学校通信 第20号発行しました

吉賀高校 めたせこいあ第 20 号
平成 23年 11 月29 日
至
校
新学校通信
第20号
(通算 106 号)
訓
島根県立吉賀高校
電話
〒699-5522
(0856)78-0029
HP アドレス
・
誠
FAX
創
・
造
努
力
鹿足郡吉賀町七日市 937
(0856)78-0742
http://www.shimanet.ed.jp/yoshiga/
吉高卒業生(山口大学 2 年生)CD デビュー
吉 賀 高 等 学 校 校長 大田 肇
11 月に入って、嬉しいニュースが飛び込んで来ました。現在、山口大学には吉高出身の学生が 4
名在籍しています。その中の 1 人、工学部知能情報工学科 2 年生が作詞・作曲・編曲した「LIFE」
という曲が東日本大震災の被災者の方を励ますガンバレ日本!待望のセレクトアルバム『Music
Camp 2011』に選曲されました。この CD はインディーズジャムの会社がつくったアマチュアアーチ
スト 15 人によるものです。ここにその歌詞を紹介します。
「LIFE」
ほんの一撃で すべてが変わる
そんな瞬間 誰が待っていただろう
今も知らされる 辛い日常
せめて僕の 思いが届けばいいな
この日大きな声が 世界に轟いた
誰も気付かず過ごしていく
豊かさにのぼせて
思えばこの土地が与えてくれたものの
価値を思い出させるために
起きたことなのかな
すべき事が無く ふっと眺めてた
空に見えた希望は 奪われたけど
時間は限りなく 僕らを待ってくれる
慌てず急がず進んでく
まだ果てることはない
形を無くしたもの 形の無い宝物
◎きん祭みん祭農業文化祭
11 月 6 日(日)にきん祭みん祭農業文化祭が行われました。
吉賀高校では、吉賀調査クラブによる米粉ドーナツ型マフィンの販売と理科教員による科学実験教
室を出展しました。
☆吉賀調査クラブ
吉賀調査クラブでは、町内でとれた食材を使った米粉ドーナツ型マフィンを販売しました。200 個
のマフィンは午前中で完売しました。地域の方に多く買っていただいて生徒も満足そうでした。
買っていただいた方々から、米粉のもちもち感がよかったなどの感想をいただきました。
【生徒の感想】
当日は雤で全部売れるか心配だったけど、大声でお客を呼び込んだりして午前中に完売できたので
良かった。お客さんが「おいしい!!」と言って買って行ってくれたことがとてもうれしかったです。
試食の物がもう少しあったらもっとアピールできたかも。一気に買うお客が多くて、何度か待たせ
ることがあった。ちょっと梅とゆずの区別が分からないときがあった。
kasochiDM
取り戻すこと願って
いつでも笑おう
それが生きていく事
絶えず溜まりゆく悲劇でも
乗り越えた瞬間は きっと輝いてる
あの時 心の中でずっと
思い描いてた夢は 今
遠く霧の向こう
沢山の壁の向こう
焦らなくていい 一つずつでいい
全て乗り越える瞬間を
誰もが待っている
気付けばすぐそこに 残った仲間達が
手を取り合っていたんだよ
恐れることはない
そして生きていく事
どんな困難が待ち受けていても
心に宿した光で 未来を
この曲は、東日本大震災のことを思うだけではなく、高校まで過ごしたふるさと吉賀町を思う気
持ちの中から生まれたものであると彼は話しています。現在、吉高ではこの曲を掃除の時間に流し
ています。
《卒業生からのメッセージ》
東日本大震災が起きた頃、皆さんはどのように過ごしていたでしょうか。僕は何もできることがな
いもどかしさを感じていました。そんな時、伝えたい思いを音楽にするという方法を見つけました。
でも、それがこんなふうに CD となって多くの方々に聴いてもらえるとは夢にも思っていませんでし
た。努力を続けていれば、誰にでもチャンスは訪れます。皆さんも今、頑張っていることがあれば、
いくら成果が見えなくても、諦めることなく、希望を持ち続けてほしいと思います。僕はもちろん
音楽だけでなく、大学での勉強も一生懸命頑張っています。この吉賀高校、そして吉賀町を出て、
もうすぐ 2 年になります。僕はこの町に生まれ育ったことを誇りに思って日々を過ごしています。
開店準備中
賑わうテント
マフィン作り
お買い上げいただきました
午前中に無事完売
☆科学実験教室
吉賀調査クラブのテントの半分を使わせてもらい、吉賀高校の理科教員 2 名と六日市中学校の理
科教員 1 名の計 3 名で小学生に向けての科学実験教室を開きました。参加した小学生はとても楽しそ
うに実験に参加していました。多くの方々に参加していただきありがとうございました。
◎部活動報告
☆陸上競技部:第 62 回島根県高校駅伝競走大会
11 月 5 日(土)出雲市で、県高校駅伝が開催され、本校の
生徒も参加しました。当日はあいにくの天気でしたが、生
徒たちは最後まで全力でタスキをつないでくれました。結
果は 19 チーム中 17 位で昨年と順位は同じでしたが、タ
イムは 2 分以上縮まりました。サッカー部員の応援を得
た吉高の総力戦で、大変すばらしい走りを見せてくれまし
た。
出場選手: 1 区(10km):神手将治 34 分 54 秒
3 区(8.1075km):滝元翔真 27 分 55 秒
5 区(3km): 川健太 12 分 25 秒
7 区(5km):中田真晴 19 分 4 秒
全体記録:2時間34分43秒(17 位/19 チーム)
☆男子バレーボール部:高校選手権島根県予選
1 回戦敗退
22 25
●吉賀0
-
2浜田
23 25
◎科学甲子園出場
11 月 12 日(土)に出雲市で行われた科学甲子園島根県予選に
吉賀高校の 2 年生 6 名が参加しました。試験は 6 人で協力して、
120 分間に化学、物理、数学、情報などの問題 18 題を解くとい
うものでした。入賞はできませんでしたが、難問に協力してチ
ャレンジする姿に今後の可能性が感じられました。
。
出場メンバー集合写真
2 区(3km):見川遼太郎 11 分 21 秒
4 区(8.0875km):内藤裕太郎 30 分 9 秒
6 区(5km):前田賢太 18 分 55 秒
☆女子バレーボール部:高校選手権島根県予選
1 回戦
25 16
○吉賀2 23 - 25 1平田
25
2 回戦
●吉賀0
22
13 25
14 25
2大社
☆「合唱部」から「音楽部」へリニューアル
本校では、これまで「合唱部」として合唱を主として活動してきましたが、このたび離島・中山間
地域高校の魅力化・活性化事業予算により、多数の楽器を購入しました。そして、これを機に今後「合
唱部」を「音楽部」として衣替えし、合唱も合奏も、広く音楽活動ができるようにすることとしまし
た。今年の「よしか祭」で合唱部員が披露してくれたような合唱や合奏をめざし、校内に「音楽」の
輪を広げ、
「音楽」が鳴り響く環境を作っていきたいと思います。早速、11 月 13 日の「くらきフェ
スタ」での、
「吉高 YOSHI(KI)KO バンド」でも活躍しました。
<購入楽器>
ドラム・トランペット・サックス・ベース・ギター・キーボード・トーンチャイム・アンプ
☆写真部:平成 23 年度高校写真展
○3 年生の部一席:古泓奈美 ○2 年生の部奨励賞:山本麻由
○2 年生の部奨励賞:中田有紀
題「気になる所」
題「Forever」
題「飛躍」
問題を協力して解く生徒たち
◎2 年生企業訪問
11 月 12 日(木)に 3 つの企業を訪問し、会社の概要や、仕事の内容などを聞き、社内見学もさせ
ていただきました。社会人としての心構えや職場の環境、会社
が求める人材など様々なことを話していただき、生徒もメモを
とりながら、熱心に聞き、今後の進路選択の参考としました。
【生徒の感想】
「みひろ化成株式会社」
町内にある会社だけど、どういうことをしている会社なの
か知らなかったので、見学をすることができてよかった。失
敗してもあきらめないことや人と人とのコミュニケーション
の大切さを知ることができてよかった。
「直ぐ、やる!今、や
「みひろ化成」にて
る!皆でやる!」という言葉が印象に残った。
「株式会社イズミ(ゆめタウン益田)」
普段、入ることのできない場所を見学することができてよかった。食品、日用品など、それぞれ
の管理の方法や整理整頓をしておくことなど、会社の裏側に様々な細かい工夫が施されていること
が知れてよかった。
「シマネ益田電子株式会社」
ミクロン単位の作業と聞いて驚きました。和を大切にするということで、発表会をしたり、地域
と関わったり、ボランティアをしたりと、会社全体で協力し、ただものを作るだけでなく従業員の
団結力を高めていた。
◎中高一貫地域巡検
郷土の歴史に触れ、地域のよさを再認識するために、吉高の 2 年生が町内 4 中学校の 2 年生と合同
で吉賀町をバスで巡検し、唐人窯跡、石積古墳、水源会館など
を見学しました。
【生徒の感想】
今日は今まで行ったことが無いところに行けて良かったです。
普段よく通る道の横に遺跡があったので驚きました。吉賀町の
中に古墳があることは知らなかったのでほかの古墳にも行って
みたいと思いました。いろいろな人の話も聞くことができて良
かったです。また機会があれば吉賀町の歴史についてもっと詳
「水源会館」にて
しく知りたいと思いました。
編集後記
今年も残すところあと 1 か月になりました。日に日に気温も下がって来て、防寒着を着込
んでいる生徒も見かけます。
さて、大学進学を志望する 3 年生はいよいよ追い込みの時期になってきました。全員が自
分の希望する進路に進めるよう、教員も全力で支援していきたいと思います。
担当 総務部