定期試験の心得(PDF)

その一 人の話はよく聞け!
★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 日常の学校の授業を大切にせよ! ★☆★☆★☆★☆★☆★☆
定期試験で高得点を取る上で、最も重要なのは、「学校の授業」です。学校の授業をおろそかにして、
「わからない!」「しらない!」「聞いていない!」と騒いでも、どうにもなりません。とにかく、学校の授業をしっ
かり聞いて理解することが大切です。先生の言っていることをよく聞いている人ほど定期試験の得
点率はよいのです!「授業を聞いているのにできなかった」という人はもう一度確認してみましょう。集
中していますか?学校の授業に集中するためにも余計な夜更かしはやめて常に万全のコンディシ
ョンで普段の授業に臨みましょう。
その二 教科書・ノート・ワークは三種の神器だ!
★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 徹底的な反復練習で暗記してしまえ! ★☆★☆★☆★☆★☆★☆
定期試験対策で最も重要な教材は、テキストでもプリントでもありません。学校の教科書、学校のノート、
学校のプリントそして学校のワーク(問題集)などです。定期テストで高得点を挙げるためにはこれら副
教材を「一通り終わらせる」必要があります。「一通り終わらせる」というのはただ単に一回やればよいと
いう意味ではありません。ただ「やった」だけでは効果はないのです。とにかく、何度もひたすら繰り返
し、すみからすみまで、完全に「暗記」してしまいましょう。
定期テストは実力を測る試験ではありません。もちろん高得点を挙げるためにはある程度の実力も必
要です。数学や理科のような実力が問われる試験問題も存在します。しかしほとんどの定期テストの問
題は、学校の先生が授業中に言ったことや、授業で扱ったプリント、教科書、ワークの内容をも
とに作成されます。つまりこれらの教材を徹底的に繰り返す反復練習で暗記してしまえば大きな効果
をあげることができるのです。結局は「暗記」です。「暗記」から逃げてはいけません。反復練習あるのみ
です!
その三 先んずれば人を制す!
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 早めの取り組みが重要! ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
テスト日程をしっかりと把握し、適切な学習計画を作成しましょう。定期試験に限らず学習全般に言え
ることですが、計画のない学習は成功しません。 ただがむしゃらに学習するだけでは効果も上がら
ず疲労感のみが残ってしまうからです。
またよくテスト後に「頑張ったのに結果が今ひとつだった」というコメントを耳にしますが、ほとんどの場
合、「試験直前の3日間だけ頑張った」というのが実情です。試験の直前や当日はどんな人でも頑張
ります。直前に頑張っただけでよい結果を期待するというのは考えが甘すぎます。直前の一週間
は自分の苦手な単元の見直し、また得意な単元で得点を確実にするための最終調整に当てる時間に
するべきです。そのためには一週間前までに大方の学習を完了している必要があります。そのためのひ
とつの目安として学校のワークを試験一週間前には一通り終わらせること!一週間前に試験範囲を一
通り終わらせられるような計画を立ててみましょう。
その四 自分の解けない問題にこだわれ
★☆★☆★☆ 苦手教科を克服するためにはまずはどこが分からないのかを知ること ★☆★☆★☆
皆さんは自分ができていない単元を正確に把握していますか?当たり前のことですが、試験では問題
を解けた分だけ得点が上がります。一問でも多くの問題を正確に解答できるようになるためには数
多くの問題に実践的に取り組む必要があります。これも当然のことです。しかしただたくさん解きまく
ればよいというわけではありません。もちろん中学校のうちはそれでも7割くらいまでなら得点できるよう
になりますが、高校以降の学習を考えるとただ単に量をこなせばよいという考え方ではいけません。学
年とともに覚えなければならない知識の量が増え、比例して演習量も増えるからです。
効率的に学習を進めるためには自分のできていない単元をしっかりと把握する必要があるのです。普
段の学習の中でどこができていないのかをもう一度見直しましょう。
① 解けなかった問題、間違ってしまった問題にはチェックを入れよう。
② 解答や解説にもっと目を向けよう。
③ できるようになるまで何度も繰り返そう。
④ わからない問題を放置しないできちんと先生に質問しよう。
塾はわからない問題をできるようにするところです。わかる問題を塾でやっても試験前はあまり効
果的ではありません、時間の使い方を工夫してみましょう。
その五 今日できることを明日に延ばすな
★☆★☆★☆★☆ 「忙しい」はただの言い訳、優先順位をよく考え取り組むこと ★☆★☆★☆★☆
「忙しい」という言葉を言い訳にして、取り組まなければならないことを先延ばしにすると、結局は中途
半端な仕上がりになりその場限りの力しか身につかない。当然の結果です。そしてそういう人は志望校
を決定するときにも妥協します。「あまり勉強しなくてもいける高校を気がつかないうちに探している」の
です。たかが勉強で、やらなければならないときに努力のできない人間は社会に出ても何の役にも立つ
ことはできません。私は皆さんにそんな大人にな ってほしくはありません。まず目の前のやらなければ
ならない課題を確実にこなすことを最優先にがんばりましょう。わからない問題を放置するな!それ
が試験に出る問題だ!