575KB - 豆類協会

編 集 後 記
2月下旬の新聞紙上に、「コンビニ和菓子好調!」-少量・手ごろで「ついで買い」-との
記事が掲載されました。あんみつ、みたらし団子、豆大福など10種類以上の和菓子をそろえる
A 社では、冷蔵タイプの和菓子販売が前年を上回り、昨年末から前年比3割以上増えたとの
ことです。また、どらやきや大福、まんじゅうなどを常温で販売する B 社でも、和菓子が昨
年夏以降1割増で推移し、和菓子が売れ筋商品の上位を占めるチェーンもあるといいます。
主な購入層は、40~50代の女性客や男女通じて高齢者が中心ですが、和菓子専門店やデパ地
下に比べ、レジ横の「ついで買い」で手軽に購入できることもあって、若者層にも和風デザー
トが着実に浸透しているようです。コンビニ各社とも「今春以降、和菓子のアイテム数を増や
し、和風デザートの商品開発を強化する方針」で、和菓子をめぐる需要獲得競争も活発になり
そうとのことです。
このような動きをどう見るか、包装の表示を見ると、多くはベンダーというコンビニへ弁当
やおにぎりを供給する製造業者が携わっているようです。和菓子の新たな購入者層の開拓で、
需要が増えると歓迎すべきか、伝統的な和菓子産業への新たな事業者への参入により市場を乱
して好ましくないと見るのか、素人の私にとっては、なかなか難しいところです。
日も少しずつ高くなり、冷たい風もだんだんとやわらかくなり、いよいよ春の到来を予感す
る頃となりました。こんな時には、おいしい抹茶を飲みながら、桜餅、花見団子はいかがで
しょうか。
(合田利見)
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豆 類 時 報
№ 66
2012 年 3 月発行
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