カルシウム系スケール洗浄剤 シェリパーク Y 硫酸カルシウム系スケール洗浄剤 シェリパーク C 機能化学品事業部 営業開発課 営業/大阪 〒550-8668 大阪市西区新町 1-1-17 Tel 06-6535-2542 Fax 06-6535-2544 営業/東京 〒103-8355 東京都中央区日本橋小舟町 5-1 Tel 03-3660-5901 Fax 03-3660-5908 スケール洗浄剤 取 扱 上 の 注 意 事 項 ◆ 本洗浄する前にあらかじめ予備試験を行なって下さい。 ◆ 発泡する場合は、消泡剤(例えばシリコン系など)を添加して下さい。 ◆ 本薬剤は、中性水溶液で安全性には配慮していますが、工業用の水処理薬品です。取扱には ゴム手袋、保護メガネを着用し、目や皮膚に直接触れないよう十分に注意して下さい。 誤って目や皮膚などに付着した場合は、水でよく洗い流して下さい。 ◆ 周囲に樹木などがある場所での使用には、飛散水がかからないようビニールシートで覆うなど の処置を行ない、周囲に十分注意してご使用下さい。 ◆ 長期の保管はお避け下さい。又、希釈した薬剤の長期保管もお避け下さい。 ◆ 小児の手の届く所には置かないで下さい。 ◆ 空容器は、飲料用に使用しないで下さい。 ◆ ご使用になった本薬剤に新しい薬剤を補充して使用する方法は、薬剤の性能面からもお薦め 出来ません。新しい薬剤と交換してお使い下さい。 ◆ ご使用上で何らかの不都合が感じられた時は、直ちにご使用を中止して下さい。 ◆ 安全データシート(MSDS)をご参照下さい。 カルシウム系スケール洗浄剤 シェリパーク Y 概 要 給排水系にはいろいろありますが、とりわけ熱交換系の配管にはスケールが付着して伝熱効果・冷却効果を著 しく阻害してしまいます。このスケールは、水の濃縮や金属表面の腐食、水の中に含まれる無機物質などによっ て、金属酸化物スケール・ケイ酸スケール・炭酸カルシウムのような難溶性無機物質を生成し、配管表面に付着 します。このようなスケールが成長する事によって水の流れを止めてしまう事もありますので、スケールの除去 作業は、欠かせない重要な仕事の一つとなっております。 炭酸カルシウム系のスケールは、主に空気中の炭酸ガスが水に溶け込み、水中のカルシウムイオンと結合して 生成されます。シェリパーク Yは、この炭酸カルシウムを主成分としたスケールに浸透して、崩壊及び溶解させ 除去する事を目的としています。 特 長 有効成分・包装・参考データ 炭酸カルシウム系(酸化カルシウム系) スケールを除去します。 外 水溶性です。 観 無色ないし褐色液体 pH 6.0∼7.0 中性である為、安全性・作業性に優れ、廃液を中和 する手間がかかりません。 比 重 (20℃) 約 1.12 ほとんど臭いがありません。 炭酸カルシウム溶解量 CaCO3 として 約70mg/g 粘 度 (20℃) 10 cps 以下 即効性です。 BOD 10 ppm 防蝕効果があます。 COD 250 ppm SUS304 保護膜を形成 ダフピッチ銅板 保護膜を形成 アルミニウム板 2.4 mg/d ㎡/day 使用方法 包 装 20 kg Q/T * * Q/T → キュービテナー アプリケーション シェリパークYを原液もしくは10倍程度希釈して 使用して下さい。 スケールの溶解速度を上げたい時は、加温して下さ い。又、さらに効率を上げるためには、水を循環さ せて下さい。 発泡する場合は、消泡剤(シリコン系など)を添加 ★ ボイラー ★ 熱交換機 ★ クーリングタワー ★ ストレーナー ★ 配水管 して下さい。 洗浄液を再使用する場合は、懸濁物や固形物を除去 して下さい。 洗浄前 洗浄後 排 水 方 法 ◆ 洗浄した廃液を、養魚池・農業用水路・飲料 水源地へ直接排水する事は出来ません。 ◆ 河川や下水に排水する場合は、多量の水で 20倍程度希釈してから排水して下さい。 硫酸カルシウム系スケール洗浄剤 シェリパーク C 概 要 シェリパーク Cは、逆浸透式淡水化装置などに付着する硫酸カルシウムを主成分にしたスケールや、石膏系鋳 型を使用する鋳造物に付着した石膏に浸透し、崩壊及び溶解させて除去する事を目的としています。 特 長 有効成分・包装・参考データ 従来は石膏を単に崩壊させて洗い流していた為、崩 壊した石膏が沈殿していた。しかし、本品は石膏を 完全に溶解させてしまう為、沈殿は生じません。 石膏を溶解させる際に発泡し、液に攪拌作用が生ま れ溶解速度が上がります。 液の交換時期が目で確認出来ます。 溶解物が石膏の場合は、泡が出なくなった時点が 液の交換時期です。 中性である為、安全性・作業性に優れ、廃液を中和 する手間がかかりません。 洗浄処理後も水溶状ですので鋳造物の水洗いが極め 外 観 無色又は微黄色澄明液 pH 8.0 ∼ 9.0 石 膏 溶 解 量 CaSO4・2H2O 約 92mg/g 比 重 (20℃) 約 1.16 粘 度 (20℃) 10 cps 以下 BOD 20 ppm COD 150 ppm 包 装 20 kg Q/T * * Q/T → キュービテナー アて容易です。 石膏以外に、炭酸カルシウム、シュウ酸カルシウム、 アプリケーション リン酸カルシウム等も溶解させます。 ★ 逆浸透式淡水化装置 防 蝕 性 ★ 熱交換機 SUS304 3 mg/d ㎡/day 熱間圧延鋼板 1,120 mg/d ㎡/day 燐 青 銅 3 mg/d ㎡/day 使用方法 ★ イオン交換樹脂 ★ ストレーナー ★ 製紙工場設備 シェリパークの排水方法 シェリパークCを原液もしくは10倍程度希釈して 使用して下さい。 石膏付着物を浸漬させて下さい。泡を発生し付着し た石膏を溶解していきます。 50℃∼60℃まで加温しますと溶解速度が上がり ます。 泡の発生が弱くなったときは、溶解能力が極わずかしか 残っておりませんので、新しい液と入れ替えて下さい。 ◆ 洗浄した廃液を、養魚池・農業用水路・飲料 水源地へ直接排水する事は出来ません。 ◆ 河川や下水に排水する場合は、多量の水で 20倍程度希釈してから排水して下さい。
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