ヒルフェ通信(9月号) そっと寄り添いやさしくサポート - 公益社団法人成年

ヒルフェ通信(9月号)
✿そっと寄り添いやさしくサポート✿
「公益社団法人成年後見支援
センターヒルフェ」は東京都
行政書士会が社会貢献の
一環として設立した法人です。
◆後見制度支援信託について
7月号で、東京家裁の「後見センターレポート」、また裁判所の「成年後
見関係事件の概況」(H25年版)でも触れております、「後見制度支援信
託」につきまして、東京家裁でお話を伺ってきました。
後見制度支援信託とは、被後見人の財産のうち、日常的な支払いに
必要な金銭を管理するのはこれまででどおり後見人が行いますが、通
常使用しない金銭を信託銀行等に信託する仕組みのことです。
これを利用すると、信託財産の払い戻しや解約には家裁の指示書が
必要となります。
東京家裁では、信託利用検討の対象範囲を、流動資産500万円以上
(当初は3,000万)に広げ、今後も利用を進めていくようです。
信託利用の対象は後見類型のみですが、すべての後見事件について利用されるわけではな
いものの、親族後見に限らず、第三者後見人にも、今後は信託制度の利用か後見監督人をつけ
るかといった選択をせまられるということも出てくるようです。また、すでに後見が始まっている事
件についても適用される可能性もあるとのことでした。
詳しくは東京家庭裁判所後見サイトをご覧ください。
(ヒルフェ会員につきましては、第2回更新研修にて配布された資料です。)
http://www.courts.go.jp/tokyo-f/saiban/koken/koken_qa/index.html#1_q13
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆ヒルフェのポスターを作成中!
現在、ヒルフェでは、広報活動用のポスターを、10月の「行政書士制度広報月間」に合わ
せ、会員に配布できるように作成中です。各支部で広報月間に行われるイベントなどでも是
非、ご活用いただけますよう、ご協力をお願いいたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆成年後見基礎研修(前半)が終了いたしました。
7月26日、研修センターによる成年後見基礎研修前半30時間が
終了いたしました。その後、ヒルフェ担当者が引継ぎ、ヒルフェの現
状の説明及び入会の説明を致しました。
当日は60名程の方が受講されていましたが、基礎研修の途中にエ
アコンが故障しサウナのような状態での入会説明になってしまいまし
た。 その中でも、ほとんどの方が残られて、ヒルフェの入会説明を聞
いてくださいました。本当に感謝申し上げます。多くの方に、社会貢
献の一翼を担う行政書士として、ご活躍頂くために、ヒルフェにご入
会頂き、基礎研修を継続されますことを、熱望致します。
なお、後半30時間の社団の基礎研修の開講は9月9日です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆第6ブロック(豊島・練馬・板橋地区)研修会が開催されました。
7月30日(水)、第6ブロック研修会が練馬区産業プラザにおいて開催されました。
当該研修は2部構成で行われ、第1部では「障害者総合支援法の概要及び福祉施策の方向
性」について、練馬区の担当者にお話ししていただきました。障害者福祉の基礎を、行政の立場
から丁寧に説明してくださいました。
第2部では、「障がい者・その家族と行政書士との関わり~共に歩む~」と題して、ヒルフェ練馬
地区会員であり、現実に障がい者の子を持つ上田節子先生に講演をしていただきました。講師
の実体験をもとに、行政書士と障がい者との関わりについて具体的なお話しを聞くことができ、
非常に有意義な研修会でした。