CEVA 業務行動規範 CEVAは、業務を行う国々の全適用法、規則や規制に準拠し、本企業の高い倫理基準に従って事業 活動を行う。 CEVAの業務行動規範(「規範」)は、社員や代表者が我々の法的および倫理的義務 を満たすのを支援するために開発されたツールの一つである。規範はしかしながら、本企業の活動に 適用される法規制規則を単に再表示するものではない。我が企業の活動に適用される法規制規則は一 般に複雑で、数々の例外、改良やニュアンスによる適格性に制約される。ある領域では、事業および/ または統制理由のために、本企業は適用される法規制以上の要件を課せられる可能性のある方針や手 続きを採択した。 CEVAは世界規模の企業のため、多くの異なる法律によって同時に統制される。場合によっては、 二カ国かそれ以上の国々の適用法の間で対立が生じることもある。社員が係る対立に遭遇する際に は、その対立を適切に解決する方法を理解するため法律部門に相談することが特に重要である。 規範の全体に渡り、「CEVA」、「企業」および「本企業」が、CEVAグループ、Plc、その子会 社と共同事業、およびCEVAロジスティクス、Plc、その子会社と共同事業の各社員または代表者を 参照するのに使われる。CEVAの全社員および代表はこの規範を遵守する必要がある。 規範は本企業の全地域および部門を法的に拘束する。我々の統合性基準の概要を提供し、法的および 倫理責任を説明する。社員が日ごろの企業の業務で直面するあらゆる潜在的な状況を包括した方針や 手続きの組合せを紹介することは難しい。規範(およびその他)で説明する方針や手続きは広義で書 かれており、社員が直面する状況へのガイドラインとしての役割を意図している。しかしながら、規 範に提示されない状況が発生したり、法的または統制要件、あるいは本企業の方針および手続きの提 案行為への適切な応用に関し疑問が生じる場合もあろう。 ある行為が法的または統制要件、あるいは企業の方針および手続きに違反するかどうかに関して疑問 が生じる状況にある社員は、いかなる疑わしい行動も取ることなく速やかに管理者/上司に相談するも のとする。 社員は法律部門に直接問題について相談することもできる。 2 / 19 社員は、自分の活動に適用される様々な法規制要件のすべてに関して専門知識を有することを期待さ れてはいない。しかしながら、社員の業務活動に適用される規則に関して社員が実用的な理解を示 し、社員の行為に対する法的および倫理問題ならびに本企業の方針や手続きの適用に敏感に反応し、 究極的にはいかなる疑わしい行為に従事する前にも質問をするだけの知識を持つよう、本企業は期待 する。 疑問が生じる場合に取るべき道は、いかなる疑わしい行動を取る前に、適切な上層部管理職に 疑問を提起することである。究極的には、本企業が準拠および倫理的行為の高い基準を達成できるか どうかは、適切な行為に関して指導を求めるタイミングなどの要件に対する各社員の優れた判断力に よる。 規範は発生する様々な状況を包含するよう広義に書かれているため、全体的に法的および倫理的行為 であっても厳密には本規範またはその他の方針や手続きに違反すると解釈される状況に社員が直面す る場合もあろう。このような状況に直面していると確信する社員はしかしながら、いかなる疑わしい 行動も取らないよう注意し、速やかに法律部門に相談して状況を評価してもらい適切な指導を受け る。 本企業を代表する全ての決定および行動は、統合性の最高基準に従うことがCEVAの基本方針であ る。全社員が本企業の評判を守る方法でCEVAを代表するよう期待される。 関連方針および手続き 本規範は、CEVA内の全方針および手続きに対する主要基準を説明する。地方または事業関連の方 針および手続きは、付加的および特定の指導および基準を提供する場合がある。ただしどのような地 域の方針または手続きも、方針または手続きが法律部門により事前に承認されていない限り、本規範 と相反したり本規範より寛大な基準を提供することはあり得ない。 規範について 3 / 19 規範は本企業の価値と倫理基準の枠組みを提供する。 我々の日頃の業務には以下の原則が適用され る: • 全決定および行動は、全適用法、規制およびCEVA方針や手続きに準拠する必要がある。 • 商取引は、競合市場システムと顧客に優れたサービスを提供して利益を得る妥当性に基づいて のみCEVAにより確保されるべきである。 • 個人は、CEVAを代表する全ての行動および関係において正直で信頼されなければならな い。 • CEVAに対する我々の義務および外部での活動の業績の両方において、いかなる見かけ上の および実質的な利害の衝突をも避けるようにする。 • 我々自身の誠実さおよび他人による精査の両方の点において、各決定または行動は適切である 必要がある。 一般に開示される場合も、適切であるべきである。 • 他者との取引においていつ何時も、人間の尊厳は尊重されるべきである。 • コミュニケーションは正直で正確である必要がある。 • 適切な場面では、機密性を維持するべきである。 • CEVAの全社員および代理人は倫理行為の価値を認識するべきである。 • 全社員が品質へのこだわりを持ち、顧客の期待に沿い、また期待を上回るよう常に努力する必 要がある。 • 全処理は正確かつ適時にCEVAの帳簿に記録されなければならない。 前記原則は、本規範全体にわたって説明する特定の方針および手続きの中で具現化される。 CEVAは独自の判断で規範を見直し、改定し、削除しまた解釈する権利を保有する。 規範の原則 4 / 19 事業パートナー 我々は、我が企業が設定する基準を満たす他の事業体または個人との提携に取り組む。事業パートナ ーの選択において、我々は適用法規制および統合性の高い基準に関して、我が企業と共同でおよび我 が企業の代理として現在および将来も事業を行う供給者、下請業者、コンサルタントまたは代理人と の取組みを求めるものである。 地域社会 我々は事業を行う地域社会を支持するべく取り組むものである。異文化への敬意と理解を示し、重要 な地域社会の問題に対処する際の慎重な姿勢は、我々の国際的環境内における信用と信頼性を構築す る上での最重要点である。我々は民間施設や慈善団体と連携で、スポンサーとして地域社会の発展を 支援する。我々は職場外での我々の行動により評価されることを認識するため、我が社員には地域の 文化を尊重し、事業を行う地域社会での重要な問題を理解するよう求める。本企業を代表する慈善団 体への献金は、認可された民間施設のみが対象でいかなる献金も本企業のCFOおよびCEOが事前 に承認しなければならない。 企業の資産 労働力、供給品、機器、建築物またはその他資産を含む企業の資産を個人利益のために使用すること は、本企業の適切な管理職が書面で承認しない限り禁ずる。各社員はCEVAの資産を守り適切に使 用する責任を負う。知的財産は貴重な資産であり、権限を有しない使用または開示から守るべきであ る。 係る資産には企業秘密、機密情報、著作権および商標が含まれる。 電子的コミュニケーション E メール、インスタントメッセージ、テキストメッセージ、電話によるコミュニケーションシステム、 およびインターネット活動を含む、すべての電子的コミュニケーションは本企業の資産および管理下 にあるもので、本企業の業務でのみ使用されることを目的とする。CEVA 社員による信頼できる付 随的な個人使用は容認されているが、このような使用は事実上臨時のものであり、可能な場合は就業 時間外に限られるものであり、我々の業務責任あるいは生産性に影響を与えないものでなければなら ない。CEVA 社員は、電子的コミュニケーションを合法的および倫理的な方法で、またすべての企 業方針に従って使用しなければならない。 5 / 19 利害の対立 企業の全人員が本企業の最善の利益および独立した個人的配慮に基づき、忠実な方法で自己責任を果 たすことを期待される。社員は誰も自分個人の利害がCEVAの利害と対立する、または対立するよ うに見える活動、関係または状況はすべて回避するべきである。社員はCEVAの最善の利益のため に行動し、自分の立場または雇用の過程で入手した情報を、自身の個人的利益または社員と関係のあ る何者かの利益追求のために悪用するべきではない。実在または潜在的な利益の対立を生じると考え られるすべての活動、関係または利益を挙げるのは不可能ではあるが、より一般的な状況の一部とし て以下を挙げる: • 実在または潜在的な競合者、あるいは実在または潜在的な商取引その他の関係が本企業との間 である任意の第三者に対して、社員が経済的利害関係を有する。 • 本企業の実在または潜在的競合先、または本企業との実在か潜在的商取引その他の関係を有す る第三者に対して、所長、役員、パートナー、社員、コンサルタント、代表またはその他の同等な役 割を努めるか、あるいはサービスを提供する。 • 本企業への社員の責任からの完全かつ適時の退社を妨げるような業務以外の活動に従事する。 • 本企業またはその利害に関わるか潜在的に関わる処理において、ブローカー、発見者、仲介者 または第三者の利益のための役割を担う。 家族の一員同士が監督関係で勤務することはできず、親戚の雇用などは監督、警備、安全性および道 徳に困難を及ぼすか、その他の利害の対立を作り出す可能性がある。親戚とは社員の配偶者、子供、 親、法定後見人、兄弟姉妹、従兄弟、叔母、叔父、甥、孫または祖父母として定義される。 追加とし て、親戚には義父母や義理の親戚などの婚姻による家族が含まれる。 利害の衝突は多くの異なる状況で発生し得るため、各社員は係る利害の対立が認識され適切に対処さ れるよう慎重になる必要がある。利害の衝突は回避するか適切に対処されるべきである。 汚職および贈賄 6 / 19 我々のサービスの卓越性が本企業の成功のカギであると確信している。従って我々は、顧客、供給者 および規制者に対して率直に対応し、国連グローバルコンパクト、米国海外汚職行為防止法(FCP A)および以下で説明する政府契約関連法などの国際贈賄防止基準に準拠して対処する。我々はまた FCPAと同類の適用される地方の腐敗対策および汚職行為防止法に準拠する必要があり、社員は業 務を行う国々での地域の基準を認識することが期待される。社員は自分の行動または他人の行動を不 適切に左右するまたは不適切に左右するように見える、いかなる贈賄または勧誘をも提供したり、ま たは受け取るべきではない。 政府の契約 我々は元請業者または間接的な下請業者として、政府に直接サービスを提供する請負業者の運営に関 して、請負業者の責任条項その他の法規制に厳密に準拠するよう徹する。更に、これらの規制違反に 関連して是正措置の調査および/または提案を行う政府機関に、本企業の方針として全面的に協力する ものとする。 本規範その他のCEVA方針の条項に加えて、我々が業務を行う国々の政府に対応する社員は、我が 民間の顧客や供給業者に適用されるよりもより厳しいこれら政府の法規制や倫理基準の知識を持ち、 理解し従うという追加の義務を負う。政府の契約に取り組む社員が契約の取組みに関し虚偽の証言を 行うか、法および/または規制に違反する場合は、刑事罰に問われる場合がある。 社員はこの規範を認 識することにより、この事実を理解すると認識する。 • 管理職は政府調達に関わる利害の対立の法規制を認識し準拠する必要がある。 • 政府の要請に対する費用、価格設定その他のデータの提出が要求される場合、データは提出時 に最新、正確で完全である必要がある。全費用は政府の調達規定に従い、適切に記録、文書化および 保有されるものとする。いずれかの政府と直接または間接的に商取引を行う各CEVAの部署は、政 府の規制に厳密に準拠して提供したサービスへの請求書を発行する必要がある。 • 高品質の製品およびサービスを公平で妥当な価格で提供し、正当な法的目的のためのみに独立 したプロ意識の高い請負業者を起用し、全適用規制に準拠することが本企業の義務である。 7 / 19 • いかなる政府調達の過程においても、封印された入札価格、技術評価計画、競合範囲の決定ま たは企画案のランキングなど、政府の供給業者選定または機密情報を不適切に入手、使用または開示 しない。 • 任意の政府機関にとって重要な情報を保護することは、本企業の方針であり契約要件である。 任意国政府の機密情報は、保障契約で特定的に包括される「空の」施設、場所のみに受け入れおよび 維持を行うことができる。機密データにアクセスできる政府の保全許可を有する社員は、適用される 機関の手続きなどの政府規定に従ってそのデータを保護する必要がある。 • 我々は適切な承認を得ずに、民間の生産支援または契約による使用目的から外れて政府所有そ の他顧客所有の材料を流用する目的で、いかなる政府所有の機器も使用しない。 • 契約間の相互請求、直接費用を間接費用として請求、またその他同類の誤請求など、費用の誤 請求を回避するよう注意が必要である。 • 政府の契約または下請け契約に直接取り組む社員は、勤務時間および取り組んだプロジェクト を正確に示すため、特に時間の記録をきちんと取ることが必要である。 • 費用が政府契約または下請け契約に割り当てられる全社員は、アルコール、業務関連の食事や 交際費のような範疇に特に注意を払い、許容されない経費を識別する必要がある。 ● 直接または間接的な政府契約による仕事の業績に関わる全社員は、政府契約に特に関連する本 規範その他の本企業の方針にある方針や慣行について適切な情報を入手し、訓練を十分に受けるもの とする。任意国政府との直接または間接的な契約に取り組む各部署は、これらの方針に関する社員訓 練を行い、係る訓練を適切に文書化する責任を負う。 • 本企業内で不適切な慣行または不正行為が発生する場合には、CEVAは全ての必要な是正措 置を取り、再発を防ぐための救済措置を徹底させる。 取引の準拠 すべての国々は物品および技術の輸出入に関する法律を有する。CEVA社員は、企業が業務を行っ ている管轄区域内において、適用されるすべての輸出入規制法および規制に厳密に準拠しなければな らない。手続きは、物品および/あるいは技術のすべての輸出入あるいは再輸出がすべての適切な法お よび規制に完全に準拠するよう管理されなければならず、これらの取引に必要ないかなる政府の承認 も取得されなければならない。物品および/あるいは技術のすべての輸出入または再輸出に関与するC EVA社員は、取引および関税に関する適切な法律および規制に対する業務上の知識を取得/維持する 8 / 19 のみならず、このような手続きに習熟し、彼らの業務責任にふさわしいトレーニングも受ける必要があ る。合衆国外に所在するCEVAは、その輸出入および再輸出行動が、適用される合衆国の規制に完全 に準拠していることを保証するよう要求される。 顧客の満足度 顧客の成功が我々の成功を保証することから、我が顧客の成功を最優先事項とする。我々の活動は、 顧客や市場の世界と地域要件に関する我々の知識により支配される。 我々は全ての業務過程、プロジ ェクトや取引において、顧客が置く重点を包括し優先順位をつける。 データの保護 我々の社員は、個人的な利益または本企業以外の人物の利益のために、一般に知られていない情報を 開示するべきではない。係る情報には、社員、株主、またはその他の本企業の事業、運営および将来 計画に関する情報の技術データ、財務データ、運営データ、顧客情報、個人データが含まれる。 多様性 我々は、社員の多様性を我々の雇用方針における指導原則と考える。つまり我々は採用、雇用、訓練 および昇格の全分野において、多様性を推進し尊重するよう徹底する。 我々は功績と包括性に基づく 職場環境を維持することに尽力する。 麻薬とアルコール 麻薬やアルコールを追放した職場環境を維持するのは我々の方針である。従って、全社員はアルコー ル、違法薬物および規制物質の使用または所持に関する全法規制に準拠する必要がある。職場でのア ルコールおよび/または違法薬物の使用は、健康および安全性に重大なリスクをもたらす可能性があ る。就労中、企業の敷地内または企業の業務に従事中のアルコール、違法薬物またはその他の違法物 質の使用、販売、流通または所持は、厳格に禁止される。この禁止には、規制物質の違法または不適 切な使用も含まれる。企業主催のレセプションなどの例外的な場合は、CEVAのオフィスその他の ビル内でのアルコールの提供は、管理部門に事前に承認を得れば許可される。 飲酒または規制物資を 摂取した状態で出社することは厳格に禁じられる。違法または未許可の規制物質を所持または摂取し 9 / 19 ている社員は誰も、勤務に着いたり勤務を続けることは許されない。規制物質が許可されていても、 摂取して正常に機能しない状態で社員が勤務に着いたり勤務を続けることは許可されない。 環境保護 我々の活動に適用可能な環境法規制に完全に準拠し、環境を尊重する方法で事業を行うことに我々は 徹する。社員は、自身の活動に適用される全ての環境規制に精通し、環境法、規制、認可または企業 方針へのいかなる違法行為や潜在的違法行為、または環境管理、プログラムまたは監視システムを迂 回する試みはすべて、管理職/上司に速やかに報告するべきである。あらゆる確認された環境関連の準 拠状況に対して、確実に適切な救済行動が取られるように管理職/上司は法律部門に相談する責任を負 う。 機会均等 我々は、全社員が人種、性別、結婚歴、性的嗜好、障害、年齢、政治的意見、宗教、信念、民族また は国籍などに関わらず、可能性を最大限まで伸ばせる機会を必ず与えられるよう努力する。技能、業 績、貢献および倫理行動のみが。雇用資格の唯一の指標であるべきである。 公正競争 我々は自由企業および公正競争に徹する。企業業務は、功績および自由競争にのみ基づいて行われる べきである。我々は、供給業者、代理人またはその仲介人を公正な評価のみに基づき雇用する。我々 は、CEVAの現在または将来の価格設定またはその他販売諸条件を競合先と話し合うことはしな い。 本企業およびその社員は、本企業の独占禁止法および競業法の方針と手続き、あるいは独占禁止 法または競業法に違反するか、違反するように見えるいかなる行為も回避するべきである。 インサイダー情報 業務活動の課程において、社員はCEVA、その顧客あるいは業者の業務、操業あるいは安全保障に関 する非公開情報を認識する必要がある。CEVAの方針は、これらの非公開情報(しばしば「インサ イダー情報」と呼ばれる)に基づく取引保障を、それが物質である場合、厳密に禁止している。投資 10 / 19 者が安全保障を購入、販売あるいは保持するかどうかを決定する際にその情報が重要であると判断し た場合、この情報は物質と見なされる。物質と見なされる品目の例には次のものが含まれる: • 財政上の結果および予測 • 可能性のある合併、買収、売却、投資 • 重要な契約の取得あるいは損失 • 重大な発見 • 主な訴訟の進展 情報は、一般に適切に公開されるまで、またその情報が総括として理解されるための市場に対する十 分な時間と機会を得るまでは、非公開と認識されるべきである。 贈り物および勧誘 社員は、顧客か供給業者、または潜在的な顧客か供給業者からのいかなる贈り物または恩恵にも影響 を受けるべきではない。 社員は、腐敗の意図により提供されるか、提供されると見なされかねない贈 り物または恩恵を受け取ってはならない。 社員はまた、自身の客観性を左右し得る、または左右する かのように見られ得る贈り物または恩恵は辞退するべきである。 社員は顧客、供給業者、または潜在的な顧客あるいは供給業者に対し、いかなる贈り物または恩恵に よって影響を与えようとしてはならない。社員は腐敗の意図により提供されるか、あるいは提供され ると見なされかねない贈り物または恩恵を提供してはならない。社員はまた、その受領団体の客観性 を左右し得る、または左右するかのように見られ得る贈り物または恩恵を申し出あるいは提供しては ならない。 本行動規範内で別段提供されていない場合、その贈り物が腐敗の意図により、あるいはそのように見 なされかねない提供または受領でない限りにおいて、名目価格(一般的には 100 ユーロ以下)でのま れな贈り物は、この一般的な贈り物の方針に対する例外とされる。 いかなる場合でも、社員はCEV Aの高い倫理基準に根本的に矛盾する贈り物または恩恵を受け取るべきではない。 11 / 19 衛生および安全性 我々は、社員に適用され得る全ての職業的安全性および衛生法や基準に準拠する、安全で衛生的な職 場環境を提供することに徹する。 我々は、我々の顧客および運営する地域社会の安全性および衛生を 尊重する方法で業務を行うことに徹する。これらの目標を踏まえ、本企業は職場およびその業務活動 から安全性と衛生上の危険性を取り除く努力を常に行う。本企業の努力を支援するため、全社員は機 器または機械の故障や事故など、あらゆる有害な衛生または安全性関連の事件または条件を、自身の 管理職/上司に速やかに報告する義務を負う。 全ての係る報告は調査し、適切な措置を取る。 相互尊重および公正な待遇 我々は、我々の社員の可能性を最大限に伸ばせる職場環境を維持できるよう尽力し、社員の創造性お よび生産性を奨励する。我が社員全員が、思いやりと敬意のある扱いを受ける権利があり、我々は職 場におけるあらゆる性質の威嚇や嫌がらせを排除するよう努力する。 これらの耐え難い行動形態のな い職場環境を維持することを、我が企業は意図する。 政治活動 我々は、不適切な政治活動または発言によりCEVAの利益が損なわれないよう保証するようなやり 方で事業活動を行う。一般原則として、本企業は政治事項に干渉せず、社員は政治活動に適用される 全ての財政、倫理またはその他の法を厳密に遵守するべきである。 我々が業務を行う国々の法律は、一般的に国家、州または地域レベルでの行政官庁の選挙またはその 他の政治活動に関連する企業の献金およびその他の活動を禁止するか規制を敷いている。従って本企 業の資産は、法律部門の事前の調査および承認を得ない選挙(またはその他の政治活動)に関連し て、公職、政治資金、資金集め、キャンペーン委員会またはその他の係る施設のために、あらゆる贈 り物、献金、あるいは任意の政党、候補者に支援を提供するために使用するか、あるいは本企業の代 わりに使用してはならない。この方針は直接的な献金だけでなく、物品、サービス、機器、施設また はその他の手助けなどの、間接的な支援にも適用される。この方針はまた、夕食のチケット代その他 政治的資金集めのイベントまたは政治的出版物の広告スペースにも適用される。 12 / 19 これらの方針は、社員が個人的な政治献金を行い、政治的役割を演じる、あるいは法律的に許可され 個人的に選択する政治活動に従事するのを阻止し、禁止することを意図するのではない。係る個人的 な政治活動はいずれも、社員の職務責任または任務から完全に引き離されるべきで、企業の資金また はリソースを利用するべきではない。社員は、自身の資産を使って自身が選ぶ政党、候補者または施 設に個人的な献金をするか、あるいは個人的に選ぶ政治活動に従事してもよい。ただし社員は、本企 業のため、または本企業の代わりに個人の資産を使って政治献金を行う、あるいは政治活動を行って はならない。政治献金を行う、または政治活動のために資金その他の資産を使う社員は誰も、係る献 金または活動に完全な責任を負い、係る目的のために消費または使用した全ての資金その他の資産は 本企業により補償または払い戻しされないことを明確に理解するべきである。また本企業のため、ま たは本企業の代理としてのロビー活動を規制する適用法に準拠することが企業の方針である。ロビー 法には一般に、ロビーイストの登録およびロビー活動の定期的報告などの複雑な要件が含まれる。ま た一部の司法管轄権では、ロビー活動は許可されないか厳格に規制される場合がある。社員は法律部 門の事前の承認なく、本企業のためまたは本企業の代わりにロビーイストの活動をするか、ロビース トに相談するか、あるいはロビー活動に従事してはならない。 財務記録 企業の全処理およびその他の活動は幹部により適切に承認され、幹部の一般的または特定の承認に従 って実行される必要がある。企業の人員は、自身の職務である財務およびその他の記録や口座、並び に裏づける文書が迅速に準備され、本企業の運営、処理およびその他の活動を正確かつ完全に反映す ることを保証する必要がある。企業の帳簿、記録、勘定またはその記帳の作成および維持に関連する 改ざんまたは偽装は、それが改変、破棄、削除あるいは虚偽か誤解を与える記載であろうと、厳格に 禁じられる。 本企業の処理およびその他の活動は、一般に受容される会計原則その他の適用法規則および基準に従 って財務記録を準備できるよう、必要に応じ適切に記録し、本企業の全資産、負債および処理を完全 に反映するよう保証する必要がある。全資産、負債、領収書や支払いは、本企業の普通の帳簿、記録 および科目に適時に正確かつ完全に記録する必要がある。非開示または記録のない資金、資産または 13 / 19 勘定は作成または維持できず、目的に関係なく、非開示または記録のない支払いを受け取ったり行う ことはできない。 本企業の代わりに行った支払いは、適用法規制の要件および企業方針と手続きに従い行うべきであ る。このような支払いに関連するすべての経費報告は、適切な裏づけのある文書を伴い、また適切な 管理によって承認された、実際に費やした経費を正確に反映していなければならない。 また支払いの どの部分であっても、裏づけ文書の説明と一致しない目的に使われる意図、理解または知識があれ ば、本企業の代わりに支払いは承認されず行うことはできない。 このような方針や手続きに加えて、本企業の財務記録を準備し維持する責任を負う全社員は、本企業 の社内会計方針および手続きに厳密に従う必要がある。 品質への焦点 品質へのこだわりは我々の事業には不可欠である。最高の品質基準を達するには、我々は顧客の利益 のために常に過程を改善し続ける必要があろう。 これは我々の業務だけでなく、我々の個性や行動に も当てはまる。 規範の実施 CEVA執行理事会は、規範の採択、伝達および執行の責任を負う。規範へのいかなる変更または条 項の放棄も、CEVA執行理事会のみが行う。 係る変更は速やかに企業ウェブサイトに開示される: www.cevalogistics.com. 本規範は、企業ウェブサイトに複数の言語で掲載されている: www.cevalogistics.com. 14 / 19 懸念の報告の仕方または援助の求め方 フリーダイヤルのヘルプライン 各社員はフリーダイヤルの準拠ライン(888)723-2453まで、本規範の違反または違反の 疑惑を報告するものとする。 米国外から掛ける場合、まずAT&Tの地域国アクセス番号に掛けるこ と(http://www.consumer.att.com/global/english/access_codes.html を参照)。オペレーターに上記の フリーダイヤル番号に接続を依頼するか、番号を自分でダイヤルする。 担当者が本規範に基づく社員 の問題報告を受け、質問に答える。準拠ラインは24時間、週7日の体制を敷いている。 違反疑惑を 報告する際に名前を知らせることを奨励するが、匿名でも構わない。全報告内容は企業行動委員会ま たは指名された者が調査し、必要な措置を取ることとなる。 本企業は2006年3月24日に署名され発効した米国陸軍の管理準拠合意に従う。社員は、本合意 書への何らかの違反疑惑がある場合は、それがCEVA、業者、下請業者または米国政府の社員であ ろうと、フリーダイヤル経由で苦情処理係に速やかに直接報告し、その報告は管理準拠合意書の違反 疑惑に関することを示すものとする。 社員は違反または違反の疑いは全て自身の上司/管理職に報告するよう奨励する。全報告書は、妥当に 可能な範囲で機密事項として取り扱われる。報告する社員は自身の予備調査を絶対に行わない。係る 行動が企業調査の完全性を汚すか、あるいは適切な対応措置を取るCEVAの能力に悪影響を与え得 るからである。報告した項目に関しその後の状況を知りたい社員は、最初の報告時に与えられる個人 の追跡番号を利用するか、(888)723-2453の企業行動委員会の代表に連絡することがで きる。誠意を持って報告した社員が報復の対象となるべきではない。 懲戒処分 以下の状況において、停職、罰金刑または雇用の終了などの懲戒処分が科せられる場合がある: 15 / 19 ● 適用法規制または本企業の方針や手続きへの違反を成す何らかの行為を(に)、直接または間接的 に承認、参加あるいは関わった全ての社員に対する; ● 適用法規制要件または本企業の方針および手続きへの違反を関知していながら速やかに報告するこ とを怠る社員、または社員が知るに至る違反に関する情報を有する全ての社員に対する; ● 管理職/上司による不適切な監督または適切な努力の欠如が状況を反映しているという範囲内での、 またさもなければ係る管理職/上司の担当下において、いずれかの社員による不適切な行為を指示、承 認または大目に見るという範囲内で、準拠違反に関わる全社員の管理職/上司に対する; ● 誠実に準拠事項を報告する社員に対して、直接または間接的に報復を試みるまたは報復に参加す る、あるいは他者に報復を奨励する全社員に対する; ● 準拠事項を調査あるいは提起する本企業の努力に対して、全面的に協力しない全ての社員に対 する。 懲戒処分に関する決定は本企業の単独裁量権により、準拠事項に関わった社員が速やかに事項を報告 したか、社員の協力の程度および社員の行為の性質など、特定の状況の全関係事実および状況の考慮 に基づいて行われる。しかしながら、社員は本規範により準拠事項を速やかに報告し、係る事項を提 起する本企業に協力する義務があり、社員が規範の下にこれらの義務を満たすとしても、本企業が適 当であるとみなす場合には、社員は潜在的な懲戒処分から逃れられるわけではない。 懲戒処分に加えて、適用法規制要件または企業の方針や手続きへの違反によって、係る不正行為によ る喪失または損失回復のために本企業が取る刑事または民事訴追あるいは法的措置のため、係る不正 行為を適当な政府または統制当局へ連絡する結果となる場合がある。 懸念を提起する社員の保護 16 / 19 本規範、法規制またはCEVAの方針への違反容疑を誠実に報告する社員は誰も、報告をしたことに より報復を受けることはない。 最大限可能な限り、報告される全ての懸念は機密扱いとなる。社員 は、報告時に虚偽であるか誤解されやすいと知られている準拠事項の報告をすることは許されないこ とを理解するべきである。違反容疑を報告する人物の保護に関する質問は、地域の人事代表者、世界 的人事部長または法務長官に提起するものとする。 CEVA 執行理事会 2009年5月1日 利害の対立申告フォーム CEVA ロジスティクス、Plc 企業行動委員会宛 実際のまたは利害の対立と思われる内容を私は関知しています。 このフォームに添付するメモに説明 します。 ___________________________________________________________________________ 氏名: 17 / 19 肩書: 署名: 日付: CEVAの所在地: CEVA の業務行動規範への個人的な貢献 CEVAの業務行動規範(「規範」)を受け取り、検討し理解したことを認めます。 CEVA社員およびその子会社の社員および部長は誰も、規範およびCEVAのその他方針および手 続きを遵守することが要求され、規範またはCEVAのその他の方針や手続きに違反する場合は、雇 用終結などの懲戒処分を受ける可能性があることを理解します。 私は、規範並びにその他のCEVA方針または手続きも、私の雇用に関し、明示または黙示的にどの ような種類の雇用その他の法的権利、特権、契約または保証も成さないことを理解します。 18 / 19 規範、その他のCEVA方針または手続きの潜在的違反、適用法規制に関し懸念が生じる場合には、 フリーダイヤルヘルプライン(888)723-2453に電話を掛け、企業行動委員会に係る懸念 を速やかに報告します。 実在のまたは利害の対立と思われる内容を、私は企業行動委員会に報告します。 氏名: 肩書: 署名: 日付: CEVAの所在地: 19 / 19
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