二ツ岳 登山報告 平成 23 年 11 月 16 日 平成 23 年 11 月 3 日(文化の日) 、旧土居町と別子山村の境界にある二ツ岳に登って みました。 この日は週の間の祭日で、いつも参加している数人が勤務等による都合か らか欠席がめだち、わずか 6 人と少し寂しいかぎりでした。 空模様は、予想では曇り後晴れということでしたが、山でもあったことでしょうか、 一日中雲が深く垂れ込め、遠望はほとんどきかなく、近景の紅葉がなんとか眺められる 程度でした。 しかし、この山は何といってもその岩山登りが醍醐味で、途中の峨蔵越 から山頂までの 1 キロ少々がこの山の正念場です。 二ツ岳登山には、南・北二つのルートがありますが、今回我々は嶺南の銅山川沿いか ら登ってみました。 登山口は旧別子山村肉淵部落から林道を約 15 分走った場所で、 この日は、この山には今まで数回登ってみましたが、たかだか車が 3 台程度、登山者は 10 人程度でしたが、なんと今回は近畿地方からのバスツアー客が 20 人を超え、四国の 名だたる岩山の難コースに挑戦とは、いかがなものかと考えてしまいました。 さて、我々は何はともあれ、8 時 30 分に登山 口を出発し、いきなりツヅラ折れの急坂を約 30 分、その後植林と紅葉した雑木林の中を約 1 時 間登ると、嶺北からのコースとの合流点、峨蔵 越に到着。 ここでリュックをおろし、少し腹 ごしらえを兼ねた休息です。 この峠のすぐ近 くの小箱峠は、 別子銅山開坑時、 元禄 4 年 (1691) から約 11 年間別子山で精錬した含銅量約 80% の粗銅を、男は 11 貫、女は 8 貫を担ぐ仲持によって 2 泊 3 日の行程で旧土居町の浦山 まで運搬した難所の峠です。 そのような事を思い、ここから山頂までの約 2 時間、距離にして 1 キロ少々が正念場 です。 峨蔵越をすぎるといきなり岩や木の根っこをつかまりながらの悪戦苦闘が始ま ります。 途中何箇所か何とか立ち止まることのできる 岩の上から雲間を通して紅葉を眺めつつ、峨蔵越から約 1 時間 20 分登ると突然大きな岩峰が現れ、 「鯛の頭」と名 づけられ、下界の旧土居町からも眺められる岩峰です。 まだまだ急坂はつづきます。 鯛の頭を後に約 10 分ゆ っくり登るといよいよ最後の正念場です。ここからは、 岩あり大きな原生林の根っこもあり、また、露に濡れて 危険な急坂を登ること約 30 分、〃あー〃やっと二ツ岳山 頂に到着です。 山頂は 10 人も座ればいっぱいです。幸い先に登った 20 人あまりのツアー客は驚くほどの健脚で、早々と昼食を済まし下山しており、我々6 人は何とか展望のできる北面を眺めつつ、弁当、ラーメン、コーヒーを飲みながら、一 時、疲れを癒したところです。 帰りは、登りにもまして足元に注意をしながら下山、 約 3 時間で登山口に到着。全員十分疲れはてたようすです。 (特に私はもうだめですの 感)十分な手ごたえを感じさせてくれた登山でした。 チームリーダー AS40 高松昭二 高松昭二
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