政策評価表 政策とりまとめ課 : 商工労働部 経営支援課 TEL(直通):076−444−3247 政策名 2 起業支援 政策の柱 活力とやま 政策目標 起業にチャレンジする県民が増え、多様なベンチャー企業が誕生、成長し、全国、世界で事業展開する企業が出現しているこ と。 1.【県民参考指標の動向】 指標名 (指標の定義) H13 H16 目 標 参 考 H17 H18 (概ね5年前) 年平均新設事業所数 (事業所・企業統計調査による年平均新設事 業所数) H19 (評価) H11∼13 H13∼16 H13∼16 H16∼18 H16∼18 年1,844件 年2,090件 年2,090件 年2,916件 年2,916件 達成見通し H23 年3,000件 H27 年3,000件 ・年平均新設事業所数は、総務省が3年ごとに実施する「事業所・企業統計調査」結果から年 指標動向の補 平均を算出しているが、新設事業所数は着実に増加傾向にある。 足説明 達成可能 ・近年、新設事業所数は着実に増加傾向にはある。新設事業所数は景気動向等に大きく左右される面もあるが、達成見通し 達成見通しの は「達成可能」とした。 判断理由 H11∼13 H13∼16 H13∼16 H16∼18 H16∼18 2.9% 3.3% 3.3% 4.9% 4.9% 5.0% 5.0% ・開業率は、総務省が3年ごとに実施する「事業所・企業統計調査」結果から年平均を算出して 指標動向の補 いるが、開業率は増加傾向にある。 足説明 開業率 (事業所・企業統計調査による「新設事業所 数/事業所数」の年平均の割合) 達成可能 ・近年、開業率は増加傾向にはある。新設事業所数は景気動向等に大きく左右される面もあるが、達成見通しは「達成可能」 達成見通しの とした。 判断理由 指標動向の補 足説明 達成見通しの 判断理由 指標動向の補 足説明 達成見通しの 判断理由 2.【補足指標の動向】 (県民参考指標を補完する適宜のデータ) 参考データ 数値実績 数値実績の補足説明 とやま起業未来塾修了生 H17(1期生) → H17∼19(1∼3期生) (累計) 34名 93名 ・とやま起業未来塾修了生のうち、創業、新分野 進出済み45名(1∼3期生) トライアル発注商品認定件 H17 → H17∼19累計 数(累計) 40件 90件 ・新分野の開拓を図る中小企業の新商品につい て県が認定すれば、随意契約で購入できる制度 ・認定件数は増加傾向にある(認定期間は最長4 年) 高校生等に対する企業経 H17 → H17∼19累計 営者講演会参加者数(累 409人 1,339人 計) ・毎年400名程度の参加を得ており、順調に推移 している 3.【県民ニーズの状況】 (県政世論調査結果) H19 区分 H20 満足度(順位) 11%(45/61) 8.9%(50/61) 要望度(順位) 2.7(44/61) 2.1%(49/61) 分類 C C 分類: A=要望度高・満足度低 B=要望度高・満足度高 C=要望度低・満足度低 D=要望度低・満足度高 様式2 4.【政策をとりまく国、市町村、民間の動き】 ・総務省の「事業所・企業統計調査」によれば、我が国の事業所数、企業数は減少傾向にあり、1991年の調査以降、廃業率が開業率を上 回る状態が続いている。 ・このような中、国においては、新事業創出・創業の支援策として、創業のためのリスクマネー供給、販路開拓の全国展開の促進など、創業 に係る経営を支援し、地域における小規模事業者等の挑戦を支援することとしている。 5.【政策目標の達成(進捗)状況】 達成状況 B 概ね順調であるが、一部に課題あり ・県内の年平均新設事業所数及び年平均開業率については、増加傾向にあるが、新規創業や新分野進出などの取り組みをさらに増やすた めには、起業・創業後の各ステージに応じて、商品のブラッシュアップや販路開拓支援、資金面の支援など、成長段階に応じたきめ細かな支 援を継続していくことが不可欠である。 ・新しい企業人を育てるための「とやま起業未来塾」においては、H17∼19の3年間で、93名の修了生を輩出し、地域づくりコース16名を除く 77名のうち45名が、創業、新分野への進出を果たしている。今後も、修了生のフォローアップを含め、県民のロールモデルとなる成功事例を 輩出し、広く県民に周知することにより、「とやま起業未来塾」の認知度、信頼性の向上を図っていく必要がある。 ・起業のスタートアップ期の支援策の一つである創業・ベンチャー支援資金については、19年度の利用実績が16年度の約1.6倍と活発に利 用されており、企業の設備投資や創業に対する積極姿勢がうかがえる。今後も、企業の各ステージに応じた販路開拓・資金面、研究開発の支 援により、ベンチャー企業の事業展開の拡大を図る必要がある。 6.【事業評価結果からの課題】 事業名 課 題 内 容 ベンチャー企業等支援事 県が認定しているトライアル発注制度について、一層の周知、PRに努めるとともに、庁内関係部局に働きかけ、購 業費(トライアル発注推進 入実績が得られるよう努めていく必要がある。 制度) 7.【政策目標達成に向けての課題】 課題タイトル 課 題 内 容 起業家を育成するには、県民の起業家精神を醸成するための起業セミナーの開催や起業家支援情 起業家の育成 報の発信、県民のロールモデルとなる身近な成功事例を育成し、育てるための「とやま起業未来塾」 での実践的な指導などに引き続き取り組む必要がある。 創業直後や新分野進出直後の企業では、優れた技術やアイディアがあっても、販売実績や販路が弱 創業・ベンチャー企業への く、売上増に結びつかないケースが多いことから、広域商談会の開催や、見本市への出展支援、マッ 販路開拓支援等 チングアドバイザーによる販路開拓支援や商品のブラッシュアップ゚を行う必要がある。 緊急性 ○ 8.【21年度の改善内容】 ・起業、新分野進出、地域づくりを目指す若者、女性、熟年者などを支援する「とやま起業未来塾」の塾生等に対して経営アドバイスや県内企 業との橋渡しを行うアドバイザーを設置して、県民の起業を支援する。 ・トライアル発注商品の統一デザインマークの選定や、横浜開港150周年記念事業において開催する富山ウィークにおいて、トライアル発注商 品、富山プロダクツ等の展示会を開催し、商品の認知度向上や販路開拓支援に取り組む。 9.【21年度の展開方向】(アクションプランの21年度における取組み) 重点施策 (1) 起業家の育成 (単位:千円) 主な取組み(新規、拡充、改善ほか) ■起業家精神の醸成 ・起業家の卵育成事業費 小中高校生、大学生等の職業体験等、経営者による講演等の実施 ■「とやま起業未来塾」の実施 ・【拡】とやま起業未来塾事業費 起業、新分野進出、地域づくりを目指す若者、女性、熟年者を育成する塾を開催 新たに経営アドバイスや県内企業との橋渡しを行うアドバイザー等を配置 ■農村女性起業者の育成 ・がんばる女性農業者支援事業(一部) 商品開発等意欲的な取組みにチャレンジする農村女性に対する支援等 (2) 起業の可能性の高い分 ■富山大学のTLOを中心とした技術移転の促進 野の支援 ・TLO連携推進事業費 1,000 29,336 7,948 5,000 大学の研究成果、県有特許等の県内企業への技術移転の促進 (3) 起業のスタートアップ期 ■創業・ベンチャー企業の設立に対する支援 の支援 ・創業・ベンチャー挑戦応援事業 19,500 新規性・独自性、地域活性化に貢献する事業計画を有する創業者に対する助成 ■商談会開催による販路開拓の支援 ・【新】横浜開港150周年記念商談会開催事業 富山県商談会in神奈川及び「富山ウィーク」でのトライアル発注商品等展示会の 開催 ■県の率先購入による販路開拓支援 ・トライアル発注推進事業費 県が認定した新商品を率先して購入するトライアル発注制度の推進 ■創業・ベンチャー企業の新商品の販路開拓支援 ・【新】トライアル発注商品デザインマーク選定事業費 トライアル発注認定商品のシンボルマークを選定し商品の認知度向上や販路開拓 を支援 ・マッチングアドバイザーを活用した販路開拓支援 (4) 起業後の成長期の支 援 ■中小企業支援センターの機能充実 ・専属マネージャーによる相談支援、専門家派遣による助言等 2,500 2,200 1,000 2,550 98,742
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