― 三田市の学校・園における食育推進計画 ―

食
育
標
語
※食生活をふりかえってみましょう。
あさ
た
げんき
ばい
朝ごはんを しっかり 食べて 元気100倍!
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副菜
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三田市の学校・園における食育推進計画 ―
主菜
朝ごはんを食べるために、早寝、早起きをしている
主食(ごはん、パン、めんなど)を食べている
主菜(主なおかず:さかな、だいず、肉など)を食べている
副菜(やさいのおかず)やくだものを食べている
みそ汁やスープ、牛乳などをのんでいる
概 要 版
主食
汁物
あじ
やさい をおいしく味わって 「いただきます」
□ すきなやさいがある
□ ごはんを食べるとき、やさいのおかずも食べている
□ やさいをよくかんで食べている
さんだ
めぐ
「ごちそうさま」三田の恵み で すくすく 元気
□
□
□
お米ひとつぶを
大切に残さず
「ぱくぱくさんだ」
げんき
食べたいな。
三田でとれる食べものを知っている(米、三田牛肉、黒豆、太ねぎ、三田うど・・・)
「地産地消(ちさんちしょう)」ということばを知っている
三田の恵み・旬(しゅん)を味わっている
※「地産地消」とは、地域で生産された食べ物
「コメルン」
を地域の人が消費する(食べる)こと
和食
農林水産省HPより参照
日本人の伝統的な食文化
和食がユネスコ無形文化遺産に登録されました。「和食」のよさを知り、未来に受け継いでいきましょう。
○ 多様で新鮮な食材そのものの味を生かす
日本は南北に長く、豊かな自然に恵まれています。自然を
尊重し、四季折々の旬の
食材を取り入れています。
各地で地域に根ざした多
様な食材が使われ、素材
の味を生かす調理法が発
達しています。
三田の田園、里山風景
○ 自然の美しさや季節の移ろいを食であらわす
○ バランスがよく、健康的な食生活
ごはんを中心に汁、おかずを組み合
わせる日本の食事スタイル(一汁三
菜)は栄養バランスがととのいやすく、
昆布や鰹節、煮干しなどの「だし」の
「うま味」を上手に使って、塩分や油
の少ない食生活ができます。
「今年もおいしく実りました」
をキャッチフレーズに、
「ウマイもんズ」
○ 正月などの年中行事とのかかわり
日本の食文化は、年中行事
と密接に関わって育まれてき
ました。自然の恵みである
「食」を分け合い、ともに食
べることで、家族や地域のき
ずなを強めます。
食事の場で、自然の美しさや四季
の移り変わりを表現することも和食
の大きな特徴です。季節の花や葉を
あしらったり、器や料理の飾りつけ
を工夫したりして、季節感を楽しみ
ます。
「ほうらいさん」
三方に米、干し柿、勝栗、かやの実、昆布、橙などをのせたもの
「MOTTAINAI」の言葉
ワンガリ・マータイさんはMOTTAINAIキャンペーンを広めた人です。日本語の「もった
いない」は資源の有効活用の3R[Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リ
サイクル)]をひとことで表す言葉であり、さらに命の大切さや、かけがえのない地球資源に対す
るRespect(リスペクト;尊敬の念)という意味も込められています。環境にやさしい活動は、ふ
だんの生活の中で、あたりまえに意識されにくいものです。食べ残しを減らす、マイおはしに取り
組む、食べものを大切にする・・・これらは、私たちが身近にできることではないでしょうか。
三田市の幼稚園、小・中学校における食育に計画的・継続的に取り組むため、市食育推進
計画に基づき「三田市の学校・園における食育推進計画 -さんだっ子 食べチャオ!食育
推進計画-」を策定しました。
様々な食の学びを通して、食の基礎・基本となる内容の定着を心がけ、子どもたちが、食
に関する知識と食を選択する力を習得し、健全な食生活を実践できることをめざし、食育推
進に取り組みます。
学校・園、家庭、地域、行政が連携・協働して食育を推進していきます。
いつでも、どこでも、だれでも、
『やさしい食育』をすすめていきましょう!
野菜をおいしく食べましょう
食の体験的な学びを積み重ねて、
「食を楽しみ 食でつながり
よりよく生きる さんだっ子」を育てます。
三田の恵みを味わいましょう
しっかりと生活リズムをととのえましょう
実
食に関する知識
食を選択する力
いっしょに「食」を楽しみましょう
※“食べチャオさんだ!”は、三田市教育委員会で
すすめている食育推進事業の合言葉です。
委員会活動で
呼びかけています。
三田市教育委員会
基礎 ・ 基本
践
食育のキャッチフレーズ
食育とは?
①生きる上での基本であって、知育、徳育、体育の
基礎となるべきもの
②様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」
を選択する力を習得し、健全な食生活を実践する
ことができる人間を育てること
食育基本法より
1日に食べたい野菜の量は、およそ350グラムです。
※ 「健康日本21」では、1日の野菜
摂取量の目標は350g以上です。
☞ ゆでたり、煮たり、
☜ 生野菜なら、両手
炒めたりした野菜
なら片手に山盛り
に山盛り
=めざす子ども像=
◆生活リズムをととのえ、からだによい食べ方ができる子
【食べ方】
について
緑黄色野菜
(1日量の1/3)
給食1食分
のめやす
※ 京都市HP 「京・食ねっと」より引用
その他の野菜
(1日量の2/3)
1日量の1/3
※ その他の野菜に
きのこを含みます。
(バランスのよい食事・食事のマナー・食事を楽しむ)
◆食の大切さがわかり、感謝と思いやりの心をもつ子
日々の「食」の営みは、私たちが生きていくうえで欠かせない
ものです。喜びや楽しみを与えてくれる「食」は、心を豊かにし、
からだを大きく成長させ、生きる力を育みます。
食卓は、大切なコミュニケーションの場となります。そこで、
食事のマナーや生きる知恵を学んでいます。いっしょに食べる人や
家族と食事を楽しみましょう。
いいね~!旬の食べものは、とっても
新鮮でおいしいから、楽しみだなぁ。
今日は、三田の
おいしいお米を
炊いたよ!
について 学ぶ
➣ 食の大切さに気づく(食品表示・残さず食べる)
➣ 食を大切にする心をもつ(生産・感謝・郷土食・食文化)
◆三田の恵みをかみしめ、心豊かに生きることができる子
【ふるさと】三田
給食だけで1日分の量をすべて
補うことはできません。家庭の食事で
もっと野菜を食べましょう。
学ぶ
➣ 基本的な生活習慣を身に付ける(早寝、早起き、朝ごはん)
➣ からだによい食べ方ができる
【食べもの】
野菜の割合は・・・
①様々な食育実践を通して「食」の大切さを
学んでいきます。
・野菜の栽培、収穫体験、調理経験
・食に関する指導
・学校給食を活用した指導 等
②学校・園、家庭、地域、行政(食に関係する機関)
が連携・協働して食育を推進していきます。
=基本目標=
野菜には、味や香りがよくて一番おいしい「旬」があります。栄養価も
高い旬のものを選び、いろいろな野菜を組み合わせて食べましょう。
☆ 自分の手の大きさではかろう!
この量が、1食分のめやすです。
共に食育を推進しましょう!
について 学ぶ
今度は、三田
牛肉のおかずが
食べたいわぁ~
給食でも、大好きな三田
の特産物がでたよ。
➣ ふるさと三田の恵みを通して学ぶ
「野菜嫌いな人へ」
(特産物・地産地消・人とのつながり・感謝)
「おいしそうだな」
母子茶
わがまち三田は、豊かな自然・気候・風土に恵まれ、田園・里山風景は、より
よく心豊かに生きていく三田っ子を育てる力をもつ財産です。ふるさと三田の
恵みを味わい、人や地域とのつながりを深めていきましょう。
しっかり食べて、心も
からだも元気もりもり!
「三田の子どもたちへ」
学校給食では、三田でとれる米や
季節の野菜を使う地産地消を推進し
ています。また、三田牛肉献立が登
場します。三田牛肉や三田の食材の
おいしさのひみつは、寒暖の差が大
きい気候や澄みきった空気、武庫川
水系から引くミネラルをふくむ水に
あります。先人から受け継いだ味を
大切に、味わいましょう。
心とからだの健やかな成長には、規則正しい食習慣や生活習慣が密接に関連しています。早寝、早起き、
朝ごはんで生活リズムをととのえることは、自立した学習習慣の形成につながり、将来の自分の健康をつ
くる基礎となります。ふんばれる子、目標に向かって進める子、かしこく考える子・・・・自立してたくまし
く心豊かに生きることができる自分をめざし、「朝ごはんを食べること」からはじめましょう。
三田米
黒豆の
枝豆
朝ごはんの金メダル※をめざして、できることからはじめましょう。
○ まず、何かを食べましょう!
※金メダルとは、1回の食事に
ごはん(主食)とおかず(主菜と
副菜)をそろえる食べ方です。
「食べる」習慣をつけましょう。
太ねぎ(極太くん)
○ 次に、もう一品ふやして食べましょう!
主食(ごはん・パン)に、汁物や季節の果物を食べて
バランスアップしましょう。
三田うど
○ さらに、食事のバランスをととのえて食べましょう!
「元気三田
食べ物グループ」
主食+主菜(魚や肉など主なおかず)+副菜(野菜のおかず)+汁物
をそろえて食べるバランスのよい食事をめざしましょう。
※ リーフレットに掲載している「食育の標語、絵画、キャラクター、絵手紙」は“食べチャオさんだ!”食育推進事業の応募作品です。