石綿含有産業廃棄物の受入について 平成27年 4月 1日 大阪湾広域臨海環境整備センター 石綿を含む廃棄物のうち、廃棄物処理法施行令第6条第 1 項第1号ロで規定する石綿含有産業廃 棄物について、以下の要領により受け入れます。 1 受入対象廃棄物 「工作物(建築物を含む。 )の新築、改築又は除去に伴って生じた産業廃棄物であって、石綿 をその重量の 0.1%を超えて含有するもの。(廃石綿等(※1)を除く。 ) 」を受け入れます。た だし、石膏ボードや搬入物に紙、木、繊維くずが付着したもの、中空のもの、有害物質が付着 し又は含有するもの、水に浮遊するものは受入できません。 ※1 廃石綿等(廃棄物処理法施行令第2条の4第5号ヘ) 廃石綿及び石綿が含まれ、若しくは付着している産業廃棄物のうち、 石綿建材除去事業に係るもの(輸入されたものを除く) 、施行令別表第三の一の項に掲げる施 設において生じたもの(輸入されたものを除く)及び輸入されたものであって、飛散するお それのあるものとして環境省令で定めるもの (受入可能な石綿含有産業廃棄物の例) スレート波板、スレートボード、窯業系サイディング、押出成形セメント板、住宅屋根用化 粧スレート(カラーベスト)、ケイ酸カルシウム板(第一種)、ビニル床タイル(P タイル) など (受入できない石綿含有産業廃棄物の例) 石膏ボード、軽量気泡コンクリート(ALC)、木毛セメント板、パルプセメント板など 2 受入の基準 「石綿含有産業廃棄物」は概ね以下の基準に従って受け入れします。 (1)荷姿の基準 ・フレキシブルコンテナバッグ(以下「フレコンバッグ」という。)梱包による方法又は長尺 結束梱包による方法のいずれかです。 ・フレコンバッグ梱包とは、石綿含有産業廃棄物を透明なプラスチック袋(厚さ 0.15mm以 上)で密封した後、フレコンバッグ(最大重量 1000 ㎏)に入れる方法です(2 重梱包)。 ・長尺結束梱包とは、フレコンバッグに収納できない石綿含有産業廃棄物について、透明な プラスチックシート(厚さ 0.15mm以上)で梱包した上で、結束する方法です。その際、 プラスチックシートを 2 重にしてください(2 重梱包)。 ・詳しくは、泉大津事業所までお問い合わせください。 (2)運搬時の基準 ・運搬時に廃棄物が荷台で転倒したり、移動するのを防止するための措置を講じてください。 ・フレコンバッグは多重積みせず、必ず一段積みにしてください。 (3)産業廃棄物管理票(マニフェスト) ・産業廃棄物管理票(マニフェスト)の「産業廃棄物の種類」の欄は「石綿含有産業廃棄物」 としてください。 ・当該廃棄物の記載がない場合は、余白に「石綿含有産業廃棄物」と記載してください。 3 搬入場所等 受入区域毎に受入れの可否が異なります。受入区域は、大きく大阪側(工事現場が京都府南 部(※2)、大阪府、奈良県、和歌山県)と兵庫側(滋賀県、京都府中部(※3)、兵庫県)に 分かれます。平成 27 年 4 月から兵庫側では受入を停止しています。また、大阪側では泉大津基 地又は和歌山基地で受け入れます(大阪基地及び堺基地では受け入れておりませんのでご注意 ください) 。 契約時に登録した車両で搬入してください。なお、泉大津基地及び和歌山基地ではフレコン バッグ等を下ろす作業は、原則として、当センターがクレーンを使用して行いますので、荷お ろし時は荷重に耐えうる吊ベルト等をあらかじめ一束ごとに2本装着してください。 ※2 京都府南部とは、宇治市、城陽市、八幡市、京田辺市、木津川市、久御山町、井手町、宇治 田原町、笠置町、和束町、精華町、南山城村をいう。 ※3 京都府中部とは、京都市、亀岡市、向日市、長岡京市、南丹市、大山崎町、京丹波町をいう。 4 事前予約及び搬入日指定 (1)大阪側 ①工事現場が京都府南部・大阪府内・奈良県内であるときは、直接泉大津基地に搬入してく ださい。毎週火曜日及び木曜日の9時30分から11時30分及び13時から16時の間 に受け入れています。ただし、事前予約が必要ですので下記までお電話ください。 泉大津事業所 0725-31-1017 ②工事現場が和歌山県内であるときは、直接和歌山基地に搬入してください。ただし、事前 予約が必要ですので下記までお電話ください。 和歌山事業所 073-455-8103 (2)兵庫側 平成 27 年 4 月から受入を停止しています。 5 申込み及び契約 申込み受付及び契約締結は、本社業務課で行います。 (1)申込者(契約者) 「廃棄物埋立処分契約申込書」の「契約者(団体名)」欄には、排出事業者名を記載して、 申し込んでください。 (2)申込み手続き等 ①受付場所 ・本社業務課 大阪市北区中之島 2-2-2 大阪中之島ビル9階 電話:06-6204-1722 ②受付時間 9:30~12:00、13:00~16:30 月曜日から金曜日です。但し、祝日、年末年始(12/29~1/3)、センターの指定する日は除 きます。 ③必要書類 ア)申込書類 ・廃棄物埋立処分契約申込書(がれき類・陸上残土用) ・(運搬業者) ・(車両登録) ・ (発生工程) イ)添付書類 ・自動車検査証の写し(必要に応じて空車重量計量票、申立書、車両写真) ・搬入ルート図 ・工事請負契約書の写し及び元請であることの申立書 ・産業廃棄物収集運搬業許可証の写し(運搬を委託する場合) ※申込書様式等は当センターのホームページから取り出せます。 (3)契約 ①受付場所 申込みをされた場所で受け付けます。 ②受付時間 申込みと同じ時間、営業日です。 ③必要書類 ・契約書(必要な収入印紙を貼付したうえ押印したもの。複数枚の場合、ページの継ぎ目 に割印が必要) ・精算金受入口座届出書 6 受入検査 搬入に際しては、必要な目視検査(全数検査)、展開検査、化学分析等を行います。検査の結果、 搬入廃棄物が契約廃棄物と異なる場合や受入基準に適合しない場合は、センター職員の指示によ り搬入廃棄物を持ち帰りいただくとともに、以後の搬入を停止し、委託契約を解除することがあ ります。 7 その他 その他の事項はセンターで定める、 「受入の手引」のとおりとします。 (ご参考) 1.石綿含有廃棄物等処理マニュアル(平成23年3月 環境省) http://www.env.go.jp/recycle/waste_law/kaisei2010/attach/no110331001_an.pdf 2.建築物の解体等に伴う有害物質の適切な取扱い(建設副産物リサイクル広報推進会議) http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/region/recycle/pdf/fukusanbutsu/asbest/yuugai.pdf
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