福祉保健部 - 福井市

福祉保健部
福祉保健部長
高橋
英幸
達成度
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3
1
-
総 括
福祉保健部の部局マネジメント方針では、まさに赤ちゃんから高齢者まで、幅広い分野でそ
れぞれのマニフェストを掲げ、その実施に向けて取組んできました。
ほぼ計画どおり実施してきましたが、これからの福祉は、行政側からの支援だけではなく、例
えば仕事と子育ての両立などは民間企業の理解と協力が大切であり、また、地域の住民たち
が互いに助け合って生活していくという気構えが重要なことと考えます。
こういった住民意識をいかに醸成していくかが今後の課題でもあります。
目標ごとの達成状況
Ⅰ.高齢者や障害者が、地域で安心して暮らせるよう支援します
地域での人と人とのつながりの中で、お互いに助けられたり助けたりする関係を築きながら、
住み慣れた家庭や地域で安心して暮らせる社会を実現するため、「福井市地域福祉計画」及
び「高齢者等除雪支援アクションプラン」を策定しました。
今後、当計画の住民への浸透、協力やボランティアの確保等が課題です。
福井市地域福祉計画の策定
福井市地域福祉計画(計画期間 19 年度~23 年度)を策定しました。今後は市社会福祉協議会の地域福
祉活動計画策定とあわせさらにレベルアップを図ります。
除雪アクションプランの策定 〈マニフェスト No.35〉
除雪アクションプランを 11 月に策定しました。12 月に民生委員会長会にプランを配布すし説明会を行い
ました。また、12 月中に自治会長にも、配布、説明を行いました。現在、ボランティア登録人数は 57 名です。
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Ⅱ.元気な高齢者が交流する拠点を充実させ、高齢者の社会参加と自立を支援します
自治会型ディホーム事業等を通じ、元気な高齢者がより元気に地域の中で活躍できるよう
既存の高齢者施設の活用と利用促進を図りながら、空き家などを利用した高齢者の交流拠点
づくりを進め、地域の力を育み、高齢者の社会参加と自立を支援してきました。
「よろず茶屋」ニーズ調査も行いました。
自治会型ディホーム事業の全地区での実施 〈マニフェスト No.81〉
自治会型ディホーム事業を全地区で実施しました。地区ごとに週 1 回(月 4 回)、年 48 回以上実施しまし
た。
いきいき長寿「よろず茶屋」の設置 〈マニフェスト No.82〉
6 月に全地区社会福祉協議会、老人クラブ代表への実状調査を行いました。実施計画の策定の成否を
協議し、11 月には実施条件の整理及び実施要望地区の把握を進めました。
Ⅲ.生まれた子どもが健やかに育つように、子育ての不安と負担を軽減します
保育所における保育の実施や、児童館での児童健全育成事業などの既存の制度では補え
切れない、きめ細やかなサービスを提供できる、「つどいの広場」、「すみずみ子育てサポート
事業」、「地域子育て支援センター事業」の拡充により、子育て家庭の経済的、精神的負担の
軽減を図ってきました。
しかし、今後それぞれの事業の拡大については、委託団体の選定に課題が残ります。
子育てカフェの開設 〈マニフェスト No.72〉
親子が気軽に集い、子育ての情報交換ができる場を確保するとともに、保育士や子育てマイスター等と連
携し、育児に関する様々な不安や悩みを相談できる拠点施設として「地域子育て支援センター」を 4 ヶ所、
「つどいの広場」を 1 か所増設し 4 ヶ所で開設しました。
すみずみ子育てサポート事業の推進 〈マニフェスト No.73〉
病気、冠婚葬祭、社会的にやむを得ない事由により児童を養育できない場合に、一時的保育、保育所・
学校等への送迎、家事代行など、きめ細やかなサービスを提供する「すみずみ子育てサポート事業」を 3 団
体で実施していましたが、新たに 1 団体に事業を委託し、4 団体で実施しました。
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Ⅳ.安心して子育てが出来るように、仕事の両立を支援します
児童館を 2 か所増設しました。児童に健全な遊び場を与え、健康及び体力を増進し、また、
情操を豊かにすることはもとより、保護者が安心して子育てをしながら働ける環境の整備の拡
大が見込まれます。
また、市役所内での一時預かり所に関するニーズ調査も行いました。
しかしながら、仕事の両立については、企業等の理解を求めていくことも重要な課題です。
市役所内での一時預かり所の設置 〈マニフェスト No.69〉
保育所の設置については、市役所内での一時預かり保育に対するニーズ調査を行い、地域の現状及び
動向や実態の把握に努めました。
放課後児童クラブの増設 〈マニフェスト No.75〉
東藤島(さくらんぼ)、酒生(ちゅうりっぷ)児童館の 2 館に放課後児童会を設置しました。
Ⅴ.内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)を中心とした生活習慣病を予防するため、自主的な
健康づくりを支援します
健診受診率の向上を図るため、休日健診の回数増加に努めたが、受託健診機関との日程
調整など課題が多かったです。しかしながら、総受診者数は、市政広報などによる積極的な受
診勧奨の結果、平成 17 年度より約 500 人増(1 ポイント増)が見込まれます。
今後は、平成 20 年度からの新たな健診体制の再構築に向けて、関係機関と協議を行って
いきます。
生活習慣病の予防 〈マニフェスト No.84〉
休日健診や保健センター健診(平日)の実施回数増加により、総受診者数が平成 17 年度より約 500 人増
加しました。また、健診の要指導者や一般市民などの階層別に、地区公民館や保健センターにおいて健康
教育・相談をきめ細かく実施しました。ただし、基本健康診査受診者については、250 人の増加を目標に取
り組んできましたが、228 人でした。
Ⅵ.母子保健事業を充実し、子育ての不安と負担を軽減します
子育てに対する経済的な負担軽減策の更なる拡大については、今後その効果も検証しな
がら、財政面も含めた検討が必要となります。
一方、身近な地域において育児教室などを開催するなどの、地域での仲間づくりや母親の
育児力アップを目的とした取り組みが、今後重要となります。
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母子保健サービスの充実
幼児健診後の発達相談会については、医療機関や教育機関(特殊教育)等との協力連携が得られ、発
達や育児不安に対する相談に多様な対応が可能になり、充実させることができました。
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