坂井市立高椋小学校 校長室だより 第25号 平成24年12月19日発行 <2学期をふり返って> <仮設校舎でがんばりました> ホームページアドレス http://www.takaboko.ed.jp 大型遊具の修繕を柳原基金で 高椋小学校には柳原基金や柳原賞というありがたい基金があります。 スーパードラゴンなどの大型遊具も柳原基金からの寄贈です。他にも、 国旗掲揚塔、グランドピアノ、水銀外灯なども寄贈して頂きました。 昨年は、70インチの大型液晶タッチパネルモニターやパソコンも寄 贈していただきました。 柳原基金とは、丸善薬品産業株式会社の創業者の柳原様が創設されま した高椋小学校奨学資金です。高椋小学校の子ども達のための基金です。 校地内には、2代目の柳原三郎氏の銅像も建てられていま す。 今年度、スーパードラゴンの滑り台が腐食が激しく、交 換の必要があり、他にも修繕を要する箇所が何カ所か出て きました。丸善薬品さんに相談しましたところ、子どもが 使うものだからすぐに修繕して下さいという申し出があり ましたので、現在直させていただいています。とてもあり がたいことだ感謝しております。 <柳原賞とは> 柳原賞は丸善薬品産業株式会社 創業社長 柳原権治郎氏から始まり、2代目三郎氏、 3代目良平氏、4代目現社長の良一氏へと受け継がれ、大正10年頃から約90年にわ たり続けられています。 柳原家は、代々舟寄で農業を営む旧家でした。権治郎氏が幕末から明治初期にかけて、 江戸(東京)の商家で修業された後に、入社した丸善商社の大阪支店薬品部を分離、独 立経営し(明治28年創業)、現在の丸善薬品産業株式会社になりました。同社は大阪 に本社を持ち、化学工業薬品の専門商社として日本国内に限らず、海外へもその活躍の 場を広げ続けており、現在取引相手国はアジアを中心にヨーロッパ、アメリカ、南米、 アフリカ等60カ国以上を数えています。そして、平成7年に100周年を迎えました。 大正10年頃から毎年、高椋小学校奨学資金の寄贈を賜り、4代にわたって今日まで 続けて頂いております。近年の主な寄贈品は、昭和54年にアルミ製三本立ての国旗掲 揚塔、昭和62年にコンビネーション遊具施設一式、平成5年に小学校にグランドピア ノ1台、平成7年に東正門水銀外灯、平成16年に図書室にエアコンなどです。また、 毎年卒業生に「卒業祝い」として、柳原賞(アルバム、平成20年度からは電波置き時 計)を贈呈して頂いております。 23年度には、70インチの大型液晶タッチパネルモニターとパソコンを寄贈してい ただきました。とても重宝して使わせてもらっています。 南校舎の耐震工事(大規模改修を含む)に伴い、引越作業を夏休み前に行い、そして、 2学期末に終了しました。冬休み前に再引越をします。工事の期間中、6年生や職員は 仮設校舎で過ごしました。仮設とは言え、クーラーがついており、なかなか快適な2学 期が過ごせました。 マラソン大会が工事の関係上、十分な形で全校的に行うことができませんでしたが、 各学年で簡単な記録会のような形で実施しました。6年生は連合運動会に向け、毎日練 習を積み重ね、多くの子が入賞するというがんばりを見せてくれました。 <中学校区一斉挨拶運動、ノーテレビ・ノーゲームデー、学習習慣アップ作戦> 2学期には、丸岡中学校区の一斉の取り組みがありました。挨拶をはじめとして、家 庭学習、テレビやゲームへの取り組みなど、一斉に取り組んだことで、中学生がいるご 家庭では取り組みやすかったのではないでしょうか。多くのご家庭で積極的に取り組ん で頂き、とてもありがたかったです。基本的な生活習慣をしっかり身につけていくこと は、学力アップの基本です。今後とも、子ども達の「生活力」を高めていけるよう、取 り組んでいきたいと思います。 <いじめ問題などへの取り組み、ポートフォリオ研修> 各クラスでは、30人近くもの子ども達が毎日過ごしているわけですから、いろいろ な出来事が起こります。友達関係でもめることもしばしばです。起こらないわけはなく、 起こって当然です。そのもめ事も子ども達の大切な学習材料です。その問題を、いかに 考え、いかに乗り越え、いかにすばらしい人間関係を築いていくか、クラスでの話し合 いなり、取り組みが大切になってきます。ひどくならないうちに、みんなで注意し合っ ていけることが重要です。 自分が好きになる、自分の良さを自分で知るなどのために、各学年ともポートフォリ オを導入しています。自分の成長の記録として、いろいろなものをファイル化し、残し ていくことです。3学期には、再度職員の研修会を行う予定です。 <学びの部屋、日本語検定への取り組み> 学習面での気がかりな子に対して、2学期は3・4年生を対象に、国語と算数の「学 びの部屋」を開設しました。掃除のない水曜日の長い昼休みを利用して、各クラス2、 3名ずつ来て、プリントをしています。じっくり個別的に見てあげることによって、少 しでも分かる喜び、できる喜びを感じてもらえればと思っています。3学期からは5・ 6年生にも広げていく予定です。 また、日本語検定も紹介し、挑戦してみようという子たちに受けてもらいました。自 分の力試しのような感じです。できる子が、もっとどんどんいろいろなことに興味を持 ち、進んで学習していくような雰囲気にもなるといいと思っています。 <ホームページ、学年のブログの充実> 出来るだけ子ども達の様子を発信したいと考え、学校のホームページや学年のブログ を頻繁に更新しました。たくさん見て頂いているようで、嬉しく思っています。左記の 丸善薬品さんも高椋小学校のホームページを見ていただいており、子ども達の活躍を応 援していただいています。
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