平成21年度 全学共通科目 *1!授業コード(必須) 030107 *2!授業科目名 数学 D イ *3!授業科目名(英文) Mathematics Da *4!講義題目 線形代数 *5!講義題目(英文) Linear Algebra *6!教員名 野田 茂(工学部) *7!単位数 2 *8!時間割 前期月曜 1 時限 *9!科目区分 共通科目 *10!対象年次及び学科 1 年次・全学共通科目 *11!関連授業科目 数理演習Ⅰ(学部開設科目:工学部安全システム建設工学科) *12!履修推奨科目 なし *13!授業概要 線形代数は,工学の専門知識を吸収する上で重要な数学の基礎体系である.特に建設系 学生にとって欠かせない線形代数には,言葉以上の言葉がある.本講義では,線形空間に おける線形独立と線形従属の概念,行列と行列式の定義・性質・演算法則を学ぶ.行列の ランク,連立1次方程式の一般解法,逆行列の計算法,行列式の展開,Cramerの公式など, 固有値解析に必要な基本的事項について詳述する. *14!授業の目的・到達目標 連立1次方程式の一般解法,固有値解析に必要な行列・行列式の計算法に関連した線形代 数をマスターすることが授業の最終目標である. *15!授業及び学習の方法 教科書を用いた講義を中心に行う.講義には必ず出席し,予習・復習を心がけること. 演習も適宜導入するが,演習に対する指導は別途設定した時間(学部開設科目:数理演習 Ⅰ)において行われる.参考図書にはわかりやすく,親しみやすい演習問題が精選されて いる.授業の際にはこの中から例題を取り上げることがある. *16!成績評価の方法と基準 小テスト(満点を10点に換算),中間試験(満点を45点に換算),期末試験(満点を45 点に換算)の成績を基に単位認定を行う. *17!授業計画 第1回 線形空間,線形独立と線形従属 第2回 基底と次元 第3回 線形空間の写像と行列 第4回 行列の定義と演算法則 第5回 逆行列と行列の階数 第6回 連立1次方程式と掃出し法 第7回 連立1次方程式の一般解法 第8回 正則行列と逆行列の計算 第9回 行例計算のまとめ 第10 回 中間試験 第11 回 行列式の定義と性質 第12 回 行列式の展開(1) 第13 回 行列式の展開(2) 第14 回 逆行列とCramerの公式 第 15 回 行列式計算のまとめ *18!教科書 青木利夫・大野勝寛・川口俊一著:改訂線形代数要論,培風館,1,680 円(生協の書籍 部にて購入) *19!参考書 寺田文行・木村宣昭著:基本演習線形代数,サイエンス社,1,785 円(生協の書籍部に て購入) *20!オフィスアワー 授業の際には積極的に質問して欲しい.授業の際に質問できなかったことは随時研究室 (工学部2号館3 階2315室)において,あるいは電子メール([email protected])に て受け付ける. *21!履修上の注意 線形代数に対する理解の浅い学生諸君が学部開設科目を受講して専門力を養うのに苦労 することがある.線形代数は数学の中でも基礎中の基礎であることを自覚して学んで欲し い.
© Copyright 2024 ExpyDoc