回帰分析の出題(規定問題) 理論上,y = x1 + x2 で表される現象を, 実験・観測した。データから,最小2乗法に よる近似モデルを2種類作る。 (a) 独立変数として,x1 , x2 の2つを選び, 推定式 y = b0 + b1x1 + b2x2 の各係数 bi を回帰分析により同定する。 (b) (a)で得た x1, x2 の中で有意性の高い変 数を1つ選び,(a)と同様の回帰分析を行う。 変数減少後の推定式 y = b0 + bixi 031018 1 規定問題データ No. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 X1 0.1 1.2 2.3 2.8 1.0 2.0 3.3 1.3 2.1 2.8 3.3 2.8 1.0 X2 0.1 0.0 0.2 0.1 -1.2 -1.1 -1.0 0.8 1.1 0.8 0.5 -0.2 2.5 Y 0.1 1.3 2.5 3.2 0.1 1.0 2.0 2.0 3.0 3.9 3.2 2.8 4.0 合計 26.0 2.6 29.1 031023 奇数日 偶数日 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 各人の誕生日 の奇偶に応じ てデータを選 択のこと。 規定問題の 評価: (散布図), (計算), (考察) 2 規定問題の考察手順(1) (1)散布図( y vs. x1 と y vs. x2 )を描き,直 感でそれぞれの勾配を求める。 (a) あらかじめ x2 vs. x1 の散布図を描い ておく。データは, x1 = 0, = 1, = 2, = 3 ...., x2 = 0, = 1, = 2, = 3 ....の近傍でばらつい ている。各変数の値が近いものは,それ ぞれ1つのグループにする。 031023 3 散布図 x2 vs x1 031023 4 規定問題の考察手順(1) (b) 各散布図上( y vs. x1 と y vs. x2 )で, パラメータ(隠れている変数)x2 ( x1 ) のグループごとに勾配線を目視で定規 で引く。 (c) それらの直線の勾配をまとめて(平 均を取るなり,目の子で引くなり),一つ の直感的な勾配を求め,その勾配の 直線を散布図上の任意の場所に引く (切片が不明のため)。 031023 5 散布図 y vs x1 031023 6 散布図 y vs x2 031023 7 規定問題の考察手順(2)(4) (2)各種統計量を算出すること。 |相関係数|≦1,|自己相関係数|=1 (3)得られた回帰直線を散布図上に描き, 直感的勾配と比較する。 (4)各変数の t 検定を行う。すなわち,|t| 値(絶対値)の一番小さい値が t 分布表の 値 t(自由度,0.05)より小さければ,その変 数を削除して再度回帰分析をする。 031023 8 規定問題の考察手順(4)(5) (4つづき)規定問題では,この条件が成立しな くても,変数減少法の勉強のために|t| 値の小さいほうの変数を強制的に削除し て分析する。 (5)変数減少の結果,回帰係数の推定値で ある勾配を図上に描き,その勾配を,変 数減少前の回帰係数や直感的勾配と比 較する。 031024 9
© Copyright 2024 ExpyDoc