さわの里の風景 ～子どもたちの歩みと共に～ vol.4 学校における児童の皆さんの活動を、学校に存在する施設や備品のご紹介と共に事務職員がお知らせしていきます。第四回目の今回は、 音楽室の「グランドピアノ」に関するお話です。 本校の音楽室にあるグランドピアノは横浜市として配備をしたものではありません。学校には 昭和四十八年に個人の方から寄贈を受けたとの記録が残る、歴史のあるグランドピアノです。 昭和四十八年というと本校の前身である上中里小学校が開校した年。すなわち上中里の地 に小学校が設立されて以来、在籍した全ての児童の音楽教育に貢献してきたことになります。 休み時間等には楽しそうに弾いている児童の姿も。このグランドピアノは長い年月が経った今でも、本校の音楽教育を支えてくれているのです。 平成二十四年度には大きなメンテナンスとして、ハンマー加工による整音を行いました。これは 内部の弦を打つためのフェルト製ハンマーについて、針を刺す等の方法で状態を整え、最高の 音量や音色を引き出す作業です。また時期を同じくして鍵盤の貼り替えも行いました。貼り替える 前は象牙の鍵盤でしたが、破損している箇所が見受けられ、弾く際に危険があると判断しました。 これからも数多くの児童の皆さんが、このグランドピアノによって音楽に親しんでいくことでしょう。
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