グルーポングローバル行動規範 序 グルーポンは以下の

方針番号
版数
法務 1
発効日
2015 年 2 月
11 日
[2.0]
連絡先
legalcompliance@
groupon.com
アソシエイト・ゼネラル・
カウンセル(会社・証券担
当)
作成者
Erin Stone
[email protected]
グルーポングローバル行動規範
序
グルーポンは以下の理念に導かれています。
•
•
•
•
•
正しい行いをします
法律を遵守します
倫理的に行動します
人々を適切に扱います
率直に話します
これらの理念はシンプルで分かりやすく聞こえるかもしれませんが、ビジネスの世界に
おいては紛らわしくなる場合があります。グルーポンのグローバル行動規範(「規範」)
は、当社が社員を導き、回答が明確でない状況において明確さを提供する手段の一つで
す。
私たちは、最終的には、最高の倫理と法的基準に従ってビジネスを遂行しようと努めて
います。グルーポンの業務に関連して私たちが行うことはすべて、これらの基準によっ
て導かれる必要があります。
このため私たちは、皆さんが多少時間をとってこの規範を読み、理解することを求めま
す。本規範は、考えられるすべての質問や遭遇し得るすべての状況を網羅しているわけ
ではありませんが、その精神と字義の両方に従えば、皆さんは自分自身に設けた高い基
準の誠実さと倫理的行為を達成できると信じています。
- 最高経営責任者 (CEO)、Eric Lefkofsky
1
I
はじめに
A.
本規範は全員に適用されます
社員、役員、請負業者、コンサルタントおよびグルーポンの依頼を受けて一時的に業務
やサービスを遂行する者はすべて、本規範を理解し、これに従うものとします。本規範
に従わない場合、解雇またはサービス契約の解除を含む懲戒処分を受けることがありま
す。グルーポン関係者各位は、これらの原則および価値観を職務に反映するよう個人的
に責任を負い、また他の者にもこれを奨励するものとします。本規範の権利放棄はグル
ーポンの法務顧問のみが許可できますが、これは、グルーポンの幹部または取締役会の
メンバーに対する本規範の権利放棄は、グルーポンの取締役会または役員委員会のみが
決定できるという条件でのみ可能であり、また、法律が義務付ける範囲内でグルーポン
によって開示されるものとします。
B.
質問および懸念事項の報告
社員一人一人が本規範を熟読のうえ遵守し、不明な点があれば質問するものとします。
本規範はすべてのシナリオに絶対的な答えを提供できるとは限りません。回答が明確で
ない場合、違反に関して懸念がある場合、あるいは本規範内で提案されている場合、社
員は助言を求め、質問することが奨励されます。
社員は、上司、人事部のメンバー ([email protected]) および/またはコンプライアンス
チームのメンバー ([email protected]) に直接連絡して、質問をしたり、懸念
を報告したりすることができます。
匿名で報告したい場合、法律で許されていれば、インターネットベースのレポートツー
ルであるEthicsPoint (https://secure.ethicspoint.com/domain/media/en/gui/31495/index.html) を
通して報告することができます。グルーポンでは、報告されたすべての違反について誠
実に調査を行い、各社員はそのような調査に完全かつ誠実に協力するものとします。グ
ルーポンは、実務的かつ法律で許される範囲で、内密に調査と開示を行うことに尽力し
ます。
C.
報復の禁止
グルーポンは、行動規範の違反に関する誠意ある報告、または違反調査の協力を行った
社員に対する報復を禁じます。報復には、当社の報告チャネルを通して、あるいは政府
機関に対し、そのような違反を社員が提起または報告するのを制止または阻止するよう
な行為、あるいは、法律の違反に関する訴訟手続きでの申し立て、証言または参加、ま
たはそのような違反の調査への協力を制止または阻止するような行為も含まれます。自
分が報復の対象になったと思う場合は、コンプライアンスチームおよび/または人事部
のメンバーに、電子メールで直ちに通知する必要があります
([email protected] および/または[email protected])。
II.
法の遵守
2
A.
グルーポンは法の遵守に真剣に取り組み、社員にもそうすることを
求めています
社員に弁護士のような専門性は期待しませんが、社員はグルーポンでの業務に影響のあ
る重要な法律を理解するものとします。グルーポンの事業に関係する法律には、知的所
有権法、プライバシー法、詐欺的または不公正な商慣行を禁止する法律、取引制限を禁
止する法律および贈賄防止法などがあります。自分の業務に影響を及ぼす法規制の遵守
に関する質問がある社員は、コンプライアンスチームに連絡してください。
B.
贈賄防止
社員は、参照することにより本書に含まれる、グルーポンの腐敗防止方針に従う必要が
あります。本方針はSkynet (https://skynet.groupon.com/community/employee-policies/globallegal-policies/anti-corruption) に掲載されています。本方針は、行為の発生場所が公共部
門または民間部門であるかどうかを問わず、社員がいかなる種類の賄賂も授受してはい
けないことを規定しています。賄賂とは一般的に、誰かの行為や意思決定に影響を与え
たり、またはそのような人物の影響力を利用したりするために、直接、間接を問わず、
有価物を授受する行為とみなすことができます。
グルーポンの腐敗防止方針に概説されているように、グルーポンは世界規模で、米国連
邦海外腐敗行為防止法(「FCPA」)の対象となっています。この法律では、外国の役
人(たとえば、政府官僚、政党、政界の役人または政治家候補)に対して、その公的立
場において外国の役人に影響を与える、あるいはビジネスを獲得または保持するために
不適切な優位性を確保する目的で、金銭または有価物の支払を申し出る、支払う、支払
を約束する、あるいは支払を許可することを禁じています。グルーポンはまた、当社が
取引を行う国々のその他の贈賄防止法の対象にもなっており、それらに従う必要があり
ます。グルーポンの賄賂に関する禁止事項の詳細については、グルーポンの腐敗防止方
針を参照してください。本方針はSkynet (https://skynet.groupon.com/community/employeepolicies/global-legal-policies/anti-corruption) に掲載されています。
C.
帳簿および記録に関する法律
グルーポンは株式公開会社であり、当社の企業記録が、米国会計基準に従い、取引およ
び資産譲渡すべてを公正かつ正確に反映していることを確認する必要があります。別の
社員またはグルーポンの代理で働いている人物による、不適切または不正確な帳簿や記
録の実施に気付いた社員は、コンプライアンスチーム ([email protected]) に
この行為を直ちに報告する必要があります。
D.
競争法
反トラスト法および競争法は、すべての企業が公正に競争できる競争市場の促進を意図
して制定されています。社員は、米国や当社が事業を行う他国の反トラスト法または競
争法に違反する一切の行為を避けるものとします。これらの法律は一般的に、競合者が
価格および価格関連の協定を結ぶこと、競合者間の市場、顧客または販売の割当、入札
や提案について競合者と共謀すること、または市場での取引を不当に制限する合意に達
することを違法としています。また、反トラスト法および競争法は、あらゆる形態の価
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格差別を禁じています。社員はグルーポンの価格、価格設定方針、販売条件、在庫水準、
事業のマーケティング計画あるいは事業、顧客または競合他社やその他第三者との競合
活動に関するその他の機密について、一切口外しないものとします。
E.
インサイダー取引法
グルーポンの事業に携わる社員は、公開されていない機密情報、競争上特に注意を要す
る情報または占有情報へのアクセスを得たり、当該情報を知ったりすることがあります。
グルーポンは、重大な非公開情報の開示に関するすべての法律を遵守します。適用法は、
重要な非公開情報を保有する人物による証券取引を禁じています。従って、社員は、グ
ルーポンまたはグルーポンと取引のある他の企業の重要な非公開情報を知りながら、グ
ルーポンの証券、またはグルーポンと関係のある他企業の証券の取引を行ったり、誰か
にそのような取引を勧めたりしてはなりません。さらに、社員はグルーポンまたは他の
企業に関する重要な非公開情報を社外の人間に開示してはなりません。社員は全員、グ
ルーポンのインサイダー取引方針を読んで、これに従う必要があります(本方針は
Skynetで閲覧できます: https://skynet.groupon.com/community/employee-policies/globallegal-policies/insider-trading)。
F.
貿易統制
多くの国に、自国の地域内外を往来する製品や情報を管理する輸出入法が存在します。
データ、物品、ソフトウェア、サービス、技術または資金の輸出入の責任を負うグルー
ポン社員は、上述の法律に精通する必要があります。
米国および国際貿易法は、グルーポンが製品および/またはサービスを発送または受領
できる場所を規制しています。これらの法律は複雑であり、以下に適用されます。
•
•
•
•
米国による輸出入
他国との輸出入。これらの製品に米国産のコンポーネントまたは技術が含まれて
いる場合は特別な配慮を要します。
非米国人に対するサービスの輸出またはサービスの提供
技術データの輸出。特に技術データが米国産である場合
法律下での「輸入」または「輸出」の定義は広範に渡ります。例:
•
•
•
•
非米国人への米国の技術データの公開やアクセス許可は、公開先の国に関わらず
「輸出」になる場合があります。
ある国(x国)から別の国(y国)へのサーバーの発送は、x国からの輸出となり、
y国への輸入になります。
ある国(x国)から別の国(y国)へのソフトウェアダウンロードの許可は、x国
からの輸出となります。
自分の荷物で自分のノートパソコン上の技術データまたはソフトウェア、あるい
はツールや機器を運ぶことは、輸出および輸入になる場合があります。
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結論: 何らかの形で、ある国から別の国への、グルーポン製品、サービス、ソフトウェ
ア、機器、またはあらゆる形態の技術データの送信に関与、あるいはそれらを利用可能
にすることに関与する場合、上司と共に作業し、取引が間違いなく適用法の範囲内に留
まるようにしてください。あなたまたは上司が確信がない場合、コンプライアンスチー
ム ([email protected]) までお問い合わせください。
III.
お互いを尊重し、職場環境を尊重する
A.
雇用機会均等
グルーポンは、機会均等の雇用者です。雇用、昇進の資格、およびその他の雇用契約条
件は、職務遂行能力に基づいて行われます。雇用機会均等は、人種、信条、宗教、肌の
色、年齢、国籍、性別、身体障害、病状、性的指向、性同一性または性別の表現、遺伝
情報、先祖、婚姻区分、除隊ステータス、退役軍人ステータス、市民権ステータス(法
律が禁止している場合を除く)、またはその他の法的に保護されたステータスに関係な
く、すべての応募者と社員に提供されます。グルーポンは、この方針の維持の促進にお
いて、全社員の協力を求めています。
B.
肯定的な環境
グルーポンは協力的な作業環境であり、恐れや脅しのない環境の促進を追求しています。
このため、当社では社員が敬意をもってお互いを扱うことが求められています。グルー
ポンは違法な差別、ハラスメントまたは報復を容認せず、このような行為に及んだ社員
は、最高で解雇を含めた懲戒処分の対象になります。
C.
薬物およびアルコール
グルーポンは薬物およびアルコールの濫用を容認しません。会社後援のイベントでの、
あるいは社員の上司による許可を得たうえでのアルコールの適度な摂取は容認されます
が、社員はよく見極め、自分自身または他者の安全を危うくしたり、法律を違反したり
するような不適切な行動や行為に関与しないものとします。当社のオフィスまたは後援
イベントでの違法薬物の使用は固く禁じられています。
D.
安全な職場
グルーポンは安全かつ健全な、暴力のない職場です。グルーポンはいかなる種類の暴力
も容認しません。セキュリティ担当者による許可がない限り、いかなる状況でも、社員
は凶器を職場に持ち込んではいけません。職場での暴力または凶器が職場に持ち込まれ
たことに気付いた社員は、会社のセキュリティ担当者および/または人事部まで直ちに
通知するものとします。
IV.
機密基準の厳守
A.
機密情報の非開示
グルーポンの機密情報には、財務、製品および取引先/顧客情報が含まれますが、これ
らに限定されません。社員は、職場外および勤務時間外、また雇用期間の終了後も含め、
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常に会社の機密情報と非開示情報を保護する義務があります。社員は、家族および友人
を含む社外の人物に、当社の非開示情報を一切口外しないものとします。ただし、開示
が職務の一環として必要であり、また情報を受け取る側が守秘義務契約に従い、情報の
濫用を防止する場合は、この限りではありません。同様に、社員には、グルーポンが守
秘義務を負う第三者の機密情報を開示することは許可されていません。
B.
以前の雇用主
以前の雇用主に対して守秘義務を負う社員は、これを厳守し、そのような義務に該当す
る一切の情報をグルーポンに開示してはなりません。グルーポンは、スキルと知識に基
づいて社員を雇用し、応募者が以前の雇用主の機密情報に対してアクセスを持つ、また
は当該情報を以前所有していたという理由で雇用することはありません。グルーポンの
社員は、以前の雇用主からの情報をグルーポンに持ち込んだり、開示したりしないもの
とします。以前の雇用主に対する守秘義務に関する質問がある社員は、コンプライアン
スチームのメンバーに連絡してください ([email protected])。
C.
ソーシャルメディアの使用
社員は、インターネットのウェブサイトでのグルーポンに関する意見や情報の投稿は慎
重にする必要があり、グルーポンのソーシャルメディア方針を遵守する必要があります。
本方針はSkynetに掲載されています (https://skynet.groupon.com/community/employeepolicies/global-legal-policies/fair-disclosure-regulation-regulation-fd-media-policy)。グルーポ
ンのソーシャルメディア方針に関する質問がある場合、広報部 ([email protected] ) お
よび/またはコンプライアンスチーム ( [email protected]) に連絡してくださ
い。
D.
マスコミ、投資家、金融アナリストおよび類似の報道機関との会話
社員は、報道機関、投資家、金融アナリスト、専門家ネットワークおよび類似の報道機
関と話す時は注意する必要があります。社員は、広報部 ([email protected]) から電子
メールでの明確な承認を事前に得ずに、報道機関またはその代表者と、グルーポンの代
理で話すことは許可されていません。同様に、電子メールで、投資関係部および広報
部 ([email protected]および[email protected]) の両方からの明確な事前承認を得ずに、
社員は、投資家、金融アナリスト、専門家ネットワーク、または類似の報道機関と話す
ことを許可されていません。全社員は、グルーポンの公平な情報開示方針をレビューし、
これに従う必要があります。本方針はSkynetに掲載されています
(https://skynet.groupon.com/community/employee-policies/global-legal-policies/fair-disclosureregulation-regulation-fd-media-policy)。マスコミまたは投資家、金融アナリストあるいは
類似の報道機関と話すことに関して質問がある社員は、コンプライアンスチームのメン
バー ([email protected]) に連絡してください。
E.
講演の契約
社員は、イベントや会議などで話すよう依頼されることがあります。そのような契約を
受理する前に、社員は、広報部から電子メールで ([email protected]) 事前承認を得
る必要があります。
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V.
グルーポン資産の保護
A.
会社の資産をどのように取り扱うべきか
グルーポンが所有する資産の取り扱いに相応の注意を支払い、積極的に会社の資産を保
護することは、社員の責任です。これには、セキュリティアクセスカードやコンピュー
タ機器の盗難または無許可の使用の防止などが含まれますが、それらに限定されません。
これらの物品が紛失または盗難にあった場合、現地の情報技術チーム (IT) のメンバー
に直ちに通知する必要があります。
B.
ビジネス・インテリジェンス
目に見えず、実際に触ったり計測できない資産も、グルーポンのビジネスにとって重要
です。無形資産には商標、特許、著作権および企業秘密などの知的財産が含まれます。
知的財産および占有情報の保護は当社の成功に不可欠です。機器が紛失したり損傷を受
けたりしても交換できますが、漏洩したビジネス・インテリジェンスは回収できません。
グルーポンは、そのようなビジネス・インテリジェンスおよび知的財産に対する権利を
所有しています。
C.
他者の情報を尊重する
当社では、人々が当社に委ねたデータのセキュリティと機密性を保護することに尽力し
ており、適用されるすべてのデータ保護法およびプライバシー法を遵守しています。そ
のようなデータと個人情報を適切に使用し、保護することは、グルーポンの中核となる
価値観です。事業を行う際には、社員、業者、顧客、求職応募者およびビジネスパート
ナーの個人情報を含む様々な種類の個人情報が使用されます。すべてのグルーポン関係
者は、個人情報を保護し、これを守秘し、正当な事業上の目的に限って使用し、情報が
もはや不要になった時点で適切に処分するという、当然期待される処理を行い、信頼に
応えるよう努めるものとします。
D.
ネットワーク
社員には、業務に必要なコンピュータおよびその他の機器が支給されます。この機器は
主に業務上の使用のためのものです。そのようなコンピュータおよびその他の電子媒体
を含む機器を違法な目的で使用したり、ポルノや違法なデータ、または敵対的な職場環
境を助長するようなデータへアクセスしたり配布することを禁止します。グルーポンに
は、会社のすべてのシステム、ツール、およびネットワークの使用状況およびコンテン
ツ(これには電子メールやチャットが含まれますが、これらに限定されません)にアク
セスし、これらを監視およびレビューする権利があり、また適用法の下、グルーポンの
利用規定に従って権利を行使できることを覚えておいてください。利用規定はSkynetに
掲載されています ( https://skynet.groupon.com/docs/DOC-29398)。
VI.
利害相反の回避
7
グルーポンの社員、役員およびディレクターは、実際の利害相反、および利害相反が予
想される状況の回避に努める必要があります。一般的によく見られる状況とその適用規
則について、下記にまとめますが、本規範では、想定されるすべての状況は網羅できま
せん。利害相反が関与している可能性のある状況があれば、人事部またはコンプライア
ンスチームのメンバーと話し合うことが常に推奨されます。また、社員には、実際の、
または潜在的な利害相反をコンプライアンスチームのメンバーに直ちに開示する義務が
あります ([email protected])。
A.
仕事を通して見つけたビジネス機会
グルーポンの利益を目的として、社員の雇用期間中またはグルーポンのためにサービス
を遂行する間に見出した機会を、個人的な利益のために利用してはなりません。
B.
雇用外
社員は、職務時間と集中力をすべてグルーポンにささげることが求められています。社
員が別の仕事に従事している、別の仕事を引き受けることを考えている、あるいは自身
の事業を開始することを考えている場合、社員は人事部から電子メール
([email protected]) で同意を得るものとします。社員は、グルーポンと競争する、およ
び/またはグルーポンの評判や名声を傷づける可能性のあるビジネスを開始、関与、援
助したり、またはそのような可能性のある企業または人物に雇用されてはなりません。
C.
役員会メンバーシップ/顧問の役割/講演の契約/専門家ネットワーク
非営利委員会: 社員は、積極的に地域活動に参加し、地域福祉に貢献する財団、慈善団
体または文化的、社会的奉仕団体などのグループや組織で活動することが奨励されます。
また、グルーポンの社員は、非営利委員会の役員を務めるよう求められることもありま
す。組織の性質、その責務に必要な時間、関与の仕方によっては、これらの活動がグル
ーポンでの責務の妨げとなる場合があります。社員は、活動に参加する前に、上司およ
びコンプライアンスチームより文書または電子メールで承認を得るものとします。
営利役員会: 社員は、営利企業の役員会の役員を務めるにあたり、上司、コンプライア
ンスチームおよびCEOより文書または電子メールで承認を得るものとします。
諮問役員会: 社員は、営利企業の諮問役員会の役員を務めるにあたり、上司およびコン
プライアンスチームより文書または電子メールで承認を得るものとします。
講演の契約、パネリストおよび会議への招待: 社員は、取引先、ベンダー、またはその
他の組織から、専門分野について話したり、会議の司会をしたりするよう求められる場
合があります。社員はまた、グルーポンのために遂行している仕事に関連した会議への
出席を求められることもあります。このリクエストまたは招待を行う組織が、航空運賃、
食事および宿泊施設などの、出席に関わる費用を負担することを申し出ることがありま
す。負担額が妥当であり、出席に関する契約およびビジネス上の論拠に相応している限
りは、そのような負担は許容可能です。そのようなイベントに出席する際、社員は用心
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し、本書にある「贈答品およびビジネス上の優遇」セクションに従う必要があります。
招待またはリクエストの受理が利害相反を生み出すかどうかについて質問がある社員は、
人事部またはコンプライアンスチームのメンバーと相談する必要があります。また、
「機密性の遵守」セクションに詳述されているように、講演の契約には広報部による電
子メールでの事前承認が必要です ([email protected])。
専門家ネットワーク: 社員は、グルーポンに関する情報を部外者と共有する「専門家ネ
ットワーク」に参加してはなりません。
D.
個人的な財務投資
グルーポンは、社員の個人的な財務管理の権利を認め、尊重します。ただし、個人的な
財政上の決断によって、会社の職責と矛盾する、または矛盾するように見える、あるい
はグルーポンに悪影響を及ぼしたりするような状況が生み出されてはいけません。社員
は、社員本人、社員の家族または近親者が保持する、人物、企業またはビジネスにおけ
る、下記に該当する重大な金銭的利害を、コンプライアンスチームに書面で開示する必
要があります。
• グルーポンと取引を行っている、またはグルーポンとの取引を求めている
• グルーポンと競合する
• グルーポンとの関与があるような外観を与える、および/または
• グルーポンに不利な評判をもたらす
E.
贈答品およびビジネス上の優遇
社員は、自分の自主的な判断に影響を及ぼす可能性がある、または影響を及ぼすように
見える、および/または実際の利害相反または利害相反のおそれを生み出すような贈答
品およびビジネス上の優遇の受領に際して慎重になる必要があります。社員が、贈答品
を提供しているサプライヤー/ベンダーとの競争的な入札プロセスまたはビジネス提案
に直接的/間接的に関与している場合、贈答品およびビジネス上の優遇を決して受けて
はいけません。贈答品またはビジネス上の優遇を、社員が結果に影響を与える競争プロ
セスの最中に受け取った場合、その社員は贈答品またはビジネス上の優遇を断り、コン
プライアンスチームのメンバーに伝えるものとします。
許容される贈答品: 一般に、「形だけの」、現金以外の贈答品の受領は許容されます。
許容される贈答品には、取引先のロゴ入りの適度な価格の衣類や、記念品(シャツ、帽
子、ペンなど)、 あるいは食品の詰め合わせギフト(社員は、グルーポンの他の社員
と共有することが推奨されます)などが含まれます。「形だけの」と見なされるものは
様々ですが、250ドルを超える価値のある贈答品は「形だけ」にはならず、社員はその
ような贈答品を受領する前にコンプライアンスチームのメンバーに連絡するものとしま
す ([email protected]) 。社員は現金または現金相当物(ギフト券など)を決
して受領してはいけません。
9
ビジネス上の優遇: ビジネス上の優遇の時々のやり取り — 250ドル未満の、相応な食事
や接待(たとえば、コンサート、スポーツおよび文化イベント)は、取引先との関係の
発展を促進するため許容されます。ただし、社員は、これらの優遇によって、グルーポ
ンの代理での意思決定において相手の客観性に悪影響を与えたり、そのような優遇を利
用して、グルーポンの取引先に不適切に影響を与えたりしてはいけません。ビジネス上
の優遇は、規模、頻度、および費用において適度かつ慣例的でなければなりません。
提案されたビジネス上の優遇の価値が 250 ドルを超え、社員が、特殊な状況によってそ
の受領が正当化される可能性があると感じた場合、社員はコンプライアンスチームのメ
ンバーに連絡し ([email protected])、その状況を確認してもらう必要があり
ます。
他者への贈答品およびビジネス上の優遇の提供: グルーポンの社員がグルーポンの取引
先に提供する贈答品およびビジネス上の優遇には、同じ規則が適用されます。適切な状
況において、それが文化的に予測され、グルーポンの腐敗防止方針(以下のリンク)の
対象となる場合、社員は、ビジネス関係の過程で、額面価格の贈答品(グルーポンの身
の回り品など)を提供することができます。同様に、社員は、他社の社員とのビジネス
の話し合いとの関連で食事を提供することができますが、これは、そうすることによっ
て相手のビジネスの決定に不適切に影響を与える目的、効果、状況が生じない場合に限
ります。
政府官僚に提供する贈答品、接待およびその他のビジネス上の優遇は厳しく規制され、
グルーポンの腐敗防止方針によって規制されています。本方針はSkynetに掲載されてい
ます (https://skynet.groupon.com/community/employee-policies/global-legal-policies/anticorruption)。本書のセクションII(B)、「贈賄防止」も参照してください。
贈答品またはビジネス上の優遇の妥当性に関して質問がある場合は、コンプライアンス
チームのメンバーに連絡してください ([email protected])。
F.
職場での人間関係
ある社員が、その家族、近親者、親密な関係にある人物、あるいは交際相手を監督する
役職に就く場合、利害相反が生じます。社員は、そのような人物と直属の上司・部下の
関係になったり、またはそのような人物を採用や昇進の権限のある役職に就いてはなり
ません。そのような関係はすべて、人事部に開示する必要があります。グルーポンの業
者、競合他社、またはグルーポンとの取引を求めている企業と個人的な関係を持つ社員
または近親者もまた、その旨を人事部に開示するものとします。
G.
慈善寄付および政治活動
グルーポンは、社員が地域社会活動および慈善団体に関与することを奨励し、社員が政
治過程に参加する権利を尊重しています。実際、そのような過程に関与することで、よ
り強力な地域社会や、より良い政治体制が生まれます。ただし、社員は、自分の意見や
行動が自分自身のものであり、グルーポンのものでないことを常に明確にする必要があ
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ります。また、社員は会社の時間またはリソースを使って個人的な政治活動の支援をし
たり、自分の立場を使って、他の社員に慈善団体、候補者に対する寄付、または政治的
大義の支援を強要または強制してはいけません。
VII.
財政的完全性の維持
A.
全員が責任を負います
正確かつ完全な業務および財務記録の徹底は、単に財務および会計担当者の役割にとど
まらず、社員各自の責任です。正確な記録保管および報告は、グルーポンの評判と信用
に反映され、グルーポンが法律上および規制上の義務を果たしていることを証明するも
のです。
B.
グルーポンの資金の使用
グルーポンの資金を使用する場合、それに見合う価値の見返りが期待されます。グルー
ポンの資金は、資金が自分自身のものであるかのように、慎重に保護および管理する必
要があります。
C.
契約の署名
社員が取引契約を締結する場合、法務部により承認された適切な書類を使用する必要が
あります。社員は適切な権限なしに契約を締結してはいけません。また、社員は契約の
条項を理解する必要があります。詳細については、Skynetに掲載されているグルーポン
の「支出および取引方針」(https://skynet.groupon.com/docs/DOC-8938) を参照してくださ
い。
D.
取引の記録
正直かつ正確な情報の記録および報告は、責任ある事業上の決定を行う上で極めて重要
です。したがって、会社の会計帳簿、記録および計算書は、処理や事象を適切に反映し
たものであり、適用される法律上の要件、米国一般会計基準およびグルーポンの内部統
制に準拠するものとします。
E.
財務または会計処理上の例外事項の報告
疑わしい財務記録の誤りがあったり、または実際に誤りが発見されたりした場合、コン
プライアンスチームのメンバーに直ちに電子メールで報告するものとします
([email protected])。すべての支払いおよびその他の処理は、経営陣が正式
に承認し、当社の会計帳簿に正確かつ完全に記録されなければなりません。虚偽の情報
または誤解を招く情報を作成したり、会計部に提出したりしてはいけません。差異や不
一致が発見された場合には、直ちに照合確認を行うものとします。
F.
記録保存方針
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社員は、グルーポンの記録保存方針に従ってグルーポンの記録を管理、保存、および処
分するものとします。本方針はSkynetに掲載されています
(https://skynet.groupon.com/docs/DOC-1946)。実際の訴訟や訴訟の恐れがある場合、また
は政府による調査の際には、コンプライアンスチームおよび/または法務部が記録保存
に関する通達を行います。通知が発行された場合でも、社員は、会社の調査、内部監査、
訴訟または行政調査を見越して、記録またはデータを決して隠ぺい、変更、または破棄
してはいけません。社員は、これらの法定の通知に従うものとします。遵守を怠った場
合は、雇用の終了を含む懲戒処分を受けることがあります。
VIII. 最後に
本規範ですべての「推奨事項」と「禁止事項」を挙げることは不可能です。社員には、
本規範の原則をそれぞれの特定の状況に適用する際に、常識、個人としての良識および
法遵守の約束を鑑みることが期待されます。本規範が地域法と矛盾していると思う場合、
人事部およびコンプライアンスチームに連絡し、行動を取る前に助言を求めてください。
この場合もやはり、社員は質問をし、適切な承認を得て、懸念/違反を報告する必要が
あります。匿名を希望する場合は、ウェブ上のグルーポンの倫理報告サービス、
EthicsPointthe (https://secure.ethicspoint.com/domain/media/en/gui/31495/index.html) まで、
またはこちらから懸念を報告してください。社員は以下の方法で質問をしたり、承認を
得たり、懸念/違反を報告したりすることもできます。
(i) 上司に連絡、(ii) 本書に記載された、コンプライアンスチームを含めた関連するチー
ムのいずれかに連絡、および/または (iii) 人事部に連絡。連絡先電子メールアドレスは
以下の通りです。
コンプライアンス: legalcompliance@ groupon.com
人事部: [email protected]
広報: [email protected]
広報 – 講演者: [email protected]
投資関係: [email protected]
情報セキュリティ: [email protected]
文書の履歴
版数
1.0
[2.0]
日付
2011 年
2015 年 2 月 11 日
作成者
法務部
法務部
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説明
原文書の版数
改定は取締役会によ
って承認済み
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