データベースを統合可能 > 生値のシグナルデータを物理値に変換可能 > DBC データベースのすべての情報に容易に アクセス可能 > DBC フォーマットに関するトレーニングや、開発、 テスト、ツール保守に要する労力が少ない 機能 > CANdbLib では、 CAN データベースの情報を読み込んでソフトウェアツールで使用できるように、 C++ クラスを用いた機能を提供します。 > オブジェクト指向アプローチとタスクに対して最適化されたクラス構造により、すぐに提供された機能を理解して直感的に適用できるようになります。 > CANdbLib は、 CAN メッセージのシグナルを解読して物理測定値に変換します。そのため、測定シグナルを DBC ファイルの記述に基づいて容易に解析し、 見やすく表示できます。 > サンプルプロジェクトを利用すると、 DBC ファイルフォーマットに関する詳しい知識がなくても、製品の使用方法を短時間で習得できます。 > ユーザー固有のデータベースを付属の CANdb++ エディターで設定できます。 バージョン 3.2 の主な特長 > 64 ビット対応 > Multiplexing 機能の拡張 > 製品には CANdb++ エディターの標準バリアント が付属します 製品に含まれるもの > CANdb++ エ デ ィ タ ー ( 標 準 バ ー ジョン ) (Windows XP/Vista/Windows 7/Windows 8 対応 ) > Microsoft Visual C++10.0/11.0/12.0 用 ク ラ ス ラ イ ブ ラ リ ー (Windows XP/Vista/ Windows 7/Windows 8 対応 ) > 5 ユーザー用ランタイムライセンス ベクターの CANdbLib に関する情報: www.vector-japan.co.jp/candblib CANdb++ エディターで CAN データベースのデータを可視化できます。 ※記述されている内容は予告無く変更されることがあります。 ( 発行日:2015 年 7 月 31 日 ) ベクター・ジャパン株式会社 www.vector-japan.co.jp
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