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第 29 回 盛岡市玉山区地域協議会
議
事
録
盛岡市玉山区地域協議会
第 29 回盛岡市玉山区地域協議会
日
場
次
1
開
2
会長あいさつ
3
区長あいさつ
4
議事録署名員の選出
5
議
時
所
平成 22 年 11 月 16 日(火)
15 時 00 分 から
玉山総合事務所 3階 大会議室
第
会
事
(1)報
告
報告第1号
IGR駅接続バス実証運行について
報告第2号
「ごみ減量等市民運動支援事業・電動生ごみ処理機購入費補助」の廃止
について
(説明者:税務住民課 阿部課長)
報告第3号
地域活性化部会からの報告について
(2)審
ア
菊池課長補佐)
(説明者:柳田部会長)
議
諮問事項
審議第1号
イ
(説明者:交通政策課
玉山区の水道料金等の統合について
(説明者:上下水道部
菊地部長)
自主的審議事項
審議第2号
6
そ の 他
7
閉
IGR渋民駅無料駐車場の実証について
会
1
(説明者:佐々木由勝委員)
盛岡市玉山区地域協議会委員名簿
(任期:平成22年2月13日から平成24年2月12日まで)
氏 名
所 属 団 体 等
会長
福 田 稔
新岩手農業協同組合 代表理事専務
副会長
右 京 富 弥
盛岡市社会福祉協議会 副会長
委員
右 京 政 秀
新岩手農業協同組合 青年部玉山支部長
委員
駒 井 元
委員
佐々木 忠 政
公募委員
委員
佐々木 正 徳
元市議会議員
委員
佐々木 由 勝
元岩手県二戸振興局農政部長
委員
竹 田 かづ子
玉山区女性団体協議会 会長
委員
千 葉 進
盛岡商工会議所玉山地域運営協議会 会長
委員
津志田 貞 子
元市議会議員
委員
中 村 かおる
公募委員
委員
松 坂 幸 美
渋民小学校PTA会長
委員
皆 川 ミエ子
玉山区婦人団体連絡協議会 監事
委員
村 山 美栄子
巻堀地区民生児童委員協議会 会長
委員
柳 田 勇
盛岡市環境審議会委員
玉山区自治会連絡協議会 会長
2
議 事 録
○ 会議概要
1 会議名
第29回盛岡市玉山区地域協議会
2 開催日時
平成22年11月16日(火) 15時00分から17時51分
3 開催場所
玉山総合事務所 3階 大会議室
4 出 席 者(38名)
委
員 :福田稔 委員(会長)
,右京富弥 委員(副会長)
(13名)
駒井元 委員,佐々木忠政 委員,佐々木正徳 委員,佐々木由勝 委員
竹田かづ子 委員,津志田貞子 委員,中村かおる 委員,松坂幸美 委員
皆川ミエ子 委員,村山美栄子 委員,柳田勇 委員
(欠席者 右京政秀 委員,千葉進 委員)
市側出席者:工藤区長,川村事務長
(25名)
(建設部)菊池交通政策課長補佐,福田交通政策課交通対策係長
西村交通政策課主査
(玉山総合事務所)
(上下水道部)菊地部長,中野次長,佐々木総務経営課主幹
小川総務経営課副主幹,小西下水道整備課長
菅原下水道整備課主査
(商工観光部)沼田商工課長
(玉山総合事務所)工藤参事兼総務課長,阿部税務住民課長,
大澤税務住民課主任主査,熊原健康福祉課長,
佐々木産業振興課長,伊五沢産業振興課主幹,
千葉建設課長
(農業委員会事務局玉山分室)竹田主幹
(教育委員会事務局玉山事務所)高橋所長
(渋民公民館)竹田館長
事務局(玉山総務課)
:村山主幹,工藤主査,佐藤主査
5 傍聴者
盛岡商工会議所玉山地域運営協議会1名
マスコミ取材1社
盛岡タイムス
4
○ 会議内容
1 開 会
(川村事務長)ただいまから第29回盛岡市玉山区地域協議会を開会いたします。
本日の欠席の委員は,右京政秀委員と千葉委員でございます。協議書の規定10によりま
して,委員総数の半数以上で会議が成立しますので,本日の会議は成立でございます。
2 会長あいさつ
(川村事務長)初めに,福田会長からごあいさつをいただきます。
(福田会長)ご苦労さまでございます。開会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。
11月も半ばとなりました。ちらほらと雪も見えてくる時期になりました。そういう中に
ありまして,委員の皆さんには大変お忙しいところ御出席をいただきました。なお,また
先刻は打合会ということで,大変皆さんから貴重な御意見を賜ったわけでございまして,
心から御礼を申し上げる次第でございます。
また,去る10月24日には渋民公民館におきまして市と玉山区自治会連絡協議会,そして
我々地域協議会の主催によります明治大学牛山教授をお招きいたしまして,玉山区の地域
づくり大会を開催いたしました。約95名の参加がありました。アンケート結果では82%の
方から今後も開催すべきと回答いただいたところでございます。詳細につきましては,後
ほど事務局から報告があると思います。
また,10月29日には前回の地域協議会において,市への提出を決定した地域づくり協働
事業について,
私から川村副市長へ提出いたしましたので,
委員の皆様に報告いたします。
さらに,先週11月10日から11日,上越市へ視察研修を行いましたが,私は都合によりま
して参加できませんでしたけれども,右京副会長,そして佐々木由勝部会長さんに参加を
いただきました。なお,この10日につきましては,今盛んに話題になっておりますTPP
への日本の参加ということで,我々第1次産業が主体になります地域においては,この打
撃が大変なものであり,全国的な組織でこの参加への反対集会を開催いたしたわけでござ
います。今日の新聞を見ますと,岩手県におきましても,日本がこのTPPに参加するこ
とによっての農業の生産額が60%減となるということでございまして,わずか農業の生産
が976億円にしかならないということでございます。
大きくは,米等についても95%減となり,まさしく米主体の地域においては死活問題だ
という状況なるわけでございます。さきの13,14日に開催されましたAPECにおいて,
菅総理がこの参加への表明をしています。このことが実施されることになれば,すべての
生産物,これが関税廃止になります。いまだに国会議員の方々もこの賛否をとりながら行
動をとっているわけでございますが,我々もどうしてもこのことについては阻止していか
なければなりません。皆さんからもいろいろと御理解をいただきながら,今後の行動にひ
とつご注目をいただきたいと思います。
視察研修の内容については,地域協議会だより等により,区民の方々へ周知を図って参
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りたいと思いますので,よろしくお願い申し上げます。
本日の議題は,御案内いたしております報告3件,諮問1件,自主的審議事項1件とな
っておりますが,委員の皆様方からはご忌憚のないご発言をお願い申し上げながら会を進
めて参りたいと思いますので,
開会に当たりましてのあいさつにかえさせていただきます。
(川村事務長)福田会長,ありがとうございました。
3 区長あいさつ
(川村事務長)続きまして,工藤玉山区長からごあいさつを申し上げます。
(工藤区長)今日は,大変ご苦労さまでございます。委員の皆様方には,大変お忙しい中,第
29回の玉山区地域協議会にご出席をいただきましてありがとうございます。
秋も一段と深まって参りまして,つるべ落としともいわれるわけでございますが,日没
も非常に早くなっております。けさほど少し白いものが舞っておったような気がいたしま
すけれども,これからは積雪,降雪の季節を迎え入れるわけでございまして,去る11月5
日に市の除雪連絡会議がありましたし,玉山区でも除雪会議を開催するなど,市民の安全
な交通確保のために,その対応に万全を期して参りたいと考えております。
さて,先ほど会長さんからもごあいさついただきましたが,去る10月24日に95名ほどの
ご参加をいただきまして,玉山区地域づくり大会を開催いたしたところでございますが,
協賛いただきました地域協議会,そして自治会連絡協議会の皆様方に感謝申し上げる次第
でございます。
大会では,御案内であるわけでございますけれども,花いっぱいコンクールの表彰式が
ありましたし,その中では好摩二自治会が最優秀賞を受賞されまして,事例発表も花いっ
ぱいの取り組みについて発表いただいたところでございます。
また,明治大学の牛山久仁彦先生からは,地域内分権と地域自治区の意義について御講
演をいただいたところでございますが,盛岡市との合併も間もなく5年を経過しようとい
たしておるわけでございますけれども,これからの住民自治の仕組み,取り組みを考える
いい機会となったと思っています。参加者のアンケートでは,講演,事例発表等もおおむ
ね好評いただき,開催の意義があったと思っております。
本日は,報告事項3件,諮問事項1件,自主的審議事項1件を協議していただくことに
なるわけでございますが,前回の地域協議会で議論の上に,初めて市長に地域づくり協働
事業の拡充についての意見書を提出されたところでございますし,今後も住民の意思を市
政に反映されますように,忌憚のない御意見等を賜りますように御期待申し上げまして,
開会に当たってのあいさつとさせていただきます。
4 議事録署名員の選出
(川村事務長)次に,次第の4,議事録署名員の選出でございますが,ここからは福田会長に
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議長をお務めいただきたいと存じますので,よろしくお願い申し上げます。
(福田会長)それでは,早速でございますが,進めさせていただきます。
議事録署名員の選出でございますが,私から指名したいと思いますが,ご異議ございま
せんか。
( 「異議なし」の声 )
(福田会長)異議がないということでございますので,松坂幸美委員,皆川ミエ子委員にお願
いいたします。よろしくお願いします。
5 議 事
(1)報 告
(福田会長)それでは,早速議事に入ります。
(1)の報告でございます。報告第1号IGR駅接続バス実証運行について,説明願い
ます。
(菊池課長補佐)それでは,交通政策課課長補佐の菊池といいます。本来であれば部長出張中
につき課長がここにて説明する予定でありましたが,広域検討事務検討委員会の専門部会
長を務めているという関係上,会議が重なりまして,私の説明となります。
最初に,事前に皆様に配付しております資料が2枚ございます。駅接続のバス実証運行
についてと,あとは21年に調査しました調査結果,あと今配付いたしました交通政策課か
らのお知らせ,駅接続バスの試験運行を行いますという,この3つの資料で御説明いたし
たいと思います。
それでは最初に,1枚目のIGR駅接続バス実証運行についてということで,今回いわ
て銀河鉄道の沿線地域等活性化協議会が行う事業として,今回このような実証運行を行い
ます。いわて銀河鉄道沿線地域等活性化協議会は,県が主体となりまして盛岡市,また沿
線市町村等がIGRの利用促進ということを目的としまして連携計画を立てて進めている
ものでございます。その中で今回21年度に行いました盛岡市玉山区の生活行動の実態調査
に関する市民調査結果という,これらの結果を踏まえまして,このような実証運行を行う
ものでございます。
2枚目の調査結果でございますが,この中におきましては,昨年度路線バス,患者輸送
バス等の生活交通の実態調査という調査を行いました。アンケート調査からは高齢者の大
半が定期的に通院なさっておると。そして,さらに盛岡方面の通院の方が多く,IGRの
利用が19%あるという結果が出ております。また,移動手段がないという60歳代の方々の
中では,それを3割を占めるというような結果に基づきまして,今回このようなモデル運
行を行うものでございます。
それで,今配付いたしましたこちらの資料をごらんください。これにつきまして,今回
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IGRの接続につきましては,IGRの地域医療ラインの時刻に合わせてバスを試験運行
するものとしております。
それで,こちらの御案内もう既にありますように,対象地域の方々,関係する自治会の
方々には既にお知らせをしておりまして,個別配布チラシも配布させていただいておりま
す。
ただ,今回やるものにつきましては,この中を見ていただければ分かりますが,渋民駅
コース,好摩駅コースということで,時刻と主な路線エリアは書いております。これらの
路線につきましては,今現在既に運行しております患者輸送バスのルート等を参考にして
今回決定させていただきました。このような形で対象地域を限定してはおりませんので,
この地域以外の方でも事前に登録をしていただければ,これらの実証運行のバスは利用で
きるという形になっております。
今後は,これらの結果を踏まえまして,患者輸送バス等を使いながらも今後どのような
交通ができるかということについて,引き続き検討して参ることにしております。
説明としては,以上でございます。
(福田会長)報告第1号についての説明が終わりました。皆さんから御質問等ありますか。は
い,どうぞ。
(松坂委員)以前にも,これとはまた別なものかとは思うのですけれども,バスを運行してい
たとは思うのですが,私が見た限りでは,バスに乗っている方は余り見られなかったよう
に思います。ですので,私は試験運行といっても,余りバスを出してほしくないなという
のが本当の話でした。
それで,今回もこういうのを出すということで,ちょっと私疑問に思ったのですけれど
も,これは患者バスというか,その対象が高齢の方だけということであるのか,患者バス
として使うためのものなのであるか。アンケートを踏まえてというのであれば,通勤,通
学の交通手段は8割の人が自動車,そして不便を感じている移動手段がないという場合は
10代が60%という高いパーセンテージにもかかわらず,高齢者だけを対象にしているよう
に思われるのですけれども,そちらはどうなっているのかお知らせください。
(福田会長)はい,どうぞ。
(菊池課長補佐)今までの実証運行は,どちらかといいますと既存のバス路線等を使ってやっ
たものが多かったのですが,実際ただ乗らなかったと。多く乗らなかったということで,
昨年のアンケートの中でも患者輸送バスの利用はかなり高く,皆さんがご利用なさってい
るということで,今回の実証運行は患者輸送ということだけにはこだわらず,一般の方,
登録していただければどなたでも利用できる形になっております。
それで,当課といたしましては,将来的にはそういう患者輸送バス等に一般の方々も混
乗するような形でということをできないのかなという,そういう資料をとるための実証運
行という形で考えております。
先ほど出た通学等につきましては,またちょっと様々,時間帯が違いますし,運行形態
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も違いますので,それらについてはまた次の課題かなと考えておりますが,今は既存の患
者輸送バスをどうかみんなで使えないかということの取り組みを始めているというもので
ございます。
(福田会長)よろしいですか。
(松坂委員)できるだけ時間的なものをちょっとずらしていただければ,通学の子供たちにも
使えることですし,申しわけない話なのですけれども,もしも初期の時点で余り乗る方と
いうか,利用状況が悪いようであれば,冬場のこの時間帯にバスが動くというのは,国道
と違いまして細い道路を大きい車が通るというのはやっぱり交通の妨げにも,申しわけな
いのですけれども,なっていると思うのです。まして冬場の朝に通るということは,結構
つらいものがあると思うので,そこのところも配慮していただいて,今後の方向に進めて
いただければなと思います。
(福田会長)はい,どうぞ。
(菊池課長補佐)とりあえず実証運行ということですので,その辺は実際に運行させて,その
状況を見ながら逐次検討して参るということで進めたいと思います。
(福田会長)よろしいですか。そのほか。
はい,どうぞ。
(佐々木忠政委員)既にもう資料は全戸配布になっているわけですけれども,お聞きしたいの
は利用方法,利用者証をお持ちの人ということで限定しているのですけれども,ない方で
も利用できればいいのかなというように私は思うのですけれども,その辺はいかがなもの
でしょうか。なぜ利用者証がなければ,フリーの方でもいいのではないのかなと単純に思
うのですけれども,その辺をお願いしたいです。
(福田会長)はい,どうぞ。
(菊池課長補佐)一応利用に際しては,今は利用者証を,事前登録をしていただいた上で利用
していただくという形になります。あくまでもやはり今回実証運行ということで,どうい
う方が利用するかということも含めましていろいろ調査をさせていただきますので,その
ためにも事前に登録していただきたいということで登録になっております。
(佐々木忠政委員)重ねて,広く住民の方から意見なりアンケートをとるのであれば,持った
方はもちろん優先でしょうけれども,ない方も一緒に持っている方と乗る場面もあると思
うのです。そういった時には,親切に乗せていただければ,よりいいデータが出るのかな
というように思うのですけれども。
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(菊池課長補佐)登録につきましては無料ですし,申し込み用紙に名前を書いていただくだけ
なので,できれば使う可能性があるなという方は事前登録をお願いしたいと思います。使
っても使わなくても結構なので,登録だけしていただければ。
(佐々木忠政委員)臨機応変に運転手さんにもご指導いただきたいと思います。これは要望で
す。
(福田会長)
できる限り要望にこたえていただきたいと思いますので,
よろしくお願いします。
そのほか。はい,どうぞ。
(佐々木由勝委員)なかなか決めたことを変えるのは難しいわけですけれども,IGRの利用
拡大という前提があるわけです。比較的うまくいっていないのがこの事業だと思います。
今佐々木さんがおっしゃるように,何も面倒くさい利用証を,あるいは300円ぐらいかかる
利用証が今自治会長に来ているのです,希望者来たら上げなさいと。あれだけ金かけるな
ら,この時間に通りますよ,皆さんどうぞと言ったら,それは皆さんお乗りになりますよ。
まず,これは重ねて再検討をお願いすると。持った人は当然優先,込んできたらば持った
人と。
それから,IGRの利用拡大,後でも要望ありますが,私も調べました。350円なり,75歳
以上の方は安くしてくれるのですね。渋民ですと往復700円,300円安くなるのです。全然
増えないそうです,利用者が。なぜでしょう。そのカードを作るのに手数料500円ですよ。
写真を持ってきなさい,そうすると立派な定期入れに入るのです。80歳の方にできますか
ね。役所上がりの方とか,会社上がりの人はちゃんと作ってお持ちになっているそうであ
りますが,ほとんど増えないと。これではIGRは利用拡大にならないので,今の部分も
含めて,健康保険証を持ってきたら,窓口で76ですと言ったら350円の切符大きいのありま
すよね。あれを売っていただけるようなことをこの協議会,これは市ではないですよね。
協議会の事業ですよね,この実験事業は。
(菊池課長補佐)今回の実証運行は,協議会の事業になります。
(佐々木由勝委員)そうですよね。
(菊池課長補佐)おでかけパスのほうは市の事業になります。
(佐々木由勝委員)それ含めて,今佐々木さんのと重ねてお願いをいたします。要望です。回
答要りません。
(福田会長)では,今要望ということで,ひとつお聞き取りいただきたいと思います。
そのほか。はい,どうぞ。
(竹田委員)これ時間を正確に見ますと8時40分発とか,時間帯がなぜか暇な時間帯になって
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いるような感じがします,2時台とか。この前も運行した時に余り,お客さんが乗っても
二、三人という。そういうことで,これは廃止して患者バスにみんな乗せたらどうかとい
う話をした覚えもあるのです。その患者輸送バスに向けての実験段階ということで,今そ
のように理解しましたけれども,何か実験するにはもう少し早い時間とか,遅い時間とか
のほうが子供たちも利用できて,本当に親が送ってきて混雑する駅前にとめたりして,そ
ういう状況を,それを何とかしようということだと思うのですけれども,何かちょっと無
駄な時間帯ではないかなと,実際には数字を見るとそう思いましたので,どのようにこの
時間を設定したかについてもお伺いしたいと思いますけれども。
(福田会長)はい,どうぞ。
(菊池課長補佐)ちょっと説明が足りなかったと思うのですが,今回はIGRの地域医療ライ
ンの時刻に合わせるということで,特に今回接続の列車はアテンダントが乗車する,盛岡
に通院する方々が利用しやすいような電車にということで,この時間帯のものと接続にな
っております。
(竹田委員)ということは,計画段階でIGRの人もここに入って,その上で,この時間帯は
患者さんが結構乗るよとかという時間帯で設定したということで理解してもよろしいです
か。
(菊池課長補佐)いえ,アテンダントが乗車する専用の通院客用の優先席を設ける列車の時間
帯に合わせたということです。その時間帯の電車には,ちゃんと医療の患者さんたちのた
めのそういう世話をする方が乗っている電車なので,今の医療ラインの列車をより使いや
すいようにということで,この時間帯にしております。
(竹田委員)計画段階で,このIGRもお金を出すとか,補助金出すとかということにつなが
っているのですか。
(福田会長)はい,どうぞ。
(菊池課長補佐)IGRではなく国からもらうのですが,基本的には県と盛岡市と周辺の沿線
市町村が各々協議会を作って,そこの中で負担金を出しながらですが,国からの補助をも
らいながら,このようなIGRの利用促進をする事業を行っております。
(福田会長)よろしいですか。
はい,どうぞ。
(津志田委員)先ほどお世話する方も乗っていらっしゃるということでしたが,どういう方た
ちがお世話していただけるのでしょうか。
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(菊池課長補佐)アテンダントが乗車しますというような書き方であるのですが,こちらのI
GR地域医療ラインということで,この中でアテンダントさん,多分車掌さんのような方
だと思うのですが,そこの部分の専用部分が通院等のお客さんの優先席ということになり
ますので,そこで御案内したり,いろいろ補助をするような方が一緒についていただける
のだと思います。
(津志田委員)分かりました。私たちのところは,好摩駅のコースになっておりますが,好摩
駅からですと料金が高くなるのですよ,盛岡まで行くのに。せっかく無料バスを出してい
ただいても,料金が高くなりますので,利用者がどういうふうになるか,ちょっと心配な
ところもございます。
(福田会長)はい,どうぞ。
(柳田委員)我々年寄りが乗るようなバスを計画してもらったようですが,年寄りたちがなか
なか乗らないで困るので,今度はちょっと問題もあろうかと思うのですが,これから冬に
かかって通学生も朝あるのですが,生出方面から来る車が,うちのところの坂を上がれな
いで,子供たちが大雪の時に革靴履いて駅まで走ると,というのが時々あるのですが,少
なくとも通学生たちが通える時間帯に好摩駅,あるいは渋民駅に来られるようなバスとい
うものを作るわけにはいかないのですか。そのほかに年寄りたちが朝ゆっくり起きて,県
立病院なり医大なりに行く電車に乗れるような方法というのは,何とか考えることはでき
ないのかなということを思っておったのですが,そういうことを検討した経過はないので
すか。
(福田会長)はい,どうぞ。
(菊池課長補佐)確かに今回患者輸送バスを使っているという形になりますが,確かに通学と
いう課題があります。ただ,通学となった場合,大学から高校と様々な運行形態,そうい
う形態があるものですから,それらについては今後これらを踏まえながら,また引き続き
いろんな形態があると思いますので,地域の声も聞きながら引き続き検討していかなけれ
ばならないのだなと考えております。
(柳田委員)冬になってくると事故を起こしたりして,下水なんかに車突っ込んで,おでこか
ら血流したりする子供たちも我が家のあたりを通る時にあるものですから,できればバス
があるのであれば,親たちもかなり安心して乗せるのかなと感じているので,いずれご検
討いただければありがたいと思うのです。よろしくどうぞお願い申し上げます。
(福田会長)そのほかございませんか。
はい,どうぞ中村さん。
(中村委員)IGRを利用するためのバスですよということで,本当に利用者がたくさんいら
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っしゃるといいなと思っていますが,あくまでもこれはIGRを利用するということで,
渋民駅発,好摩駅発というこの電車は,ここの駅が始発なのでしょうか。というのは,例
えば先ほども冬の間の乗車が心配でという話がありましたが,冬道は時間の調整がちょっ
と難しいなと思うのです。もしもバスがおくれた場合に,例えば渋民駅8時40分の電車に
乗るのに,バス自体がおくれてしまったら,それにあわせて電車も待っていてくれるもの
なのかなと。始発であればあるかもしれないのですが,その辺どうなのかなと思って,教
えてください。
(福田会長)その辺の連絡体制は。
(菊池課長補佐)IGRは始発ではございません。ですので,基本的には電車はバスを待って
くれません。ただ,その辺のことにつきましては,運行状況,実際にこれからやってみて,
いろいろ試験的な面を,時間を少しずつ変えながら,その現場状況等を見ながらやってい
きたいと思います。
それで,あとはあくまでもIGRの利用促進事業ということでやりますが,駅まで行か
なくも途中での利用というのも可能だと考えておりますので,様々な運行の中で限定的に
ここだけを使うとか,逆の利用のほうでも使っていただいてもそれは構いません。よろし
くお願いいたします。
(福田会長)よろしいですか。
それでは,まだあると思いますけれども,報告第1号につきましてはここで終わりたい
と思いますが,よろしいですか。
( 「異議なし」の声 )
(福田会長)では,報告第1号につきましては以上で終わります。
どうもありがとうございました。
それでは,報告第2号に入ります。
「ごみ減量等市民運動支援事業・電動生ごみ処理機購
入費補助」の廃止について報告していただきます。
(阿部課長)税務住民課の阿部と申します。そして,同席しておりますのは税務住民課環境衛
生担当,大澤主任主査でございます。併せてよろしくお願いいたします。
報告第2号の資料を参照にしながら御説明させていただきます。今回の報告は,件名の
とおり,ごみ減量支援事業としての電動生ごみ処理機を個人で購入する際の補助制度につ
きまして,今年度をもって取りやめようとするものでございます。
これまでのこの補助制度の趣旨,内容といたしましては,電動生ごみ処理機を利用いた
だきまして,玉山区の一般家庭の生ごみについて,その量の減少や生ごみを堆肥化してい
ただくことによりまして,市民の皆様のごみ減量への理解と意識の向上を図っていただこ
うとすることを目的として行ってきたものでございます。
この補助制度につきましては,旧玉山村時代の平成11年度から実施してきておるところ
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でございまして,昨年度の21年度までの12年間で約98台の購入に補助をしてきたものでご
ざいます。この補助につきましては,事業開始当初,平成11年度から四、五年間は年に10台
以上の需要がございましたが,資料の3の最後の表にもございますとおり,ここ四、五年
の間におきましては年間1台から2台,3台というような,昨年度も1台のみの実績とな
っておるところでございます。こうしたことから,この事業の所期の目的はほぼ達成され
たというところでございますし,最近の住民ニーズにつきましてもほとんどなくなってき
ているものと考えているものでございます。
また,この事業につきましては,旧盛岡地域におきましては平成15年度をもって廃止さ
れておるところでもあり,合併後玉山区のみに適用してきた事業であります。こうしたこ
とから,合併調整上におきましても5年間を限度に継続という規定のされ方をしておりま
す。
いわゆる平成22年度まで継続ということで助成されてきているものとなっております。
このようなことを踏まえまして,電動生ごみ処理機購入補助事業につきましては,今年
度をもって廃止しようとしているところでございます。しかしながら,今後の玉山区の生
ごみの減量推進のための方策といたしましては,本庁の環境部でも推進しておりますとこ
ろの近年普及が結構進んでおりますが,段ボールコンポストの利用促進を図って参りたい
と考えております。
段ボールコンポストにつきましては,家庭用生ごみを段ボール等にピートモスなどの肥
料などと一緒にためまして,攪拌は必要ですけれども,気軽に堆肥化することができるも
のでございます。生ごみの推進と,あと家庭菜園用の肥料を作るのにも役立つものと認識
しておりますので,税務住民課といたしましても今後この利用促進に努めて参りたいと考
えておりますので,よろしくお願いしたいと思います。
以上で報告第2号の説明を終わります。
(福田会長)報告第2号の説明が終わりました。
(阿部課長)段ボールコンポストの見本を今お持ちしておりますので,若干説明させていただ
きます。
(福田会長)はい,どうぞ。
(大沢主任主査)それでは,簡単に説明させていただきます。
今ここに持ってきましたのは現物でございます。これは既製品の専用の箱ですが,特に
仕掛けはございません。ちょっと周りが厚目でございますが,再利用ということでミカン
箱を使っている方もおりますが,そういうものでございます。
今,課長が説明いたしましたとおり,資材があるのですが,ピートモス,いわゆる発酵
資材です。これには資材と,もみ殻くん炭をまぜたものと,あとはここにシャベルと,こ
れは攪拌するものでございます。あとは温度計,この菌が生きているかどうか,そのえさ
を,いわゆる生ごみを投入しますと菌が増殖しまして熱を出すと。40度ぐらいになると大
体生きていると。これは毎日攪拌することになるのだそうですが,二、三日怠けると温度
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が下がってくる,いわゆる菌が活躍しなくなるのだそうですけれども,いずれ大体3人か
ら4人の家庭ですと生ごみは1日500グラムから700グラム,差があるようですけれども,
その量を大体2カ月から3カ月投入しますと発酵により蒸気が出まして,体積は7分の1
ぐらいに減りながら毎日投入して,最後には堆肥化になると。当然肥料に使えるというよ
うな,家庭菜園でも使える,エネルギーを使わないということで,先日の11月9日にもア
イーナで集いがございましたが,そちらでも皆様に展示をしながら,今後はこのような方
式に移行したいということで今研究しながら進んでおるところでございます。
簡単ですが,以上でございます。
(福田会長)どうもありがとうございました。
それでは,はいどうぞ。
(津志田委員)温度計というのは,特殊なのでしょうか。
(大澤主任主査)普通のものです。
(皆川委員)ちなみに,金額は幾らで,幾ら助成というか,補助金が出ますか。
(大澤主任主査)ただいまのセットで3,150円になっていましたけれども,ホームセンターで売
っている場所と売っていない場所あるのですが,あとは3カ月過ぎてもう一回始めるとな
れば,シャベルと温度計は買う必要ございませんので,箱と資材は2,552円です。普通の段
ボールでも構いませんので,結局段ボールを買わなくてよいことになれば,資材だけにな
ります。段ボールは結構な値段をしていましたので,安くできると思います。
ただいま市でも資源循環推進課でモニターということで,御希望があればということな
のですが,玉山区でも今2人の方に取り組んでもらっているのですが,モニターというこ
とでこれを皆様にも体験していただきながら,御理解をしていただければと思います。
(福田会長)そのほか。
はい,どうぞ。
(佐々木忠政委員)購入費補助の廃止については,こういう状況からすればやむを得ないのか
なと思います。
関連してごみ減量の件ですけれども,11 月初めの広報に,21 年度のごみの排出量,
あるいは処理経費について記事が載っておったのですけれども,盛岡全体の記事だったの
ですが,玉山区は岩手・玉山清掃事業所で処分していると思いますけれども,ここ数年の
間に減っているのか,増えているのか,変わらないのか,その辺の状況を教えていただけ
ればなと思います。テーマとは関係ないのですが,よろしくお願いします。
(福田会長)はい,どうぞ。
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(阿部課長)
11月15日の広報に1人当たり1日630グラムの家庭ごみが出されているということ
をお聞きしておりますけれども,玉山区の家庭ごみの排出量につきましては,平成20年度
と21年度を比較しますと,総量で約5トンほどの増ではございます。しかしながら,平成
17年度から21年度の比較になりますと約30トンの減量となっております。その年によって
若干の変動はございますけれども,やや横ばい傾向ととらえております。
総量的にはそうですし,個人の1日当たりの家庭ごみの排出量につきましても,個人に
つきましては若干20年度から21年度,1人当たり7グラムほど増えております。1人当た
りのごみ排出量の玉山区だけのものをとらえますと,旧盛岡市とか旧都南に比べますとま
だまだ低いほうでございますので,ここ数年,さほど大きい変動はなく,全体的に横ばい
状態ととらえておるところです。
(福田会長)そのほか。
( なし )
(福田会長)なしという声でございますが,報告第2号につきましても以上で終わりたいと思
いますが,ご異議ございませんか。
( 「異議なし」の声 )
(福田会長)それでは,報告第2号についても以上で終わらせていただきます。ありがとうご
ざいました。
それでは,報告の第3号に入ります。地域活性化部会からの報告について。
では,部会長お願いします。
(柳田部会長)地域活性化部会より報告申し上げたいと思います。
渋民地区の住民懇談会で話題となりました農民研修センターの修繕等につきまして,部
会として現地調査を行いました。その際には,産業振興課の職員の方と行きましたが,そ
れは平成22年8月2日10時から11時までの間に私と駒井委員の2名だけで,あとの委員の
方々は出席できなかったわけですが,その内容等につきまして報告します。
農民研修センターを見て歩きましたけれども,雨がドア等から浸みて外壁が少し濡れた
り,あるいはしみがついたりしておったし,あるいはいす,机等が若干壊れておったのが
見られたわけです。
要は生出地区の方々に何を本当に要望したいのか,その辺のことの意向を早急に調べる
ことが必要ではないのかなということで,いろいろと話し合いしたところでございます。
それで,私らの段階では,まず産業振興課の方々に,どうあるべきかということの意見
を地元から聞いてくださいよということで,当日は終わりました。
その後の対応の関係でございますが,担当課の方々にいろいろご苦労かけたようでござ
います。それで報告をいただいたわけですが,8月26日に指定管理者である農民研究セン
ターの方々の運営委員から修繕等の要望について聞き取りをしたようです。その内容につ
いては,産業振興課さんで持っておるわけでございますが,予算化等について対応を検討
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しているという情報をお聞きした次第でございます。
現地調査並びにその後の調査等についての状況を,報告第3号で地域活性化部会の報告
を終わりたいと思います。
(福田会長)ありがとうございました。それでは,御意見,御質問等がございましたなら,お
願いします。
ございませんでしょうか。
( なし )
(福田会長)なしという声でございますので,報告第3号につきまして以上で終わらせていた
だきます。ありがとうございました。
(2)審 議
(福田会長)それでは,審議に入ります。
アの諮問事項でございます。審議第1号玉山区の水道料金等の統合についてを審議題と
いたします。
では,説明を願います。
(菊地部長)盛岡市水道部の菊地でございます。どうぞよろしくお願いいたします。玉山区の
水道料金等の統合につきまして,
10月のこの協議会におきまして諮問いたしましたところ,
たくさん御意見をいただきました。その御意見の中には,水道料金の値上げだけではなく
て,市全体として工業振興をどのように考えているのか等々,その辺も示してほしいとい
うような意見や,水道経営そのものの経営努力はしているのかとか,水道料金の算定はど
のようにしているのか,様々そのような御意見をいただきました。最終的には,そういっ
た市全体としてのトータルの対応策を示してほしいということで,今回の継続審議という
ことになったと理解しております。
前回のいろいろ御意見,
御要望等をお受けいたしまして,
水道局ということではなくて,
盛岡市全体として今回の水道料金の統合に際してどのような対応をすればいいのかを検討
して参りました。その検討した内容といたしましては,特に工業振興施策をどのように行
っていこうかということについて検討してきたところでございます。
盛岡市といたしましては,
これまで様々な工業振興施策を講じて参りました。
例えば19年
度には盛岡テクノパーク,こういったものを造成したり,また同じ19年度には産学官連携
研究センター,これは岩手大学の中に作ったわけですけれども,こういったものを整備し
たり,
また20年度におきましては盛岡南地区に新事業創出支援センターを整備したりして,
様々企業誘致,工業振興施策を講じて参ったところでございます。
さらに,そのほかの施策といたしましては,金融支援とかセーフティーネット関係の保
証とか,そういったものも別途講じたりして参りました。さらには,各種補助制度の創設
ということで,工場等の新設,拡充において奨励補助金を出したり,雇用の奨励金を出し
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たりという様々な施策を講じてきたという状況でございます。
しかし,今回玉山区と合併いたしまして5年経過するということになりまして,水道料
金,玉山区において従来の旧玉山村の水道料金を適用してきたわけですけれども,合併5
年をたったということで旧盛岡市の料金に統合しようということで施策を進めて参りまし
たところ,たまたま合併5年ということで,水道料金のみならず,都市計画税が新たに課
税になる,さらには法人市民税,こういったものも課税になるということで,ダブル,ト
リプルの賦課がかかるというような事態になってしまいました。
そういった中で水道料金につきましては,合併5年間経過措置を講じてきたというとこ
ろですけれども,そのようなこともございまして,さらにこれから向こう4年間,平成27年
まで3段階に分けて激変緩和措置を講じたいということで,前回一つの経過措置の案をお
示しさせていただいたところでございます。
そういった様々な工業振興関係では,取り巻く状況が変化しつつあるということ,さら
にはこの間商工会議所等から,様々な工業施策のあり方について御意見が出されてござい
ます。そのような中で先月のこの協議会においても,さらに工業振興施策を図れという御
意見も出されました。
こういった中で,私たちとしては先ほど申しましたように先月来,持ち帰って様々市全
体として検討して参りましたけれども,これからの工業振興施策を新たに考え直していか
なければならないということで,
1つには工業振興に関する検討の機関を新たに設置して,
いずれ第2次産業,この工業振興,産業振興というのは雇用創出または地域経済の活性化
に大きく寄与するということで,そういった工業振興策,産業振興策の検討機関を新たに
設置したいということが1つでございます。
大きな2つ目といたしましては,工業振興策としては新たな助成制度を創設したいと考
えました。その工業振興策としては,製造業を対象とした水道料金の助成制度も創設して
はいかがかというようなこと,さらには水道料金等の助成制度,これを創設することによ
りまして企業誘致とか,それの推進にも寄与するものではないかというようなこと,さら
には既存の立地企業が行います新製品,
新技術の開発等,
こういったものも支援したいと。
こういった企業活動の拡大を支援し,雇用創出等につなげていきたいということでござい
ます。
具体的には,
ただいま触れましたけれども,
製造業の企業の水を使用する部分について,
特に大口ということで想定しておりますけれども,それに対して支援をしていきたいと。
さらには,新商品,新技術研究開発等に対しての支援も実施したいと。さらには,水道の
基本料金,これは使用しているメーターの口径によりまして基本料金が設定されておりま
すけれども,必要以上に大きなメーターを設置している部分につきましては,小さなもの
に交換することによりまして基本料金が引き下げになると,ひいては水道使用料全体の引
き下げになるということにつながりますので,そういったものについて個々の企業に対し
てアドバイスを実施していきたいと考えております。そういったことがございますけれど
も,水道料金のあり方そのものにつきまして,産業振興という観点から商工観光サイド,
さらには水道局,さらには企業の方々,こういった方々にお集まりいただいて,御意見を
聴取する場を設けたいとも考えてございます。
いずれこういった施策を23年4月,来年の4月から全部一斉にというわけにはいきませ
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んけれども,
できるものから実施していきたいと考えてございます。
こういった産業施策,
工業振興施策を講じて今回料金統合に際して一番大きく影響が出る,特にも盛岡工業団地
の製造業の方々の負担をできるだけ軽減していきたいと考えているところでございます。
こういったことで,前回の協議会から出されました御意見等にこたえていければと考えて
きたところでございますので,どうぞよろしく御審議のほどお願いしたいと思います。
以上です。
(福田会長)どうもありがとうございました。10月6日に開催されましたこの協議会におきま
して,ただいま玉山区の水道料金の統合について諮問いただいたわけでございますが,そ
の際に皆さんの御意見等も賜ったわけでございますが,いろいろとその中におきまして不
足の面もあったわけでございますし,また当局の今後のあり方についても御意見等いただ
きたいということの皆さんからの御意見もございました。従いまして,10月6日の審議会
におきましては継続審議ということで終わったわけでございますが,本日ただいま御説明
をいただきましたとおり,前回出されました皆さんの御意見,御質問等にさらにまた今説
明をいただいたわけでございますので,皆さんからも率直な御意見等を出していただきま
して,この審議を賜りたいと思いますので,ひとつよろしくお願いいたします。
はい,どうぞ。
(中村委員)緩和措置期間について少しお聞きしたいのですけれども,好摩地区のほうが処理
区域となり,
緩和措置期間を経て平成25年4月から実施されますよということなのですが,
私の住んでいるところは一応好摩地区ではあるのですが,国道4号線沿いで芋田という地
区に当たりますが,ただいま工事の真っ最中なのです。駅寄りの本当に好摩のほうはもう
全部工事を完了していて,それからの3年間の猶予があって,その間にいろいろ準備する
ものとかをしてくださいということなのですが,まだ私のところは本当に工事中で,それ
が終わってからの措置期間は,うちの地区であれば2年間しかないなと思いまして,であ
ればやっぱり足並みをそろえていただいたほうがすっきりするのではないかと思います。
この措置期間を25年の4月からではなく,もう少し後延ばしにはできないものかと思って
おりますが,いかがでしょうか。
(福田会長)はい,どうぞ。
(菊地部長)ただいま加入金が変わるという関係での措置期間ということで御質問がございま
した。今回水道料金の統合というのは,加入金も含めた形での料金体系,これらを旧盛岡
市,旧玉山村,それを全部統一しようということで案を示しました。
その中でこの加入金について,今中村委員さんからお話ありましたけれども,好摩地区
には下水道が今度接続できるようになったということで,管が引かれてから3年以内に接
続してくださいということでお願いしているわけですけれども,その際に,今まで例えば
13ミリなり20ミリで水道を引いていたと。水洗トイレを使うことによって,それを大きい
メーター,25ミリとか30ミリにしたいといった場合に,この加入金が旧玉山の料金ではな
くて新たな盛岡市の料金になると,高くなると。その高くなるのを3年以内に接続してく
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ださいとお願いしている期間については,旧玉山村の料金を適用します。3年経過後に新
しい料金体系にしますよという提案でございます。
その提案をさらに,下水道管が引かれる地区が遅いところがあるので,遅い地区に合わ
せてくださいというお話かと思います。いずれ今回25年4月1日ということでお示しした
のは,先ほど言いましたように3年以内に接続をお願いしたいということでやっておりま
したので,地区を細かに区切って,この地区は25年から,この地区は26年,この地区につ
いては27年からというように細かく区切ることがなかなか事務的,技術的に難しい面がご
ざいますので,本来であれば23年4月からお願いしたいところを25年と,そういったこと
もありましたので,
25年からということで今回示させていただいているものでございます。
御意見ありましたように地区ごとに分けることができるのであれば,そういう方法もと
れるかとは思うのですが,その辺についてはちょっと細かな検討が必要になって参ります
ので,この場でできますという形での返事まではできないところでございます。
(福田会長)はい。
(中村委員)ということは,では検討して少し先に延ばすことも可能ですよということなので
しょうか。
(福田会長)その辺はいかがでしょうか。
(菊地部長)この下水道の拡張工事そのものが,これから先まだまだ何年も何十年も続いてい
くという状況でございます。その都度,それからということで引きずるわけにはいかない
ところがありますので,この件については,例えば芋田地区が1年遅れでできるというこ
とであれば,その前に手続だけしていてもらえれば,それは現在の加入金でも対応できる
ということになりますし,その辺のところをより可能な方法を検討してみたいとは思いま
すけれども,今言いましたようにこれから何年も下水道の拡張工事続きますので,かなり
技術的には難しいのかなと。
(福田会長)今のは下水道。
(中村委員)はい。
(菊地部長)下水道が接続できるので,水道管が不足する事態が生じると,その猶予期間をと
いうことですよね。
(中村委員)はい。あとは,水洗トイレに直したりとか,いろいろありますよね。その期間の
3年間ではないのですか。そういうわけではないのですか。
(菊地部長)下水道のほうは,本管が布設されて接続できる状態になってから3年以内に接続
してくださいと,公共下水道のほうに切りかえてくださいということなのです。
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(中村委員)ですよね。でも,そういうふうな準備をするのは各家庭ですよね。もう工事終わ
っているところは,もう既に準備をしているところもあるのだけれども,同じ好摩地区と
しましては,まだうちは工事も終わっていない,まさに真っ最中なので……。
(菊地部長)接続できなくとも,事前にメーター交換,そういうものに取り換えることはでき
ますので,それは早目に手続をしていただければ,この加入金というのは今の料金で,安
い時の料金で対応できるということになりますので,もうあと1年,2年,3年だという
ことが分かっていれば,早目に交換していただくということで対応していただければと思
うのですが。
(福田会長)よろしいですか。
(菊地部長)もう一回説明させていただきます。
下水道が来て,水洗トイレにするがために13ミリでは足りない,20ミリにしたいという
ような場合,その加入金の額が変わりますので,高くなるので,それについては25年まで
に大きいメーターにしておけば,加入金は安いままで済みますよと。20ミリの人が水洗ト
イレ化しても20ミリで済むのであれば,別に変わりませんので,加入金が全然変わりませ
んので,何も手続する必要ありませんし,料金取るわけでもありませんので。不足する場
合だけ値段が上がることがありますので,その場合については事前に手続してもらえば,
それは今の料金でできますし,不足しなくて済むのであれば,それはそれでそのままの話
ですので。ちょっと説明が下手で,済みません。
(福田会長)理解されましたか。
(中村委員)大丈夫です。
(福田会長)はい,どうぞ。
(竹田委員)2つほど質問させていただきます。
1つは,今の下水道に関してですけれども,私は店やっておりまして,いろんな一般の
方からお話を伺うと,3年といっても,やりたくない,つなぎたくないと言う方が結構い
らっしゃいますけれども,それはそのまま放置して,そのままでいけるものですか,3年
間。お金かかることだから,負担金払って工事に取りかかるという。
(小西課長)今のお話は,下水道が入って3年以内にまず切りかえてくださいというお話で…
…。
(竹田委員)そうですよね,市からの話は。
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(小西課長)その3年というのは,今まで雑排水等を側溝等に流している場合,それをとにか
く3年以内に今回新しく入れた下水道のほうの管に入れてくださいというふうな,これは
下水道法という法律で決まっている話になるのです。できればもっと早く,少しでも早く
切りかえていただければ,環境の面でも非常によくなるということになりますけれども,
そこを3年以内に何とか切りかえていただきたいということで,決められているものと理
解していただければと思います。
(竹田委員)広報では,きちっとそれは説明されておりましたけれども,やっぱりお金が伴う,
負担金も好摩あたりでは土地もかなり広い方もいらっしゃいますし,その負担金を払わな
いと手続できないというのを設備屋さんがおっしゃっていました。私はそれを払ってから
やったのですけれども,何かそれはもう大変なこと,お金の問題があって,なかなか一気
には進まないような気配が感じられますので,そのあたりはどのように指導していかれる
のかということを……。
(小西課長)負担金というのは,下水道の受益者負担金のお話かと思いますけれども,これに
関しては下水道が処理できる区域になった時につなぐ,つながないにかかわらず,皆さん
に建設工事費の一部として負担していただく制度になります。下水の使用料は,初めて切
りかえて下水のほうの管を使っていただいた段階にまず発生する料金になりますので,そ
の負担金は,いずれその区域が下水道を使える区域になったら,皆さんに平等にご負担い
ただいているというものになります。
(竹田委員)ちゅうちょしていらっしゃる方たちが結構いらっしゃいますので,そのあたりき
ちっと説明して指導して,私みたいに勘違いしているのもありますので,少し説明してい
ただければ。負担金は必ず来ると,接続は後でもいいと。
(小西課長)負担金は必ず来ます。接続に関しては,基本3年以内に切りかえていただきたい
ということです。
(竹田委員)なかなか容易にいかないように感じるので,少しきちっと説明というか,3年以
内には必ずやらなければならないという,その法律ですか,あるのですか。
(小西課長)ええ,下水道法になりますね。
(竹田委員)それは分かりました。
あと,
先ほどお話伺いました水道料についてですが,
工業団地の工業振興施策ですよね。
これでかなりアップ,
1,000万円もアップするような製造者がいらっしゃるということを伺
いましたが,玉山のここの工業団地でどのくらいの会社がかなりのアップ,このぐらいの
会社がこのぐらいアップするよという,そういう件数とか,それが分かれば。アップする
のとダウンするのとあるということを伺いました。それで,その製造業者,メーカーさん
はとても大変な金額をアップされるということは,この経済不況の中では大変なことです
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ので,例えば鉄工団地でどのぐらい工場がどのぐらいアップされるかという,分かればそ
のあたりお伺いしたいと思いまして質問しました。
(福田会長)はい,お願いします。
(菊地部長)それでは,ここの具体的な数字になりますと企業の情報ということになりますの
で,ちょっと丸めて話しさせていただきます。
一番たくさん使っているところ,これが現在年間1,000万円近く,これが新しい料金,3
段階経て最終的にはということでお話し申し上げるとすれば750から760万円のプラスにな
るのかなと,年間の経費が。それが1つだけ飛び抜けて大きいところでございます。
そのほか2番手の大口の使用者を見ますと,
現在150から160万円のところが250万円ちょ
っとということで100万円ちょっと上がるという。これは平成21年度だったと思いますが,
その時の実績から持ってくると,そのぐらいの数字ということになります。
年間50万円,60万円使っているところがそのほかに3社ぐらいございます。その3社に
ついては,おおむね40万円,50万円値上がりというような状況でございます。それで大体
今申し上げましたのが5社ですか,金額的に大きな使用をしているというのがその5社,
盛岡工業団地においてはそれぐらいあるというところでございます。
(福田会長)よろしいですか。
(竹田委員)1,000万円近く上がるということは,大変な雇用にもかかわってくるような気配が
してくると思います。盛んな時は1,000人規模の雇用があって,それが今だんだんと落ちて
きて700人ぐらいの規模になってきていると伺いましたので,
この水道料が倍になるという
ことはとても通常の雇用でいかないような気がいたしますので,何とかそのあたりも考え
てやっていただきたいと思って。
(菊地部長)それで,最初に申し上げました新たな工業振興施策,これを講じたいという中に
製造業企業の水使用に対して支援制度,これを創出していきたいということで,ただいま
お話に出ましたような事例,これらに対応するように,さらには市域全体に対して工業誘
致とか工業振興施策につなげたいということで,まだ現段階では予算とか様々条件ござい
ますので,詳しい数字までは制度設計の段階ですので,申し上げられませんけれども,た
だいま例に出されたような企業に対して,ある程度工業振興ということで支援をしていき
たいと考えておるところでございます。
(福田会長)はい,どうぞ。
(駒井委員)
前回の協議会から産業振興ということでお話をしてお願いしたわけですけれども,
このような形でいろいろ考えていただいて,本当にありがたかったと思います。
先ほど玉山区の場合,工業団地ではおおむね大口が5社ということでお話がありました
けれども,大体今度新しく考えていく大口の製造業の方々に対する支援策ということで,
23
今後それの対象になるであろう玉山区の現在ある企業の数と,それから旧盛岡市街のほう
でも対象になっていくわけですから,その企業の数がおおむねどのぐらいになっていくの
でしょうか。どのあたりで線引きをしていって,どのぐらいになるかと。
あともう一つ,このように玉山区の企業に大きな影響があるということで,事前に各企
業個別に説明か何かをなさっているのかどうか。もししているのであれば,その企業を訪
れた時にどういう話がその企業の方々から出たか教えていただきたいと思います。
(福田会長)はい,どうぞお願いします。
(菊地部長)現在検討している新たな製造業の水に対する支援ということの該当企業数等につ
いてということでございますけれども,実は先ほど言いましたように現在制度設計中とい
うことで,
どの辺に線を引けば一番効率的なのか,
その辺も含めて現在検討しております。
おおむね例えば年間の使用料が3,000トンとか5,000トンとか,その線の引き方によって対
象企業数が大きく変わってくるということもございますので,その辺ちょっと誠に申しわ
けないのですが,
現段階でお話しする段階までは至っていないというところですけれども,
できるだけ先ほどお話ししました盛岡工業団地の中の大口の部分,こういったところに対
しても気を配りながら,そういった制度設計をさせていただきたいと思っております。
それから,事前の大口需要者への説明ということでございますけれども,これは8月末
になって,3班に分かれて大口の利用者のところにお邪魔して,今回こういったことで統
合を考えているということで説明に行って参りました。8月末から年間で30万円を超える
ような事業者への訪問ということでやったわけですけれども,基本的に当然の話でござい
ますが,料金値上げは困るというようなお話はたくさんいただきました。ただ,中にはや
むを得ないというお話もあるにはありましたけれども,いずれ会社経営に与える影響が大
きいというようなことで工業振興の立場から,何か特段の配慮はできないかと,この前回
の協議会においても出されましたけれども,同様の御意見もいただいております。それか
ら,工業用水について考えられないかというような具体的な話もいただきました。そうい
った様々出されておりますけれども,多くは前回のこの協議会の意見の中で出されたよう
な趣旨が多かったのかなと理解しております。
以上です。
(福田会長)はい,どうぞ。
(駒井委員)ありがとうございます。私の考えでは,現在玉山区にある企業を守るということ
だけでなく,これからどんどんと玉山区に企業が入ってきてもらいたいという観点でお願
いしているので,なるべく大口というライン引きのハードルを低く,より多くの企業が入
ってきやすいような形で考えていただければと思います。
(福田会長)どうぞ。
(菊地部長)どこまでできるかというのが,予算やそれぞれ様々条件がございますけれども,
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ただいまの御意見については参考にさせていただきたいと存じます。
(福田会長)そのほか。
はい,どうぞ。
(皆川委員)本当の大口が今の説明では5社あったということなのですが,30万円を超える事
業所を訪問して説明をしたということですが,玉山区では30万円を超える事業所,業者は
何件あるのでしょうか。
(福田会長)はい,どうぞ。
(菊地部長)例えば小学校とか中学校,プールも使っているということで,それは大口という
ことに入れて数えますと,あとは例えば1つの会社で水道栓を3つ,4つ持っている会社
もあります。それを1つ,2つとカウントしたわけですけれども,それらを含めておおむ
ね35ぐらいございます。ただ,特に公共施設については,値上がりするから意見下さいと
いうことでの説明には参っていません。民間企業ということを中心に回らせていただきま
した。
(皆川委員)そうすると,大口の5社には支援は適用される予定のようですけれども,この30万
円を超える事業所とかいろんなところは80%の増は変わりないわけですね。
(福田会長)どうぞ。
(菊地部長)その5社が全部適用になるのか,そのほかも適用になるのか,これからそれこそ
支援制度の設計制度をさせていただくという中で動いて参りますので,先ほど申しました
5社全部が対象になるのか,そのほかにならないのかというのはちょっとはっきりとはこ
こで残念ながら申し上げられませんけれども,一応そこは若干時間いただきながら予算の
関係,
様々その他いろいろと検討させていただきながら詰めていきたいと考えております。
(福田会長)よろしいですか。そのほか。
はい,どうぞ。
(津志田委員)工業振興策について,新たに設置というお話がございましたが,私たちの生出
地区にも製造業で立地されたところがございますが,当初はかなりの採用が計画されてお
りましたけれども,現状では人の採用につながっていないのではないかなという感じをい
たしております。
そこで,新たに検討されるということでございましたので,雇用にもつながるような工
業振興策をお願いしたいと思いますし,加えて水使用に対する支援にもご努力をいただき
たいなと,御要望でございます。よろしくお願いいたします。
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(福田会長)では,ひとつ決意のほどを。
(菊地部長)御意見大変ありがとうございます。確かに私たちがこれから制度設計しようとし
ている水大口需要者に対する支援というのは,水をたくさん使っていただいて,いっぱい
仕事していただいて,いっぱい人も使っていただきたいという願いを込めてやろうと思っ
ておりますし,いずれ雇用をどんどん増やしていかないと,盛岡はだんだん寂れてしまい
ますので,その辺につきましては市としても力を入れて取り組んでいきたいと考えており
ます。
特にも工業振興というのは,盛岡市でそれぞれ予算査定とか何かする際に市の事業を仕
分けして,全部で41施策に分けております。そのうちの3つの施策が重点施策ということ
で区分しているわけですけれども,工業振興施策というのはその3つに入れております。
それぐらい市としては工業振興について重要に思っておりますし,振興しなければいかぬ
と思っているところでございますので,ただいまの御意見も参考にさせていただきながら
一生懸命やっていきたいと思っております。
(福田会長)そのほかございませんか。
はい,どうぞ。
(佐々木由勝委員)先ほど勉強会をさせていただいて,大変理解を深めたところであります。
いろいろ工業振興のお話もお聞きしましたし,あるいはまた玉山区の水道にかかわる施設
の状況,盛岡市との1立方当たりの単価が当然玉山は安かったわけですし,そういう意味
では一緒にするのはどうかという意見もあったわけですが,これから不備な点も多いし,
玉山区の水道事業の赤字補てん等々もあるというようなことで統合しなければならないと。
あるいは水道サイドの経費節減等についても,今はやりの仕分け作業等々で職員の賃金を
含め努力をしているというような御説明をいただきました。大変ありがとうございます。
そういうことで合併協議会という段階で,5年後に盛岡に統合するのだという非常に重
い決定事項があります。大変深い検討をして決められた5年と思います。先ほど来意見が
出ているわけですが,その5年の時の,合併協議会の議論の時の社会情勢と今の社会情勢
は月とすっぽんの世界になっております。御案内のとおりであります。そうした時に,基
本的には盛岡に統合するということについては,非常に重い約束があるわけでありますか
ら,必要だと思います。しかし,経済情勢に加えて,先ほど好摩地区の下水道の工事等々
も,その時点では想定されていなかったようにも思います。従って,できれば附帯意見と
いうものを付して,この協議会で了とするというようなことでないと,何かおさまる方向
性が見えないなと思っておりました。
玉山区だけではなくて,全体に波及すると上下水道局さんも困るということになります
と,この緩和措置,これについては当然合併協議会の議事録にも出ております。従って,
この社会情勢と事業展開の想定されなかった事態になったということで,25年スタート,
27年,あるいは29年の緩和措置にこれを付して,要するに先送りをするということであれ
ば,この社会情勢の変化から,上下水道局の部長さん以下も御理解をいただけるのではな
いかというような,そんなようなところで議論を深めたらどうかなと思ってお聞きをしま
26
した。
以上です。よろしければ検討をお願いしたいと。
(福田会長)では,ひとつお願いいたします。
(菊地部長)ただいまの御意見でございますが,私今ちょっと正確なところを確認させていた
だきたいと思いますが,緩和措置の開始を25年からということでのお話でございますか。
その点に関しまして,盛岡市の水道事業,現在は盛岡市水道事業,玉山区水道事業,そ
れから前田簡易水道事業と3つの水道事業を一緒に経営しているというような形でござい
ますけれども,実は厚生労働省から1つの市町村,まず1つの事業を実施するようにとい
うことでの指導といいますか,そういった方針がございます。
これにつきましては,現在の状況につきましては合併という特例,これがあるというこ
とで,平成18年1月から現在まで合併による特例ということでの経過措置,これが講じら
れているということで,厚生労働省にはそういった現状を説明しております。今回厚生労
働省には,いずれ3つの事業を統合して一本化しますよということで,ただしさらに統合
の影響が大きいので,それは段階的にしますということで,今回お示しした3段階の調整
案,従いまして平成18年1月から27年の4月まで,その間特例として現在の3つの水道事
業でいくような形を考えて,今案を示しておるところでございます。これをさらに2年後
ろにということになると,平成18年1月から平成29年の4月までですか,また十何年とい
う形になってしまうということで,うち独自の判断だけではなくて,そういったところの
意向,指導等も仰ぎながら対応しなければいかぬというようなことでございます。
さらに,水道の事業統合ということを前提に,盛岡市の水道として今までたくさん借金
しながら工事やって参りました。その借金は,昔の利率ですから,結構高い利率で借りて
いたと。それを今回借りかえということで,安い利率の資金に借りかえてもいいよという
許可をもらって借りかえましたけれども,その許可を受ける前提としては,先ほど言いま
した水道事業の統合,こういったものを進めてくださいという条件を付されて,そういっ
た高い利率から安い利率の借金に切りかえているというようなこともございますので,そ
ういった意味も含めて現段階で想定していたのは平成18年1月の合併以来,10年以内にま
ずどうにか進めたいと考えているところでございます。
それで,
先ほど若干説明漏れというか,
これからの工業振興策を考えていくという中で,
いろんな施策を考えていると示しましたけれども,さらにちょっとしか触れませんでした
が,商工観光サイドと水道サイドと,さらには商工会議所と,また企業の方々を入れて,
水道料金はどうあるべきかと,特に大口の工業関係の水道料金はどうあるべきかというの
を検討していきたいと,検討する場を設けたいということで,できればそういった検討を
早く進めて,27年を待たずに,その前に何か次のステップに移れればいいのかなと,そう
いったことも考えてございます。
そういったことで,それが必ずやなるというお約束はここではできません。もちろんで
きないわけですけれども,そういうのに向けて努力していきたいと考えておりますので,
どうにか現在示しているこの案で,そのほか様々条件というのは,私が説明した内容をち
ゃんと実行しろとか何か,たくさんあるかと思いますので,そういったところで条件をつ
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けていただければと。期間の延長というのは,ちょっとそういった様々な事情がございま
すので,難しいかなと考えているところでございます。
(福田会長)はい。
(佐々木由勝委員)事情はよく分かります。ここでまた継続審議にしたら,市議会にかけれな
いでしょう。
(福田会長)はい。
(中野次長)ちょっと時間をください。
(福田会長)協議中なのでございますが,一時休憩をいたしたいと思いますが,よろしゅうご
ざいますか。
( 「異議なし」の声 )
(福田会長)では,休憩いたします。
( 休憩 )
(16:42)
( 再開 )
(16:50)
(福田会長)それでは,予定の時間になりましたので,協議を再開いたします。
お願いします。
(菊地部長)大変手間をとらせて申しわけございません。即答できなかったことをおわび申し
上げます。
先ほど佐々木委員さんからお話がありました件でございます。やはりどうしてもこの期
間を2年間後ろにおくらせるというのは,なかなか私としては難しい,厳しいのかなとい
うところでございますけれども,先ほど申し上げました新たな工業振興策の創設というこ
とで,製造業企業の水使用に対する支援,これの詳しい中身のお話まではまだできないと
いうことで,大変まどろっこしいところがあるのですけれども,今想定しているのは大口
の製造業の事業者に対しましては,実質先ほど佐々木委員さんからお話があったような内
容に近いような,実はそういう支援制度を考えております。ただ,どうしてもこういった
ものは予算等の裏づけがないと正確に答えられませんので,この場においてはこれ以上の
詳しい内容についてはお話しできないのですけれども,現段階において想定している新た
な支援制度というのは,そういったものの中身だということが1つございます。
それから,現在お示ししている3段階の案の最終日程が27年の4月というところでござ
いますけれども,実は水道には基本計画がございまして,これの現在の基本計画が26年と
28
いうことになってございます。この26年に向けて今度次期の計画ということになるわけで
すけれども,その際には当然料金等,これについても見直しをかけていくという,そうい
う時期になっております。それが平成26年ということでございます。
これも先ほど申しましたけれども,大口使用者に対する意見交換の場を設けるというこ
ともお話ししましたけれども,この場については商工サイド,水道サイド,さらには企業
の方々,商工会議所等,こういったものを含めて御意見をいただくということを予定して
おります。こういった複合措置を講じながら,できるだけ負担増になる,大きくなるとこ
ろに対しては対応していきたいなと検討しているところでございます。確かに緩和措置期
間を延ばすというのも一つの手ではございますけれども,先ほど言いましたようにこれま
での期間等々,そのほかの様々な事情があるということで,今説明したような内容で,実
質的な代替措置というようなことで御理解いただければと思いますので,よろしくお願い
いたします。
(福田会長)御理解いただきましたでしょうか。
(佐々木由勝委員)説明よく分かりました。我々は,地域住民の代表なわけです。地域協議会
が了とすることは,1万5,000人の地域住民の了なのです。それを考えた時に,非常に厳し
い選択を皆さん今やっているわけです。上下水道局も厳しいご判断をいただいているわけ
です。
ですから,両方うまくいく話として,合併協議会の約束事項は守ろうよと,しかし世の
中の状況は変わりましたと。従って,少し経済が安定するまで,たったの2年と言えば怒
られるわけでありますけれども,
後ろに延ばすというのが厚生労働省で通らないとすれば,
これは私ども何とも言いようがないわけであります。
折衷案という話で申しわけないですけれども,役所ですから,いろいろ手だてがあるわ
けです。23年スタートしましょうと,これは3,000人のうち1,000人は安くなると言ってい
るのです。3,000人が安くなるところから23年スタート,ですから予定どおり23,25,27で,
ただし書きのところにそういった状況,世の中の変化で対応できない方々については後ろ
のほうに先送りをする用意はありますというぐらいのことであれば,
そちらの顔も立つと。
私どもも地域住民に顔は立つわけです。これは役所的で非常に申しわけないわけでありま
すけれども,そういうようなこともできませんか。どうしても厚生労働省はだめですか。
23スタート,先ほど言ったように1,000戸,3分の1はスタートするわけです。あと最後の
上がりを29年にやるという話にはならないのでしょうね。そういうご努力を部長さんに頑
張っていただければ,我々も福田会長も顔立つと,こういうことになるわけです。いかが
でしょう。
(福田会長)大変ありがたい御意見を賜りました。そういうことが可能であれば大変ありがた
いわけでございますが,いかがでございましょうか。
(菊地部長)厚生労働省云々というのは,厳密な線引きというのはございません。これからの
状況説明,さらには向こうがどういう指導になるか,これからの話ではございますけれど
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も,基本的には前段申しましたように1つの市町村で1つの事業体というような形で指導
は従来から受けているということで,それを合併に合わせて5年延ばして,さらに今回提
案させていただいたのは都市計画税もそうだし,法人市民税もそうだから,せめて水道料
金ぐらいということで,今回特別にこのくらいでうちは厚労省に対しては説得して,負け
ないぞというようなラインで持ってきたわけでございます。最終的にそれを29年までとい
うのは,現段階ではいいという話は残念ながらできない状況でございます。
先ほど言いましたように,ほぼ同等の代替策として,全体ではございませんけれども,
特に大口の需要者に対しましては同等の措置を講じるような工業振興という名目での支援
策を行いたい。さらには,26年の新しい事業計画策定に向けて,料金体系についても検討
していくことになる。その際には,商工会議所等も含めた中で意見をお伺いしながら検討
していくということでぜひ進めさせていただきたいなというところでございますので,重
ねてお願いを申し上げたいと思いますが。
(福田会長)はい。
(佐々木由勝委員)あともう一点,別に部長さんに逆らっているわけではございません。十分
分かります。先ほどの料金の話とか,大口の方々に支援をするという話,これ市全体なの
ですよ。そうすると,玉山2年延ばす額よりも,私の皮算用では多いのですよ,水道局の
減額が。それよりは2年延ばして,上がる人たちを2年延ばすほうが,玉山区に限ってや
るほうが利口だと思うから言っているのです。
先ほどの対策案だと,市全体にかかるのです。そうすると,これえらい額になりますよ。
その辺あたりについてのご見解,ここでちょっと回答できないのでしょう,部長さんのと
ころでは。かといって継続審議するというのもこれ役所には申しわけない話なので,了と
するという前提として,先ほどのような,23年スタートはするのだけれども,ただし書き
で2,000戸の上がる人たち,あるいは大幅に上がる方々が2年後ろに延びるのですよと。で
すから,4つに分かれるのですね。3段階ではなくて4段階になる人もいるわけです。そ
の3段階を4段階に変えることができないということは,できないはずはないと私は思っ
て言っているわけです。それよりは,先ほどの対策は,あれ大変ですよ。市全体に工業振
興助成をするといったら,何十億になるのではないですか,きっと。玉山区の5社だけで
はないでしょう。
(菊地部長)ただいまの製造業に対する大口業者の水の支援ということですけれども,どうい
うラインで線を引くか,これによって大きく変わって参ります。ただ,現在事務レベルで
の想定の中では,先ほどこっちの工業団地5社,大口あるというところでございますけれ
ども,何とかそういうあたりのというようなことで考えております。
今回の支援策というのは,あくまでも工業振興ということで,工業振興の施策としてそ
ういった措置を講じたい,それが結果的に工業団地の大口の部分,そこには該当する。た
だ,ほかの旧市域のほうも当然何社かございますので,その分も当然経費はかかってくる
というところでございますけれども,
あくまでも財源としては工業振興施策ということで,
水道料金の中からそれに対応するということではなくて,一般財源のほうで対応できるよ
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うな,そういう工業振興施策で対応したいなと考えているところでございます。
(福田会長)ありがとうございます。
(佐々木由勝委員)そうしたら,私1,000戸と言いましたよね,スタートライン1,000戸。先ほ
どの35企業ありましたよね,30万円以上の云々というのは。2,970戸は23年スタートして,
その大変なところを特別に時期を延ばしますというほうが水道局としたら利口ではないか
なと。単価も下げるというのでしょう,全体の26年に。これ市全体の単価下げるというこ
とですよ。だって検討では我々うんと言えないわけですよ。了とするには。だから,我々
玉山区の協議会ですから,
何とかここで了としてお帰りを願いたいということを考えれば,
そういうことになるのではないですかという案です。もっといい案があればお出しいただ
いたら。
(福田会長)いかがでしょうか,その辺。
(菊地部長)なかなか難しい御意見で,答弁に困っておりますけれども,下がる分は実施して,
上がる分は先送りということにつきましては,なかなか制度設計,その条例改正に対しま
してもなかなか理屈がつけがたい。要は公平,公正,特定のところに対して特別な恣意的
なことをやってはいかぬというのが基本だと思います。公平,平等というのが基本だと思
います。
そういった中で特殊事情があるということで,今回については特殊の大口の部分に値段
を下げるというのではなくて,料金は同じですよと。ただ,大変だから工業振興施策とし
て何らかの支援をしますよというスタンスしかとれない。水道料金として,この人だけ,
あの人だけ下げる,高くする,こういうことにいかないというのが公共料金の趣旨なのか
なと理解しております。できれば今お話ありましたような特別の施策というのが講じられ
れば,それはそれでいいのかと思いますが,なかなかそういう施策も難しいものがあると
理解しておりますので,どうかよろしくお願いいたします。
(佐々木由勝委員)もう一押しですけれども,合併協議会の質問を読んだでしょう。大口需要
者をどうするのですかという質問あったのです。十分に考えますということで,合併協議
会でこの問題が通っているのです。ですから,大口の皆さん方も我々一般も同じく23年ス
タートという判断は,あの中ではできないのです。なぜ23年スタートに決められたのか,
5年経過だけの話なのです。合併協の議論の中で大口需要者に対する緩和措置は考えると
いう御回答いただいて了解事項になっているのです。そうすれば,少なくとも大口の皆様
方は,一般よりももう一段階後ろに延ばすことは行政的にも何の法律的にも問題はないな
と思いますが,区長さんあたりこれどうなのですか。
(工藤区長)合併協議会では,今佐々木委員おっしゃるような御質問した方があって,そうい
う答えになっております。その考えるということは,その場ではこういう考え方といった
具体的なことは答えがなかったわけですが,今5年過ぎてこういう考え方でいきますよと
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いうことは示されたものだろうと私は思っています。
(佐々木由勝委員)すべて今の話を無視されて23年スタートというのは,継続審議となります
よ。そうしたら,手ぶらで帰らなければならぬ。議会にかけられなくなってしまうのです
ね。だから,そこのところをちょっと部長と次長で決められない話でもありそうな気もす
るのですが,どうなのですか,もう一つ延ばすということ。少しの人数ですけれども,大
変なわけです,誘致企業というのは。これ無理なのですか。
(福田会長)はい。
(菊地部長)大変答弁しにくいことではございますけれども,繰り返しという形になってしま
うのですけれども,
特に大口の利用者に対して特別な措置を講じるという中の一つとして,
先ほど説明させていただきました工業振興という中での支援策ととらえて,商工観光部長
とも何回も協議を重ねてきたところでございます。それが受け入れられないということに
なってしまいますと,ちょっと私たちも進退に困ってしまいます。
いずれ私たち考えてきましたのは,大口需要者に対する特別措置ということでの支援策
を来年4月から講じていきたいということですけれども,その支援策が,数字的なものは
これから示して,議会等での了解を得ていきたいと思っておりますけれども,23年の第1
段階については,1トン当たり160円という現在玉山区で使っている料金体系,それをその
まま使いますので,2年間はそのまま。多少のアップはありますけれども,基本的には現
在の料金とほぼ変わらないと。その中で同じ23年4月から,大口の需要者に対しては新た
な支援制度を講じるということを考えておるわけです。
従いまして,大口につきましては前倒しで支援策が受けられると,第2段階の25年から
は半分上がるということで,それで初めて今回の料金統合の影響が出始めると。それも若
干うちで示しているやつよりも支援策が入るので,下がってくると。27年の最終段階以降
もその支援策を続ければ,その分は下がるということで,大口者にとっては階段がかなり
下がってくる。スタートがマイナスになるというのが現段階で想定しているような支援策
の部分でございますので,前倒しというか,上がるのを後ろに持っていくのと同じ効果が
現れると。ただし,大口需要者というところでございますので。
(佐々木由勝委員)分かりました。その会議所からの要請,要望事項あるわけです,市長に対
して。
その回答がまだないと聞いているのですけれども,
今の分を回答にするわけですか。
上がる分について緩和してくれという要望事項ありますよね。あの回答を我々気にしてい
るわけです。ここで了として,回答でだめになったら,何だ,地域協議会はという話にな
るわけですよ。今日は来ていませんけれども,気にしていました。その辺ちょっとお話を
いただきたい。
(福田会長)はい,どうぞ。
(菊地部長)私もこの場に出るに当たって,いずれうそをつかないように,あとはここまで,
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限界しかしゃべれないという範囲を決めて参りました。上司の了解も当然とって参りまし
た。
先ほど商工会議所の要望書ということで出ましたけれども,これの回答については直接
は商工部から回答するかとは思いますけれども,その内容についてはただいまお話し申し
上げました内容,これで両部で了解,さらに上司も了解というような状況でございます。
ですから,私が本日説明させていただいた内容については,最終的には議会という,その
予算の承認がなければ対応できませんけれども,そういう行政サイドの事務方としては,
そういう方向でいきたいということでのお話の内容でございました。
(佐々木由勝委員)あとは会長にお任せします。
(右京委員)いろいろな意見,説明もあったわけでありまして,これはやはり限りなく続く感
じもいたしますが,とはいっても前回の協議会もあっての今日なわけでありまして,みん
な悩みながらいるわけであります。玉山区の企業も区民もそうなのですが,状況が厳しく
なることに対しては非常に懸念を持っておるわけでありますけれども,やはり市全体の流
れ,動向,水道事業の経営実態等々,説明を受ければいたし方ない部分もあるなと思いな
がら,しかしながら佐々木委員も強調しておられますように,玉山区の企業,区民もそう
ですが,非常に厳しい状況にあることはもう今まで申し上げたことで御理解をかなり深め
ていただいたのかなと思います。ですから,具体的に何をどうこうということは,この場
ではこれ以上は無理なのかなという気もいたします。
ただ,思いは,各委員から発言ありましたように,いわゆる今現実置かれておるそれぞ
れの玉山区の実態は非常に厳しいものがあるわけでありますから,部長さんには,今日支
援の話もかなりお話しできる範囲でちょうだいしましたけれども,そうしたことを含めて
支援策,それから緩和策等々,やっぱり可能な限りと言えば非常にあいまいな表現になり
ますけれども,今後いろんな場面でそうしたことを大いに酌み入れていただいて,やはり
企業の経営,あるいは生活者の実態のことにも十分に意を用いていただいて進めてほしい
という強い要望を私からも申し上げたいと思います。そんなことを含めて,会長のほうで
今回の審議会の方向づけをするような方向でまとめてもらえばいいのかなと今私は思って
いましたが,以上私の意見です。
(福田会長)それでは,かなり時間を費やしながら御意見を賜ったわけでございますが,私か
らも一言申し上げたいと思います。
いずれにいたしましても,前回の審議会でもいろいろと御意見があったし,質問もござ
いました。それら等に対する対応策等についても今回新たな工業振興政策の創設という形
の中でいろいろと御説明をいただき,委員の方々からも御理解をいただいてきたわけでご
ざいます。特にも工業振興策,助成制度の創設とか,あるいはこの関係者での意見交換の
場を創設すると,そういう中身において上下水道部のみならず,関係する部においてもこ
ういうものを協議しながら進めていく,そしてまたこの大口利用者の方々に対しましても
最善の努力をしながら支援策を講じていくということも話されたわけでございます。そう
いう面から,この辺で玉山区の水道料金等の統合についての答申をいたしたいと思うわけ
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でございますが,その内容等について私から申し上げて,皆さんからの賛同をいただきた
いと思います。
今回の玉山区の水道料金等の統合につきましては,市村間合意のもとで合併協定書に調
印いたしておることでございますから,これらを尊重しながら遵守しなければならないと
思います。しかしながら,円高等引き続き低迷している経済情勢等により,製造業を取り
巻く環境は依然として厳しい状況が続いておるわけでございます。盛岡工業団地などに立
地している企業も同様の状態が続いていると伺ってございます。
今回の改正に当たっては,
激変緩和措置を講じていただきましたが,なお大口利用者への影響は大きいわけでござい
まして,企業経営,影響が懸念されてございます。また,玉山区内に計画されております
工業団地の拡大への誘致企業対策や工業の振興の観点からも,料金設定の配慮が必要と思
われます。このことから,今回の答申に当たっては,これら大口利用者と工業者に配慮し
た料金体系となるようにご尽力をいただきたく,さらにまた附帯意見として付して可とし
てよろしいか,皆様方にお諮りをいたしたいと,こういうことでございます。
なお,文言につきましては,それ以上に皆さんの御意見をつけ加えながら進めたいと思
いますので,このことについては私にご一任をいただきたいということでお諮りいたしま
すが,いかがでございましょうか。
( 「異議なし」の声 )
(福田会長)それでは,全員異議がないということで,この玉山区の水道料金の統合について
は原案のとおり答申いたしたいと思いますので,よろしくお願いいたします。どうもあり
がとうございました。
それでは,自主的審議事項に入ります。審議の第2号でございますが,IGR渋民駅無
料駐車場の実証について,佐々木由勝委員からお願いします。
(佐々木由勝委員)それでは,提案をさせていただきます。
先ほどもIGRの利用拡大ということで,バスの実験事業がありました。あれと同じ事
業の中に,いろんな方法でIGRの利用拡大を図りたいという中の一つです。その一つと
して,駐車場の無料化をすれば,かなり遠方の皆さんも電車に乗っていただけるのではな
いかということで,渋民駅と好摩駅で,私ども盛岡市の場合には厨川と青山もあるわけで
ありますが,
玉山区にかかわる分とすれば好摩と渋民です。
ここにいろんなバスの事業も,
いろいろ拡大事業やりました。なかなか成果が出ないと先ほど来意見が出ておるわけであ
りますが,先般のバスの説明会の時に,交通政策課長さんがおいでになって,御説明いた
だきました。その中で,いろんな方法があるけれども,無料駐車場はどんなものでしょう
かという意見がたくさん出ました。そうしたら,この実験事業で可能性はあるかもしれな
いというお話をいただきました。であれば,地域協議会としても議論いただいて応援がで
きればいいなと。この協議会というのは,IGR,県,盛岡,関係市町村全部なのです。
負担金は随分盛岡市が多いのです。IGRにも大変出しておりますし,この協議会の負担
金も多いわけでありますから,少し無理言っても,バスより少しかかるかもしれませんけ
れども,可能ではないかということで調べさせていただきました。
34
好摩には40台近い駐車場があります。あれは市の土地なようです。好摩振興会に賃貸契
約を結んで駐車場をお願いしていると。1日300円だそうです。ほぼ満杯になっておると。
これが切符買うところで,何番に置きました,300円置けば1日300円。渋民も調べました
ら44台,半分が市の用地,半分がIGRの用地でした。こっちのほうは,かなりあいてい
るのです。であれば,既得権がありますよね,舟田東自治会と好摩振興会には,借りてい
るわけですから。既得権の分を実験事業でお支払いをすると。月決め3,000円だそうです,
渋民は。好摩は1日300円。ですから,その分をお支払いをして半年ぐらい実験をすると。
そして,その切符がどんどん売れましたと,電車が満杯になりましたというような結果が
出た段階で,
IGRの防風林だとか,
あるいは近くの土地を確保して無料駐車場を作ると。
これは実験例は巣子駅です。巣子駅の効果は極めて大きいわけです。玉山区民もかなり利
用しているそうでありますが,想定したのは巣子の無料駐車場です。そういうことをすれ
ば,八幡平市の皆様方,滝沢の方々,あるいは川口,北山形あたりの方々もおいでいただ
いて,お客さんが増えるのではないかというような実験事業をぜひこの協議会にお願いを
したらどうでしょうかという提案でありますので,どなたも文句はないと思いますので,
御審議いただいて,この場で決定をしていただければ幸いであります。
以上です。
(福田会長)佐々木委員さんからこの点,説明をいただいたわけでございますが,ひとつ皆さ
んからも御意見を賜りたいと。
はい,どうぞ。
(駒井委員)今佐々木さんから御説明いただいたのですけれども,当局のほうで駐車場の管理
の実態は今言ったとおりで間違いないのか。ちょっと伺っているのと違うから,間違いな
いでしょうか。担当はどこなのですか。
(福田会長)はい,どうぞ。
(工藤参事)担当は総務課でございます。今お話しのように好摩と,それから渋民にあります
けれども,佐々木委員さんおっしゃるように,好摩につきましては振興会さん,それから
渋民については自治会さんに指定管理をお願いして管理をいただいているところでござい
ます。好摩のほうについては,今おっしゃったようにほぼ満車の状態です。渋民もほとん
ど満車の状態ですけれども,何台かはあいているという状況もあるようでございます。
以上でございます。
(福田会長)はい。
(駒井委員)好摩も月決めがあるはず……。
(工藤参事)月決めと,それから日と両方あります。
35
(駒井委員)ありますよね。月は幾らで貸している。
(工藤参事)3,000円です。
(駒井委員)1日300円。
(工藤参事)はい。
(駒井委員)それは,何台と何台か大体分かりますか。
(工藤参事)今,ちょっとお待ちください。
(駒井委員)渋民もたしか,私知らないでいたら,1日でとめる料金もあると言っていました
し,月決めもあると。
(工藤参事)ちょっと申しわけございません。今その資料がなくて,恐縮です。
(駒井委員)私が心配するのは,月決めで契約している人たちがいるので,渋民の場合は,う
わさで聞いた範囲では,
巣子が無料になったことによって渋民で3,000円払うよりは無料の
駐車場に行ってあそこから乗ると電車賃も安いからということで今渋民があき始めてきた
よという話は聞きました。ただ,あと1日だけ借りるというのを知らない人もいっぱいい
て,あそこがもう月決めで全部埋まっているという,とめられないという考え方をしてい
る人たちが多いのですよね。だから,駐車場そのものの運営が余り表にオープンにはなっ
ていないのですね。その辺のところもあるので,現実に全部今無料駐車場にした場合どう
なのかというのが判断つきかねるのです。月で借りている人たちはどうなるのかとか,そ
こら辺のところをもうちょっと実態がはっきり分からないと,行けと簡単には言えないの
ではないかと思って。
すごくいいことだし,簡単に言えば環境的な観点からいけば,今パーク・アンド・ライ
ドといって遠方者はどこかの駅で駐車場にとめて,そこから電車で市内に行きなさいとい
うのが,どんどんとこういうのを増やして環境対策をしなければならないという今の情勢
ですから,言っているのはすごくいいことだし,それに乗ることだと思うし,できれば下
田駅あたりに大駐車場があって岩手町とか川口から来て,そこにとめて電車で行ってもら
えるようになれば一番いいなと私は思っているのですけれども,ただ現実の今の駐車場の
運営自体が分からないから,それに対してやるとはちょっと簡単には私は。いいことだと
はすごく思っていました。可能であれば,いいことだなと思います。
(福田会長)はい,どうぞ。
(佐々木由勝委員)おっしゃるとおりでございます。従って,実験事業ですから,リスク,受
けている皆さんはお金を全部払うわけです。44台分の月決め3,000円,あるいは渋民の場合
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は1日500円と聞いていました。その分の費用については,この協議会から払うと。もし足
りなければ,西側に民間の駐車場があるのです。ほとんどあいているのです,30台ちょっ
とありますけれども。あれにも約束事項で幾らかお支払いをして無料で借りるということ
が可能のようでした。好摩はちょっと無理だと思います。好摩はもう満杯で,月決めの方
に迷惑かけるので,従って実験ですから渋民でやったらどうですかと。
1日で500円払うのに,渋民の場合には駅に来るのですよね,好摩と同じように。切符買
う時に,置いてちょうだいねと。うちではやっていないのですよ,向こうのパーマ屋さん
に払ってきてくださいと,こうなるそうです。電車来る時に走っていかねばならないとい
うことで,その日その日の分については,なかなか利用しにくいという話もあって,半分
近くはあいているのです。ですから,月決めの方の了解をいただければ,実験期間だけ無
料で置けるわけですから,優先的にここに置いてもいいというようなことを決めても,土
日なんか余り使っていませんから,そういう方々は。そうすれば渋民の場合は可能なのか
なという,ちょっと調べた結果の判断でお願いすると。どうしてもだめな時には,裏の西
側の民間駐車場を経費をお支払いをしてお借りできると。それである程度の実験結果は出
せるのではないかというようなことを。実は交通政策課長がこの実験事業で駐車場もでき
そうだと言って帰りました。従って,我々もちょっと議論して,応援できるならやりまし
ょうと,こういう話でした。これ協議会の金ですから,市の金ではないのですよ。そうい
う実験事業,今走らせるバスと同じ事業です。今駒井さんのおっしゃるのについては,そ
のとおりであります。
(工藤参事)大変失礼しました。渋民のふれあい広場の利用実績,21年度の関係ですけれども,
月決めで月平均大体22台,これはふれあい広場のほうですので,市の貸している部分でご
ざいます。ここは23台の使用台数があるわけですが,平均で21.7台,それから日割りのほ
うは月ですけれども,これで4.75台の利用がございます。ですから,月決めで22台ですの
で,残り1台分が日割りに使っているというような状況で,これについては月5台ぐらい
の利用があるというような,そういう状況でございます。
(佐々木由勝委員)20台あいているという意味。
(駒井委員)半分もあいているのですか。
(工藤参事)半分あいています。
(佐々木由勝委員)渋民は半分あいているのです。市有地のほうはほぼ満杯。
(福田会長)月決めか。
(佐々木由勝委員)月決めです。IGRに30万円払っているのですよ,自治会が。土地の借り
賃30万円。
37
(福田会長)あの三角のところに。
(佐々木由勝委員)これ既得権だから,払わないわけにはいかないのですよね。だから,お金
を払って実験するという。
(福田会長)
有料は500円なわけだものね。
そのとおりで,
パーマ屋さんにお支払いくださいと,
こうなっているわけだ。
(佐々木由勝委員)苦情が多いのですよね。
(福田会長)確かにいいと思いますが,もうちょっと調査をさせていただければと思うのだけ
れども。
(佐々木由勝委員)どうぞ,調査をされて。まだ,来年度からだそうですから,今年の分はも
う終わったそうですから。来年度予算で考えられるという内容ですから,これは総合事務
所で調査をされて。交通政策課とも話し合ってください。
(福田会長)それでは,そういうことで調査をさせていただいて結論を出したいと思いますの
で,よろしいですか,皆さん。
( 「異議なし」の声 )
(福田会長)はい,分かりました。どうもありがとうございました。
6 その他
(福田会長)それでは,審議事項は終わったわけでございますので,6番のその他でございま
す。よろしくお願いします。
では,上越市の視察について。
(右京委員)それでは,お疲れのところ大変申しわけないわけでありますけれども,今日会長
からも冒頭ありましたように,この11月10日,11日,私と佐々木委員の2人,それから事
務局から村山主幹に同行いただいて,3人で新潟県上越市の行政研修をさせていただいて
参りました。今日資料を整えて皆様方に復命申し上げるように段取りすればよかったので
すが,なかなか時間的な制約もあって出しかねました。これは,そのうちなるたけ近いう
ちに,そうした機会を設けるようにして,研修の成果を共有し合いたいというように思っ
ております。
今日は,限られた時間,お疲れのところですので,口頭で簡単にだけ申し上げたいと思
いますが,新潟県上越市,新潟県は日本海の海辺に面しておる南北に細長い県ですが,ど
ちらかというと南側のほうに位置する人口20万人ほどの市でありました。
38
それで,上越市はかつての直江津と高田と合併して上越市という市があったところに,
周辺の13の町村が平成17年の1月に合併をしてできた広域的な合併をした市であります。
そういう中で地域づくり,新しい公共に向けてということで,非常に大胆な施策を展開し
ておられました。
特徴的なことは,平成17年に合併した時点で13の旧町村,こちらのほうは合併特例法に
基づく地域協議会を設置して,それ以来総合事務所を設け,地域協議会も設置して進んで
きておるということでありましたけれども,旧市,いわゆる上越市のほうには地域協議会
がなかったようですけれども,21年ですか,旧市のほうにも一定の区割りをして,13のほ
かに旧市も含めて28の地域自治区を作って,それでいろんな事業展開をし始めたという市
でありました。市長さんが,国の大蔵省の主計局においでだった方で,局長ではないそう
ですけれども,主査で,かなり力のある方が地元に戻って市長になって,合併の推進,そ
れから新たな事業おこし等々を手がけたようであります。ただ,その市長さんは今はもう
やめられて,その時の副市長さんが今新たな市長になっていますけれども,しかし前の市
長さんの施策をそのまま承継して実施しているということでありました。
ちょっと中身に少し触れますと,17年の1月に特例区で発足した地域協議会,13の町村
に設けたようでありますけれども,こちらのほうの地域協議会は各協議会ごとに定数が定
まっておって,12から15人ぐらいの委員で,こちらの方々は無報酬でした。ただ,1,200か
ら1,300円の費用弁償はあったようですが,報酬はなし。全員公募型,手挙げ方式の公募型
ということで発車して,ほとんど公募で手は挙がったようですが,なかなか定員に達しな
い,そういうところもあったようですが,そういう定員に達しない場合には公職選挙法に
基づく選挙をして充足するという,そうしたのも制度的に作ってやっておるようです。合
併当初はやっぱり地域課題,市政に対する要望,意見,これを出すのが協議会委員の役目
のようなので,もう大変なのがいっぱい要望,意見出たようであります。それを市長につ
ないで施策に反映させるというようにして進めてきて,3年,4年経過した中で,今度は
旧市のほうも先ほど申し上げたように地域協議会を,新たな区割りを設けたと。そちらの
ほうも同じような方法で委員が選出されて,いろんな地域課題に対する取り組みをし始め
たと,こういう市であります。
それで,もう一つ特徴的なのは,平成21年に事業を立ち上げしたようですが,事業実施
は22年度からのようですけれども,承継した市長がその28ある地域自治区に総額年間2億
円の事業資金を予算化して提供すると。その2億円をもとにして,28の各自治区がそれぞ
れ自分たちの地域自治区のいろんな総意に基づいて,いろんな事業を展開するということ
でありまして,これがまた数も四百幾らかの応募があって,もちろん2億を超えるような
事業費の提案があって,それを各自治区の地域協議会委員がそれを,これはいい,これは
悪いと,一定の基準はあるわけですけれども,それらに照らして地域協議会委員が無報酬
でそれを審査して選定するという,そうしたことをやって,今年度の5月ごろにそれらの
事業,二百幾らのようで,これはバラエティーに富んだのですが,どちらかというと広域
性に富んだ事業が圧倒的に多いように見受けましたが,そうした事業を実施しておると。
今事業を起こしたばかりですから,成果をどうこうというのはこれは無理な話なのです
が,感心したのはいずれ去年,21年度に取り組んで,四百幾らの事業費が,それはもちろ
ん数万単位の事業費もあるし,200万円あるいはそれ以上の事業費もある。それから,事業
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種目も非常にバラエティーに富んだものでありますから,いずれ各地域から漏れなくその
くらいの事業が提案されてきたという,この実態は私もびっくりしました。それを審査し
て,いよいよ今事業を始めたところだというところでして,私たちは限られた時間でした
けれども,問題,課題として取り組む場合の苦労,そういうのをある程度質問してきまし
たけれども,やっぱりそうしたものはもう当然直面しているわけでありますから,非常に
順風満帆というわけには毛頭いきません。
新しい公共を求める新たな試みでありますから,
うちであれば総合事務所のような事務所,そこには職員も配置されて,これらの事業の推
進のために大変な苦労をしておるようでありましたし,それから旧市,上越市のほうはそ
れなりの数の区を設けてやっているようですが,それは3つか4つのセンターを,既存の
施設を使ってセンターを設けて,そこで担当職員を配置して,やはりみんなが競い合って
事業を提案して,事業実施をして,成果を得て次の年度に向かうというような,そういう
のが市を挙げて一斉に始まっておるということについては,本当に驚嘆の思いでありまし
た。
そういう事業を起こしますと,
協議会の開催回数もかつては月1回,
無報酬でも月1回,
開催時間は昼だったり夜だったり様々だったようですが,事業の取り組みとともにそれが
月3回とか何回,もちろん審査までするわけですから,そういう協議会委員の苦労もいっ
ぱいあるようです。
まとめとしては,まさに今言われておりますように国も大変,地方自治体も大変,国も
地域の地域分権,地域主権ということで,一定の財源を地方に交付して,地方の知恵でも
って展開するようなそういう施策,これは新たな公共と言われていますけれども,しかし
現実にそうしたことが国あるいは地方公共団体で行われたとしても,やはり住民自らがそ
うしたことをどのように受け入れて,それに対する対応がどうあるべきか,このことがま
た大きな課題なわけでありまして,それらにまず取り組んで,今大変な苦労をしながら自
主的に取り組んでおるという実態の一部を研修に行きましたことを口頭でとりあえず申し
上げて,これで今日は勘弁してください。
大変皆さんのご配慮いただきながら勉強させてもらいましたことに感謝を申し上げ,区
長さんにも感謝申し上げて,お礼の言葉にかえます。どうもよろしくお願いします。
(福田会長)どうもありがとうございました。本当にご苦労さまでした。
それでは,次は事務局からどうぞ。
(川村事務長)私から御説明させていただきたいと思います。
説明いたしますのは,その他の①と②でございます。大変恐縮でございますけれども,
その他の①の資料につきましては,対照表をつけてございますので,時間の関係というこ
とでお許しいただきたいのですが,後ほどお目通しをいただきたいと思います。
それから,その他の②でございます。こちらは,若干だけ補足をさせていただきたいと
思うのですが,前回10月6日の会議での質問要旨でございまして,新市建設計画の進捗状
況が分からないという意見でございまして,本日お手元に「ひめかみ」という,これはま
だ初稿段階で最終稿ではございませんので,その読み方のご注意はお願いしたいと思いま
すが,2ページのところで,ちょっと細かくて見づらいかもしれませんが,ここで周知を
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図るということにしたいと思います。
それから,同じく,同じ日に好摩駅のIGRの庁舎の前の歩道が急に1.5メートルになっ
てしまって,通学上大変問題がありはしないかという御意見をいただきまして,工藤区長
から危険を少なくなるような形とするよう担当に申し入れるということで御回答したとこ
ろでございますが,その後早速区長と私が現地を見て参りました。現在道路建設課と相談
して,これを同じ幅でずっと通れるような方策を考えるということで,調整に入っており
まして,うまくすれば早々にも実現できるのかなと思っていますが,若干協議しなければ
いけない団体,会社等もございますので,調整ができ次第,これは御提案,御提言があっ
た趣旨のとおりに進めて参りたいと思います。
以上でございます。
(福田会長)工藤参事から。
(工藤参事)続きまして,その他の③の資料をごらんいただきたいと思いますが,地域づくり
大会の際にアンケート調査を実施したところでございますけれども,95名の参加に対しま
して69名の方々から御回答をいただきました。
3ページをごらんいただきたいと思いますが,全体としては内容についてはよかったと
いう方が8割を超えておりますし,それから講演の内容につきましても理解できたという
方が86%ほどとなっております。いずれこの講演会等につきましては,これからも開催し
てほしいという御意見も,これも4ページにございますけれども,8割以上の方が開催す
べきということで御回答いただいております。
自由記載の中で一番それぞれ望んでおりますことは,この地域づくり大会が皆さんが参
加できるような企画をしてほしいという御意見とか,あるいはこの地域自治区の将来のこ
とについての不安だよという御意見の方もございますので,これら今後の課題としてとら
えていかなければならないのかなと思っているところでございます。
それから次に,その他の④をごらんいただきたいと思いますが,前回の地域協議会の中
で佐々木委員から御提案ございました地域づくり協働事業の拡充という提案がございまし
て,これに基づきまして協議をいただいて,10月29日に川村副市長に福田会長から直接お
渡しをいただきました。この中で会長から,審議過程の中で玉山区限定という意見もあり
ましたということもお伝えを申し上げまして懇談を深めたところでございますけれども,
この回答につきましては次回の協議会で報告する予定となっております。
それから,地域協議会だよりにつきましては,今事務長からもお話がございましたよう
に,今月中に印刷をいたしまして各自治会にお渡しをしたいと思っておりますので,お目
通しをいただきたいと思っております。
それから,次回の協議会でございますが,1月の下旬を予定しております。日程につき
ましては,また会長と協議の上,後ほどお知らせすることといたしたいと思いますので,
よろしくお願いいたします。
以上でございます。
(福田会長)以上でその他の報告が終わりましたが,閉会にいたしたいと思いますが,よろし
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ゅうございますか。
( 「異議なし」の声 )
(福田会長)では,お願いします。
7 閉 会
(川村事務長)福田会長,本当に長時間にわたりご苦労さまでございました。
以上をもちまして本日の第29回の地域協議会を終了させていただきます。ありがとうご
ざいました。
(17時51分)
会議録作成者
盛岡市役所玉山総合事務所 総務課
地域政策グループ
担当者 佐 藤
TEL 683-2116( 内線 220)
FAX 683-1130
E-mail [email protected]
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