証券コード 8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ MUFGの経営戦略 2012年2月 本書には、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下「当社」という)およびそのグループ 会社(以下「当グループ」という)に関連する予想、見通し、目標、計画等の将来に関する記述が 含まれています。 これらは、当社が現在入手している情報に基づく、本書の作成時点における予測等を基礎と して記載されています。また、これらの記述のためには、一定の前提(仮定)を使用しています。 これらの記述または前提(仮定)は主観的なものであり、将来において不正確であることが判明 したり、将来実現しない可能性があります。 このような事態の原因となりうる不確実性やリスクは多数ありますが、これらに関する追加情報 については、当社の決算短信、有価証券報告書、ディスクロージャー誌、アニュアルレポートを ご参照下さい。 なお、本書における将来情報に関する記述は上記のとおり本書の日付(またはそこに別途明記 された日付)時点のものであり、当社は、それらの情報を最新のものに随時更新するという義務 も方針も有しておりません。 また、本書に記載されている当社ないし当グループ以外の企業等にかかわる情報は、公開情報 等から引用したものであり、かかる情報の正確性・適切性等について当社は何らの検証も 行っておらず、また、これを保証するものではありません。 なお、本書の計数は日本会計基準ベースの数値を使用しています。 目 次 はじめに z モルガン・スタンレーとの戦略的提携 20 z 経済環境 4 z 個人向け事業 21 z 欧州周縁国へのエクスポージャー 5 22 z MUFGの業績 6 z グローバル・アセット・マネジメント (資産運用・管理)事業 z MUFGの世界ランキング 7 MUFGの強み 投資家の皆さまへ z 資本政策の考え方 24 z 健全な自己資本の維持・充実 25 z 高いグループ総合力 9 z 充実したネットワーク 10 z 配当金の推移 26 z 強固な顧客基盤 11 z 末永くご支持いただくために 27 z 健全な資産と強固な資本基盤 12 z 株主優待制度「MUFG株主倶楽部」 28 z コミュニケーション機会の拡大 29 z CSR経営 30 z MUFGのめざす姿 31 経営戦略 z 中期経営計画の概要 14 z 成長戦略を支える主要な事業 15 z 海外事業 16 ご参考 2 はじめに MUFGの強み 経営戦略 投資家の皆さまへ 3 経済環境 z 世界経済は、欧州債務問題が重荷となり、欧米先進国を中心に総じて低調。ただし、アジア など新興国は欧米低迷の影響を受けつつも、内需が景気を下支え z 日本経済は復興需要に牽引されて回復を続ける見通しながら、一段の円高等のリスク残存 実質GDP成長率の推移*1 世界経済見通し*2 (前期比年率、%) 10 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 (実績) (実績) (実績) (見込み) (見通し) 5 日本 ▲1.0% ▲5.5% 4.4% ▲0.8% 2.5% 米国 ▲0.3% ▲3.5% 3.0% 1.7% 1.8% ユーロ圏 0.3% ▲4.2% 1.8% 1.6% 0.1% アジア*3 7.2% 9.3% 7.5% 7.4% 0 ▲ 5 ▲ 10 ▲ 15 ▲ 20 2006年 日本 米国 ユーロ圏 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 *1 内閣府統計、Bloombergより三菱東京UFJ銀行経済調査室作成 6.2% *2 三菱東京UFJ銀行経済調査室作成(2011年12月) *3 以下の10カ国・地域が含まれる。 中国、韓国、台湾、香港、シンガポール、インドネシア、マレーシア、タイ、 フィリピン、インド 4 欧州周縁国へのエクスポージャー z 欧州周縁国向け実質リスクベースのエクスポージャー残高(三菱東京UFJ銀行連結) は、総資産に対し限定的 11/12末エクスポージャー残高(三菱東京UFJ銀行連結) 11/9末残 エクスポージャー残高 ¾ ソブリン向けはゼロ 11/12末残 スペイン 約64億ドル 約57億ドル イタリア アイルランド 約54億ドル 約3億ドル 約54億ドル 約3億ドル ポルトガル 約6億ドル 約5億ドル ¾ 9割以上は一般事業法人向け与信および ストラクチャードファイナンス ~スペイン、イタリア向けエクスポージャーは 電力・ガス・通信などのインフラ業種が中心 ギリシャ 約3億ドル 約3億ドル ¾ 金融機関向け与信は限定的 約130億ドル 約122億ドル 合計 11/12末保有国債残高(MUFG) 11/9末残 保有国債残高 11/12末残 スペイン 約9億ドル 約8億ドル イタリア 約32億ドル 約27億ドル - - 0億ドル 0億ドル - - 約41億ドル 約35億ドル アイルランド ポルトガル ギリシャ 合計 ¾ CDSヘッジ勘案後のエクスポージャー残高合計は 約115億ドル ¾ ギリシャ・アイルランド国債の保有はなし ¾ ポルトガル国債はトレーディング勘定で極めて 少額の保有あるも全額ヘッジ済み ¾ スペイン・イタリア国債の大半は満期保有目的 5 MUFGの業績 z 厳しい経済環境のなか、業績は順調 z MUFG発足以来、最高の純利益を計上 (億円) 15,000 z 持分法投資損益として、モルガン・スタ 経常利益 当期純利益(▲は損失) 12,000 ンレーの7-9月期収益のうち、MUFG 持分相当(22.4%)を、MUFGの1012月期収益に反映 14,500 12,314 z モルガン・スタンレーの持分法適用関連 10,290 会社化に伴う負ののれん2,906億円を 4-6月期収益に計上 9,000 6,464 6,366 5,456 6,000 9,000 8,158 5,830 3,887 3,000 828 0 第3四半期実績 ▲2,569 ▲ 3,000 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 (目標) 6 MUFGの世界ランキング z 世界の民間金融機関の中で、預金残高、貸出残高ともトップクラス 預金残高ランキング 預金残高 (兆円) 順位 順位 金融機関名 貸出残高ランキング 金融機関名 貸出残高 (兆円) 1 中国工商銀行 150.2 1 中国工商銀行 91.4 2 中国建設銀行 123.3 2 サンタンデール 84.6 3 三菱UFJフィナンシャル・グループ 122.4 3 HSBC 83.6 4 中国農業銀行 121.0 4 三菱UFJフィナンシャル・グループ 78.3 5 HSBC 106.3 5 BNPパリバ 78.2 6 中国銀行 100.3 6 ロイズバンキング 76.0 7 JPモルガン・チェース 84.5 7 中国銀行 75.8 8 バンク・オブ・アメリカ 83.7 8 中国建設銀行 74.6 9 三井住友フィナンシャルグループ 81.4 9 バンク・オブ・アメリカ 72.8 みずほフィナンシャルグループ 77.7 10 ING 68.8 10 (注)金融機関預金を除く (注)貸倒引当金を除く 出所:各社決算資料に基づき三菱東京UFJ銀行経済調査室作成 (2011年6月末) 7 はじめに MUFGの強み 経営戦略 投資家の皆さまへ 8 高いグループ総合力 z 主要な金融分野に強力な子会社を展開 持株会社 MUFG (8306) 総資産 215.9兆円 総貸出 79.5兆円 総預金 121.5兆円 (2011年9月末) 約12万人 従業員数 (2011年3月末) 三菱東京UFJ銀行 三菱UFJ信託銀行 三菱UFJ証券 ホールディングス 三菱UFJニコス 三菱UFJリース* 証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 資産運用 三菱UFJ投信 国際投信投資顧問 消費者金融 / 信販 アコム ジャックス* 不動産 三菱UFJ不動産販売 プライベートバンキング 三菱UFJメリルリンチPB証券 ベンチャーキャピタル 三菱UFJキャピタル ネット証券 カブドットコム証券 調査・コンサルティング 三菱UFJリサーチ& コンサルティング モバイルネット銀行 じぶん銀行* 海外 ユニオンバンカル・ コーポレーション * 持分法適用関連会社 9 充実したネットワーク z 東日本・中部・西日本にバランスのとれた国内拠点網 z 世界40カ国以上をカバーする、わが国金融グループNo.1の海外拠点網 国内拠点 海外拠点 中部 リテール:149 法人:68 東日本 565 西日本 リテール:230 法人:103 333 リテール:420 法人:145 欧州、中近東、 アフリカ 35 217 55 アジア、 オセアニア 30 406 米州 ユニオンバンク 注:拠点数は、三菱東京UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の合計 (カ店) 800 (銀行+信託銀行 国内本支店数比較) 728 451 (銀行+信託銀行 海外拠点数比較) 79 434 400 0 (拠点) 100 38 50 MUFG みずほFG 三井住友FG 注:バーチャル店舗等を除く 0 MUFG 34 みずほFG 三井住友FG 注:支店、出張所、駐在員事務所の合計 (2011年9月末) 10 強固な顧客基盤 z 個人4,000万口座、法人50万社にのぼる圧倒的な顧客基盤 z 特に個人預金残高は64兆円と他の金融グループを凌駕 国内預金残高* (兆円) 連結貸出残高 (兆円) 預金残高 90 120 105.7 79.5 うち個人預金残高 100 80 64.8 62.9 みずほFG 三井住友FG 60 71.4 69.4 61.7 60 36.4 40 37.1 30 20 0 MUFG 0 みずほFG 三井住友FG MUFG 出所:各社公表値に基づく (2011年9月末) * MUFG:三菱東京UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行の単体合算、みずほFG:みずほ銀行、みずほコーポレート銀行、みずほ信託銀行の単体合算、三井住友FG:三井住友銀行単体 11 健全な資産と強固な資本基盤 z 規律ある資産管理により、不良債権比率は低水準を維持 z 国際的に規制強化が図られるなか、自己資本比率は十分な水準を確保 連結自己資本比率・Tier1比率*2 不良債権残高*1 (兆円) 4 (%) 3.33% 不良債権比率 3 自己資本比率 14.87 3.00 14.89 15.42 15 2.07% 13.04 1.50% 1.46% 2 1.68% 1.74% 11.19 1.15% 1.24% 1.82 10.63 1.34 1.32 1.05 11.77 1.43 1.46 11.33 10 1.18 7.60 1 7.76 Tier1比率 5 0 05/3末 06/3末 07/3末 08/3末 09/3末 *1 三菱東京UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行の単体合算 10/3末 11/3末 11/9末 08/3末 09/3末 10/3末 11/3末 11/9末 *2 株主資本(資本金・剰余金など)を中心とした中核的な自己資本の、リスク・アセット に対する割合 12 はじめに MUFGの強み 経営戦略 投資家の皆さまへ 13 中期経営計画の概要 z 2009年4月に、2011年度までの3カ年にわたる中期経営計画をスタート z 最終年度となる今年度は、「中期経営計画の総仕上げ」また「次期中期経営計画の 橋渡し」として成長戦略をさらに加速 2009年度 危機管理と飛躍への準備 ① 新たな自己資本規制への 対応 ② 経営効率化 2011年度 2010年度 成長戦略の加速 ① 重点事業領域の成長促進 ② 効率性の維持・向上 ③ 保有株式の削減 ③ 保有株式の削減 ④ 健全な自己資本の維持・充実 ④ 安定的株主還元の確保 ⑤ 株主価値の向上 ~安定的株主還元の確保・株主還元の充実 14 成長戦略を支える主要な事業 z アジア・北米を中心とする海外事業 z モルガン・スタンレーとの戦略的提携 z 個人向け事業 z グローバル・アセット・マネジメント (資産運用・管理)事業 15 海外事業 z 海外事業は、粗利益全体の約20%を占め、今後さらに拡大をめざす z 国際部門の粗利益は、アジアを中心に順調に増加 地域別粗利益の推移* 部門別粗利益 (2011年中間期) (億円) 2,000 1,970 1,816 1,636 市場部門他 20% 1,620 855 アジア 1,500 個人 35% 受託財産 4% 758 642 681 1,000 国際 17% 国内法人 24% 564 548 506 447 432 494 2009年下期 2010年上期 2010年下期 590 米州 500 525 欧州 0 18,479億円 2011年上期 * UNBCを除く三菱東京UFJ銀行連結ベース 為替レート:業務計画レート(1ドル=95円、他) 16 海外事業~アジア① z アジア地域の粗利益は引き続き堅調に増加。各地域でバランス良く収益を確保 アジア地域の粗利益*1*2*3 推移 アジア地域別粗利益*3 (億円) 800 オセアニア 7% 韓国 9% 600 インド 9% 中国・香港・台湾 38% 400 年平均成長率+26% (除く預金収益) 200 アセアン*4 37% 0 07年上期 08年上期 09年上期 10年上期 11年上期 *1 除く預金収益 *2 業務計画レート(1ドル=95円、他) *3 三菱東京UFJ銀行連結 *4 シンガポール、インドネシア、タイ など 17 海外事業~アジア② z 邦銀No.1のネットワークを活かし、アジアの高成長を取り込み z 中国、インド拠点への出資やネットワーク拡充などさらなる成長に向け布石 拡大するインド事業 外銀トップレベルの中国事業 強固な事業基盤 拠点の業容拡大 ¾ 2010年9月に15億元を増資 ¾ さらなる拠点の拡充をめざす(許認可含め現在16拠点) ・ 2011年開設 ~上海虹橋出張所(3月)、青島支店(8月) 北京経済技術開発区出張所(12月) ・ 開設準備認可取得 ~武漢支店(2011年8月)、瀋陽支店(2012年1月) ¾ インド拠点の収益*は、過去5年、年平均50%の高成長 *オフショア分収益を含む ¾ 2010年1月、12月に合計約300億円増資し、資本金 は460億円相当に ¾ 現在の3拠点に加え、拠点新設を検討 アジア主要国の実質GDP成長率*1 (2012年見通し) 外銀中国拠点との収益比較(2010年度) 648 (億円) 粗利益 9.0% 47 7.8% 業務純益 500 33 2.5% 302 250 32 5.2% 414 アジア・オセアニア地域の 拠点数 119 114 158 61 13 0 三菱東京UFJ銀行 HSBC 出所:各社公表資料 換算レートはRMB=14.03円 Citi JP Morgan 中国 *2 *3 インド アセアン 日本 *1 三菱東京UFJ銀行経済調査室作成 *2 年度(4月-3月)ベース *3 インドネシア、マレーシア、タイ、フィリピン 三菱東京 みずほコーポ 三井住友 UFJ銀行 レート銀行*4 銀行 *4 *4 各ホームページより作成 18 海外事業~北米 z 最大の金融マーケットである北米でプレゼンスを拡大 z 三菱東京UFJ銀行とユニオンバンクの連携や出資・提携を通して成長 事業のポイント ユニオンバンク 三菱東京UFJ銀行とユニオンバンクの連携強化 ¾ プロジェクトファイナンスにおいてMUFGのブランドを使用して 共同マーケティング →2011年米州プロジェクトファイナンス・ランキング1位(2年連続) 順位 アレンジャー* 1 三菱UFJフィナンシャル・グループ 組成額(百万㌦) 件数 昨年 ランキング 4,718.8 46 1 2 みずほFG 2,460.4 23 6 3 ING 1,941.3 20 4 (出所)Project Finance International *案件を組成する金融機関 (100%出資) ¾ サンフランシスコに本店を置き、個人取引から 米系・日系企業を含む法人取引まで、さまざまな 金融サービスを提供 ¾ 総預金量は米国22位 (2011年9月末) ¾ 2011年1-9月期は、純利益6.4億ドルを計上 総資産 840億ドル ¾ 法人預金・CMS(資金管理)分野でも、シェア拡大をめざして 連携強化 ¾ 三菱東京UFJ銀行の米州本部とユニオンバンクを傘下に置く 擬似持株会社を設立し、米国事業の一体的経営管理体制を 構築 出資・提携戦略 ネットワーク 406拠点 従業員数 約11,000人 ¾ ユニオンバンクが地銀2行の資産・負債を買収 ¾ 優良投資機会には今後も積極的に対応 (2011年9月末) 19 モルガン・スタンレーとの戦略的提携 z 優先株式の普通株式転換により、モルガン・スタンレーとの提携をさらに強化 z コーポレートファイナンス分野における協働で着実な成果 協働実績 戦略的提携の歩み 2008年10月 モルガン・スタンレーに90億ドルを優先 株式にて出資 2009年 3月 モルガン・スタンレーに取締役1名を派遣 2009年 7月 米国に共同でローンマーケティング会社を 設立 2010年 5月 三菱UFJモルガン・スタンレー証券と モルガン・スタンレーMUFG証券を設立 2011年 6月 優先株式を普通株式に転換 zモルガン・スタンレーはMUFGの関連 会社に(議決権比率 約22.4%) zモルガン・スタンレーへの派遣取締役を 2名へ増員 国内M&A助言業務 順位 証券会社 1 野村證券 2 案件数 金額(百万㌦) シェア(%) 126 79,377 51.9 ゴールドマン・サックス 23 37,657 24.6 3 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 69 34,053 22.2 4 JPモルガン 18 32,968 21.5 11年1月~12月。日本企業関連公表案件ベース、取引金額ベース(不動産案件を除く) 出所:Thomson Reutersより三菱UFJモルガン・スタンレー証券作成 米国シンジケート・ローン (協調融資) 順位 1 2 3 4 5 7 14 証券会社 JPモルガン バンクオブアメリカ・メリルリンチ シティ ウェルズファーゴ MUFG + モルガン・スタンレー MUFG* モルガン・スタンレー* 案件数 600 688 267 519 189 152 37 金額(百万㌦) シェア(%) 748,258 703,640 512,708 349,960 212,670 164,295 48,375 18.7 17.6 12.8 8.8 5.3 4.1 1.2 11年1月~12月 出所:Loan Pricing Corporationリーグテーブルより三菱東京UFJ銀行作成 * Loan Marketing Joint Venture以外の米国内の貸出も含む 20 個人向け事業 z 個人の預金口座数4,000万、総預り資産残高90兆円をベースに、ライフステージに 合わせた多様なニーズに応える商品を提供 多様なニーズに応える商品・サービス 資産運用 ¾ 「貯蓄から投資へ」の流れを受けて、投資信託、金融商品仲介に よる証券商品など多様な商品を提供 保障 総預り資産残高の推移 (兆円) 90 80 ¾ 個人年金保険から医療・介護保険まで幅広い商品を提供 相続・資産承継 70 ¾ 三菱UFJ信託銀行が「受取安心信託」を販売開始 お借り入れ ¾ 三菱東京UFJ銀行カードローン 「バンクイック」は順調に残高増加 クレジットカード 60 0 08/3末 09/3末 預金等 年金保険 その他(証券等) 10/3末 11/3末 11/9末 投資信託 金融商品仲介 ¾ 三菱UFJニコス「銀聯カード」発行開始 ネット・モバイルサービス ¾ 「じぶん銀行」が本邦初となる中国人民元預金を取扱開始 ¾ カブドットコム証券と三菱東京UFJ銀行との連携強化 21 グローバル・アセット・マネジメント (資産運用・管理) 事業 z 国内の事業基盤をさらに固めるとともに、海外運用ニーズへの対応と海外市場への 展開を進める 海外運用商品の拡充 ¾ 新興国・アジアへの投資ニーズに応えるべく、 自社/提携先運用商品を活用し商品ライン アップを充実 ▶ 新興国市場での運用に強みを 持つアバディーン社(英国・独立系 大手)を関連会社化 ▶ 同社個人向け投資信託の販売を 三菱UFJ信託銀行にて開始 (2010年12月) ▶ 出資提携先であるブラデスコ銀行 グループのブラジル投資信託を 三菱UFJ投信にて設定、MUFG 各社にて販売 海外顧客の開拓 ¾ 政府系ファンド等、海外顧客向けに日本株等の 運用商品を提供 ¾ 出資・提携戦略を含め、成長性の高いアジア市場、 規模の大きい欧米市場へ展開 ▶ 中国の大手証券会社である 申銀万国証券の資産運用 子会社に出資し、関連会社化 (2011年4月) ▶ 豪州最大級の総合金融グループ AMP Limitedの資産運用 子会社(運用残高約10兆円) と資本・業務提携を決定 (2011年12月) ▶ 優れた運用ノウハウを活かした 投資商品を提供していく予定 22 はじめに MUFGの強み 経営戦略 投資家の皆さまへ 23 資本政策の考え方 z 「自己資本の充実」 「収益力強化のための投資」とのバランスをとりながら、 安定的な株主還元の確保をめざす 株主還元 MUFGの MUFGの 企業価値 企業価値 自己資本 投資 24 健全な自己資本の維持・充実 z バーゼル新基準による自己資本比率は、全額控除ベースで11年12月末現在8%超 z 内部留保の積上げや効率的な資本運営によりバーゼル新規制に対応 バーゼル新規制における自己資本比率*1 MUFG概算*2 所要水準 金融システム上の重要度に応じて+1.0~2.5% (16/3末より段階的適用) 8%超 G-SIFIsに課される 追加資本サーチャージ 7% 6.375% 全額控除 5.75% ベース 5.125% 3.5% 3.5% 11/12末 *1 普通株等Tier1比率 13/3末 14/3末 (バーゼルⅢ導入) *2 現時点の情報をベースとした試算値 1.875% 4.5% 0.625% 4.5% 4.5% 4.5% 4.5% 15/3末 16/3末 17/3末 18/3末 4.0% 4.0% 1.25% 2.5% 資本保全 バッファー 4.5% 最低水準 19/3末 (新規制完全導入) 25 配当金の推移 z 2011年度の配当金は、年間12円を予想 配当性向 8% 13% 23% - 41% 30% 6円 6円 6円 (予想) 6円 6円 6円 7円 5円 6,000円 4,000円 7円 期末 7円 中間 5,000円 3,000円 2005年度*1 2006年度 2007年度*2 2008年度*2 2009年度 *2 *2 2010年度 2011年度 *2 *1 2005年度中間配当は、旧三菱東京フィナンシャル・グループの実績 *2 2007年度以降は、2007年9月30日付で実施した株式分割(普通株式1株を1,000株に分割)後の配当金実績・予想 26 末永くご支持いただくために z 株主・投資家の皆さまのご要望を踏まえ、様々な取り組みを実施 投 資 単 位 の 引 き 下 げ 投資単位を従来の10分の1に引き下げ (2007年10月1日) 株主優待制度 「MUFG株主倶楽部」を導入 (2008年1月) 個人投資家セミナーの開催、ホームページや刊行物の 内容充実など コミュニケーション の 充 実 ホームページ ディスクロージャー誌 活用編 27 株主優待制度 「MUFG株主倶楽部」 基準日 : 9月30日 対 象 : 基準日時点の当社株主名簿に普通株式100株以上と記載された株主さま 2012年個人株主さま向け優待サービス ① スーパー定期1年物の金利優遇 ② スーパー定期2年物の金利優遇 (三菱東京UFJ銀行) (三菱UFJ信託銀行) 株主特典 (ひとつお選びいただけます) z ピーターラビットTMオリジナルグッズプレゼント ③ 国内株式等売買委託手数料の割引 (三菱UFJモルガン・スタンレー証券) ④ 国内現物株式等売買委託手数料の割引 (カブドットコム証券) ⑤ 外貨両替レートの優遇 (ワールドカレンシーショップ) ⑥ 遺言信託取扱手数料の割引 (三菱UFJ信託銀行) ⑦ 不動産仲介手数料の割引 (三菱UFJ不動産販売) ⑧ 「資産の健康診断サービス」手数料の割引 (三菱UFJ信託銀行) (法人株主さまには別途メニューをご用意) バス&フェイスタオル 菓子鉢 BEATRIX POTTERTM and PETER RABBITTM C F.W & Co. z 「MUFG・ユネスコ協会 東日本大震災復興 育英基金」への寄付 (オリジナルグッズに代えて寄付) 注:ご利用いただける優待サービスの種類は持株数によって異なります。 詳しくは当社ホームページ(http://www.mufg.jp)をご参照ください。 28 コミュニケーション機会の拡大 個人投資家さま向け活動 2010年 2月 3月 9月 10月 2011年 2月 3月 8月 10月 12月 2012年 2月 個人投資家セミナー (東名阪) 東証IRフェスタ 2010 日経IRフェア 2010 名証企業研究セミナー 個人投資家セミナー (東名阪) 野村IR個人投資家セミナー 日経IRフェア 2011 名証企業研究セミナー 野村IR個人投資家セミナー 個人投資家セミナー (東京、大阪) 株主さま向け活動 2010年 3月 8月 2011年 7月 10月 経済セミナー (東名阪) 為替相場セミナー・ディーリングルーム見学 (東京) 経済セミナー (大阪、名古屋) 経済セミナー (東名阪) 為替相場セミナー・ディーリングルーム見学 (東京) 2012年 3月[予定] 経済セミナー (東名阪) 29 CSR経営 z 「地球環境問題への対応」と「次世代社会の担い手育成」に重点を置き、グループ 全体で取り組み z 東日本大震災の被災者支援や被災地復興に向けた取り組みを実施 震災復興に向けて 「地球環境問題への対応」 ¾ 環境に配慮した事業活動への融資 ¾ 環境配慮型住宅ローン 「エコサポート特典」 z グループ各社で総額6億円の義援金を 寄贈 z 「MUFG・ユネスコ協会 東日本大震災 復興育英基金」の創設 ¾ 社会的責任投資 (SRI) の普及促進 ~本基金の規模:約30億円 (見通し) 「次世代社会の担い手育成」 ¾ 金融・経済教育の推進 ¾ 高校生の就業体験「ジョブシャドウ」開催 など 被災地における花壇再生ボランティア活動 30 MUFGのめざす姿 収益力 財務力 ブランド力 品格ある強い金融グループ グローバルベースでも 名誉ある地位を占める金融グループ 31 余白 32 ご参考 33 2011年度第3四半期決算の概要 連結損益計算書 (単位:億円) 業務純益 2011年度 第3四半期 ¾ 業務粗利益は、債券売却益等が増加するも、消費者 金融収益や優先株式配当の減少を主因に減少 ¾ 経費削減により、営業費は減少したものの、業務 粗利益の減少をカバーできず、業務純益は減少 株式等関係損益 ¾ 株式相場の下落に伴う株式等償却の拡大を主因に 損失が増加 その他臨時損益 ¾ モルガン・スタンレーの持分法適用関連会社化に伴う 負ののれん(2,906億円)発生のほか、利息返還損失 費用の減少を主因に大幅な増加 四半期純利益 ¾ 四半期純利益は大幅に増加するとともに、1株当り 利益(57.04円)、ROE(11.30%)とも大きく改善 前年同期比 業務粗利益 (信託勘定償却前) 26,466 ▲858 営業費 14,733 ▲385 業務純益 11,733 ▲473 与信関係費用* ▲1,376 1,173 株式等関係損益 ▲1,550 ▲1,312 3,508 4,565 12,314 3,952 8,158 2,639 その他の臨時損益 経常利益 四半期純利益 * 与信関係費用=与信関係費用(信託勘定)+一般貸倒引当金繰入額 +与信関係費用(臨時損益内) (▲は費用) 34 2011年度第3四半期決算の概要 連結貸借対照表 (単位:億円) 2011年3月末比増減要因 貸出金 ¾ 海外貸出の増加を主因に0.8兆円増加 有価証券 ¾ 国債を中心に1.5兆円増加 預金 ¾ 個人預金(国内店)は1.7兆円増加するも、 預金全体では法人預金の減少が上回り減少 純資産 ¾ 利益剰余金の増加を主因に0.3兆円増加 2011年 12月末 2011年3月末比 2,108,701 46,430 809,812 8,388 うち国内法人貸出*1 435,521 ▲3,648 うち住宅ローン*1 169,011 ▲3,995 うち海外貸出*2 182,676 18,454 有価証券(銀行勘定) 726,204 15,967 464,884 15,465 負債の部 1,996,619 42,492 預金 1,224,470 ▲16,973 661,016 17,170 112,082 3,938 資産の部 貸出金(銀行勘定+信託勘定) うち国債 うち個人預金(国内店) 純資産の部 *1 単体合算+信託勘定 *2 海外支店+ユニオンバンカル・コーポレーション+三菱東京UFJ銀行(中国) 35 2010年度決算の概要 連結損益計算書 (単位:億円) 業務純益 ¾ 業務粗利益は、債券売却益等が増加するも、 預貸金収益や消費者金融収益等資金利益の減少 を主因に減少 ¾ 営業費は引続きグループワイドな経費削減の取り 組みが進展し減少 与信関係費用 ¾ 企業倒産の減少を背景に、貸倒引当金繰入額、 貸出金償却が減少し、大幅に改善 株式等関係損益 ¾ 株式相場の下落に伴う減損の拡大を主因に 損失を計上 その他の臨時損益 ¾ 利息返還損失費用の追加計上により減少 当期純利益 ¾ 業績目標5,000億円を上回る利益を計上 2010年度 業務粗利益 前年度比 35,225 ▲778 営業費 20,208 ▲639 業務純益 15,016 ▲138 ▲4,242 4,009 ▲571 ▲896 ▲3,737 ▲1,966 経常利益 6,464 1,007 当期純利益 5,830 1,943 (信託勘定償却前) 与信関係費用* 株式等関係損益 その他の臨時損益 * 与信関係費用=与信関係費用(信託勘定)+一般貸倒引当金繰入額 +与信関係費用(臨時損益内) (▲は費用) 36 2010年度決算の概要 連結貸借対照表 (単位:億円) 2011年 3月末 2010年3月末比増減要因 貸出金 ¾ 国内外における貸出の減少により、4.8兆円減少 有価証券 ¾ 国債を中心に7.0兆円増加 預金 ¾ 全体では微増ながら、個人預金(国内店)は1.3兆 円増加 純資産 ¾ 株式相場の下落による有価証券評価差額金の減少、 優先出資証券の償還などを主因に減少 2010年3月末比 2,062,270 21,201 801,423 ▲48,935 うち国内法人貸出*1 439,169 ▲38,549 うち住宅ローン*1 173,006 ▲1,667 うち海外貸出*2 164,221 ▲2,295 有価証券(銀行勘定) 710,236 70,591 449,418 52,164 負債の部 1,954,126 26,051 預金 1,241,443 2,523 643,846 13,392 108,144 ▲4,850 資産の部 貸出金(銀行勘定+信託勘定) うち国債 うち個人預金(国内店) 純資産の部 *1 単体合算+信託勘定 *2 海外支店+ユニオンバンカル・コーポレーション+三菱東京UFJ銀行(中国) 37
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