第 4 章 : 一般回路の定理 4.8 定抵抗回路 キーワード : 定抵抗回路 学習目標 : 定抵抗回路を理解する. 1 4.8 定抵抗回路 定抵抗回路 インダクタンスやキャパシタンスの素子を含んでいる二端子 回路ではあるが,二端子間のインピーダンスが一定の抵抗分 のみになるような回路を定抵抗回路という. 2 二つのインピーダンスが互いに逆回路であれば,端子 A-A’ 間の インピーダンス は (一定値)の純抵抗となり定抵抗回路 である. (a) (b) 図 4.23 定抵抗回路の例 (c) 3 が成立するとき 端子 A-A’間のインピーダンス (a) 図 4.23 定抵抗回路の例 4 端子 A-A’ 間より右を見たアドミタンス 図 4.24 分波回路(2way回路) 定抵抗回路の条件 5 より インピーダンス は純抵抗となり, に無関係でその値は一定 6 第 8 回レポート 出題日: 1 月11日(木) 提出日: 1 月18日(木) 8:50 まで 提出場所:河合教員室(電気・環境都市工学科棟 3F )または教室 [1] 教科書 4 章演習問題 [4.17] [ ボーナス ] 右図のAB間のインピーダンスを 周波数に無関係に一定にするには の間にどのような関係が 必要か 7 連絡 1/18 (木) 小テスト 4.5 可逆の理 4.7 逆回路 4.8 定抵抗回路 8 周波数 を低周波帯から高周波帯 まで変えても,端子 A-A’ 間より右を 見たインピーダンス (一定)である. 周波数 が低くなると回路 (I) の方に 電流が流れやすい 周波数 が高くなると回路 (II) の方に 電流が流れやすい A から流入する電流 (I) (II) 図 4.25 分波回路(2way回路) は (一定) 分波器または 2way 回路 9 [ 例題 4.8 ] 端子間アドミタンス (b) 図 4.23 定抵抗回路の例 定抵抗回路の条件 より インピーダンス 10 [ 例題 ] インピーダンス 図4.23(c) は図4.23(d)のように変換する ことができる. 図4.23(d) から直接インピーダンスを求めず キルヒホッフの法則を用いて求めるため, 図4.23(e) のように電源 と電流 をおく. (c) 図 4.23 定抵抗回路の例 (d) 図 4.23 定抵抗回路の例 (d) 図 4.23 定抵抗回路の例 11 (I) (III) (II) (II) (III) より (I) より を に代入する 12 を を に代入する に代入する 13 インピーダンスを求める. の関係を用いると 14 第 4 章 : 一般回路の定理 4.8 定抵抗回路 キーワード : 定抵抗回路 学習目標 : 定抵抗回路を理解する. 15
© Copyright 2024 ExpyDoc