こちら - 東海村

中丸小学校区 村政懇談会
日
時: 平成20年7月24日(木)
午後 7 時~9 時
場
所: 中丸コミュニティセンター 会議室
参 加 者: 村執行部(村長,副村長,総務部長,企画政策部長,福祉部長,経済環境部
長,建設水道部長,消防長,教育次長)
事務局(自治推進課長,課長補佐,自治推進課職員4名)
計15名
自治会長(押延区,須和間区,舟石川中丸区,緑ケ丘区,南台区)
参加者:押延区…9名,須和間区…6名,舟石川中丸区…8名,原子力機構
長堀一区…1名,原子力機構長堀二区…0名,緑ケ丘区…9名,南台区…11
名,その他…31名,報道…常陽新聞
計 76 名
司会進行:石田正久さん(中丸地区委員会企画・総務部会)
1.開会
学区内自治会長代表
自治会長代表あいさつ
あいさつ(
押延区自治会長
自治会長)
2.学区内
自治会長代表
あいさつ
(押延区
自治会長
)
3.出席者紹介(
出席者紹介(自治会長及び
自治会長及び村執行部)
村執行部)(内容省略
(内容省略)
内容省略)
村長あいさつ
あいさつ及
年度村政に
する説明
説明」
4.村長
あいさつ
及び「平成 20 年度村政
に関する
説明
」 *広報とうかい平成20年9月10日号を参照ください。
5.「東海村自治基本条例
「東海村自治基本条例(
東海村自治基本条例(素案)
素案)」策定進捗状況報告
」策定進捗状況報告(
策定進捗状況報告(十津川 浩委員)
委員)
6.懇談
○須田さん
須田さん(
さん(緑ヶ丘区)
丘区)
自然環境についてお話させていただきます。東海村の自然環境について実際はどうな
のかお話させていただきたい。東海村の自然は中丸地区が主体であります。
(写真を見せ
て説明)ここが村立東海病院です。自然に恵まれているかというとそうではない。われ
われが入ることができるのは山林地です。今,
「トウキョウサンショウウオ」は中丸地区
に多くいるのです。これは「カザグルマ」です。希少植物です。これも中丸地区で撮影
したものです。これは「オオタカ」です。次が「トンビ」,「ノスリ」,「キジ」,「野うさ
ぎ」の写真ですが中丸地区にいます。写真のように人間と動物が共存できるのは一番の
理想です。
しかし,こういった環境を壊しているのは役場の事業なのです。そこは認識していた
だきたい。区画整理事業のために林,そして,東海病院の裏の森林もなくなるでしょう。
ここにも希少な植物がたくさんあります。この辺りで(事業を)ストップ,守ることを
考えないとならないと思います。昨日押延のため池に行ったら山から蘭を採ってきた人
に出会いました。「くすねる」というと御幣がありますがこれらも守っていかなければ
ならない。村の方針として環境保全が出てきましたのでわれわれも協力しますし,行政
とお集まりの皆さんで守っていかなければならない。
もうひとつ,須和間墓地を中心とした自然公園を提唱したい。ここにも希少な植物が
ある。大部分が地層からでるものです。これは,墓地公園の下にある軽石層が積もった
ものです。ここからは化石が出てきます。この地は村の所有物。子供の学習の場として
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利用できるのではないでしょうか。お金をかけなくともすむのではないでしょうか。こ
れから自然をいかにわれわれ,村の財産として残していければと思っています。
○司会
今の話は,この中丸地域の具体的な例をお話いただきました。どうやってこの自然を
守るかですが,須田さんは文化財と自然を守る会の会長ですので,賛同して意見を寄せ
て活動が進んでいければと思っております。
○宮川さん
宮川さん(
さん(南台区)
南台区)
環境政策課と公害防止協会で活動をしておりますので,環境政策課にお願いして,そ
ういう問題を聞いて協力できることをやっています。久慈川の水質検査も行っておりま
す。もっと皆さんに協力していただける方法を考えていったほうがよいと思います。
○緑ヶ丘区自治会長
長時間御説明がありましたが,これだけが環境ではない。たとえば豊岡や亀下の水田
だって「立派な環境」なのです。緑ヶ丘団地の裏にある工業専用地には東海クリーンだ
とか,その他得体の知れない産業廃棄物を処理する工場ができるが,そういうものから
発生するものや,すでにある工場からでる悪臭や騒音も環境なのです。一部の鳥や里山
だけが環境ではない。全体を考えての環境都市の宣言のはずなのです。工業専用地には
いかがわしい会社ができているわけで,私ども自治会長として責任上,公害防止協定を
結ぶとか対応しているが,やがては皆さんの頭の上に降ってくるもの。騒音や悪臭など
南台,須和間,緑ヶ丘全部影響が出てくる。従って,村長が言ってたように土地を買い
上げ公園化するなど,古墳群の整備などをしたいと言ってました。そういうことをする
ことで環境都市宣言として価値ある東海村となる。一部の御意見のように里山だけを守
ればよいと,毎回同じようにあの方は報告している。
質問ですが,
(資料の)農林水産業の中のファーマーズマーケットですが,これは事業
主体が村,実施主体はJAになるかと思います。この件について2月19日に村のほう
から「新たな声を村政に」にて質問した7項目のひとつですが,答えがわれわれのよう
な専門家に対する回答になっていない。それで端的にいうと2億円かけてつくるのはよ
いが,農業の地産地消でおこなうのであれば,日本には指定の野菜は14品目あるが,
そのうち年間を通じて何品目出せるのか,それすら曖昧でわかりません。6月の地域代
表者会議で「直売所に農産物を出荷してみませんか」という資料が配布された。この中
身をみてもシステムがぜんぜんわからない。年間を通じて緑黄野菜がどれだけ並べるこ
とができるのか。トレーサビリティ(生産履歴管理システム)がどうなのか一切わから
ない。したがって事業主体が村ですから,あと3年くらいして収益が上がらず赤字にな
ったら村のお荷物になる。今のうちにシステムをしっかりしてもらいたい。そういうこ
とでシステムがどうなっているのか回答をもらいたいのに一向に回答がもらえない。今
日改めて回答をいただきたいと思います。
○司会
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環境問題ということであまりにもテーマが大きすぎますし,後の方のように専門的な
内容なので後で調べてお伝えいただくということでお願いしたい。セクションはどこに
なるのか。
○経済環境部長
経済環境部になります。
○浅田さん
浅田さん(
さん(南台区)
南台区)
東海村の花火大会が毎年,阿漕ケ浦公園で行われていましたが,今年の開催場所は久
慈川河川敷になってしまいました。河川敷は交通の便も悪い。また,開催日が9月27
日になったようですが,そのことについて村長はどのように考えていますか。
もう1つ質問させていただきますが,減免登録団体のコピー機の使用についてです。
31枚目から1枚10円掛かるようですが,私たちの団体は100人くらいいます。資
料を出すときに30枚では足りません。30枚の基準は何なのか教えていただきたい。
○村長
東海まつりは「東海まつり実行委員会」が企画しています。委員長は鈴木昇議会議長
です。担当課(経済課)がどのくらい携わっているかわかりません。村長としてはノー
タッチです。これは実行委員会の考えです。今までは翌日の日曜日に行っていたが,な
ぜ,9月27日になったのかわかりません。30回記念大会ということで河川敷で大き
な花火を打ち上げたいと聞いております。阿漕ケ浦では4号玉くらいまでしか打ち上げ
ることができません。8号玉は住宅の関係で禁止されています。交通の便では河川敷の
ほうが駐車場もあり便利であると思います。はるかに交通整理がしやすいとも聞いてお
ります。
浅田さん
さん(
南台区)
○浅田
さん
(南台区
)
花火大会は村として大きな行事ですが,村長のところまで話が言ってないというのは
いかがなものでしょうか。
○村長
住民自治ということを盛んに言っているわけです。何もかも村長が決めては住民自治
になりません。確かに首長が何でも決めるというまちもございます。でも,そういうま
ちを私は作りたくないと思っています。まして,立派な方々が実行委員をやってくださ
っています。その方々に村長が口を出すのは・・・。
○浅田さん
浅田さん(
さん(南台区)
南台区)
ごめんなさい。村長が決めるのではなく,こういう話が村長に話が届かないのですか。
ということです。
○村長
すべてが私のところに届くわけではありません。
「何で私のところに届かないのだ」と
いちいち怒っていたら役場の職員も萎縮してしまいます。
「何で俺のところに話もなく決
まってしまうのだ」というときもあります。
「蚊帳の外」にされて不愉快な時もあります。
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でもすべてやっていたら私の身が持ちません。自治基本条例もそうですが委員会を作っ
て何回も会議を開くのでしょうが,あくまでも住民の皆さんが受け入れられやすい形が
作られるわけです。
○押延区自治会長
私は東海まつり実行委員会の委員です。なぜ今年は久慈川河川敷なのかですが,今年
は30回記念で大きな尺玉以上の花火を上げたいということで決めたわけです。日程で
すが,水田も花火打ち上げ場所となるため,稲作に影響があることから稲刈り終了後の
9月27日に日程を替えたわけです。
○総務部長
コピー機の有料化ですが1年前の平成19年4月からスタートいたしました。なぜ村
で検討したかというと,消耗品である用紙が足らなくなってしまうこと,
「コピー機であ
ろうと有料化すべき」との声が住民からもあったことからです。結果的には31枚以上
が有料になりました。ただし,自治会とか地区委員会などが使う場合はすべて無料です
が,紙を持ってきていただくこととなっています。有料にすることでコピー機の使用量
はかなり増えました。これは,これまで個人で使えなかった人もお金を出せば使えると
いうことになったからです。この件につきましては皆さんの御理解をいただければと思
います。
○緑ヶ丘区自治会長
広報とうかい6月10日号に村の一般会計の支出報告が掲載されました。いつも疑問
に思うのですが,農林水産の費用が3億7千万円に対し,議会の予算が2億円使われて
いる。議員はなぜ20人必要なのかお聞かせください。
○村長
これは議会のほうで決められた。村執行部で「何名にしろ」とは決められません。議
員定数条例がありますが村執行部の方からいうことではない。
○司会
ひとりあたりの金額を下げることは可能なのでしょうか。
○副村長
議員の報酬ですが,議員の報酬は報酬条例で議長がいくら,副議長がいくら,議員が
いくらというのが決まっておりまして,その額を支出することとなっています。報酬を
変えるのであれば条例の改正手続きが必要となります。例えば議会から「50%減らす」
というのがあれば執行部が提案する。というもので,執行部が一方的に下げるような性
質のものではないと理解しております。村長も同じ考えだと思っております。
○緑ヶ丘区自治会長
私がなぜこういう質問をしたかというと,大豊プラントができますが,連日連夜,関
係の自治会長が集められて会議をしているのですが,村の議員たちは議員立法すら作ろ
うとしなかった。あの時は22人もいて誰一人として「俺が中心になってやってやる」
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とか「議員立法を作ってやってやる」という人がいなかったので議員は何をしているの
か?一年間に3ケ月しか働かないのに1年分の給料をもらっているのに。と率直に思っ
た。われわれが本当に困っていることに対して援護射撃をしてくれない。口では言って
いるのに足が前に出ない。それで「2億円も金をかけて何をしているのか」という気持
ちがあるわけです。
もうひとつ東海村を考えたとき,商業都市とか観光都市とか環境都市とか格好良いこ
とを言ってもそれだけでは飯は食えない。東海村は原子力と農業なのです。その農業す
ら3億7千万円くらいで十分な対応ができていない。そこに地産地消という名目でファ
ーマーズマーケットができるのですが,それに対してもシステム化がしっかりしていな
い。だから長続きするかどうか私からみても信じられない。兼業農家の方がたくさんい
ます。そういう方々の収入を増やして上げないとどうしようもない。そういう方々の約
67%は所得税を納めていないようです。そういう方が多いのになぜそういう方々を食
わしてあげるようなことができないのか。というのを第4次総合計画ができるときから
言っているのに一行に進まない。それで「何もしない議員が2億円も使って」という気
持ちが強かったのです。
○司会
執行部でお答えいただけるか難しいでしょう。貴重な意見としたいと思います。
○経済環境部長
ファーマーズマーケットですが,これまで村の農政でなかなかヒットが打てなかった
が,これを機に少しでも巻き返しを図りたいと思っています。東海村も農業の担い手が
少なくて,専業農家はたった3軒しかありません。このままでは村の農業はだめになっ
てしまうと思っております。農家の喜びというのは物を作って,それを買ってくれる人
がいる。ということだと思います。買ってもらうことで生産の意欲が沸いてくるのだと
思います。当然,買っていただければそれなりに収入も増えてまいります。私どもはこ
のファーマーズマーケットで少しでも農家の方にそういった喜びを味わっていただく場
を提供したいと思っております。JAさんが企画し,始めた事業でございますが,村も
支援をして,これを成功させようと思っているところです。それで,今ファーマーズマ
ーケットはどういったものを考えているのかということなのですが,正式名称は「農業
情報発信館」といいます。その中に600㎡の直売所と農業支援センターという2つの
セクションを持ちます。ほかに地域交流促進施設,交流広場というものもあるのですが,
まずは,直売所で農家の方に自分のところで生産した新鮮な野菜を出荷していただき,
地元の方や通過する人に買っていただき東海村の農業振興に少しでも役立てればと思っ
ております。農業支援センターですが,これは村が中心となって行うものです。現在,
外部に委託するか村が行うか検討しているところでありますが,いずれにしましてもこ
の農業支援センターで,これからのあり方,例えば,農作物をどうやって作っていけば
よいのかとか,担い手の育成について,農地の利活用について。今,遊休農地が非常に
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多いのですが,畑を耕すことができる方に農地を一緒に耕してもらいたい。農地流動化
というのですが,そういうお手伝いをさせていただいたり,あるいは農業に関するいろ
いろな悩み事や相談を受けたりするのが農業支援センターであります。そして,そこに
は加工施設,東海村でできた農産物を加工して二次製品にして売る場所も作りたい。そ
れから,
「どうぞ気軽に来てください」と誘客するための交流広場も設けて,イベントを
行い,人を集めて買ってもらう。また体験農場も考えております。将来の農業の担い手
になる子供たちに農業の喜びを伝えたり,定年した人に農業を体験してもらい,
「これな
らできるかな」という道を見つけてもらいたい。
今,JAでは出荷してくださる農家を探していただいている。ファーマーズマーケッ
トに出荷してくださる方がいなければせっかくつくった施設も何にもならなくなってし
まう。当然,村内だけの農家では難しい。当分は村外の方にも出荷してもらうようにな
る。それが刺激になって村内の農家の方が発奮してくださればと思っている。年間を通
じて出荷いただくにはどうすればよいか。お客さんたちはどういったものを作ってほし
いのか研究しているところです。暖かい目で支援をお願いしたい。
○茂又さん(
さん(緑ヶ丘区)
丘区)
総合福祉センター「絆」と第一化学薬品㈱(現 積水メディカル㈱)の所に谷津田が
あります。あの辺りが,今,ガマやアシなど草茫々で休耕田が荒れ果てて非常に見苦し
くなっております。聞くところによるとあの辺りは村で買収して,雨水の遊水池をつく
ると聞きました。私はそこを散歩コースにしていますが,本来であれば歩くとストレス
が解消されるのですが,今はうっそうとして怖いです。道は草茫々で,一人で歩くのが
怖いです。村の管理はこれではいけないと思います。道路のほうは,昨日草を刈ってい
たようですが村の所有地の管理についてどのように考えているのかお聞かせください。
○建設水道部長
遊水池の活用をどうするのか,これは議会でも質問が出ています。用地についてはす
でに取得しております。排水計画ですが上流から整備をしていこうと考えており,将来
的には親水公園やビオトープを作りたいと考えております。排水を作るとたいへんお金
がかかります。これには実施計画の中で事業費を位置づけまして排水を整備したあと公
園を作る。排水は下水道課で,親水公園は都市政策課で管理する。また,場合によって
は地域の皆さんに管理をお願いするとかも考えていきたいと思っております。
○村長
元々はコンクリートで固めて遊水池を作ろうという計画であったわけです。それを今
度は自然を残そうという形に転換して,自然の形態のままの遊水池にしていこうと考え,
そういったわけで面積も非常に広くしたわけであります。今では,ガマとかアシが生え
ているということですが,水田の場合はそのようになってしまうのではないでしょうか。
それを手入れするのはどうなのでしょう。自然のビオトープになっているのではないで
しょうか。そこにはいろいろな虫もいる,生き物もいるのがよいのではないでしょうか。
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公園面積を広めようという努力はしております。今のままでご理解していただきたいと
思います。
○司会
先ほど,建設水道部長さんにお答えいただきましたが,その中でこれはどのセクショ
ン,これはどのセクションといっておりますと,住民から見てどこが管理上の窓口にな
るのか分からなくて,そことやりとりをすれば確認ができるということですが,
「それは
あちらの課に回ってくれ,これは向こうの課に回ってくれ」といわれては困る訳で,セ
クションの窓口を教えていただきたい。
○建設水道部長
事業主体は建設水道部が主体となって行っていきます。ただ,これまでの経緯があっ
たものですから,区画整理課が中央地区の関係であそこの土地を買い求めた経緯があり
ます。ただ,区画整理区域からはそこの土地は離れている。排水,公園とかビオトープ
を整備していこうというと管理をしなければなりません。それを排水の下水道課が管理
をすればよいのかというと,村では緑化条例を昨年の12月に制定いたしました。緑化
を守っていこう,保全していこう,推進していこうということで,これは都市政策課の
中に緑化を担当する部署があります。一連の事業の流れで整備していかなければならな
いと考えております。ひとつの課でひとつの事業をやっていくというとプロジェクトチ
ームを作っていかないと整備できないと考えております。
7.閉会
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