第3回生月町地域協議会会議録 - 平戸市

第3回生月町地域協議会会議録
1.会
場
平戸市役所生月支所3階第2委員会室
2.日
時
平成23年9月2日(金) 13時30分開会
3.出席委員
志水準治・松永利宣・森隆俊・田渕俊雄・富岡圭司・坂本ヨウ子・藤永和之
豊増見喜雄・伊藤忠光・吉永武利・山浦 武・柿本美代子
4.欠席委員
森田時夫・神田全記・濵﨑隆広
5.会議録署名人
豊増委員・吉永委員
6.職員
内山支所長兼市民協働課長・松山産業建設課長・松本教育委員会生月分室長・富岡
衛生センター所長・山見舘浦出張所長・塚本生月病院事務長・石丸生月(山田)保
育所長・市民協働課破戸班長・市民協働課藤田主事
7.傍聴人数 1人
8.審議案件等の概略及び審議結果並びに発言内容
13時30分開会
(1)会長挨拶
志水会長
(2)議
題
1.平成23年度平戸市地域コミュニティ活動推進事業補助金審査について
2.各部会の今後の活動について
3.その他
○会長
本日は、過半数以上の委員の出席をいただいておりますので、これより会議を進めてま
いります。欠席の届けが、森田委員、神田委員、濵﨑委員からあっておりますので、御報
1
告いたします。
次に、議事録署名人の選任を行います。議事録署名人は、豊増委員、吉永委員でござい
ます。それでは、本日の議題に入りたいと思います。まず議題の1番目は、平成23年度
地域コミュニティ活動推進事業補助金の審査についてまず事務局より説明をお願い申し
上げます。
※事務局より平戸市地域コミュニティ活動推進事業補助金の事業評価について実績評価
要領に基づき説明
○会長
それでは審査につきましては、毎回審査に属する委員さんについては公平な審査を期す
るために適宜退出していただいておりましたが、今回はどなたも属していないようですの
でこのまま進めたいと思いますがよろしいですか。
〔
「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○会長
それでは審査を始めます。審査については、申請団体の事業説明等をいただき、質
疑・応答を審査していただくことといたしますので、よろしくお願いいたします。
平成23年度平戸市地域コミュニティ活動推進事業補助金(生月地区審査一覧)の
資料をご覧いただきますようにお願いいたします。今回の申請は、
「島の子を見守る
会」の教育環境づくり推進事業の1件となっておりますので、早速審査に入りたいと
思います。
それでは事業に関する説明をお願いいたします。
○島の子を見守る会代表
失礼します。今回、地域コミュニティ推進事業の申請をしました「島の子を見守る
会」の○○といいます。本日はお時間いただきありがとうございます。こういう場は
初めてなので緊張していますが、すみません、よろしくお願いします。
今回、教育環境づくり推進事業として講演会の開催等を企画いたしました。その目
的が生月町は近年、ものすごく過疎化が進んでおります。最近、職場で聞いた話です
が、赤ちゃんまで含め18歳以下の人口が生月の総人口の2割にも及ばないという話
を聞きました。そういう、2割にも及ばない貴重な青少年ですが、最近は不登校や高
校中退、それから非行等も目に見えて増えているように思います。
小学生時代は何事もなく元気に通っていた子供たちが、中学生になると学校に行け
ない、何が原因なんだろうといつも思っておりました。不登校から、今度は高校受験
に失敗する、高校に行けない、非行が原因でまた高校に行けない、退学になる、そう
いう子供たちが無職少年として、生月町に、そんなに多くはないのかもしれませんが、
生月町の青少年の人口からすればかなりの数がいると思います。
無職少年がふえることは治安も悪くなりますし、また家庭内での問題等もふえてき
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て、本人もその家族も苦しんでいることも想像できますし、あと、低年齢層、小学生、
中学生に対する悪影響等もありますので、そういうのを防止するための何か活動がで
きないかということで、今回、講演会の開催ということを思いつきました。
昨年度、町P連において食に関する映画ということで、
「ブタのいた教室」という
映画を上映しております。その際、長崎大学の上薗恒太郎教授の協力を得て、町P連
のでアンケートを行っております。アンケート結果は、添付した資料に載せてあるの
ですが、
「自分」というキーワード、それから「家族」というキーワードに対して、
思いつく言葉をどんどん出させるという手法で行ったアンケートで、結果はグラフを
添付してありますが、
「家族」というキーワードに対しての結果は心配ないものだと
いうことらしいんです。「家族」というキーワードのときにはどんどん回答が出てく
る、子供たちの、それだけ生月自体が家族の絆は強いという結果だそうです。
ところが、
「自分」というキーワードになると、回答が多いものほど真ん中のほう
に寄るようになっているのですが、真ん中のほうにぽっかりと穴があいております。
自分というものを持たないというか、こう自信がない表れであって、上薗教授のから
見ても心配な結果だそうです。
それで、今は家族や学校という単体ではなく、地域全体で子供たちの教育というも
のを考えていかないといけない時代に来てるのではないかと思い、今回地域における
共育環境づくり推進事業の第一歩として、講演会の開催を企画いたしました。アンケ
ート結果等につきましては、添付の資料でご覧ください。
講師として予定しているのは、児童書のノンフィクション部門の作家をしておりま
す今西乃子氏を予定しております。プロフィールについては資料をごらんいただき、
質問があれば後からお聞きしたいと思います。
※予算については資料に基づき説明
○会長
事業に関する説明が終わりましたが、ここで皆さんに何かお尋ねがあればお伺いを
いたしたいと思いますが、いかがですか。
○委員
不登校の児童生徒の問題は非常に深刻な問題であろうと思っておりますし、このよ
うな人々への対応は、数年前にも、あるPTA会長さんから、地域が協働で何とかし
ないことには問題の解決にはならないというようなお話もお伺いしておりますので、
こういう環境づくりは大変いいことだと思っております。
ひとつ質問させていただきますが、不登校家庭の内容というのは様々なケースがあ
り、一概に、累計というものはないとは思いますが、せっかくのこういった講演会に
そういった家庭のどなたかでも結構ですが、参加して話を聞いてもらうというような
取り組みはどのようにお考えになっているんでしょうか。
○島の子を見守る会代表
今回の講演会は、一番聞いてほしいのが中学生です。今思春期の真っ只中におりま
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して、不登校も増えておりますし、中学生というのは、これから非行等も増えてきま
す。進路についてもこれから考えなければいけない時期でありますので、中学生にま
ず聞いてほしいということで、開発センターで休日に講演会を開くというのも考えま
したが、それでは一番聞いてほしい子供たちが集まらないということで、学校に相談
をいたしましたところ、中学校から了承を得まして、学校の授業時間を使って、人権
週間の折に学校のほうで講演会を開催するようにしております。ですので、不登校の
子たちにもどうにか出てくれるように学校のほうの協力を得て対応いたしますし、保
護者にも参加を呼びかけて、できるだけ多くの子供たちに聞いてほしいと思っており
ます。
子供たちに一番聞いてほしいというのは、親が聞いて子供に伝えても、たとえば「勉
強しなさい」と親が言ったところで、子供は何のために勉強するのか、それがわから
ないことには勉強に取り組めないと思いましたので、本人たちが直接聞いて、自分た
ちで気づいてもらう機会を与えたいと思い、中学校での開催を決定いたしました。
小学生や高校生にという気持ちもありましたが、年齢層が広がるとテーマがぼけて
しまいますので、小学校低学年に合わせた話と中学生に向けた話では話の仕方も変わ
ってきますし、そういうことで対象は中学生をターゲットにして講演会を開催するこ
とに決めております。学校の授業時間を使いますので、ある程度の子供たちが話を聞
いてくれるものと思います。また、学校と協力しまして、呼びかけのチラシというか、
文書を作成し各家庭に配るようにしております。以上です。
○会長
ほかにお尋ねございませんか。はい、どうぞ。
○委員
○○です。先ほど言われた中で、中学生とその保護者を対象にということですが、
それ以外の地域の住民の方が講演を聞くということは可能でしょうか。例えば、小学
校でももしかしたら不登校の方がいらっしゃるかもしれませんし、最初に説明の中で、
高校を中退した方の親御さんであるとか、そういった方にもできれば聞かせたほうが
よろしいのではないかと思いますがいかがでしょう。
○島の子を見守る会代表
地域に向けても各家庭を通じて広報する予定です。それから地域の共育環境づくり
ということですので、まだ計画の段階で学校との話し合いが今からどうなるかわから
ないのですが、私たちの考えとしては、子供たちに関係することが、関わることが多
い地域の方に、招待状というか、案内状を出す予定にしております。まだ学校との話
し合いがありますので、決定ではありませんが、今のところ予定しているのが地域の
区長さん方や、中学生に多くかかわる塾の先生、それから児童民生委員さんや、それ
ぞれのいろんな役職につかれた方、20名ほど候補に挙げてはおりますが、そういう
方々に案内状を出して参加を呼びかけたいと思います。それから、中学生の保護者だ
けに限らず、小学生や高校生の保護者、そういう方にもなるべく声をかけて参加を促
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していきたいなと思っております。以上です。
○会長
ほかにお尋ねないですか。はい。
○委員
一応今回は中学生を中心とした講演ということでおっしゃってますが、中学生以前
の、不登校ということは、中学生になる以前の芽があるんじゃないかと思います。そ
の辺での考えは何か持っていますか。
○島の子を見守る会代表
今回は、ターゲットといいますか、中学生とその保護者に的を絞った講演会を予定
しておりますが、来年もしこういう機会を与えていただければ、来年は小学生を対象
に講演会を開きたいということで話をしております。以上です。
○会長
はい、○○委員。
○委員
○○さんの企画は大変すばらしいとは思っておりますが、このような問題になると
学校の授業時間を利用して学校でするということであれば、このコミュニティ事業で
はなく、学校の予算の中でそれをすべきじゃないかと私は思いますが、支所長さん、
どう思いますか。
○支所長兼市民協働課長
今の件はですね、学校が主催ということではなくて、この会、
「島の子を見守る会」
が主体になって、ただその場所等について、中学校にお願いしたということですから、
当然このコミュニティ事業でも可能ではないかと考えております。
○委員
それでしたら、例えば来年小学生を対象にするとした場合は学校の予算でする形を
とって、することも可能ということですね。
○島の子を見守る会代表
来年、小学生を対象に講演会を開くことになりましたら、来年は開発センターを使
いたいと思っています。小学生は呼びかければ結構集まってくれます。しかし、中学
生になると呼びかけてもなかなか参加しないのが現状なので、中学生に聞かせたい話
なので、今回無理をいって中学校にお願いをいたしました。中学校からの返事もかな
り時間がかかりまして、1カ月ほど中学校で話し合いをした結果、ようやく、そうい
うことであれば場所をお貸しましょうということで開催できることになった経緯が
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あります。以上です。
○会長
はい、ほかにございませんか。どうぞ。○○委員。
○委員
先ほどから御意見が出てるように、私もこの事業については今現在の問題として重
要な問題だと思いますし、これに取り組もうという「島の子を見守る会」
、この会の
皆さん方、ここで5人のお名前が上がっておりますが、子供たちを野外でいろいろと
指導している、そういう活動をされてる人たち、大変だとは思いますが、ぜひ頑張っ
てほしいなと思います。
こういう事業は、やはりいい講習を、まず話を聞くことから始めて、その後を生か
して実践に移さないと、講演のみで終わってしまっては意味がないと思うわけです。
したがって、今後どういった環境づくりをしていくのか、ビジョンみたいなものがも
しあれば、お聞かせいただければと思っております。
○島の子を見守る会代表
何分、こういう取り組みをするのが初めてなので、今から話し合っていかなければ
いけないことがたくさんありますが、講演会の後にアンケート調査としまして、子供
たちの、できれば講演会の前後にと考えておりますが、意識調査をいたします。日本
の子供たちは自己肯定感というものがものすごく、アメリカとか中国とかと比べると
非常に低いと言われております。生月の子供たちについては、その上薗教授に協力を
得たアンケートでも出ておりますが、少し心配な点が、その自己肯定感の低さという
ものが上げられておりまして、今後の対策といたしましては、会員の方々と協力しな
がら、子供たちの気づきを引き出すような活動をしていけたらとは思っております。
あと、自分に自信を持ってもらえるような取り組みも、大まかではありますが、そ
ういうのを活動として実践していけたらなというのはありますが、とりあえず講演会
を成功させてから今後何かしらの形で活動していきたいと思っております。以上です。
○会長
はい、どうぞ。○○委員。
○委員
私はお尋ねではないですが、むしろこういう企画を立ち上げたということは、まず
すばらしいことだと思っているところです。私は、せっかくこういう仲間がこういう
計画を立てられるわけですから、行政ももう少し積極的に後押しができないものか、
特に教育委員会あたりの所管であるかどうかは別として、まあ、所管だと思いますが、
子供のことですから、これはもう社会問題ですもんね。こうして一般の人が立ち上が
っているわけですよ。本来ならもう少し行政が取り組むべきではないですか。どうで
すか。行政の方にお尋ねします。
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○教育委員会生月分室長
まあ、まずもっておわびを申し上げなければいけないのでしょうが、こういう問題、
不登校という問題につきましては全国的なものがありますし、合併してから分室とい
う立場になりまして、そういう情報も余り我々のところに入ってこないのも現実なも
ので、本庁主義で、学校教育課という所がありますので、分室にはそういった情報と
いうものが余りありません。実際なら、こういう講演会等につきましては行政がやる
べきであるというふうには考えておりますが、現実的には今のところできないところ
です。申しわけございません。
○委員
それなら何ができますか。
○教育委員会生月分室長
まあ、何ができるかと言われましても、少し難しい質問でですね。今現在やってい
るのが青少年健全育成等々で、それならそういうところで講演会をやるということに
しかならないのではないかと思っています。
○委員
このことは社会問題ですからね、少しは行政も積極的にはまって考えてもらわなけ
ればいけないと思います。お父さんやお母さん方が組織をつくって、一生懸命努力な
さっているわけですから、私は行政、特に教育行政には特に考えていただかないとと
思いますが。何か意見はございませんか。
○教育委員会生月分室長
このことにつきましては、分室だけで結論を出すということではなく、本庁との協
議もありますし、やはり主たるべき事業主体となるのは本庁の教育委員会にあります
ので、この辺で話を十分にやっていきたいと思いますし、できれば教育委員会等でも
話をしていただければというふうに思います。
○委員
支所でできないのであれば、本庁にそれなりに今日の話を、経緯をしっかりメモし
て伝えてください。生月には教育委員会の委員もおりますので、そういう方々にもつ
ないで、この問題は社会的なことですから、しっかり腰を入れていただきたいと要望
して終わります。
○会長
ほかにお尋ねございませんか。はい、どうぞ。○○委員。
○委員
恐らく発起人の3名以外の方の中に、不登校の子を持つ親はいないと思います。要
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するに健全な子供たちをそういったことに対する予防には非常に役に立つとは思い
ますが、肝心の現在のそういう子供たちは恐らくこういう会をしてでも出てこないだ
ろうと思いますよ。簡単に出てくるぐらいなら不登校にはならないと思いますし、だ
から今、田渕さんがおっしゃるように、非常に親は困ってると思います。しかし、そ
の原因は恐らく、家族であろうと思います。自分の子供に対しては恐らく逃げた考え
を持ってる方が、こういう不登校をよんでいるのではと思いますので、今回はすばら
しい企画ですから、皆さん賛成なさると思いますが、現在の不登校の子供たちをどう
助けていくかということをもう少し市自体がしなければいけないと思うし、まあ、そ
の原点は学校ですよ。学校の先生方ばかり言われていますが、一番悪いのはPTAだ
ろうと思います。昔のPTAと違い、自分の子供に対しては責任をとらない、まして
や給食費を自分の財政は健全でありながら払わないような、そういう社会になってい
ることが一番の原因だと思いますので、ぜひ教育委員会として子供の教育ということ
ばかりでなく、そういった社会の秩序部分についてももう少し積極的に関わってほし
いなと思いますので、そのようにお願いいたします。以上です。
○島の子を見守る会代表
ひとついいですか。
○会長
どうぞ、何かあれば。はい、どうぞ。
○島の子を見守る会代表
すいません、発起人5人のうち、中学生を持つ者は3人いますが、しかし、私事で
恥ずかしいのですが、うちも母子家庭で家庭の事情は少し複雑です。子供も思春期と、
また反抗期を迎えまして、大変難しい状況になっております。つい最近、問題行動を
起こすような出来事もありました。私を初め、たくさん子育てに悩んでいるお父さん
お母さんというのはいると思います。先生方も子供たちに対してどう接していいのか
分からずに、悩んでいる先生方ももしかしたらいるのではないかと思います。
それから、これも私事で本当恥ずかしいのですが、私の甥っ子は中学校1年生の2
学期から不登校になりました。そして、不登校のまま高校を受験しましたが、行くこ
とができませんでした。今、成人式を過ぎましたが、家におります。仕事ができませ
ん。そういう子供たちを減らしたいと思ったのが今回のきっかけです。また、一緒に
うちの息子と問題行動を起こした子供たちの中には、家庭環境が複雑な子供がたくさ
んおります。家庭内のことは余り踏み込むことはできないですが、それでも、自分の
家庭がこうだからといって非行に走ったり、不登校になって逃げるのではなくて、子
供たち自身に気づいてほしい、そういう機会を与えたいと思ったのが、今度の講演会
の開催を思いついたきっかけです。自分の親がだらしがないから、自分の家は片親だ
から、そういうどうしようもない、子供たちにとってはどうしようもない出来事、そ
れに反発するばかりで自分の人生を傷つけて、不登校とか問題行動を起こすようなこ
とも多分あると思いますが、問題行動を起こして親に反発したり困らせたりというこ
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とがあっても、一番傷つくのは子供自身、自分たち自身なんだ、自分たちの人生が傷
ついていくんだということを少しでも早く気づいてほしい、そういう機会になればと
思って講演会を企画しました。
不登校の子供たちが出てくるのは難しいかもしれません。しかし、ずっと休みっぱ
なしの子ばっかりじゃなくって、たまには出てくるというような子供もおりますので、
先生たちからも働きかけてもらったり、あと、子供たちの友達にも呼びかけてもらっ
たりして、どうにか話を聞く機会を与えたいと思います。
今回の講演会の講師に選んでいる今西氏は、少年院を初め、小学校、中学校、PT
A、各種教育機関、たくさんの数の講演会を開催されている方です。本人もインド方
面のストリートチルドレンに会ったことでいろんな気づきを得たということもあり、
自分もそういう気づかせることができるような話ができたら、子供たちに気づきを与
える活動をしたいということで、こういう講演を始められた方なので、メールで何度
かやりとりをしましたが、安心して講演会を依頼できると思いこの方にお願いしまし
た。とにかく、子供たちに聞いて、自分の人生をもう1度見つめ直して、自分と向き
合ってほしいと思っております。順調に見えて、順調に子供たちが成長しているよう
に見える家庭でも大なり小なり悩みはあると思います。完全な不登校にならずに登校
していても、やっぱり家庭に入ると問題があったり、学校に行って先生とうまくいか
ない子供たちもいると思いますし、先生、保護者、子供たちにそれぞれに聞いてもら
って、それぞれに何か見つける、得られる、ヒントがあればと思います。以上です。
○会長
よろしいですか。不登校というのは今の中学校で何名ぐらいいるか分かりますか。
○島の子を見守る会代表
数は把握しておりませんが、うちの子供が、まだ今中学2年生ですが、去年1名お
りました。去年の3学期ごろですか、2学期半ばからですか、出てくるようになりま
したが、上の学年に上がって中学3年生になると、最近出てくるようになった子が1
人いると聞いております。あとは行ったり行かなかったりという子が2、3名ほどい
るように聞いております。
○会長
今、社会現象のひとつだと思いますが、ひきこもり、この生月でもいるわけですよ。
ここにも外に出たがらない男の子がいる、女の人がいる、そんな家庭がかなりあると
思います。それをどこかの段階で、みんなと同じような考え方を持ち、行動ができる
ようにしていくためには、今、あなたたちが企画しているこの不登校をなくすという
ことが一番大事なことではないかなと思います。
それから、あなた方は島の子を見守る会というのはこの事業をするために立ち上げ
た会になるのですか。同じ教育のいろんな問題についてはPTAというものがありま
すよね、PTA自体で考えて、そして会員の皆さんにお話をして訴えて、そして皆さ
んに協力してもらう、これもひとつの方法ですよね。それを通さずにあなたたちは島
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の子を見守る会という組織をつくってこの事業を進めていくということですよね。
○島の子を見守る会代表
私も今中学校のPTAの役員をしておりまして、PTAでもと思いました。しかし、
何分、中学校のPTAは生徒数の減少に伴って予算がありません。低予算で来ていた
だける講演者もいるかもしれませんが、今回どうしてもこの今西先生の講演会を開き
たいというのが最初にありまして、それにはどうしても費用がかかってしまう、それ
でいろんなところを回りました。
最初は、公民館の家庭教育事業を使って講演会を開こうかと思いました。でも、そ
れには、中学校、小学校、それぞれ3校に充てた予算があって、中学校単独では使え
ない、中学校単独の予算だと足りないというのもありました。それからPTAでもと
思いましたが、とにかく予算がないし、やはり役員一丸となって実施しないと企画倒
れとなってしまいます。現在、中学生の保護者及び子供を持つ会員3名の中で本部の
役員を持っているのは私だけで、やはり志を同じにするものがいないと不可能だなと
いうこともあって、それで今度は市に、市長の部屋ですか、ホームページから市長さ
んへメールをしました。こういう状況をどう思いますかということで、無職少年が増
えるということは職にもつかないわけですから、20歳を過ぎても税金を払えないと
いうことになります。それでまた問題を起こせば環境的にも悪い、そういうのもある
し、こういうことを防ぐために何か活動ができないかなと考えています、講演会でも
最初の足かがりとしてできないものでしょうか、予算がいただければというような感
じのメールをしました。
返事が来たのが、40日、45日ぐらいたってましたか、いろんな講演会ができる
事業がありますので使ってくださいという、申請して使ってくださいという文書で返
事が来ましたが、それは観客を500人以上集めることなどいろいろな制限があって、
一番聞いてほしい中学生にどうしても聞いてもらえるものでは、中学生を強制して参
加できるような講演会にはできないというのもあり、それで、そういうときに見つけ
たのがこの地域コミュニティ活動推進事業の回覧板のチラシでした。それで何分予算
がないのでPTAからでは申請ができないということもあり、ずっとこういう話をし
てた3名で会をつくろうということになりまして、会員の協力を得てこの会を立ち上
げました。PTAでできれば一番いいのだとは思いますが、年々本当にPTAの会員
数や子供の数が減っておりますので、とにかく限られた予算の中での講演会開催は難
しいということで、後援として協力していただくようPTA会長と話はしております。
○会長
はい、ありがとうございました。ほかに質疑はないですか。ないようであれば質疑
とどめますが、よろしいですか。
〔
「なし」と呼ぶ者あり〕
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○会長
質疑とどめます。お手元に採点表を置いていますので、採点をお願いいたします。
○○さんには後ほど御報告申し上げます。
〔採点〕
それでは、ここで暫く休憩いたします。2時半に再開します。
〔休憩〕
○会長
それでは、休憩前に引き続き再開いたします。
議題の1番目でございました、平成23年度平戸市地域コミュニティ活動推進事業
補助金の審査結果を御報告いたさせます。○○君、どうぞ。
○市民協働課地域協働班長
ただいまの審査の結果を御報告いたします。
事業名共育環境づくり推進事業、団体名が島の子を見守る会、平均得点16.08。
以上でございます。
○会長
本日、皆さんに審査していただきました事業については、平戸市地域コミュニティ
活動推進事業審査要領第5条により採択されましたので、ここに報告いたします。
それでは続きまして、議題の2番目に向かいますが、各部会の今後の活動について
ということで、まずは事務局より説明をお願いいたします。○○君どうぞ。
○市民協働課地域協働班主事
各部会の今後の活動といいますか、これまでの経過も踏まえまして説明したいと思
います。
この専門部会については、平成18年の第3回と第4回の地域協議会において、皆
さんにご審議賜りまして、皆さんの方で設置し、それぞれの部会をするということに
なっております。これについては、部会の基本方針というものがありまして、合併当
初にありました、
「新しいまちづくり計画」に基づいて部会を設置するということと、
その考え方といいますか、基本理念や方向性というものを、例えば、今もありますが
「海と島大地の恵を生かした産業を育むまち」
「豊かな自然と歴史文化が新たな出会
いを生み出す交流のまち」
「共に支えあう安心して暮らせる共生のまち」という3つ
の方向性が分野がありまして、それについては、人が活き活きと活躍できつ活気みな
ぎるまちの実現を目指すとあります。それにより、主要施策や基本目標、6つの施策
からなっておりまして、3つの専門部会を設置したわけであります。それについては
まちづくり計画の基本方針として観光交流の魅力ある観光振興と交流人口の拡大、産
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業振興として活力ある産業振興と雇用の創出、ということで産業交流づくり部会、そ
れと自然環境生活基盤、自然と共生した安全で快適な生活基盤の確保、協働のまちづ
くりということで3課と連携による自立した地域の確立ということで、環境協働づく
り部会、保健医療福祉として、健やかで笑顔とやさしさあふれる地域社会の形成、教
育文化として、明日を担う人材の育成と個性豊な地域文化の振興ということで教育福
祉づくり部会、という3つの専門部会を設置したわけであります。実際には、教育福
祉部会が1回部会を開催したという経緯があります。この部会があるわけですから、
今後、検討課題等を持ち寄って、所管課についても積極的に参加したいと思いますの
で、皆さんで積極的に部会を開催していただこうと思いまして、今回議題をあげてお
ります。それではよろしくお願いします。
○会長
ただいま説明がありましたように、3部会を形成して、地域特性を生かす、そして
それを伸ばす、そして専門的な調査・研究を行うということを一つの目的としてこう
いった部会をつくったわけです。たびたび部会開くことができればよかったわけです
が、なかなか必要においての部会の話し合いができていないということで、改めて、
もう一度皆さんに問いかけていただいて、この部会をどういうふうにしたらいいのか
どうか、そういう皆さんの考えなどをお伺いしたいなとこういうふうに考えていたわ
けです。
そして、今年12月、委員の任期が切れるようになっていますので、それまでに何
か部会についての提案、提言ですか、何か御意見等がございましたら、皆さんにお伺
いしたいと思っております。何かございませんか。
ここでしばらく休憩します。休憩の中で皆さん、何か御意見があれば、考えがあれ
ばお願いいたします。
〔休憩〕
○会長
それでは、休憩に引き続き、再開いたします。
2番目の各部会の今後の活動についての質疑は特にないようでございますので、こ
れで質疑をとどめます。
次に、議題の第3番目でございます、その他の件について何かございましたらお話
しいただきたいと思います。
○産業建設課長
会長、ちょっといいですか。皆さんに御報告申し上げます。ワイヤーメッシュ柵、
これの入札につきましては本日入札がありました。私もいつするとかというのはずっ
と問い合わせていましたが、本日入札をしたということです。まあ、業者がどこがと
いうことはまだ分かっておりませんが、資材の搬入をいつごろからするのかというこ
とを聞いたところ、10月ぐらいからじゃないかという回答をいただいております。
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もう少しはっきりしたことが分かれば、皆さんにお伝えいたします。
それともう一つ、今度の補正に上程しておりますが、鷹ノ巣トンネル、あそこが去
年で一部、ひび割れ部分を補修していますが、まだ少しひび割れがありますので、こ
れについては 今年の補正予算が9月ですので、10月か11月ごろになると思いま
すが、皆さんの通行に支障をきたすことがあるかと思いますのでご報告いたします。
今後の大きな事業としては、これとその横の網張りと二つ計画しています。今度予算
が通れば、正式な形でお知らせしますので、御了解いただきたいと思います。
○委員
鷹ノ巣トンネルは前も大雨のときに雨漏りがあって改修をしたということですが、
その箇所ではなく、また別ですか。
○産業建設課長
はい、もう全体的にです。これは去年専門屋に出しまして、基点から終点までの目
視と、それから叩いて音を拾う、そういう形で全部調査いたしまして、危険なところ
から優先的に改修していくようにしています。
○会長
ほかに何かございませんか。どうぞ。
○教育委員会生月分室長
ツーデーウォークについて、少しお話をしたいと思います。9月の24日、25日、
2日間にわたりまして第5回「ひらどツーデーウォーク」が開催をされます。今回、
生月は初日の24日、土曜日ということで、7キロ、15キロ、30キロをコースと
しております。また翌日はエココースということで、今のところ教育委員会では2日
間で2,500人を目標にやっておりますが現在のところ、400数十名です。そう
いうことで皆様には大変いろいろと御迷惑もかけるかもしれませんが、一つ応援もま
たよろしくお願いいたします。
それから勤労者体育センター、これについては以前申したかどうかわかりませんが、
国体に向けての整備を行っておりまして、本年度はグラウンド内の土の入替えと芝の
張替えを行います。10月頃に入札で11月頃から工事だろうと思っておりますが、
芝の葉状で来年6月までは絶対使えません。その後、芝の状態を見て使用をどうする
かというふうにいろいろ考えてやっていかなければ国体までにはもたないというこ
とになりますので、使用団体や住民の皆様には後でまた説明をしたいと思っておりま
す。最初に出てくるのが、町民運動会ですので、その辺については体育振興会の総会
等でどうするかを決めたいと思っております。
そういうことで着々と国体に向けての工事が進んでいます。最初にナイターをやり
ましたし、去年はスコアボードをLEDに替え、本年度がグラウンド内の整備、来年
度以降がバックネットやバックスクリーン等々を替えていきたいと思っております。
これはまだまだ計画ですが、そういうことでやっていきますので、皆さん、御了承の
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ほどよろしくお願いいたします。
○会長
はい、どうぞ。
○委員
今年になってから、生月の図書館建設に関して2、3回、説明があってましたが、
その後の経緯はどうなっていますか。7月、8月に設計図が上がるようなことで説明
があっていたようですが、話がどこまで進んでるのかと思いまして。
○教育委員会生月分室長
平成24年4月から今の公民館にあります図書室を、この支所の有効活用というこ
とで、現在の産業建設課に移設をするということで計画をしまして、今度の議会に補
正予算を上げております。大体図面等もできていてということで、設計委託をしまし
て、見積もりを上げて今度の補正に上げておりますので、計画としては2月いっぱい
までにできあがり、1カ月休館をしまして、図書の移動等について行いたいと思いま
す。今、除籍する本などの調べものをやっておりますので、しばらくそこに時間をか
けております。
○柿本委員
説明会も設計の段階での説明も6月のときの生涯学習課の説明でしたが、そういう
機会はないんですか。
○教育委員会生月分室
この前、お願いをしましたが、最初の設計が、余り広さを考えないでしたものです
から、もう一度説明をしたらどうですかということは生涯学習課には言っております
が、今のところ考えはないようでございまして、もう一度こちらからお願いをしたい
とは思います。
○会長
ほかにないですか。はいどうぞ。
○生月(山田)保育所長
すいません。保育所のことですが、福祉課から公立保育所あり方委員会というのが
立ち上がりまして、平戸市内には公立保育所が大島保育所と生月、山田の3カ所なん
ですが、それとへき地保育所といって平戸のほうのへき地にあるんですが、その公立
保育所のあり方を考えようということで、今年立ち上がりました。数年前に生月保育
所と山田保育所の統廃合ということで、市報にも掲載されましたが、そういう方向性
といいますか、答申が出て、その当時は生月保育所を廃止して、山田保育所に統廃合
というようなことになってたんですが、その後、動きもなくて、今年あり方委員会と
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いうのが立ち上がりました。その中で数年前答申が出たことも含めて、もう一度、そ
のときは保護者の方も全く入っていなかったものですから、今回はあり方委員会の中
で各保育園の保護者の代表の方、それから施設長、それから有識者、それから地域協
議会の方も入っていただいて、その中で保育所のあり方を考えていこうということで、
今年7月と8月、2回行われました。
それで、1回目は前回出ていたことの説明がありまして、先日8月24日にあった
ときには公立保育所がどういう事業をしているかというのがありまして、大きくいい
ますと、官から民へということで民でできることは民間でという考え方で、御存じの
とおり、生月町も少子化が進んでおりまして、年間出生数も随分少なくなっておりま
すので、そういうこともありまして、公立保育所をひとつにという考え方で、今後ど
ういう形になっていくかというのは、はっきりしたものはないですが、おそらく数年
前に出た答申の方向にいくのではないかと思っております。
○会長
あり方委員会には先生が入っているんですか。生月からおたく1人ですか。
○生月(山田)保育所長
生月は施設長の私と、それから地域協議会の代表の○○委員さんが入っております。
○会長
ああ、そうやったね。
○生月(山田)保育所長
はい。それから保護者の会が生月保育所と山田保育所とそれぞれ会長さんが、あと
福祉課の○○班長と。
○会長
以前、官から民へという話は聞いたことがありますが、この結論というのは大体ど
の程度、どの辺ぐらいまでにその結論を出すというような考え方は示されていないで
すよね。
○生月(山田)保育所長
いつまでというのはないようですが、二、三年のうちにというような、そういうこ
とをほのめかされたような状況でした。保護者の方の理解を得られないといけないの
で、まだはっきりとした期限はなかったと思います。
○生月支所長兼市民協働課長
一応目標は25年度となっています。
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○生月(山田)保育所長
25年か26年、2、3年というような……
○生月支所長兼市民協働課長
再来年度ぐらいをめどに考えていると思います。
○委員
先生、参考までに、保育所の現時点の人員は何名ですか。
○生月(山田)保育所長
現在、生月保育所は36名です。40名定員で36名。山田保育所が40名定員で
38名です。
○委員
定員は40名になったんですね。60名のときがありましたよね。
○生月(山田)保育所長
はい。去年まで生月保育所は60名でした。前所長も下げたい下げたいと言ってい
たのですが、なかなか福祉課との話し合いがうまくいかなくて、今年40名にいたし
ました。
○委員
もっと、おってもらわんと保育所の子供や小学生あたりがこう少ないということは
困ったものですよ。老人の施設ばかりがあちらこちらにみられますし。
○会長
ほかにはございませんか。
〔
「なし」と呼ぶ者あり〕
○会長
ないようであれば質疑とどめますが、よろしいですか。
〔
「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○会長
ほかに質疑もないようですので、この辺で質疑をとどめます。
本日は、大変いろいろな御意見いただき、本当にありがとうございました。まだまだ暑
い日が続く思いますが、どうか健康には十分注意なさって、次の機会にまたお会いしたい
と思っております。どうもありがとうございました。お疲れさまでした。
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15時10分 閉会
9.会議録の公開
公開する
10.会議資料の名称及び内容
1.レジュメ
11.会議録の作成者の職氏名
平戸市役所生月支所市民協働課
地域協働班 主事 山口美津穂
平成23年9月2日
会議録署名委員
豊増 見喜雄
吉永 武利
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