スライド 1 - 太田精器

OHTASEIKI device no binderー super hard metal series
バイダレスではなく、NO(ノー)バインダー
炭化タングステン100% 結合剤=コバルト(Co)クロム等ゼロを実現
ナノ微粒WC100新超硬素材
北海道大学・苫小牧高専共同開発
㈱太田精器は、北海道大学などとともに、2009年度の戦略的基盤技術高度化支援事業を通じて、炭化タン
グステン100%による「ナノ微粒ノーバインダ超硬素材」の開発に着手。一般的焼結技法とは異なる、放電プ
ズマ焼結技術(SPS焼結)の応用を通じ、2011年初めて超々微粒の炭化タングステン粒子の焼結に成功、
世界初の「ナノ微粒WC100%」の製品として、現在製造体制を確立した。
この新素材の特性は、世界最小微粒のもと、粒成長を最小限に抑制し、従来の一般超硬合金と比較して、
超硬では世界最高硬度と超鏡面性を実現、また純粋な炭化タングステンのみ(WC100%)であることから、い
わゆる合金ではなく、結合剤(≒コバルト等)がない、完全ノーバインダー*である。
他の超硬合金素材と比較しても、強い耐熱性、耐摩耗性、耐腐食性、融合(親和)性も極めて少なく、性能・
品質とともに群を抜く、あらゆる使用環境への適応性を備えた、業界において最も高精度な超硬素材である。
(2012年日本ものづくり大賞 地域貢献賞を受賞)
*
一般他社には、バインダレス超硬合金とも呼ばれる製品もあるが、多くの場合多微量の結合材・助剤が入っていることが、普通
で、結合材が少ないと言う意味上で、便宜上「バインダレス超硬」と呼称することが多い。
SPS放電プラズマ焼結状況
ナノ微粒WC100%新超硬素材
コバルトゼロ!!
ノーバインダー!
極めて
高い硬度
高い耐摩耗性
高い耐腐食性
面粗さが非常に良い
ナノ微粒WC100%の新超硬素材
バインダー(コバルト)を含む一般的超硬合金
(顕微鏡写真)
~ノーバインダにより組成が均一~
(顕微鏡写真)
~バインダー部分が組成の不均一を惹起~
※炭化タングステンは、硬度が高く様々な用途に用いられているが、融点が高いためバインダーと呼ばれる結合剤を用いるのが通常
である。バインダーを用いる事により硬度及び融点の低下を招くデメリットがある。
ナノ微粒WC100新超硬素材の主な使用用途
レンズ金型
パンチ金型
マイクロドリル
WC
硬度
当社製品群
WC100製品群
超硬では世界一の硬さ!!
破壊靱性
一般的超硬合金
世界最小WCナノ微粒子
超微粒子の為、加工における極め
て高い面精度の鏡面化及び耐摩
耗性・耐久性等の特性
高温下
イメージ図
コバルト≒結合材
コバルト(結合剤により)熱膨張・融解が早まる
WC100 nano
一般的超硬合金
WC100%
WC100
>
高温下
連続生産式放電プラズマ焼結機(国内唯一)
ノーバインダーのため耐熱・熱膨張・融解が少ない
製造元
TEL 0125-65-2759
WC