平成25年度第3回社会福祉審議会児童福祉専門分科会 資料1 参考資料3 平成25年度第2回 船橋市社会福祉審議会児童福祉専門分科会資料 幼保連携型認定こども園の 設備及び運営に関する基準について 平成26年1月23日 健康福祉局 子育て支援部 保育施設整備課 条例制定に至る経緯および概要 1.認定こども園法の改正について 子ども・子育て関連3法の成立により、就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律(以下「認定こど も園法」という)が改正され、新たな「幼保連携型認定こども園」が創設されることになりました。 2.認定こども園について 認定こども園とは、幼稚園および保育所等のうち、次の2つの機能を備えた施設で、設備や法的位置づけ等により、幼保連携型、幼 稚園型、保育所型、地方裁量型の4つの類型に区分されます。そのうち、幼保連携型認定こども園については、新制度において、認定 こども園法に基づく単一の認可により設置されることとなります。 【認定こども園の備える機能】 ① 就学前の子どもに幼児教育・保育を提供する機能(保護者の就労状況等にかかわらず受け入れて、教育・保育を一体的に行う機能) ② 地域における子育て支援を行なう機能(全ての子育て家庭を対象に、子育て不安に対応した相談活動や、親子の集いの場の提供など を行なう機能) 【認定こども園の類型別にみた現行と新制度の比較】 類 現 行 型 施設の 形態 幼保連携型認定こども園 幼稚園型認定こども園 保育所型認定こども園 地方裁量型認定こども園 幼稚園と保育所の両方の認可 を受けている施設 認可幼稚園が、保育所的な機 能備える施設 又は 認可外保 育施設と連携する施設 認可保育所が、幼稚園的な機 能を備える施設 幼稚園・保育所のどちらの認 可も受けていない施設 認可等 新 施設の 形態 制 度 認可等 いずれも都道府県による認定 新たな幼保連携型認定こど も園の基準に適合する施設 現行どおり (施設形態に変更なし) 都道府県(指定都市、中核市) による認可 現行どおり (都道府県による認定) 1 3.新たな幼保連携型認定こども園について 現行の幼保連携型認定こども園は、「学校教育法に基づく幼稚園の認可」と「児童福祉法に基づく保育所の認可」を併せ持つ施設が、 「認定こども園法に基づく認定」を受けて設置されるのに対し、新たな幼保連携型認定こども園は、「認定こども園法に基づく単一の 認可」により設置されるもので、学校及び児童福祉施設としての法的位置づけを併せ持つ新たな形態の施設となります。 現行と新制度における幼保連携型認定こども園の比較 現行制度 【現行の幼保連携型認定こども園】 根拠法 認可権者 設置基準 財政措置 利用者 負担金 幼 稚 園 機 能:学校教育法 保 育 所 機 能:児童福祉法 認定こども園法に一本化 認定こども園:認定こども園法 幼 稚 園 機 能:都道府県知事 保 育 所 機 能:都道府県知事(指定都市長・中核市長) 都道府県知事(指定都市長・中核市長)に一本化 認定こども園:都道府県知事(※認定権者) 幼 稚 園 機 能:幼稚園設置基準 「幼保連携型認定こども園の設備及び運営に関する基準」に一本化 保 育 所 機 能:児童福祉施設の設備及び運営に関する基準 認定こども園:認定こども園設備運営基準(注) 幼 稚 園 機 能:私学助成、幼稚園就園奨励費補助 施設型給付に一本化 保 育 所 機 能:保育所運営費負担金 幼 稚 園 機 能:施設が自由に設定 市町村が設定する基準に一本化 保 育 所 機 能:市町村の関与の下、施設が設定(応能負担) 認定こども園法に基づく認定 イメージ 新制度 【新たな幼保連携型認定こども園】 認定こども園法に基づく認可 認可幼稚園 認可保育所 幼保連携型認定こども園 (学校) (児童福祉施設) (学校及び児童福祉施設) 学校教育法に基づく認可 児童福祉法に基づく認可 注)就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律第三条第二項及び第四項の規定に基づき文部科学大臣と厚生労働大臣とが協議して定める施設の設備及び運営に関する基準 2 4.認可基準の制定について 新たな幼保連携型認定こども園の認可基準は、下記①~③については、主務省令で定める基準に従い(従うべき基準)、それ以外の事項 については、主務省令で定める基準を参酌して(参酌すべき基準)、都道府県・指定都市・中核市が条例で定めることとされている。[認 定こども園法第13条2項] 【従うべき事項】 ①学級の編制並びに園長、保育教諭その他の職員及びその数 ②保育室の床面積その他の設備に関する事項で、子どもの健全な発達に密接に関連するもの ③運営に関する事項で、子どもの適切な処遇の確保及び秘密の保持並びに子どもの健全な発達に密接に関連するもの 【参酌すべき事項】 上記①~③以外 (参考)基準の種類とその内容 基準の種類 基準の内容 従うべき基準 条例の内容を直接的に拘束する、必ず適合しなければならない基準であり、当該基準に従う範囲内で地域の 実情に応じた内容を定める条例は許容されるものの、異なる内容を定めることは許されないもの 参酌すべき基準 地方自治体が十分参酌(比べあわせて、良い方をとること。)した結果としてであれば、地域の実情に応じて、 異なる内容を定めることが許容されるもの ※基準の種類ごとに本市の実情及び考え方について審議を行い、その結果を踏まえて、条例制定の手続きを行います。 3 国の示す基準に対する船橋市基準(案)とその考え方 1.学級編制(従うべき基準) 国の示す基準の内容(対応方針案) ①教育時間の学級編制 保育認定の有無にかかわらず、満3歳以上の子どもの教育課程 に係る教育時間は、学級を編制する。 船橋市基準(案) ⇒国の基準どおり 基準に対する船橋市の考え方 本市の実情に、国の基準と異なる内容 を定める特別な事情や特性はないことか ら、国基準を船橋市の基準とする。 ②認定区分によらない編制 保育認定を受けない子どもも保育認定を受ける子どもも、一体 的に学級編制することを基本とする。 ③同年齢の幼児での編制 学級編制は、年度の初日前日に同年齢の幼児での編制を原則と する。ただし、地域の実情等によって、異年齢児での学級編制も 認める。 なお、学年途中で満3歳に達した子どもの取扱いについては、 子どもの状況等を踏まえ、各園において弾力的な取扱いを認める。 【想定される対応例】 ア 年度中は3歳未満児クラスに残る イ 3歳児学級(年少)へ移る ウ 3歳児学級(年少)とは別に満3歳児学級を設ける 等 ④学級の人数 1学級あたりの人数は、35人以下とする。 4 2.職員配置(従うべき基準) 国の示す基準の内容(対応方針案) ①必ず置かなければならない職員 ・園長、保育教諭 ・学校医、学校歯科医、学校薬剤師 ・調理員 船橋市基準(案) ⇒国の基準どおり 基準に対する船橋市の考え方 本市の実情に、国の基準と異なる内容 を定める特別な事情や特性はないことか ら、国基準を船橋市の基準とする。 ただし、特別の事情のあるときは、保育教諭に代えて助保育教 諭または講師を置くことができる。 また、調理業務の全部を外部委託又は外部搬入する場合は、調 理員の配置は不要とする。 ②置くことを努める職員 ・副園長又は教頭 ・主幹養護教諭、養護(助)教諭 ・事務職員 ③置くことができる職員 ・主幹保育教諭、指導保育教諭、 ・主幹栄養教諭、栄養教諭 ④配置人数 満3歳以上の子どもの教育課程に係る教育時間を含め保育所と 同様に職員を配置する。 ・0歳児 3人につき1人 ・1、2歳児 6人につき1人 ・3歳児 20人につき1人 ・4、5歳児 30人につき1人 ただし、常時2人を下回らないこと 具体的な職員配置基準(教育課程に係る教育時間の職員配置や常 時2人以上の配置を含む)については、国において検討中 指導計画の作成・教材開発・園内研修・子育て支援活動などの時 間の確保、職員配置の改善分について考慮しながら、今後、公定価 格の議論において検討される。 ⑤学級担任 満3歳以上の子どもの学級には、職員配置基準上の職員等によ り、専任の保育教諭を1人置かなければならない。ただし、特別 の事情のあるときは、学級数の3分の1の範囲内で、専任の助教 諭または講師による代替も可とする。 5 3.職員の資格(従うべき基準) 国の示す基準の内容(対応方針案) 船橋市基準(案) ⇒国の基準どおり ①園長 原則として、教諭免許状及び保育士資格を有し、且つ、5年以 上の教育職又は児童福祉事業の経験がある者又はそれと「同等の 基準に対する船橋市の考え方 本市の実情に、国の基準と異なる内容 を定める特別な事情や特性はないことか ら、国基準を船橋市の基準とする。 資質」を有する者とする。 (5年以上の経験は、教育職及び児童福 祉事業の経験を合算することも可とする。 ) ②副園長又は教頭 園長の基準に準ずる ③主幹保育教諭 、指導保育教諭、保育教諭(それに準ずる講師) 幼稚園教諭の普通免許状 及び 保育士資格 ※ただし、法施行日から5年間は、幼稚園教諭の普通免許状及 び保育士資格のいずれかで可 ④主幹養護教諭、養護教諭 養護教諭の普通免許状 ⑤主幹栄養教諭、栄養教諭 栄養教諭の普通免許状 ⑥助保育教諭(それに準ずる講師) 幼稚園の助教諭の臨時免許状 及び 保育士資格 ※ただし、法施行日から5年間は、幼稚園教諭の助教諭の臨時 免許状を有していれば可 ⑦養護助教諭 養護助教諭の臨時免許状 ⑧非常勤の職員の扱い 保育教諭等は、常勤とすることとし、講師については非常勤(短 時間勤務)とすることができる。 6 4.設備の設置基準(従うべき基準) 国の示す基準の内容(対応方針案) ①建物及び附属設備の一体的設置 建物及びその附属設備が同一又は隣接の敷地内にあること。 船橋市基準(案) ⇒国の基準どおり 基準に対する船橋市の考え方 本市の実情に、国の基準と異なる内容 を定める特別な事情や特性はないことか ら、国基準を船橋市の基準とする。 【移行の特例】 既存の幼稚園又は保育所の土地や施設を活用して移行する場合 で、以下の要件を全て満たすときは、建物及びその附属設備が同 一の敷地内にない場合であっても設置可。 (1)教育・保育の適切な提供が可能であること (2)子どもの移動時の安全が確保されていること (3)それぞれの敷地に所在する園舎で、通常、教育・保育を提供す る子どもの数や当該子どものために編制する学級数に応じて、 必要な施設・設備を有していること。 ※調理室は、それぞれの園舎に設置することまでは求めない。 ②園庭(運動場、屋外遊技場) 園庭は必置とし、園舎と同一又は隣接の敷地内に位置することを 原則とする。 (※代替地および屋上の必要面積への算入の取扱いにつ いては、p.10 に記載) ③保育室、遊戯室 満2歳以上の子どもを受入れる場合は、保育室、遊戯室をそれぞ れ必置。ただし、特別な事情がある場合(例:遊戯室において、複 数の学級が同時に活動すること等を妨げない場合など)は、保育室 と遊戯室の兼用も可とする。 なお、満3歳以上の子どもに係る保育室の数は学級数を下回って はならない。 ④乳児室、ほふく室 満2歳未満の子どもを受入れる場合は、乳児室又はほふく室を必 置とする。 ⑤職員室、便所 ・子どもの年齢にかかわらず、職員室、便所は必置。 ⑥保健室(医務室) ・保健室は必置。ただし、養護教諭が置かれていない等、子どもの 管理上、職員室と兼ねるのが望ましい場合は、職員室との兼用も 可とする。 7 4.設備の設置基準(従うべき基準) つづき 国の示す基準の内容(対応方針案) ⑦園舎の階数 ・2階建以下を原則とするが、特別な事情がある場合は、3階建以 上も可とする。 船橋市基準(案) ⇒国の基準どおり 基準に対する船橋市の考え方 本市の実情に、国の基準と異なる内容 を定める特別な事情や特性はないことか ら、国基準を船橋市の基準とする。 ⑧保育室等(乳児室・ほふく室・保育室・遊戯室・便所)の設置階 ・保育室等については、原則として1階に設置すること。ただし、 園舎が耐火建築物であり、保育所で求められている待避設備等を 備える場合は、2階に設置も可とする。 ・満3歳未満の子どもの保育室等については、園舎が耐火建築物で あり、保育所で求められている待避設備等を備える場合は、3階 以上に設置も可とする。 ・満3歳以上の子どもの保育室等については、3階以上の設置は原 則不可とする。ただし、園庭面積として算入が認められる屋上 (p.10 参照)を有し、当該屋上が保育室と同じ階又は保育室があ る階数の上下1階の範囲内に位置している場合は、例外的に3歳 以上児用の保育室等についても3階以上の設置を認める。 【移行特例】 (1)保育所から移行する場合の特例 園舎が準耐火建築物であっても、保育所基準を満たしていれば、 保育室等の2階への設置を可とする。 (2)幼稚園から移行する場合の特例 幼稚園基準(耐火建築物かつ待避上必要な施設)を満たしてい れば、保育室等の2階への設置を可とする。 ⑨その他必置の設備 ・飲料水設備、手洗用設備、足洗用設備 ⑩設置を努める設備 ・放送聴取設備、映写設備、水遊び場、幼児洗浄用設備、 図書室、会議室 8 5.設備の面積基準(従うべき基準) 国の示す基準の内容(対応方針案) ①園舎の面積 ・園舎の面積(満3歳未満の子どもに係る保育の用に供する部分を 除く)が幼稚園設置基準(下表)を満たすこと 一学級 180 ㎡ 以上 二学級以上 320 ㎡+100 ㎡*(学級数-2) 以上 船橋市基準(案) ⇒国の基準どおり 基準に対する船橋市の考え方 園舎の面積については、本市の実情に、 国の基準と異なる内容を定める特別な事 情や特性はないことから、国基準を船橋 市の基準とする。 【移行特例】 【移行特例】 保育所から移行する場合の特例 保育所から移行する場合の特例 満3歳以上の子どもについて、保育室又は遊 満3歳以上の子どもの保育の用に供する保育室又は遊戯室の面 戯室の面積基準を満たしていれば、園舎面積を 積が、保育所基準(1人あたり 1.98 ㎡以上)を満たしていれば、 満たさなくてもよい。 園舎面積を満たさなくてもよい。 移行特例については、質の確保に留意 しつつ、既存施設の有効活用や円滑な移 行の確保に配慮するという国の方針に基 づき、現在、適正な運営が確保されてい る施設に限り、新たな基準に適合するよ う努めることを前提に国と同様の移行の 特例とする。 ②保育室、遊戯室の面積 ②保育室、遊戯室の面積 ・保育室又は遊戯室の面積が保育所基準(1人あたり 1.98 ㎡以上) ・検討中 を満たすこと 検討中とした理由 国の基準を参考としながら、既存施設 の円滑な移行等に配慮した基準を検討す る必要があるため。 【移行特例】 幼稚園から移行する場合の特例 園舎の面積(満3歳未満の子どもに係る保育の用に供する部分 を除く)が幼稚園設置基準以上であれば、満3歳以上の子どもに ついては、保育室又は遊戯室の面積に関する基準は適用しないこ とができる。 移行特例については、質の確保に留意 しつつ、既存施設の有効活用や円滑な移 行の確保に配慮するという国の方針に基 づき、現在、適正な運営が確保されてい る施設に限り、新たな基準に適合するよ う努めることを前提に国と同様の移行の 特例とする。 【移行特例】 幼稚園から移行する場合の特例 園舎の面積(満3歳未満の子どもに係る保育 の用に供する部分を除く)が幼稚園設置基準以 上であれば、満3歳以上の子どもについては、 保育室又は遊戯室の面積に関する基準は適用し ないことができる。 9 5.設備の面積基準(従うべき基準) つづき 国の示す基準の内容(対応方針案) ③乳児室、ほふく室の面積 満2歳未満の子どもを入園させる場合は、乳児室およびほふく室 の面積が、保育所基準を満たすこと 船橋市基準 基準に対する船橋市の考え方 ③乳児室、ほふく室の面積 ・検討中 検討中とした理由 国の基準を参考としながら、既存施設 の円滑な移行等に配慮した基準を検討す る必要があるため。 ⇒国の基準どおり 本市の実情に、国の基準と異なる内容 を定める特別な事情や特性はないことか ら、国基準を船橋市の基準とする。 (保育所基準) 乳児室 ⇒満2歳未満の子ども1人あたり 1.65 ㎡以上 ほふく室 ⇒満2歳未満の子ども1人あたり 3.3 ㎡以上 ④園庭の面積 ・園庭は、次の(1)(2)を合計した面積以上とする。 (1)満3歳以上の子どもに係る幼稚園設置基準(下表)による面積と 保育所基準(1人あたり 3.3 ㎡)による面積のいずれか大きい方 330 ㎡+30 ㎡*(学級数-1) 以上 二学級以下 400 ㎡+80 ㎡*(学級数-3) 以上 三学級以上 (2)満2歳の子どもについて、1人あたり 3.3 ㎡ ※上記に必要な面積は、同一又は隣接の敷地内で確保することを原 則とし、代替地の算入は不可とする。ただし、一定の条件を満た す屋上については、例外的な取扱いとして、面積算入を認める。 【移行特例】 (1) 保育所から移行する場合の特例 満3歳以上の子どもについて、保育所基準(1人あたり 3.3 ㎡) を満たしていれば、幼稚園設置基準は適用しない。 (2) 幼稚園から移行する場合の特例 幼稚園設置基準による面積と満2歳の子どもについて保育所基 準(1人あたり 3.3 ㎡)とを合算した面積以上であれば、保育所基 準は適用しない。 (3) 代替地および屋上の面積算入の特例 既存の幼稚園又は保育所から移行する場合において、満2歳以 上の子どもに係る園庭の必要面積を園舎と同一又は隣接の敷地内 に確保できない場合の代替地および屋上の取扱いについては、一 定の条件を満たせば、満2歳の子どもに係る必要面積に限り、面 積算入を認める。 10 6.平等取扱い、虐待・懲戒権限濫用の禁止、秘密保持等(従うべき基準) 国の示す基準の内容(対応方針案) ①平等取扱い 入所者の国籍、信条、社会的身分又は入所に要する費用を負担す るか否かにより差別的取扱いをしてはならない。 船橋市基準(案) ⇒国の基準どおり 基準に対する船橋市の考え方 本市の実情に、国の基準と異なる内容 を定める特別な事情や特性はないことか ら、国基準を船橋市の基準とする。 ②虐待等の禁止 入所者に虐待その他心身に有害な影響を与える行為をしてはなら ない。 ③懲戒に係る権限の濫用禁止 懲戒に関し入所者の福祉のため必要な措置をとるときは、身体的 苦痛を与え、人格を辱める等の権限濫用をしてはならない。 ④秘密保持等 正当な理由なく、業務上知り得た利用者・家族の秘密を漏らして はならない。 7.教育時間・保育時間等(従うべき基準) 国の示す基準の内容(対応方針案) ①開園日数 1年の開園日数は、日曜日・国民の祝休日を除いた日を原則とす る。ただし、就労状況等地域の実情に応じて定められるよう、弾力 的な取扱いを認める。 船橋市基準(案) ⇒国の基準どおり 基準に対する船橋市の考え方 本市の実情に、国の基準と異なる内容 を定める特別な事情や特性はないことか ら、国基準を船橋市の基準とする。 ②開園時間 1日の開園時間は、原則11時間とする。ただし、就労状況等地 域の実情に応じて、弾力的な取扱いを認める。 ③教育時間 満3歳以上の子どもの1日の教育課程に係る教育時間は、4時間 を標準とする。 ただし、夜間保育等の状況に配慮し、教育時間等をどのように確 保するかについては、弾力的な取扱いを認める。 ④教育週数 満3歳以上の子どもの教育課程に係る教育週数は、39週を下回 らないこととし、学期の区分、長期休業日を設けることとする。 11 8.食事の提供(従うべき基準) 国の示す基準の内容(対応方針案) 船橋市基準(案) ①提供範囲 ⇒国の基準どおり 食事の提供を求める子どもの範囲は、保育認定を受ける2号・3 号認定の子どもとし、1号認定の子どもへの食事の提供については、 園の判断とする。 基準に対する船橋市の考え方 本市の実情に、国の基準と異なる内容 を定める特別な事情や特性はないことか ら、国基準を船橋市の基準とする。 ②提供方法 ・食事の提供は、自園調理を原則とし、満3歳以上の子どもについ ては、現行の保育所における要件を満たす場合に限り、外部搬入 を可とする。 ・満3歳未満の子どもに対する食事の外部搬入は不可。 ・食事の提供を求める2号、3号認定の子どもに対しても、保護者 が希望する場合や園の行事等の際には、弁当持参を認める。 ③調理室等の設置 ・自園調理の場合、調理室の設置を原則とする。 ただし、食事の提供をすべき子どもの数が20人未満である場合 は、独立した調理室ではなく、提供すべき人数に応じて必要な調 理設備を備えていれば可とする。 ・外部搬入による食事の提供の場合は、独立した調理室ではなく、 施設内で行うことが必要な調理のための加熱、保存等の調理機能 を有する設備を備えるものとする。 9.園児要録・出席簿(従うべき基準) 国の示す基準の内容(対応方針案) ①園児要録・出席簿の作成 全ての在園する子どもについて、園児要録(仮称) 、出席簿を作成 することとする。 船橋市基準(案) ⇒国の基準どおり 基準に対する船橋市の考え方 本市の実情に、国の基準と異なる内容 を定める特別な事情や特性はないことか ら、国基準を船橋市の基準とする。 ②転園・進学先への送付 在園する子どもが転園や進学した場合の園児要録(仮称)の抄本 又は写しは、転園・進学先に送付することとする。 12 10.研修等(参酌すべき基準) 国の示す基準の内容(対応方針案) ①知識、技能の修得等の努力義務 教育・保育に従事する者に限らず、施設の職員は、必要な知識及 び技能の修得等に努めるものとする。 船橋市基準(案) ⇒国の基準どおり 基準に対する船橋市の考え方 本市の実情に、国の基準と異なる内容 を定める特別な事情や特性はないことか ら、国基準を船橋市の基準とする。 ②研修機会の確保 施設は、職員に対して、研修の機会を確保し、資質向上等を図ら なければならない。 11.職員会議(参酌すべき基準) 国の示す基準の内容(対応方針案) ①職員会議の設置 園長の職務の円滑な執行に資するため、職員会議を置くことがで きる。 船橋市基準(案) ⇒国の基準どおり 基準に対する船橋市の考え方 本市の実情に、国の基準と異なる内容 を定める特別な事情や特性はないことか ら、国基準を船橋市の基準とする。 12.運営状況評価(参酌すべき基準) 国の示す基準の内容(対応方針案) ①義務づけられるもの ・自己評価の実施、結果公表、結果の設置者への報告 船橋市基準(案) ⇒国の基準どおり 基準に対する船橋市の考え方 本市の実情に、国の基準と異なる内容 を定める特別な事情や特性はないことか ら、国基準を船橋市の基準とする。 ②実施するよう努めるもの ・関係者評価、第三者評価 13.苦情解決(参酌すべき基準) 国の示す基準の内容(対応方針案) ①苦情への対応 保育所と同様(入所者又はその保護者等からの苦情に迅速かつ適 切に対応するために、苦情を受け付けるための窓口を設置する等の 必要な措置を講じなければならない。) 船橋市基準(案) ⇒国の基準どおり 基準に対する船橋市の考え方 本市の実情に、国の基準と異なる内容 を定める特別な事情や特性はないことか ら、国基準を船橋市の基準とする。 13 14.家庭・地域との連携等(参酌すべき基準) 国の示す基準の内容(対応方針案) 幼稚園、保育所、現行の認定こども園の各規定を全て包含する内 容とする方向で、国が検討中 船橋市基準(案) ⇒国の基準どおり 基準に対する船橋市の考え方 本市の実情に、国の基準と異なる内容 を定める特別な事情や特性はないことか ら、国基準を船橋市の基準とする。 15.健康診断(従うべき基準か、参酌すべき基準か不明) 国の示す基準の内容(対応方針案) ①健康診断に実施 少なくとも1年に2回行うこととする。 船橋市基準(案) ⇒国の基準どおり 基準に対する船橋市の考え方 本市の実情に、国の基準と異なる内容 を定める特別な事情や特性はないことか ら、国基準を船橋市の基準とする。 16.感染症に係る臨時休業・出席停止(従うべき基準か、参酌すべき基準か不明) 国の示す基準の内容(対応方針案) ①臨時休業 幼稚園と同様とする(学校保健安全法が準用されるため) 船橋市基準(案) ⇒国の基準どおり 臨時休業した場合の感染していない2号・3号の子どもの保育を 継続する方策、具体的な配慮事項等は、国が検討中 基準に対する船橋市の考え方 本市の実情に、国の基準と異なる内容 を定める特別な事情や特性はないことか ら、国基準を船橋市の基準とする。 ②出席停止 幼稚園と同様とする(学校保健安全法が準用されるため) 17.子育て支援(参酌すべき基準) 国の示す基準の内容(対応方針案) 具体的な子育て支援事業の種類・内容やその運営基準等について は、公定価格等の議論と合わせて、国が検討中。 船橋市基準(案) ⇒国の基準どおり 基準に対する船橋市の考え方 本市の実情に、国の基準と異なる内容 を定める特別な事情や特性はないことか ら、国基準を船橋市の基準とする。 14
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