協働とは?

山形県 置賜総合支庁 主催
観光地域づくり牽引リーダー育成セミナー
魅力的な観光地域づくりを
行うためには
IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所]
代表者 川北 秀人
http://blog.canpan.info/iihoe/
Inspiring Social Innovation since 1994
IIHOEって?

組織目的: 地球上のすべての生命にとって、
(1994年) 調和的で民主的な発展のために

社会事業家(課題・理想に挑むNPO・企業)の支援


「NPOマネジメント」(99年~11年)、「ソシオ・マネジメント」
育成・支援のための講座・研修
 地域で活動する団体のマネジメント研修(年100件)
 行政と市民団体がいっしょに協働を学ぶ研修(年60県市)


調査・提言:「NPOの信頼性向上と助成の最適化」
「協働環境」 「自治体の社会責任(LGSR)」
ビジネスと市民生活を通じた環境問題の解決

企業の社会責任(CSR)の戦略デザイン(年20社)

2020年の地球への行動計画立案

専従3名+非常勤1名、東京(新川)、約3900万円
あなたのまちには、
どんなひとが、どう訪れてる?
現在、訪れている
人、主な目的、人数?
【例】
50代女性・参拝・5万人
60代男性・登山・4万人
30代女性・登山・3万人
・・・・
観光学・観光産業を
まったく知らない
素人(=私。。)から見て、
一番大切なことは、
「また行きたくなる・
一緒に連れて行きたくなる
まちづくり」
好きな事例をかたっぱしから挙げると
オンパク(大分県別府市から全国100弱?!)
小さな可能性を試す機会、被災地復興も!
→大切なのはイベントではなく「人のカタログ」
幸せます(山口県防府市)
商業高校生が商工会議所にブランド提案!
ジオ菓子(ジオガシ旅行団、静岡県南伊豆町)
ガイド研修を受けた女性が独自開発!
風工房(高知県中土佐町)
いちご農家のお母さんたちが自ら6次化!
箆柄暦・沖縄タイムマシーン(ぴらつかごよみ)
県内外すべてのイベント網羅+写真アーカイブアプリ
観光・集客拡大は、地域の目的ではなく
手段、または成果の活用でしかないはず
→ どれだけ「地域を耕せるか」?
←
ボランティアガイド
ボ
(歴史、環境、・・)
ミュージアム
→
ラ
ン
テ
オンパク
(地域の魅力や可能性をィ
ア
地域の人々とわかちあう)
体験学習(野外教育・自然体験)
←地域内(限定) 市民農園、グリーツーリズム、・・ 地域外→
山
まちゼミ
営 特産品を生かした6次化 岳
バル
利
ガ
(加工・サービス強化) イ
・
専
ド
体験工房
B級グルメ開発
業
(B-1GP出場など)
地域の活性化と産業振興は
なぜ両立できない?

ずっと住みたい・働き続けたい、
また来たくなる、ずっと魅力のあるまちづくり
自然・文化・伝統・歴史の豊かさ ← 保全する活動
 人間関係の豊かさ ← 助け合い+ホスピタリティ


でも、労力が・・・
判断や行動に時間がかかる。。。
 あちらを立てれば、こちらが立たず。。。
 課題が大きすぎて、ちょっとやそっとじゃ。。。
 独自性なんて、どこもがんばってるんだから。。。
 自分だけがんばったって、割に合わないし。。。

地域の活性化と
産業(農業・観光・・・)振興は
両立するか?
YES。
でも、工夫と努力が必要です。
地域産業は狩猟か・農耕か?

本当にすごい観光地は、自ら地域を耕している
たとえば、由布院の溝口さん、中谷さん、時松さん
 たとえば、山形・庄内の風間さん、奥田さん、金子さん
 たとえば、別府の菅さん、鶴田さん、野上さん


もはや、牡蠣の養殖業者でさえ、森を守る時代!
→ 地域をむさぼる産業から
地域を耕す産業(Communi-culture Industry)へ
まちの力は、関係の密度がつくる!
町(区域)でも街(建物の集まり)
でもなく、「まち」:人と人との関係
「衣食」「住」の次は、「医移職充」
衣食は外から持ち込み配布も可能
住の安心は、建物だけじゃない!
今後の医療は予防がさらに重要!
移動・職業・充実は、関係そのもの
まちづくりは、誰のため? 何のため?
あいさつできる関係づくりのため
子どもたちの世代が誇りを持って
暮らし、働くため
 20年で人口が半減した町で、小中学生が
農畜漁林業の生産・販売を体験し、町長
に提言する年50時間以上の町おこし授業
(北海道・浦幌町、「NPOマネジメント」第63号参照)
災害時などの安心のため
 障碍者・高齢者のための「避難支援」と
「避難所の課題確認」訓練(別府市)
これまで20年と、これから20年は違う!
日本の人口
1990年
2000年
2010年
計(万人)
12361
12695
12805
0~14歳
2248
15~64歳(A)
8590
2020年
12409
2030年
11661
▲8%
+3%
1847
1680
1456
1203
▲28%
▲25%
8621
(生産人口)
8103
7340
94% ▲5% 85%
6772
78%
▲16%
1489
2200
2924
3612
3684
高齢者率
12.0%
17.3%
22.8%
+96%
29.1%
31.6%
+26%
A÷B
5.7人
597
3.9人
899
2.7人
1407
2.0人
1879
1.8人
2278
後期高齢者率
4.8%
7.1%
11.0%
+56%
15.1%
+33%
19.5%
+21%
85歳~
112
223
65歳~(B)
75歳~
171% 379 285%
636 378% 846
日本の高齢者・後期高齢者のくらしは?
2005年
2010年
2015年
2020年
22,005
8,998
127,767
25,760
11,639
128,057
29,245
14,072
126,597
33,951
16,458
124,099
36,123
18,790
7.1%
9.1%
11.0%
13.0%
15.1%
47,062
3,032
49,566
3,864
51,950
4,790
50,599
5,795
50,440
6,291
741+2290
1051+2813
1385+3405
1720+4075
1889+4401
1,393
1,966
2,592
3,157
3,676
284+1108
435+1531
573+2019
697+2459
812+2864
15.5%
2,826
574
12.4%
4.2%
16.9%
3,583
1,544
15.0%
5.9%
18.4%
4,339
1,358
16.9%
7.6%
19.2%
5,194
1,290
19.9%
9.2%
19.6%
5,610
1,303
22.1%
10.8%
2000年
人口(千人) 126,925
高齢者
後期高齢者
世帯数
高齢者単身
後期高齢者
単身
後期単身率
高齢者夫婦
後期 夫婦
高齢世帯率
後期世帯率
山形県も、これまで20年と、これから20年は違う
1990年
計(千人)
1,258
2000年
1,244
233
15~64歳(A)
819
186
75歳~
85歳~
1,062
772
2030年
949
▲18%
149
118
95
▲36%
▲36%
(生産人口)
A÷B
1,168
2020年
▲7%
0~14歳
65歳~(B)
高齢者率
2010年
694
584
503
65% ▲27%
89%▲15% 75%
204
285
321
358
350
16.3%
23.0%
27.5%
+57%
33.8%
36.9%
+8%
4.0人
80
2.7人
121
2.1人
180
1.6人
191
1.4人
217
+47%
+6%
+13%
50
76
79
28
178%+78% 267% +50% 279% +4%
2020年の山形県は?

高齢者率は?→33.8%(全国より20年早い)!


高齢者1人を支える生産人口は、1.6人!
75歳以上は?→19.1万人(人口の18%)!
ヘルパーなど、福祉の担い手をどれだけ必要?
 社会保障(医療・介護)費は、いくら増える?
 高齢者の健康 = 地域の資源 + 資産!


生産人口は? → 15%減(00年比 24%減) !
生産人口率55.1%→明治末期の水準!
 県税収入は?


既存インフラの補修コストは?


道路、橋、公営住宅、上下水道、庁舎・施設、・・・・
県債残高は?
山形県の高齢者・後期高齢者のくらしは?
人口(千人)
高齢者
後期高齢者
世帯数
高齢者単身
後期高齢者
単身
後期単身率
高齢者夫婦
後期 夫婦
高齢世帯率
後期世帯率
2000年
1,244.1
285.9
121.9
2005年
1,216.1
310.0
156.3
2010年
1,168.9
321.7
180.0
2015年
1,116.2
344.6
190.0
2020年
1,062.1
358.7
191.3
9.8%
12.9%
15.4%
17.0%
18.0%
377.0
19.8
386.7
25.0
388.6
29.6
379.7
33.7
365.5
36.1
4.1+15.6
6.0+19.0
7.8+21.8
9.2+24.4
10.1+26.0
9.2
13.6
17.6
19.6
20.2
1.7+7.4
2.7+10.9
3.6+13.9
4.1+15.4
4.2+15.9
7.8%
22.4
4.4
11.2%
3.6%
8.7%
27.1
7.7
13.5%
5.5%
9.8%
31.1
10.9
15.7%
7.3%
10.3%
35.0
12.5
18.1%
8.5%
10.6%
37.2
13.2
20.1%
9.2%
かのさと体験観光協会(岡山県新見市)仲田芳人さん

まず、寄り添う

(個人でなく)集落でやるなら、ルールが必要




ちゃぶ台返しも日常→議事録の確認から!
受容の心:「来年はいい年になるじゃろう」→最大の売り!
「事件は現場で起きている!」

交流で残るのは、ゴミと疲れだけ→続けるために「経済」を!



正論を言っても、あとでボロカス。。。
異動しても、年度が変わっても、残るものとは?
地域の課題・目標が共有できていない+工程表・役割がない!
 課題も強みも見つけられるのは、集落内での信頼関係!
かのさと流(2002年設立)


「達成したら解散!型」事業を支えまとめる地域コーディネータ
グリツーは「地域を挙げた商い」「福祉=経済+健康+生きがい」


喜びの共受、「よう来てくれたなぁ」「10年若返った」
都市部の理解者・ファン(=リピーター、サポーター)づくり
仲田さんへの質問とご回答
始めるきっかけと、続ける工夫?
軌道に乗るまでの期間?
 人間関係+「自分がしたいこと」を語る  まだまだ、でも4年目から「いける」!


「夜川」体験も、集落だと大変。。。
説得してくれる人も出てくる!

次は「受容する心」で包んだ物販!
 備中白小豆の栽培開始!
予約制の農家レストランも!
「地域みんなが大家族みたい」

 動き出すと、乗ってくる、誇りを持てる  リストは劣化する→追加!!
 手当は、わずかでも赤字でも払う
危機感がないところから、どう促す?
 始めてしまう(小・集・短)+発信する! (変化を望んでいないとき?)
手当の財源?(補助金に頼らない?)
 必要なら、気付いてもらうしかけ
 日帰り4千円、宿泊付1万円、650人  変化と動向に気付かせる!
 DM15万/年、事務委託@3万/月
 利・情・義・理と、好き・嫌い
 自立運営したい→最初から補助なし インストラクタの初動・継続のポイント?
 ゼロになった時から逆算・想定する!  最初は1つだけ!
 棚田保全の濁り酒→6千円で継続!  プログラム設計の統括(=品質責任)


酒販店での販売も、おまんじゅうも!
集落内の若者は?
 「演奏したい」→若い子が来た!
 市内:県内:県外は(ほぼ)同率
は仲田さん
 参加者の感想から、良い点・改善点
仲田さんの生業は?
 地元で一般紙発行→境目なし!
「イケてるまち歩きの5か条」?
(1)3分に1回は、立ち止まるか、通り過ぎながら、話題が出ること。
→ つまり、3分に1回ぐらいは、「へーぇ」と思っていただける
ような話題や切り口を、ガイドが提供できること。
(2)建物の外側だけでなく、内側も見られること。
→ まちあるきは、その場所でのくらしを、ほんのわずかな時間、
追体験させていただくこと。となると、うわべだけでなく、
内面も見たいと、思いませんか?
(3)まちの人と、会話ができること。
→ ただ見て歩くだけ、ただ説明を聞くだけでなく、ことばの
やりとりができることが、とっても大切。
「こういうときは、どうしてるんですか?」とか、
「これは何年ぐらい前から?」といった質問への答えが、
自分や他の参加者への思わぬ切り口を与えてくれることも。
「イケてるまち歩きの5か条」?
(4)まちのなかで、お茶が飲めること。
→ 座って、お茶をいただきながら、お話しできることも、
とっても大切な機会。もちろん、お菓子やお漬物も。
地域にお金を落とす、貴重なきっかけでもあります。
(5)むかしと今とを比べられる、写真や絵、地図があること。
→ 必須ではありませんが、「ここはむかし、・・・」とか、
「あのビルが建つまでは・・・」といったかつての様子を
歩きながら見ることができると、その当時の情景が
一気に近付いてくることも。
元気な地域は、人数ではなく姿勢が違う
 自分が住み続ける地域の未来の
ために、本当に大切なことを
実現できるように、全力を尽くす。
出し惜しみしない
できないフリしない
あきらめない
「誰かがどうにかしてくれる」なんて
甘えない
オンパクのすごさ(特徴と強み)
小さい!
個性、限定、準備、コスト、・・
集めた!
幅、信頼関係、地域活用、・・
短期間!
どうにか無理がきく、希少性、・・
オンパクのすごさ(特徴と強み)
まちが好きな人がつくった
 すべては、まちあるきと関係づくりから!
互いに競い合わないまでも、
較べられている
適度な緊張感が、工夫と努力を生む
1つ1つが、手軽だけど深い
→だから、立ち上げやすい!
あなたのまちには、
どんなひとに、どう訪れてほしい?
現在、訪れている
人、主な目的、人数?
【例】
50代女性・参拝・5万人
60代男性・登山・4万人
30代女性・登山・3万人
・・・・
2年後・7年後に
どんな人・
どんな目的・何人?
→+飲食・+1万人
→+体験・+1万人
→+体験・+2万人
中国+ASEAN・参拝+
飲食・2万人
打つべき手?
【例】留学生向け、B1
今後の方針・戦略を考えるために
A.他地域との比較の
上での自らの地域の強み
①日本で・番目に・・が多い
②・・は世界でここだけ!
③・・も・・もできる!
④
C.今後、増やしたい顧客
B.紹介したい人と、
その取り組みのすごさ
①・・さん:・・がすごい!
②・・さん:・・世界一!
③・・さん:・・一番人気!
④・・さん:
D.増やしたい顧客への
アプローチ/コンタクト案
①・・在住・・歳代・・家族
①SNS(クチコミ)
②・・在住・・歳代・・カップル ②同上+○○めぐり
③・・国・・歳代・・家族
③SNS(留学生経由)
④ 顧客の期待?
④
例:おいしいものを少しずつ、登山道への送迎、防寒具、・・
他の方の「強み・顧客・アプローチ」に
付箋でコメントする(10:15まで)
付箋に、
「気付きを与える質問」か
「改善・工夫のヒント」を。
×「感想」 ×「一刀両断」
×「励まし・ねぎらい」
必ず10枚全て書き終えて着席!
もらった付箋から考えてみましょう
■■■■
→すぐやります!
■■
→すぐ調べます!
先ほどの作業内容を
おひとり2分で発表し、
聴いている人は、付箋に
さらなる質問や助言を
■■
気付いた・感じたこと
書いておいてください。
→すぐ連絡します!
・ ・・・・・・・!
11:10まで
・ ・・・・・・・!
顧客を知って、顧客に応え続けるために
C.今後、増やしたい顧客
①・・在住・・歳代・・家族
②・・在住・・歳代・・カップル
③・・国・・歳代・・家族
④
期待されるポイント?
① ・・・、・・・、・・・、・・・
② ・・・、・・・、・・・、・・・
③ ・・・、・・・、・・・、・・・
④ ・・・、・・・、・・・、・・・
現状→目標(人または円)
① ・・組 → ・・・組!
② ・・組 → ・・・組!
③ ・・件 → ・・・件!
④ ・・万円 → ・・・万円!
しらべること・対象
① ・・・、・・・、・・・、・・・
② ・・・、・・・、・・・、・・・
③ ・・・、・・・、・・・、・・・
④ ・・・、・・・、・・・、・・・
例:ライバル視察、
アンケート、モニター
他の方の「顧客・ポイント・調査」に
付箋でコメントする(14:35まで)
付箋に、
「気付きを与える質問」か
「改善・工夫のヒント」を。
×「感想」 ×「一刀両断」
×「励まし・ねぎらい」
必ず10枚全て書き終えて着席!
18日までに「顧客を知る」ために
誰に?
何について?
例:30代女性の ①当所の魅力
ヘビーリピーター ②行きたいところ
③食べたいもの
どのように?
電子メール
全員500円引
抽選で3千円引
東南アジアの
留学生
①家族と行きたい SNS
場所+アイテム? 山大 留学生部
②恋人と行きたい 国際交流協会
場所+アイテム?
ライバル
A町「B」
C市「D」
①アイテム+価格
②もてなし
③客層
④人気メニュー
B:3/・(誰と?)
D:3/・(誰と?)
18日までに「顧客を知る」ために
誰に?
何について?
例:30代女性の ①当所の魅力
ヘビーリピーター ②行きたいところ
③食べたいもの
3人1組で、 ①家族と行きたい
東南アジアの
①2日間を通じて、
留学生
場所+アイテム?
気付いたこと、
②恋人と行きたい
心に残ったこと
場所+アイテム?
②18日までに
ライバル
①アイテム+価格
何をどう調べるか
A町「B」
②もてなし
を、共有してください
C市「D」
③客層
16:20まで
④人気メニュー
どのように?
電子メール
全員500円引
抽選で3千円引
SNS
山大 留学生部
国際交流協会
B:3/・(誰と?)
D:3/・(誰と?)
18日は「顧客・ライバル調査 発表」から
誰に何をどう調べた?
わかったこと!
30代女性ヘビーリピーター ①魅力:#1 店主の人柄!
電子メールで(回答20件) ②行きたいところ:隣町!
①当所の魅力
③食べたいもの:
②行きたいところ
#1 お雑煮! #2 野菜!
③食べたいもの
ライバル視察
A町「B」(3/・・)
C市「D」(3/・・)
①アイテム+価格
②もてなし
③客層
④人気メニュー
B:平日日中は50代以上!
(1組平均4名!)
1番人気 上から2番目定食
トイレがきれい!
D: