平成23年3月号 港区立小中一貫教育校 お台場学園 〒135-0091港区台場1-1-5 小学校 03-5500-2572 中学校 03-5500-2575 お台場学園 港陽小・中学校長 福井 正仁 港陽小・中学校が開校15年目を迎えた昨年4月、港区で初めての小中一貫教育校として新たに開 校して早や一年になります。保護者、地域の皆様には、開校準備の段階から今日に至るまで、絶大な るご支援を賜り心よりお礼申し上げます。皆様の温かいご支援を受け、堅実な小学校・中学校教育を 基盤とし、9年間を通して子どもたちの成長にかかわれるメリットを生かし、一層の教育の改善を進めて います。この新たなスタートを教育内容の充実や教育環境の整備の絶好の機会ととらえています。 全職員を小・中学校兼務とし、一人一人の子どもに多くの職員がかかわるようになりました。小・中一 貫カリキュラム「ODAIBA プラン」を基に指導内容を整理し、本校独自の内容である「港陽オリジナル」を 組み込み、9年間の一貫した指導のもと、学力向上を図っています。全校で、漢字検定、英語検定に 取り組み、校内の計算力検定、スペリング・コンテストなども実施しています。また、昨年夏の校舎改修 に引き続き、今年6∼9月には校庭改修を予定しています。 子どもたちを見守っていただく地域の温かさを生かしながらも、様々な新しい出会いや体験を通し て、切磋琢磨する場面を増やしています。2月中旬の3日間、地元の10の事業所の協力で8年生全員 の職場体験を実施しました。テレビ局の受付や郵便室での業務、ホテルでのベッドメイキング、レストラ ンの食器補充、ケーキショップでの販売など一人一人異なる体験をさせていただきました。今後の生き 方や職業を考える貴重な体験となりました。 先日、にじのはし幼稚園の池にいる蛙が死んでいたのを見付けた3年生が心を痛め、「カエルちゃん がかなしんでいるよ。さわらないでね!」と記したポスターを作り、幼稚園の各学級で訴えました。この心 温まる交流の場面に接し、幼・小・中の異学年交流ができるよさを再認識しました。 さて、3月の予定として、21日、味の素スタジアムで、都内各区市町村から選抜された中学校2年生 による「東京駅伝」が実施され、本校8年生女子が港区代表選手として 1,500mを走ります。 また、お台場学園としての初めての卒業式は、中学校は3月18日、小学校は3月25日に行います。 港陽小・中学校の15回目の卒業式となります。新年度の入学式は、4月6日に中学校の入学式を行 い、翌7日に全校で 1 年生の入学を迎えるお台場学園の入学式を行います。 本校は、常時教育活動を公開しております。ご都合に合わせてご来校ください。お気付きの点はどう ぞいつでもお知らせください。2年目を迎えるお台場学園への一層のご支援をどうぞよろしくお願い申 し上げます。 【スクールカウンセラー 来室日】 相談を希望される方は、あらかじめ学校に電話で時間の約束をしていただくと確実です。 ご心配なこと等がありましたら、ご遠慮なくご相談ください。 3月の来室日は、小学校 1日(火)、4日(金)、8日(火)、15日(火) 中学校 1日(火)、8日(金) です。 小学校担当 廣田 久美子 中学校担当 小丸 美樹 9年生の中学生としての生活も残り1か月となりました。生徒たちも卒業を迎えることを少しずつ感 じ、感傷的な気持ちにもなっているところかと思います。 中学生の卒業は、9年間の義務教育の修了でもあります。小学生とは違い、 学校を卒業する という 意味以上のことがあるのです。学校教育法 第21条には、義務教育の目標について「一 学校内外に おける社会的活動を促進し、自主、自立及び協同の精神、規範意識、公正な判断力並びに公共の精神に 基づき主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと。 ・・・・・」と謳われていま す。すなわち、義務教育を卒業することは、ある意味で 社会人と同様な態度や力を求められるように なる ということです。 新しい生活を迎えるにあたり、これまで共に学んできた仲間やお世話になった方々(保護者の皆様含 め)に対して素直に感謝の気持ちを表すとともに、一日一日を大切に、充実したものにしてほしいと思 います。そして、4月からは中学校生活での様々な思い出と自信を胸に、それぞれに活躍の場を広げて いってほしいと願っています。 (9年担任 山本 豪) 【今後の行事予定】 3月 3日 卒業遠足 9日 四季劇場観劇 9年生が四季劇場にて、「サウンド・オブ・ミュージック」を観劇します。 卒業生を送る会 在校生が卒業生のために色々な準備をしてくれました。 11日 「下町浅草巡り」と題し、提灯作り体験などを行い、水上バスで戻ります。 送る会の後には、7、8、9年生でのスポーツ大会も行われます。 18日 卒業式 9年生のたくましく立派に成長した姿にご期待ください。 いよいよ3月に入りました。6年生が港陽小学校に通う日も、あと、わずかです。子どもたちの作っ た教室のカウントダウンカレンダーも、日に日に枚数が少なくなっています。 今、6年生は卒業に向けていろいろな準備をしています。下級生に伝えること、お世話になった先生 方・主事さん方への感謝、育ててくださった保護者の方への感謝、友達への思い、学習についてなど、 6年間の自分の成長をふり返っています。目立つ場所でも、目立たない場所でも、がんばってきた6年 生。学校全体のため、下級生のため、働いてきた6年生。こうして付けてきた力は、確実に自分のもの となっています。卒業まで残りあとわずか。一日一日を大切に過ごしている6年生の、卒業に向けての 取り組みを紹介します。 卒業文集作り 卒業アルバムとともに、6年間を振り返 卒業を祝う会(3/8) 今までお世話になった方々を 卒業式呼びかけの言葉作り 卒業式での呼びかけの言葉 って、文集作りに取り組んでいます。心に お招きして、感謝の気持ちを伝え を考えています。6年間の思 残った思い出、自分の軌跡を残すべく、丁 る会です。相手に感謝の気持ちを い出を振り返り、また、お世 寧にとりくんでいます。個人個人のページ 伝えるにはどうしたらよいか考 話になった方々への感謝の気 と、クラスのページがあります。内容、デ えながら、準備を進めています。 持ちを伝えられるようにしよ ザインは全て自分たちで考え、話し合って 準備や当日の進行など、保護者の うと準備を進めています。 決めました。 方に支えていただきます。 この他にも、5年生に最高学年としての役割の引き継ぎ、下級生とのお別れの会も予定されています。 さらに、3月からはいよいよ卒業式の練習も始まります。卒業まで残りあとわずか。残りの小学校生活 の中で、これまでの自分を振り返り、支えてくれた人たちへの感謝の気持ちを大切にして過ごしてほし いと思います。そして、胸を張って、この港陽小学校から卒業してほしいと願っています。 (6年担任 尾頭なつ子 富樫学)
© Copyright 2024 ExpyDoc