伝 え る こ と で ギ ャ ッ プ を 埋 め る 。 そ の 魅 力 が 広 - 同志社大学

第63回
を通じて同世代に防災に興味を持ってもら
に関心を持ち、
大学1〜2年 次にはウェブ
が全壊し被災したことです。
以来、
地震防災
は6歳の時、
阪神淡路大震災で西宮の自宅
たのには、
2つのきっかけがありました。
1つ
私が広報・PR分野で日本と世界の国の
間をつなぐ仕事をしたいと思うようになっ
ます。
の海外向けPRを支援する事業を始めてい
ターナショナルジャパン」を設立。
日本企業
5月には、
日本の拠点として「アールトイン
ル」
をシンガポールで立ち上げました。
今年
ティング会社「アールトインターナショナ
2013年9月、
企業のグローバルコミュ
ニケーションを支援する広報・PRコンサル
ビス を 事 業 の 軸 に 据 え て、起 業 し たの が
ず。そう確信して独立、
グローバルPRサー
がもっと世界にPRできる手段ができるは
を日本企業向けに展開すれば、日本の企業
に出 会ったのです。
「マイニュースデスク」
ビス「マイニュースデスク」を運営する会社
ウェーデン発でグローバルPRウェブサー
業とアジアでの広報を担当していた時、
ス
材 紹 介 会 社の立ち上げに加わって法 人 営
た。
ぜひそこで仕事をしたいと思い、
日系人
る 多 国 籍 国 家のシンガポールを 知 り まし
ているとき、
世界中から企業が進出してい
きたいと思ったからです。PRの仕事をし
なく、
様々な媒体や方法を用いて伝えてい
社 な ど 特 定のメディアに 所 属 す るのでは
堂グループのPR会社に入りました。
新聞
な土壌のある学校だと思います。
つかるはずです。
何より同志社大学はそん
きっと将来の道につながっていくものが見
みなさんも大学で何かに取り組むうちに、
埋めることの楽しさを知りました。
学生の
に刺激を受けて、
私はチームでギャップを
た学生が集まる同志社大学に入って、
仲間
スやウェブなど、
様々な視点と発想を持っ
見つけたものでした。
学生時代からビジネ
はなく、
ギャップを埋めるということから
伝えることでギャップを埋める。
その魅力が広報・PRの仕事につながった。
う企画に取り組みました。
もう1つは、
学生
の国だったノルウェーと日本をつなぎ、
さま
いう組織で渉外・広報を担当したこと。
未知
るために企画や努力することが好きで、
そ
を埋めるということです。ギャップを埋め
私が持ち続けているパッションは、
何か
と何かの間のコミュニケーションギャップ
「アールトインターナショナル」
です。
ざまな情報や文化を共有し、
伝えていくこ
のギャップが 大 き け れば 大 きいほど面 白
が主体となって日本とノルウェーの国際交
とがとても面白いと感じられたのです。
ます。国際間の橋渡しというのも、
最初から
流団体「日本ノルウェー学生フォーラム」
と
伝えることに関して、
日本の企業・組織
は、
どのような課題を持っているかを知り、
自分の中にキーワードとしてあったわけで
く、
それはまさに広報の仕事だと思ってい
その 解 決 方 法 を 学 ぼ う と、卒 業 後 は 博 報
24
と
L I F E
J O B , M Y
M Y
【2010年 社会学部教育文化学科卒業】
福井 麻里子さん
AALTO INTERNATIONAL Pte Ltd、AALTO INTERNATIONAL JAPAN株式会社
代表取締役/グローバルPR戦略プランナー
兵庫県出身。阪神淡路大震災で被災し、
大阪府堺市に移り住んだ。震災を経験し、
「生
きていく中で自分なりに出来ることで何かを残したい」
と思うようになったという。卒業後わ
ずか3年でシンガポールと日本、二社の企業の経営者となった福井さんだが、
サポートしてく
れる仲間
(副代表)
が3人いる。会計、
マーケティング、
ウェブ構築、
それぞれの専門分野のプ
ロフェショナルで、全員同志社大学の出身。公認会計士の津坂晋一さんとはシンガポール
で出会ったが、
マーケティング戦略プランナーの安井基樹さん、ソフトウェアエンジニアの
前山晋哉さんとは、在学中の課外活動で知り合い、
「将来一緒に何かしたいとずっと思い
続けていた仲間」
で、
それぞれ卒業後、
海外勤務や起業を経て、
京都で再び結集した。