4号 - 山梨県立わかば支援学校

地域支援だより
No. 4
山梨県立わかば支援学校
平成 25年 11月 7日発行
今回の「WAKABA」は、わかば支援学校での小学部・中学部・高等部の日頃の授業の様子を紹介したいと思います。各学部、
学年で、さまざまな学習に取り組んでいます。本校の教育活動について、少しでも知っていただければと思います。
高等部1年自立コース「山梨県の市町村について調べよう」-社会-
高等部1年自立コース「山梨県の市町村について調べよう」-社会-
1学期の社会の授業で、山梨県について学習しました。その中で自分たちの住んでいる町に
ついて調べることにしました。まず山梨県には、どんな市町村がいくつあるのか?どう読んだ
らいいのか?など、学習をしました。自分たちが生まれて、生活している場所でありながら、
結構、知らないことが多いことがわかりました。
学校のパソコンを使って、各市町村で有名な場所や物を調べたりす
る学習も行いました。誰もが知っているところを取り上げたり、みんなが知らないところやことを
調べたり、それぞれの興味関心の違いや傾向が見られました。
そして、その調べ学習の一環として、県立図書館の書籍、資料や広報誌などから、さらに情報を
集めることにしました。当日は、図書館での学習後に甲府駅周辺の店で昼食をとったり、買い物
をしたりする計画もあったため、
事前学習ではどちらがメインかわからないような様子でしたが、
いざ図書館に到着すると、真剣に本を探したり、調べたことを書き写したり、真面目に取り組む
姿が印象的でした。
帰りは、暑い中を六科から学校まで歩いて帰ってくるというおまけ付きでしたが、楽しい一日
を過ごしました。
高等部1年
高等部1年生活コ
1年生活コース
生活コース ~校内実習~
高等部1年生では、9月10日から27日まで校内実習を実施しました。まず、最初の一週間
は進路先の様子、先輩たちが働く様子を知るという目的で、施設見学や作業体験をしました。実
際に職場を見に行くことで職場の雰囲気を感じたり、働く人たちの様子を見たりすることができ
ました。職場見学の後は、学年全体で4つのグループを作り、洗車やインクカートリッジの分解、
クッキング、リサイクル等の校内作業をしました。あいさつや返事、報告をしっかりすること、
施設見学・作業体験
時間を守ること、
最後まで自分の仕事をやり遂げること等を全員の目標に掲げてがんばりました。
また、午後プログラムという時間も設定し、運動・造形・音楽と
いった卒業後の余暇活動につながるような活動にも挑戦しました。
一人一人が、自分の課題に合わせた実習の日々を過ごし、仲間と
の絆を深めながら過ごすことができました。実習報告会では、や
りとげた安堵感の雰囲気だけでなく、2年生の現場実習を視野に
校内作業実習
入れた反省を発表する姿も見られました。
実習報告会の発表
実習報告会の発表
中学部1年 「みんなで気持ちを通わせて」
中学部1年生は、小学部(校)時代よりも、少し大人っぽくなった16名の仲間が、
「楽しく」
「一生懸命に」
「友だちを意識しながら」元気いっぱいに関わり合っている学年です。一人一人を
尊重し、自分と相手それぞれを大切にできるように、
『みんなで気持ちを通わせる活動』を大切に
してきました。気持ちを通わせるために、
「伝えること」
「受け入れること」
「考えること」等を教
師や友だちと一緒にたくさん経験できるようにしています。
10月3、4日に行われた宿泊学習はみんなの気持ちが一つになった行事でした。事前学習では「夕食は何カレーにしよう
か?」
「ラザウォークでの昼食はどういうメンバーで食べる?」
等、たくさん考えました。また、実際に買い物をしたり、お風
呂に入ったり、調理をしたりと、当日を見立てて練習を頑張り
ました。一人ひとりの頑張りがみんなに伝わり、
「協力」の姿勢
が自然に見られるようになってきたと思います。
「おなじ釜の飯
を食った仲間」のように、宿泊を通してさらにみんなの絆が強
くなったようです。
小学部4年 はじめての分校との合同学習!一緒に楽しんだよ!!
はじめての分校との合同学習!一緒に楽しんだよ!!
小学部4年生は、今年度初めて富士川町にあるわかば支援学校ふじかわ分校の4年生と合同学習を
行いました。
第1回目の合同学習は、9月10日に行いました。分校の友だちがスクールバスに乗って本校に来
て、普段行っている朝の運動を一緒に行いました。最初は初めて会う友だちや先生に、どきどきわく
わく緊張している児童も見られました。しかし、なかなか話しかけたり友だちの輪に入ったりするこ
とが難しかった児童も、分校の友だちのひとなつっこい笑顔に、次第に打ち解けることができ、緊張の和らいだ微笑ましい姿
が見られました。その後に行われた屋内での活動では、お互いに自己紹介をしたり、それぞれの
学校で取り組んでいるダンスやバルーンを行ったりして楽しい時間を過ごすことができました。
合同学習後も、お互いに手紙を送りあうことで絆を深めることができ、とてもよい機会となりま
した。今後も引き続き年度内に2回行う予定です。同年代の新しい友だちと一緒に学習すること
を通して、子どもたちの成長をまた一つ感じることができました。
山梨県立わかば
山梨県立わかば支援学校
わかば支援学校
〒400-0226 南アルプス市有野3346-3
TEL:055-285-1750
FAX:055-285-5827
地域支援部
( 竹内 陽子 豊嶋 千鶴 丸山なつ江 中野奈美 )
相談日;月・火・木曜日-----9:00~15:00
水曜日---------9:00~12:00
URL:http://www.kai.ed.jp/wakaba/
E-Mail:shien@wakabay.kai.ed. jp
※ 特別支援教育に関する研修会への協力も行っています。お気軽にご相談ください。