校帽にも歴史あり 碧山小の50年

12月号
平成25年11月29日
西東京市立碧山小学校
校帽にも歴史あり 碧山小の50年
校長
小林
克彦
朝晩の冷え込みが厳しくなって参りました。
11月22日(金) 、天候にも恵まれた中、午後2時から本校体育館で、開校50周年記念式
典を執り行いました。当日は、西東京市長 丸山 浩一様をはじめ、120名近いご来賓の皆様
にご臨席を賜りました。ありがとうございました。6年生による沿革の説明と歌「ふるさと」、そ
して、吹奏楽部によるオープニングセレモニーの演奏もとても立派で、来賓の皆様から大きな拍
手をいただきました。
式辞で私は、碧山小学校の歴史にふれて話をしました。その一部では、6年生に向けて次の話
をしましたので、紹介します。
これは皆さんが毎日の登下校の時や遠足、社会科見学、そして移動教室でもかぶっている
校帽ですね。この校帽の色やデザインは、開校当時と変わっていないそうです。50年間受
け継がれてきた校帽です。
西東京市内の小学校で、碧山小学校と同じ色、同じデザインの校帽を使用している学校が
あります。どこの小学校かわかりますか。
答えは、泉小学校です。どうして同じかというと、どちらの小学校も初代の校長先生が矢
口 崇博校長先生だからです。矢口校長先生は、昭和38年4月1日の碧山小学校開校から
昭和46年3月31日まで勤務されました。そして4月1日から泉小学校の初代校長先生とし
て着任されました。碧山小学校の校帽の色とデザインを当時の児童が、とても気に入っていて、
大切にしていたので、同じ色とデザインにしようと決めたそうです。
5年生の国語で学習した物語文「わらぐつの中の神様」を憶えていますか。「わらぐつの中の
神様」は、おばあちゃんの思い出話を中心にすすんでいきます。物語の中に、こんな一節があ
ります。
教科用図書 光村図書 五 銀河より
マサエが「わらぐつなんて、みったぐない。だれもはいている人ないよ。だいいち、大き
すぎて、金具にはまらんわ。」……
(すると、おばあちゃんが言いました。)
「そういったもんでもないさ。わらぐつはいいもんだ。あったかいし、軽いし、すべらんし。
そうそう、それに、わらぐつの中には神様がいなさるでね。」……
(物語がすすみ、大工さんがおみつさんに、こう言いました。)
「おれは、わらぐつはこさえたことはないけども、おれだって職人だから、仕事のよしあし
は分かるつもりだ。いい仕事ってのは、見かけで決まるもんじゃない。使う人の身になっ
て、使いやすく、丈夫で長持ちするように作るのが、ほんとのいい仕事ってもんだ。おれ
なんか、まだわかぞうだけど、今にきっと、そんな仕事のできる大工になりたいと思って
いるんだ。」
おみつさんは、こっくりこっくりうなづきながら聞いていました。……
私は、この物語文の会話文一つ一つが大好きで、何回も音読を宿題に出したものです。
もしかしたら、50年間変わらないこの碧山小学校の校帽にも、神様がいなさるかもしれま
せんね。この歴史と伝統のある校帽を、これからも大切にしていきましょう。
たった一つの小さな帽子かもしれませんが、歴史がたくさんつまっています。碧山小学校の
一員としての誇りをもち、ものを大切にする心も育てていきたいと思います。ご協力のほど、
よろしくお願いいたします。
12月行事予定
日
曜日
行事
1
日
2
月
【特別時程】 安全指導 委員会⑧(アルバム
撮影) 能体験6年
3
火
【特別時程】 個人面談
4
水
【特別時程】 掃除あり
5
木
【特別時程】 リーディングバディ1年4年
避難訓練 個人面談
6
金
【特別時程】 ユニセフ集会
歯科指導1年 個人面談
7
土
8
日
9
月
【特別時程】 クラブ⑪(アルバム撮影)
10
火
火鉢体験3年 ユニセフ募金①
下校指導
11
水
【特別時程】 午前授業 ユニセフ募金②
12
木
13
金
14
土
15
日
16
月
【特別時程】 クラブ⑫
17
火
社会科見学6年
18
水
【特別時程】
19
木
学校運営連絡協議会
20
金
大縄集会
21
土
22
日
23
月
【天皇誕生日】
24
火
給食終了
25
水
終業式 大掃除(4校時)
26
木
冬季休業日始
11・12月の生活目標
すすんで仕事をしよう。
空気がしんと澄んだ、冬の寒さが訪れました。登校時の様子
を見ていると、暖かそうな上着を羽織っている児童の姿も多く
見られます。中には寒さしのぎにポケットに手を入れて歩いて
いる児童の姿も見かけますが、転んだ時、すぐに手を出して受
身がとれないので、大きなケガにつながる危険性もあります。
手袋をするなどして手を暖めてあげると安全かと思います。
保護者の皆様におかれましては、朝、集合場所までお子さん
を送ってくださったり、出勤時に学校の近くまで一緒に歩いて
くださったりと、登校時の児童の見守りをしてくださりありが
とうございます。おかげさまで班長を中心に登校班ごとに安全
に登校することができています。
一方、下校については学年ごとに下校時刻が異なり、個人下
校になるということもあっていくつか課題がみられます。
1. 本来の通学路とは違う道を通り下校している。
後期学校アンケート〆切
友達と一緒に帰るために遠回りをする、友達の家に寄って遊
ぶ、直接習い事に行くなど、さまざまな理由で通学路を変えて
いる児童もいるようです。下校は基本的には決められた通学路
で直接家に帰る約束になっています。決められた通学路は学校
の管理下にあたり、万が一、下校中に事故や怪我が生じた場合
に学校保険の対象内となります。しかし通学路以外で下校をす
ると保険の対象外となってしまいますし、突然の災害、事件時
に児童の居場所が把握できていないと適切な対応ができなくな
ってしまいます。放課後の過ごし方についてはご家庭により
様々な事情があるかと思います。やむ負えない事情で個別に対
応する必要がある場合は担任に連絡帳などでお知らせくださ
い。
2. 危険な歩き方をして下校している。
後ろ向きで友達とおしゃべりをしながら歩く、道いっぱい横
に広がって歩く、自転車が来ても道をあけない、東門を出て上
の歩道を歩かず、車道を歩くなど、事故につながりかねない歩
き方をしている児童もいます。また地域の方から「危ないので注
意をしてもなかなか聞かない。」というご指摘も学校に寄せられ
ています。
先日、児童には全校朝会や学級の時間の中で下校時の約束と
して、上記2点について指導を行いました。通学路は教員の目
が届きにくく管理しにくいところではありますが、児童が安全
に下校できるよう、引き続き指導を行っていきたいと思います。
保護者の皆様におかれましても、ご多用とは思いますが、下校
の時間帯に家の近くを通る児童の様子を見ていただくなど、ご
協力をお願いいたします。
(生活指導部 岩本)
始業式について
1 月 8 日(水) 始業式
4時間授業 給食なし
・ 集団登校で、登校時刻は通常通りです。
・ 当日の持ち物、時間割に関しましては、
各学年でお知らせ致します。
5年生より
学芸会「どうなっちゃう学芸会」
学芸会を学芸会で終わらせるのではなく、普段の生活に生かしていくことを目標にしてきました。だ
から、学芸会が成功したかは、これからの生活で表れたり続いていったりするものだと思っています。
例えば、
「普段の発表の声が大きくなること」や「自分の事でなくても、当事者意識をもつ」
・
「自分た
ちで考えて、自分たちで行動する」等です。子供たちは、自分たちでセリフやアドリブのアレンジを加
えていきました。ほとんどの活動が、子供たちがグループで話し合ったり声の大きさをアドバイスしあ
ったりしたものです。笑いでいっぱいの劇でしたが、実は学年担任は以上のような願いを込めてきまし
た。
そして、「どうなっちゃう学芸会」は、「下級生を楽しませる事で自分たちが楽しむ」という事も目標
にしていました。これは、高学年だからできる難しい事です。高学年として、これからの生活に生かし
ていきます。
碧山小50周年記念校歌(4番)
5年生は碧山小学校50周年を記念して、記念の校歌4番を作りました。個人で考えた後にグループ
で練り、クラスそして学年で話し合って決めました。そして、全校の記念集会で披露しました。子供た
ちの思いあふれる歌詞ができました。
碧の芝生と 碧い空
元気に遊ぶ 子供たち
絆を深め 助け合い
夢に向かって 走っていく
われら碧山小学校
総合的な学習の時間「碧山!食調査隊」
5 年生は、「食」をテーマに一年間取り組んでいきます。
1学期は、「食」についてどんなことを知りたいかを話し合い、調べ学習を進めてきました。そして、
皆で取り組むテーマをしぼっていく中で、
「給食を作りたい」⇒「給食のメニューを考えたい」という思
いが出てきました。
2学期からは、「給食のメニューを作る」ということに取り組んでいます。なかんずく、「碧山小50
周年のお祝いメニュー」を考えています。
給食のメニューを考えるために何が必要かを話し合い、以下の学習を進めてきました。
「学校給食の献立を調べる」
・「本やインターネットで調べる」・「栄養士の横張先生にお話をお聞きす
る」・「おうちの方や大人の方にインタビューをする」・「学校の児童にアンケート調査を行う」等です。
それらを生かし、メニューを作っているところです。
1月以降に、5 年生が考えた「50周年のお祝いメニュー」が給食に出ますので、楽しみに
お待ち下さい。
50周年集会・式典を終えて
11 月は、50 周年のさまざまな活動が行われました。
19 日(火)には、代表委員会による児童集会と PTA 主催の「米村でんじろうサイエンスプロダクシ
ョンによる実験ショー」が、22 日には記念式典が行われました。
児童集会は、各学年がそれぞれ趣向を凝らした出し物を披露しました。1年生は全員でバースデー
ケーキを表しながら「ハッピーバースディの歌」を歌い、2年生は「喜びの歌」三重奏を鍵盤ハーモ
ニカで演奏、3年生は総合的な学習で作った竹の楽器で演奏しながらのバンブーダンス、4年生は碧
山クイズ、5年生は自作の校歌4番を歌い、6年生は 50 年の歴史をスライドショーで紹介しました。
「実験ショー」は、
「元気先生」による軽快なトークの中、3 つの実験が行われました。一つ目はブ
ーメランの作り方と飛ばし方。羽のひねりが大切なことが分かりました。2 つ目は空気砲。巨大な空
気砲の威力にびっくり。また、空気の動きが目で見えるように煙を使ったり、テープを使ったりして
くれたので分かりやすかったです。3 つ目は空気にも重さがあることが分かる実験。大きな風船を下
からあげることで子供達は重さを実感できました(写真左)。普段の生活では気が付かないことを楽し
く学べた 1 時間でした。
式典は 117 名の来賓と在校生代表として 6 年生が出席しました(写真右)。吹奏楽の演奏で始まり、
校長・来賓のあいさつ、記念品贈呈、6 年生の学校沿革史紹介と合唱など 1 時間、荘厳な雰囲気の中
で行われました。在校生にも記念品が配られ、当日は全校お祝いの雰囲気でした。
50 周年を支えてくださった皆様、ありがとうございました。
ユニセフ募金のお知らせ
読書旬間の取組
代表委員会の活動で、12月10日(火)
、
11日(水)の朝と中休みにユニセフ募金を行
います。
12月6日(金)のユニセフ集会で、代表委
員がユニセフのことを全校に紹介します。その
日に募金袋を配布する予定です。募金をしても
よいというご家庭がありましたら、子供に持た
せてください。ご協力よろしくお願いします。
本校では本に親しめるよう、年に二回読書旬間
を設けています。今回は第二回目の取組で、11
月11日から25日までの間、読書活動に取り組
みました。
登下校時の児童の安全安心確保につ
いての保護者アンケートのお知らせ
<異学年とのリーディングバディ>
5 年生と2年生・6 年生と 3 年生・4 年生と1年
生がそれぞれ、ペアあるいはトリオを組み、上級
生が下級生に読み聞かせをする活動を行いまし
た。
これからも読書旬間に関わらず、本が好き
な子供たちに育ってくれることを願います。
市内全校を対象に、
「登下校時の児童の安全安
心確保についての保護者アンケート調査」をい
たします。お子様お一人に一枚、ご記入いただ
くことになりますので、必ずご提出いただけま
すよう、ご協力お願いいたします。
アンケート配布:12月2日(月)
提 出 締 切:12月9日(月)
<おすすめの本の紹介>
自分が好きな本をみんなに紹介するため、カー
ドを書き、掲示しました。それを見て、さらに読
書意欲が高まりました。