特異な配合により超硬合金と 親和力の高い材料との耐凝着摩耗性を向上

特異な配合により超硬合金と
親和力の高い材料との耐凝着摩耗性を向上
耐凝着摩耗用超硬合金
物性
組織
硬度
抗折力
破壊靱性
CIS
HRA
GPa
MPa・m1/2
分類記号※2
RA30
90.5
2.6※1
9.4
VM-40
RA30F
91.0
3.0※1
9.7
VM-40
材質名
※1:HIP処理後の値
※2:CIS分類記号はCIS019D-2005に基づく
上記値は代表値
RA30の組織写真
10μm/div
RA30Fの組織写真
10μm/div
詳細
結合相への被加工材の拡散を抑制
耐凝着摩耗性
結合相量を見直し、粗粒子炭化タン
グステン(WC)を使用することによ
り、超硬合金と親和性の強い材料と
の耐凝着摩耗性を向上。銅合金加工
用金型などの素材として最適です。
銅合金
コバルト
炭化タングステン
通常合金
RA合金
評価試験
ex1)銅合金との高温加熱反応試験
銅合金
銅拡散層
コバルト
加熱処理
接触界面からの銅成分
の拡散を約70%抑制
G3
RA30F
ex2)
リン青銅加工後(1000万ストローク)のパンチ側面摩耗状態
超微粒子超硬合金
(HRA:93.0)
RA30
(HRA:90.5)
超微粒子超硬合金(左写真)の方が
側面摩耗の程度が著しい