(中間公表 平成20年12月)(PDF 252KB) - 北広島市

平成20年度 北広島市外部評価委員会補助金等評価のまとめ
本年度において実施する事務事業及び補助金等の外部評価のうち、補助金等に対する
評価のまとめが終了しましたので公表します。
1 評価対象の選定
平成20年度に予算化された補助金及び交付金を性質別に区分して、「補助金」
と分類されたものをおおむね3年間で評価を行うこととしました。
本年度は、3分の1にあたる22補助金からさらに委員会として関心の高い11
補助金等を評価対象としました。
また、平成21年度から制度化される公募型補助金(新規)を評価しました。
【外部評価対象補助金等】
補
助
金
等
① 市議会政務調査費
② 職員福利厚生会交付金
③ 全国・全道中体連大会出場費助成金
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
名
事
業
担
当
部
局
議会事務局
総務部 職員課
管理部 管理課
幼稚園振興補助金
スポーツ大会出場費助成金
街路灯補助金
管理部 管理課
生涯学習部 体育課
市民部 市民生活課
コンポスト(生ごみ堆肥化容器)購入助成金
認可外保育園運営費補助金
土地区画整理事業助成金
環境部 廃棄物対策課
保健福祉部 児童家庭課
建設部 都市整備課
⑩ 農業振興奨励事業補助金
⑪ 小規模事業指導推進費補助金
経済部 農政課
経済部 商業労働課
⑫ 公益活動事業補助金 (新規補助金)
市民部 市民協働推進課
2 評価の過程
委員会では、10月から12月にかけて計5回にわたり担当部局に対するヒアリ
グを実施しました。
ヒアリングに際しては、事前に担当部局による評価調書(補助金用)及び補助の
概要、説明資料などの配付を受け、当日は、担当部局の説明の後、質疑応答形式で
行いました。
◇委員会の開催状況
第1回 5月 9日(金) 13:30~ 評価対象補助金等の決定
(第2回~第6回までは事務事業ヒアリングを実施)
第7回 9月 2日(火) 16:00~ 補助金等の評価について
第8回 10月 6日(月) 16:00~ 補助金等ヒアリング
第9回 10月27日(月) 16:00~ 補助金等ヒアリング
第10回 11月18日(火) 16:00~ 補助金等ヒアリング
第11回 11月27日(木) 15:00~ 補助金等ヒアリング
第12回 12月17日(水) 14:00~ 補助金等ヒアリング
第12回 12月17日(水) 14:00~ 補助金等評価のまとめ
1
3 補助金等評価
総
補
合 評
助
価
金
等
名
価
評
部 局 名
採
① 市議会政務調査費
総合評価 ■継続
評
価
・
意
見
等
採点
課 名 等
点
議会事務局
30点
公益性
12 点
必要性
8 点
効果性
6 点
適格性
4 点
北広島市議会は平成19年12月、政務調査費の自主的な見直しを行った。支給額の減額
や使途の一層の明確化などほぼ人口規模に見合うものといえるが、政務調査費を巡る批判の
背後には、その支出の過半を占める調査旅費にある。
会派を組んだ団体視察旅行をすべて否定するものではないが、市政への調査研究のための
議員活動であれば個人視察を基本とすべきであろう。情報公開の時代である。ネットの活用
を加えればゆくゆくは会派の構成員の数だけ必要な資料が集まるはずである。
資料としての購入図書は、個人や会派が占有するにしても帰属は議会とすべきである。
② 職員福利厚生会交付金
総合評価 ■継続
採点
総 務 部
32点
職 員 課
公益性
3 点
必要性
7 点
効果性
7 点
適格性
15 点
評 本事業の見直しから2年経過しており、その後社会経済情勢も大きく変化していることか
価 ら、民間レベルとの整合を図るとともに一部自治体に見られるよう交付金の大幅な削減を視
・ 野に入れ本事業の内容及び事業区分のあり方を検討すべきである。
意
※ 本事業は職員の福利厚生制度であり公益性の評価には直接的になじまないこと、また
見
昨今一部の自治体で不適切な処理等の指摘がされている状況を鑑み採点割合を公益性よ
等
り適格性にウエイトをおいた評価とした。
③ 全国・全道中体連大会出場費助成金
総合評価 ■継続
採点
32点
管 理 部
管 理 課
公益性
12 点
必要性
7 点
効果性
8 点
適格性
5 点
評 本事業の主旨から、その必要性は充分に認められる。
価 また、補助の対象、金額とも管内他市の状況から適当と判断するが、費用部分のうち、予
・ 備費、強化費については、使途を明確にすべきである。
意
見
等
④ 幼稚園振興補助金
総合評価 ■継続
採点
管 理 部
32点
管 理 課
公益性
15 点
必要性
8 点
効果性
4 点
適格性
5 点
評 幼稚園で使用する教材・教具への補助が全体の約半分を占めるが、これは1園あたり36
価 万円となっており、園児数が62名の園と232名の園でも同額である。
・ 効果性の観点から園児数に応じた補助も考えられるのではないか。
意
見
等
2
総
補
合 評
助
価
金
等
名
価
評
⑤ スポーツ大会出場費助成金
総合評価 ■継続
評
価
・
意
見
等
採点
31点
部 局 名
採
課 名 等
点
生涯学習部
体 育 課
公益性
12 点
必要性
9 点
効果性
6 点
適格性
4 点
各種スポーツ大会(国際、全国、全道)への出場者に対して、費用の一部を助成すること
はスポーツ活動を応援するため必要な助成事業である。
18年にスポーツ大会出場助成費の見直しを行っているが、全道大会と道内で開催される
全国大会の助成費の差が目だっており再検討の必要がある。
⑥ 街路灯補助金
総合評価 ■継続
市 民 部
採点
34点
市民生活課
公益性
12 点
必要性
9 点
効果性
8 点
適格性
5 点
評 夜間、生活道路を照らす街路灯の設置、維持・管理費用のうち、概ね2分の1を受益者負
価 担とする現行制度は、妥当と思われる。今後は交通事情の変化や街区の開発などを見極め、
・ 生活道路の幹線・準幹線道路への見直しを適宜行うことが望まれる。
意
見
等
⑦ コンポスト(生ごみ堆肥化容器)購入助成金
総合評価 ■継続
評
価
・
意
見
等
採点
34点
環 境 部
廃棄物対策課
公益性
12 点
必要性
10 点
効果性
7 点
適格性
5 点
ゴミ減量化、資源化は社会テーマでもあり本事業の取組は必要と認められる。又、コンポ
スト購入単価からみて助成金の額は妥当と判断する。事業開始から17年経過しているが、普
及率は低く効果にも疑問がある。事業目的に沿う効果を上げるには、利用状況の把握に努め
ると共に積極的な普及活動も必要である。
⑧ 認可外保育園運営費補助金
総合評価 ■継続
採点
32点
保健福祉部
児童家庭課
公益性
12 点
必要性
8 点
効果性
8 点
適格性
4 点
評 制度に対する住民ニーズも高く、子育て支援の点からも事業の継続は必要であるが、一
価 方、少人数(定員割れ)の園が実在することから、実態に則した制度の運用を行うために、
・ 少人数保育の在り方の検討、補助基準の見直しが必要である。
意
見
等
3
総
補
合 評
助
価
金
等
名
価
評
⑨ 土地区画整理事業助成金
総合評価 ■継続
評
価
・
意
見
等
採点
36点
部 局 名
採
課 名 等
点
建 設 部
都市整備課
公益性
12 点
必要性
10 点
効果性
9 点
適格性
5 点
現行補助金(大曲幸地区整理事業)については、北広島インターチェンジ出口から羊ヶ丘
通にまっすぐ抜ける道路を、国の補助を受けて整備することも決定済であり、区画整理は必
要な事業である。
なお、いまのところ来期以降については、具体的な土地区画整理の候補地は無い。
⑩ 農業振興奨励事業補助金
総合評価 ■継続
採点
34点
経 済 部
農 政 課
公益性
12 点
必要性
9 点
効果性
8 点
適格性
5 点
評 農業を支援するために必要な補助事業と考える。従事者が減少するなかで事業の効果を上
価 げるため、新しい農業の型を考え、また、人材を呼び込み育成することを行政と各関係機関
・ が協調し、更なる農業の発展を望みたい。
意
見
等
⑪ 小規模事業指導推進費補助金
総合評価 ■継続
評
価
・
意
見
等
採点
32点
経 済 部
公益性
12 点
必要性
8 点
効果性
8 点
適格性
4 点
小規模事業者支援のための本補助金制度の必要性は認められ、補助金のほとんどが商工会
職員の人件費に充当される実情もやむをえない。ただ、商工会の会員数に比べ職員数が適正
か否か、経営指導に本市にふさわしいボランティアの活用の方策はないかなど検討すべき余
地はあり、市の指導が望まれる。
⑫ 公益活動事業補助金制度 (新規補助金)
総合判定
総合評価
評
価
・
意
見
等
商業労働課
適 ・ 否
公益・必要・効果性
市 民 部 市民協働推進課
適
否(
適 格 性
)
否(
適
)
制度として、主旨を活かした活動を推進することについて支援をすべきだが、公募のあり
方や補助対象の範囲など様々な問題点があるように見受けられる。
今後、北広島市市民協働推進会議でさらに論議がなされることに期待しつつ、検討を進め
るなかでよりよい手法を考えていただきたい。
4